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    <title>BIPROGY TERASU</title>
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    <updated>2026-04-01T01:00:02Z</updated>
    
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    <entry>
        <title> a storyteller ～情熱の原点～　第9回 発明家／ロボットクリエーター 中島紳一郎氏 - BIPROGY TERASU</title>
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        <mgmt-id>2531</mgmt-id>
        <published>2026-04-01T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-04-01T01:00:02Z</updated>
        <summary>震災を機に、地上走行から月面探索への挑戦。8年かけた超小型探査車で日本初の月面到達を実現</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
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        <categories><category term="a storyteller" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>さまざまな分野で意欲的に挑戦を続けるイノベーターたち。革新を起こし時代をリードする彼らを突き動かす、その原動力や原体験とは一体何なのだろうか――。その核心に迫る「a storyteller～情熱の原点～」。第9回は、月面探査車YAOKIを開発・製造する中島紳一郎氏に話を聞く。自動車エンジニアとして活躍していた中島氏は、東日本大震災を機にさらなるチャレンジを決意。8年の歳月を費やしてYAOKIを完成させ、2025年3月には日本の民間企業として初めて月面探査車を月に送り込んだ。夢を実現させる情熱とその歩みを聞いた。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
<h2>わずか498gの月面探査車YAOKI</h2>
<p>――2025年3月、株式会社ダイモンが開発・製造した月面探査車「YAOKI」が月面での撮影に成功しました。ダイモンはその写真を3月8日に公開し、「日本の民間企業として初めて月面に到達し稼働した月面探査車となった」と発表しています。YAOKIについて教えてください。</p>
<p><span class="speaker">中島</span>YAOKIは、月面探査の最前線で活躍することを目的に開発した月面探査車です。名前の由来は、ご想像どおり「七転び八起き」から来ています。15cm×15cm×10cmの超小型、498gの超軽量、100Gの衝撃に耐える高強度、そして転んでも倒れても走り続けられる確実走行の構造により、洞窟への投げ込み探査も可能です。これら4つの特性を兼ね備えているのがYAOKIの強みです。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/astoryteller_shinichironakajima/20260401_st_01.jpg" alt="写真： 中島紳一郎氏">
<figcaption class="c-figure_caption">株式会社ダイモン 代表取締役CEO兼CTO
発明家／ロボットクリエーター 中島紳一郎氏</figcaption>
</figure>

<p>――月面探査において高強度と確実走行が重要なのは想像できますが、小さく軽いことも求められるのですね。</p>
<p><span class="speaker">中島</span>月面探査車は月着陸船に載せて月まで運ばれます。月着陸船への搭載費用は、現在1kg当たり約1.5億円です。従来の月面探査車は5kg程度ありましたから、月に輸送するだけで7.5億円が必要でした。</p>
<p>その点、YAOKIは軽量ですから、輸送費用を大きく抑えられます。サイズも従来の探査車に比べて50分の1程度なので、複数機の同時投入や、それによる連続的な月面ミッションも可能です。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/astoryteller_shinichironakajima/20260401_st_02.jpg" alt="写真： 月面探査車YAOKI">
<figcaption class="c-figure_caption">コストを抑えて月面に送り込むことが可能な月面探査車YAOKI。七転び八起きの精神でミッションを達成するよう、願いを込めたネーミングだ</figcaption>
</figure>

<p>――いつ頃から宇宙に興味を持ったのですか。</p>
<p><span class="speaker">中島</span>3歳の頃にアポロ11号が人類史上初めて月面着陸に成功しました。世の中が月面着陸の話題で盛り上がっていたのを覚えています。それが幼少期の最初の記憶です。小学生の頃は親の目を盗んで自宅の屋根に上がり、星空を眺めるのが大好きで、気づいたら夜が明けていたこともありました。</p>
<p>プラネタリウムには週1回のペースで通っていました。宇宙と同時に車も大好きでした。お小遣いはすべて車のプラモデルにつぎ込みました。大学は工学部に進むことしか頭になく、卒業後は迷うことなく自動車のエンジニアになりました。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2>震災が導いた、自動車から宇宙への挑戦</h2>
<p>――中島さんは自動車エンジニアとして新しい技術やシステムを次々に生み出しました。</p>
<p><span class="speaker">中島</span>私は発明家を自称しています。月に2件以上、年間で30件くらい新しいアイデアを出し、特許を出願していました。その中で一番の発明は、世界的に有名なドイツの自動車メーカーに採用された新機軸の4輪駆動システムです。当時、自動車関連の企業でエンジニアをしていた私は、趣味のスキーで大けがをしてしまい、3カ月ほど会社を休んだら、近々閉鎖になる予定のベルギー工場に送り込まれてしまいました。そこで、「このまま閉鎖するのは忍びない。一発逆転できるようなアイデアはないだろうか」と奮起したのです。この4輪駆動システムの発明によってベルギーの工場は盛り返し、今も稼働しているようです。</p>
<p>その後、ベルギーから日本に戻り、都内でエンジニアを続けていたところ、2011年3月に起きた東日本大震災を経験しました。オフィスから自宅に帰れず、出先で一夜を過ごしました。翌朝、想像を絶する被害を目の当たりにし、「とんでもないことになった。こうしちゃいられない。もっと世の中の役に立つ、スケールの大きなことをやらなければ」と強く思ったのです。この震災が私の人生にとっての事実上の転機となりました。</p>
<p>――それで会社を辞めて、宇宙を目指したのですね。</p>
<p><span class="speaker">中島</span>地上の車はやり切ったから、次は宇宙の車を開発しようと思いました。月面探査車を開発する会社を立ち上げましたが、宇宙業界に知り合いがいるわけでもなく、まったくのゼロスタートです。ホワイトレーベルスペース・ジャパン（現在のispace）という宇宙ベンチャー企業で探査車開発のボランティアをしたり、JAXAに行って情報を集めたりしました。</p>
<p>JAXAの方に「探査車を作っても、月に行くロケットはありません」と言われた時はショックでした。それでもYAOKIの開発を続けました。月着陸船への搭載費用は重さに比例して高くなるので、小型化と軽量化をテーマに改良を重ねました。</p>
<p>YAOKIの完成に近づきつつある中、2017年に米国がアルテミス計画（米国主導の国際協力体制の下、持続的な月探査を目的としたプログラム）を発表しました。米国はアポロ計画以来、再び月面を目指すことになったのです。これはチャンスがあるかもしれないと思い、NASAとNASA関連の企業に向けて、YAOKIのプロモーションを開始しました。すると、2年ほど経った2019年秋に、NASAのある関連企業から契約の案内書が送られてきたのです。</p>
<p>案内書には「月着陸船に搭載するには、約1億円の支払いが必要」と書かれていました。戸惑いましたが、8年かけて開発したYAOKIを月に送るチャンスを逃すわけにはいかない。資金をなんとか工面して、契約書にサインしました。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2>月面到達の実証、そして次なる目標へ</h2>
<p>――2025年2月27日、YAOKIを載せた月着陸船「Nova-C」（通称：アシーナ）が打ち上げられ、3月7日に月面に軟着陸しました。しかし、着陸姿勢が悪く、アシーナはクレーターの中に横転してしまいました。</p>
<p><span class="speaker">中島</span>横転したことで、アシーナからYAOKIを降ろせなくなってしまいました。しかも、アシーナの太陽光発電システムも使えなくなり、残されたバッテリーでできることしかやれないという状況でした。アシーナには米国が用意しているほかのミッションもあるため、YAOKIに与えられた活動時間はわずか10分。その限られた時間でできることは何かを考えました。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/astoryteller_shinichironakajima/20260401_st_03.jpg" alt="写真： アシーナに搭載されたYAOKI">
<figcaption class="c-figure_caption">アシーナに搭載されたYAOKI（赤丸で囲んだ部分）。金色の収納ケースの中に入っている。SpaceXのファルコン9ロケットで打ち上げられ、約8日後に月面に到達した</figcaption>
</figure>

<p>こうしたトラブルを想定し、YAOKIが月面に降りられない場合でも撮影できるよう、収納ケースにはあらかじめ撮影用の穴を開けておきました。その結果、YAOKIは無事に月面の撮影に成功し、モーターを動かして車輪を回すなど、各機能も問題なく動作しました。月面を走行できなかったのは残念ですが、YAOKIが月面で機能することを実証できました。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/astoryteller_shinichironakajima/20260401_st_04.jpg" alt="写真： YAOKIが撮影した月面">
<figcaption class="c-figure_caption">YAOKIが撮影した月面の画像。左上の明るい部分が月面クレーターの縁だ</figcaption>
</figure>

<p>――YAOKIの月面到達によって得られたものは大きかったでしょうか。</p>
<p><span class="speaker">中島</span>YAOKIの開発は月面探査を目的にスタートしましたが、現在では用途が想定以上に広がっています。地下に埋設されているガス管や水道管などのインフラ点検、さらには被災地でのがれきの下の探査に使いたいというオファーが増えています。月面到達によって知名度が上がり、宇宙空間に耐える性能が信頼されているのだと思います。</p>
<p>今後は月面探査と地上での点検の2つの方向で開発を進めます。とはいえ、私がやりたいのは宇宙に関わることです。ゆくゆくはYAOKIに充電機能を持たせて、月面で長期間の活動ができるようにしたいですね。</p>
<p>――最後に、アイデアを生み、夢を実現するためのヒントを教えてください。</p>
<p><span class="speaker">中島</span>私がアイデアを量産できるのは、アイデア出しを日課にしているからです。日課だからやるしかないと、自分に言い聞かせるのです。そして、達成したいことは常に100％を目指します。90%くらいのところで十分やった気分になることは多いでしょう。しかし、残り10％に何ものにも代えがたい大切なものがきっとあると信じ、日々突き詰めています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/astoryteller_shinichironakajima/20260401_st_05.jpg" alt="写真： 中島紳一郎氏">
</figure>


</section>

<section class="l-section">
<h3>Profile</h3>
<dl class="c-profile_definition">
<dt class="c-profile_name">中島紳一郎（なかじま・しんいちろう）</dt>
<dd class="c-profile_text">明治大学工学部卒業後、Boschなどで自動車の駆動開発に約20年間従事。Audi、TOYOTAなどの自動車に標準採用されている4WD駆動機構を発明した。2012年に株式会社ダイモンを設立し、月面探査車の開発をスタート。2025年には米国の月着陸船アシーナに搭載された月面探査車YAOKIが月面に到達。日本の民間企業として初の月面到達を実現した。</dd>
</dl>
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        <title>a storyteller ～情熱の原点～　第8回 ベンチャーキャピタリスト 山本実侑氏 - BIPROGY TERASU</title>
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        <published>2026-03-25T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-03-25T01:00:03Z</updated>
        <summary>研究の知が社会で生かされ、子どもたちが研究者に憧れる日本をつくる　</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
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        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>さまざまな分野で意欲的に挑戦を続けるイノベーターたち。革新を起こし時代をリードする彼らを突き動かす、その原動力や原体験とは一体何なのだろうか。この核心に迫るシリーズ「a storyteller～情熱の原点～」。第8回は、研究成果の社会実装に挑む、ディープテックに特化したベンチャーキャピタル「Beyond Next Ventures」で、研究の事業化を支援する山本実侑氏に話を聞く。小学生のときに深海に魅せられ、大学時代には日本の大学生として初めて有人潜水調査船に乗った山本氏。将来は深海微生物を専門とする研究者を夢見ていたが、大学卒業後は研究者ではなく「研究者を支える道」を選び、走り続けてきた。山本氏の活動の原点と、現在の仕事を選択した思いに迫った。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2>「海洋生物学者」を夢見た小学生時代</h2>

  <p>――山本さんは「深海」に強い関心を持ち、研究者になることを夢見ていたそうですね。研究者を志すようになったきっかけを聞かせてください。</p>
  <p><span class="speaker">山本</span>小学5年生のときに、母と一緒にJAMSTEC（海洋研究開発機構）の研究所見学に参加したんです。そこで、海の中に「深海」というフィールドがあることを知り、太陽光が全く届かない深海に生息する生物に興味を抱きました。思いはどんどん膨らんで、“地球上の生命の起源”ともいわれる深海の微生物を研究してみたいと考えるようになりました。小学校の卒業アルバムには「将来は海洋生物学者になりたい」と書いたほど、当時から研究への憧れは強かったです。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/astoryteller_miyuyamamoto/20260325_st_01.jpg" alt="写真：山本実侑氏">
  <figcaption class="c-figure_caption">Beyond Next Ventures株式会社<br>投資部　山本実侑氏</figcaption>
  </figure>

  <p>高校は、横浜の「スーパーサイエンスハイスクール（SSH<sup>※</sup>）」の指定校に進学しました。理科室が20室もあるような学校で、生徒全員が課題研究に夢中になって取り組んでいました。私も、研究に没頭できることが本当に楽しく、研究成果を学会やコンテストで発表して、いくつかの賞をいただくこともできました。さらに幸運なことに、私の大学受験の年から東京大学が推薦入試をスタートしたこともあって、高校時代の研究が評価される形で東京大学に進学しました。</p>
  <ul class="c-notice u-fsSmall u-mbNormal">
  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※</span>スーパーサイエンスハイスクール（SSH）…文部科学省が指定するSSHでは、先進的な科学技術、理科・数学教育を通じて、生徒の科学的な探究能力等を培うことで、将来社会をけん引する科学技術人材を育成するための取り組みが行われている（参考 国立研究開発法人 科学技術振興機構「<a class="c-linkIcon -external" href="https://www.jst.go.jp/cpse/ssh/about/about.html" target="_blank">SSH概要</a>」）</li>
  </ul>

  <p>――東京大学の在学中に忘れられない経験をしたそうですね。</p>
  <p><span class="speaker">山本</span>そうなんです。大学4年生のときに、JAMSTECが運用する「しんかい6500」に乗船しました。しんかい6500は、世界トップレベルの潜水深度を誇る有人の潜水調査船です（参考 <a class="c-linkIcon -external" href="https://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/shinkai6500.html" target="_blank">JAMSTEC「有人潜水調査船『しんかい6500』」</a>）。世界中の海で海底地形や深海生物の探査を行っており、日本の大学生がしんかい6500に乗船するのは史上初のことでした。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/astoryteller_miyuyamamoto/20260325_st_02.jpg" alt="写真：青い作業服を着た山本実侑氏が、潜水艇「しんかい6500」の潜航内容が書かれた掲示板の前に立っている様子">
  <figcaption class="c-figure_caption">2019年、日本の大学生として初めてJAMSTECが誇る有人潜水調査船「しんかい6500」に山本氏が乗船した際の様子（資料：山本実侑氏／写真提供：海洋研究開発機構/Chong Chen）</figcaption>
  </figure>

  <p>2019年に乗船し、1387mの深さまで潜りました。深海は光がなく、すごく静かです。でも、海底から熱水が吹き上がっている場所を調査すると、そこに生物が集まっていて、生命の動きや地球の躍動を感じました。「深海は真っ暗で、恐ろしさを感じたのでは」とよく聞かれますが、私は夢見た世界に実際に行けたという喜びで、約6時間の乗船中、ずっとワクワクしていたのを覚えています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/astoryteller_miyuyamamoto/20260325_st_03.jpg" alt="写真：潜水艇の上部に乗り込む山本実侑氏">
  <img src="/article/astoryteller_miyuyamamoto/20260325_st_04.jpg" class="u-mt40" alt="写真：海上に浮かぶ「しんかい6500」。白い船体と黄色い上部ハッチが特徴的">
  <figcaption class="c-figure_caption">（資料：山本実侑氏）</figcaption>
  </figure>

  <p>――ご自身に大きな影響を与えた研究者はいらっしゃいますか？</p>
  <p><span class="speaker">山本</span>はい。数多くいますが、特にJAMSTECの高井研先生ですね。私が深海に潜った時も、高井先生が推薦してくださり、しんかい6500の潜航もご一緒させていただきました。高井先生は、深海微生物の研究の第一人者として世界的に知られている方です。幼少期に、とても楽しそうに研究の話をされる姿を目にして、「深海って面白そう！」という興味を持つきっかけを与えてくださった方でもあります。</p>

  <p>――その経験から、研究に対する熱意がさらに高まったのでしょうか？</p>
  <p><span class="speaker">山本</span>もちろん、しんかい6500の乗船やその後の研究活動を通じて、深海の研究はやっぱりすごく面白いと実感し、研究がますます好きになりました。しかし、大学3、4年の頃から、「研究者になりたい」という思いと並行して、「このまま研究者になってよいのだろうか」という疑問も感じていたんです……。</p>
  <p>私は、高校、大学を通してたくさんの研究者の方々にお世話になり、熱い思いを持って世の中にあるさまざまな「不思議」の解明に挑む姿に刺激を受けてきました。しかし一方で、実は多くの研究者が、研究環境の構造的な課題に当たって苦労している姿も目の当たりにしました。例えば、十分な研究費を得られず思うように研究が進まない、あるいは任期付きのポストであるためキャリアが不安定、資金獲得や次のキャリアを模索しながら研究を続けているため研究に集中できない、という状況です。「このままでは優秀な研究者がアカデミアを離れていき、日本の科学技術は衰退していくのではないか」という危機感すら覚えました。こうした状況で自分が研究者になって、充実した研究生活を送り続けられるのだろうか。そんな思いも抱くようになる中で、研究者を支える仕事の存在を知り、その重要性を強く意識するようになりました。</p>
  <p>大学院進学を前に、「このまま研究者の道を進むか」、それとも「研究者が思うように研究できる環境づくりを支える方向へ進むか」。この2つの思いの間で、本当に悩みました。しかし、最終的には、「視野を広げることや若いうちに多くの経験を積むためにも、一度社会に出よう！」と決心しました。そして、研究の場を離れ、社会に出て、今は研究者を支える道を歩んでいます。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>研究者ではなく、「研究者を支える仕事」を選んだ</h2>

  <p>――社会人としての第一歩は、どのような仕事を選んだのでしょう？</p>
  <p><span class="speaker">山本</span>大手シンクタンクに入社し、コンサルタントになりました。この職種を選んだ理由は、私自身の経験を生かしつつ「アカデミアと民間企業をつなぎ、アカデミアの知を社会に還元する」仕事ができるのではないかと考えたからです。</p>
  <p>例えば、中央省庁に対して政策提言して産学連携を促したり、民間企業に対してアカデミアとの連携を後押ししたり──そうした立場であれば、官・民の双方にアプローチして産学連携を深めることが可能だと思いました。そして、研究者の方々と接しながらさまざまな仕事を進める過程で、「アカデミアの知を社会に還元する方法」は産学連携だけではないことにも気づきました。1つの選択肢が「研究者による起業」です。研究者が起業するという手法も視野に入れれば、共同研究やライセンシング（知財の使用許諾）などの従来の方法だけにとらわれず、研究の社会実装を進められます。そうすることで、より大きな社会的インパクトを生み出せるのではないか──という発想です。</p>
  <p>こうした考えを深める中で、ちょうど当時は政府が「スタートアップ育成5か年計画」を策定し、スタートアップに対する注目度が高まっていた時期でもありました。時流にも乗り、起業に挑もうとする研究者への支援を通じて、私も自分自身のスキルを磨き、視野を広げていけるのではと考えたのです。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>研究者と共に事業を育てる投資担当へ</h2>

  <p>――その思いを実現するため、山本さんは大手シンクタンクからの転職を決意されました。2023年11月にディープテックに特化した「Beyond Next Ventures」に参画したのはなぜですか。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/astoryteller_miyuyamamoto/20260325_st_05.jpg" alt="写真：山本実侑氏">
  </figure>

  <p><span class="speaker">山本</span>ベンチャーキャピタルの情報を集める中で、Beyond Next Venturesは「ディープテックのスタートアップ」にこだわりを持って投資活動を行っていることを知りました。その姿勢は、私自身の「研究者が思う存分研究でき、その成果がしっかりと社会に浸透する、そんな社会をつくりたい」という思いと重なる部分があり、そこに大きな魅力を感じました。</p>
  <p>入社後は、エコシステム部インキュベーションチームに所属し、研究シーズの事業化促進を目的として、研究者の方々を対象にしたアクセラレーションプログラムを中心に、研究者のスタートアップ創業を支援するプロジェクトを担当しました。</p>
  <p>また、Beyond Next Venturesでは創業初期のバイオスタートアップの研究開発を支援する、シェア型ウェットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」を運営しています。創業間もないスタートアップにとって研究環境の整備はコスト面だけではなく、オペレーションの負担も大きいです。そこで私たちのチームでは、研究に集中していただくための管理・運営面でのサポートにも力を注ぎました。</p>

  <p>――どの研究者に対して支援を行うのか、または行わないのか。判断の決め手はどんなところなのでしょう。</p>
  <p><span class="speaker">山本</span>研究にはさまざまな形がありますので、一言では言い表せない部分です。しかし、たとえ事業化の構想が固まっていなくとも「（自分の研究を）社会課題の解決につなげたい」という研究者の熱意は、非常に大切な要素です。私は以前からスタートアップの世界は「人が大事」だと思っています。</p>
  <p>熱意を持った研究者の周りには、その思いを一緒に実現したいと願う人が集まり、手を差し伸べ、強力なチームが形成されていきます。多様性を持ったメンバーが強みを発揮し合う強力なチームは、ビジネスにおいて直面するさまざまな課題への対応に不可欠と考えます。そのため、チームづくりの起点となることが多い研究者が熱い思いを持ち、抱き続けることは、非常に大きな強みだといえます。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/astoryteller_miyuyamamoto/20260325_st_06.jpg" alt="写真：3名の乗組員が潜水艇内部に座っている様子">
    <img src="/article/astoryteller_miyuyamamoto/20260325_st_07.jpg" alt="写真：潜水艇「しんかい6500」が引き上げられる様子。乗組員に水をかけるクルーたち。白いヘルメットと救命胴衣を着用" class="u-mt40">
    <figcaption class="c-figure_caption">潜航直前のしんかい6500船内の様子を写した1枚（写真上）。潜航後には、初潜航者への恒例行事である「冷水かけ」も行われた（写真下）。深海というフロンティアを開拓する研究者たちの思いや飽くなき探究心に触れた体験が山本氏の原点にもなっている（資料：山本実侑氏／写真提供：海洋研究開発機構/Chong Chen）</figcaption>
  </figure>

  <p>私自身、研究が大好きで、研究者になることを本気で目指してきました。この当事者としての経験から研究者の方が「研究成果を何とか社会に実装したい」と願う気持ちにはとても共感しています。そうした研究者の思いに真摯に寄り添いながら、最善の道を選択していくことが大切だと考えています。</p>

  <p>――2025年、山本さんはエコシステム部インキュベーションチームから投資部に異動し、キャピタリストとして新たなキャリアを築くことになりました。</p>
  <p><span class="speaker">山本</span>当社の投資担当は研究者の方々と創業前から伴走することが多いため、その点はインキュベーションの活動と共通しています。大きな違いとしては、インキュベーションチームでは複数の研究者を広くサポートしてきたのに対し、投資部では出資を検討している方々と接するため、1つ1つの創業プロジェクトにより深く入り込む点です。会社や事業を一緒につくり上げていくという感覚ですね。</p>
  <p>つまり、単なる資金提供だけでなく、起業の準備段階から事業化まで長期で支援する——いわば「インキュベーションできる投資担当」として活動していくということです。</p>

  <p>――最後に、聞かせてください。ご自身の原点となった「深海」への思いをどのように今後につなげていこうと考えていますか。</p>
  <p><span class="speaker">山本</span>私個人としては、アカデミアと連携して、日本に眠る技術をスタートアップの事業につなげる支援をしていきたいです。特に、海に関連した事業に携わってみたいですね。やはり、深海に対する思いが原動力になっていると感じますし、実際に今、海に関係する投資先の候補を探し始めています。そして将来的には、海というフィールドを、もっと産業活動や研究開発が活発に行われる場にしていきたいです。</p>
  <p>研究者の真摯な熱意に寄り添いながら、自分自身の思いも大切にして、インキュベーションに取り組む投資担当として力を尽くしていきたいと考えています。その一歩一歩は、きっと世の中を変えるようなワクワクする研究の社会実装につながっていくはずです。そして将来的には、私自身が幼いころに心を動かされたように、子どもたちが未知の世界やそこに挑む研究者たちに憧れる──そんな日本をつくっていきたいと考えています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/astoryteller_miyuyamamoto/20260325_st_08.jpg" alt="写真：山本実侑氏">
  </figure>

  <section class="l-section">
    <h3>プロフィール</h3>
    <dl class="c-profile_definition">
      <dt class="c-profile_name">山本実侑（やまもと・みゆ）</dt>
      <dd class="c-profile_text">
        高校生のころから微生物の環境応答等をテーマとした研究を始め、大学では深海熱水噴出孔に生息する超好熱菌の生態と系統関係から、初期的な生命の生息域拡大過程を推測する研究を行う。2020年4月に野村総合研究所コンサルティング事業本部に入社。中央省庁の産学官連携推進・スタートアップ支援事業や、医療・エネルギー分野における新規事業開発の支援等に従事。2022年8月からは研究開発型スタートアップBIOTAにて副業を開始し、研究開発、助成金の獲得・運用、人材採用などに携わる。2023年11月にBeyond Next Venturesへ参画し、研究シーズの事業化支援やスタートアップへの投資を担当。アカデミアに適切な資金がもたらされ、日本の研究者が豊かな研究生活を送れる社会作りを目指している。東京大学理学部地球惑星環境学科卒業。
      </dd>
    </dl>
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      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://beyondnextventures.com/jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Beyond Next Ventures株式会社</a></li>
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.jamstec.go.jp/j/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">国立研究開発法人海洋研究開発機構（JAMSTEC）</a></li>
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.jamstec.go.jp/j/pr/topics/explore-20250626/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">海と地球の情報サイト「JAMSTEC BASE」（高井研先生インタビュー）</a></li>
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://note.com/wise_sheep1037" target="_blank" rel="noopener noreferrer">山本実侑氏｜「note」</a></li>
    </ul>
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</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>生成AI時代、企業のIT部門は「オーダー対応」から「価値創出の源泉」へ - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/mitsuifudosan-dx/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2026://15.2999</id>
        <mgmt-id>2522</mgmt-id>
        <published>2026-03-04T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-03-04T01:00:02Z</updated>
        <summary>対談：三井不動産×BIPROGY｜「カスタマーゼロ」とデータ民主化が拓く未来</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2026/03/20260304_mf_00-thumb-1260x840-15765.jpg" length="634309" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="AI" /><category term="データ活用" /><category term="研究開発（R&amp;D）" /><category term="経営" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>企業を取り巻く環境は生成AIと多様化する顧客ニーズによって急速に塗り替えられている。今、IT部門は「オーダー対応」にとどまらず「価値創出の源泉」へと進化することが期待されている。三井不動産グループは、本格的な生成AI活用に向けて2025年4月に「DX四部」を新設。営業活動支援生成AIの活用により営業力の強化を図るなど、多様なトライアルを通じて事業競争力を高めている。一方、BIPROGYの「情報システムサービス部」では、「カスタマーゼロ」「デジタルショールーム」という施策を意欲的に推進している。取り扱うサービスをいち早く試験的に自社で導入し、フィードバックとブラッシュアップを重ねて価値を最大化することが大きな狙いだ。さらに、その価値をより確かなものにすべく、生成AI活用を通じてITインフラの設計・運用を自動化・高度化する「AI駆動型ITインフラ」の実現にも挑戦している。今回は、三井不動産DX本部DX四部 部長の塩谷義（しおたに ただし）氏をゲストに迎え、両社が進める挑戦を“未来創造型DX”と位置づけてその舞台裏や目指す姿、生成AI時代におけるIT部門の未来像について、BIPROGYの坪内淳が語り合った。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2>IT部門が新たな価値創出の主体に</h2>
                <p>――お二人は、三井情報システム協議会（MISCO）でお知り合いになったと伺いました。</p>
                <p><span class="speaker">塩谷</span>MISCOは、三井グループの事業会社の情報システム部門や、三井系のSI企業、情報子会社が参加する協議会です。MISCOには、各社の若手メンバーが集まり、年ごとに決められたDXや生成AIといったテーマを多角的・意欲的に研究し、論文をまとめる活動に取り組んでいます。私と坪内さんは幹事という立場で、協議会の運営にかかわっています。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/mitsuifudosan-dx/20260304_mf_01.jpg" alt="写真： 塩谷義氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">三井不動産株式会社 DX本部 DX四部<br>
                    部長 塩谷義氏</figcaption>
                </figure>

                <p><span class="speaker">坪内</span>塩谷さんとは忌憚のない議論を重ねながら親交を深めています。私自身も、非常に参考になる知見やヒント、アイデアを多くいただいています。今回の対談も普段の交流があったことで実現できたのではないかと感じています。</p>
                <p>――三井不動産グループの「DX四部」の役割を教えてください。</p>
                <p><span class="speaker">塩谷</span>三井不動産グループは、2024年に策定した長期経営方針「&amp; INNOVATION 2030」に基づき、新たなグループDX方針「DX VISION 2030」を定めています。本方針では、「リアル×デジタル ビジネス変革」「AI/デジタル人材変革」「デジタル基盤変革」という3テーマを掲げ、不動産ビジネスの変革とイノベーションを推進しています。DX四部は、AIとデータ活用の専任組織として2025年4月に新設しました。主に「AI/デジタル人材変革」を担当し、生成AI活用推進、データ活用マーケティング、DXビジネス人材の育成を行っています。</p>

                <h3>三井不動産の「DX VISION 2030」とDX推進体制</h3>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/mitsuifudosan-dx/20260304_mf_02.png" alt="図：多様化するお客様のニーズに合わせた体験価値向上へ">
                </figure>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/mitsuifudosan-dx/20260304_mf_03.png" alt="図：DX本部の体制">
                  <figcaption class="c-figure_caption">（資料：三井不動産株式会社｜「<a href="https://www.mitsuifudosan.co.jp/dx/dx_hakusyo.pdf" target="_blank">DX白書2025-2026</a>」より）</figcaption>
                </figure>

                <p>――次に、BIPROGYの「情報システムサービス部」の役割を教えてください。</p>
                <p><span class="speaker">坪内</span>まず、BIPROGYでは、お客さまの事業や業界課題を解決し、新たな価値を生むことを「顧客DX」としています。さらに、それらを通じ、よりよい社会の実現に向けて社会課題の解決を推進していくことを「社会DX」と位置付けています。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/mitsuifudosan-dx/20260304_mf_04.jpg" alt="写真：坪内淳">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 執行役員<br>
                    情報システムサービス部長 坪内淳</figcaption>
                </figure>

                <p>そのうえで、情報システムサービス部では、「グループのIT基盤構築を通じて次世代のサービスを生み出す戦略部門であると社内外に認められること」をビジョンに掲げ、社内IT環境の統括・管理を行うとともに、新技術を積極的に取り入れ、社員の業務効率化や創造性向上を支援する社内システムを整備・提供しています。現在はさらに一歩踏み込み、企業課題や社会課題の解決に資する取り組みとして、「カスタマーゼロ」と「デジタルショールーム」に注力しています。</p>
                <p>――カスタマーゼロとデジタルショールームの考え方を詳しく教えてください。</p>
                <p><span class="speaker">坪内</span>カスタマーゼロでは、当部が最初の顧客（ゼロ番目の顧客）となり、BIPROGYの新しいサービスや商品を購入・使用し、徹底的に検証します。検証を経た商品は、実証実験の場であるデジタルショールームで、お客さまに見て、触れて、体験していただきます。</p>
                <p>そして、BIPROGY側もデジタルショールームにおいてお客さまと直接対話することで、さまざまな課題やニーズを把握し、開発部門へのフィードバック過程を通じて次の開発に生かします。そして、改良された商品をカスタマーゼロとして再度検証する――。このループを迅速かつ効果的に回すことで価値を最大化することが大きな狙いです。もちろんすべての商品を試すことはできませんが、進化の早いAI関連の商品は、得られる効果が高いと見込んでいます。</p>

                <h3>BIPROGYの「カスタマーゼロ」と「デジタルショールーム」</h3>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/mitsuifudosan-dx/20260304_mf_05.png" alt="図：「カスタマーゼロ」と「デジタルショールーム」">
                  <figcaption class="c-figure_caption">「カスタマーゼロ」は、BIPROGYが最初の顧客となって新サービスを徹底検証し、改善を重ねる活動。一方「デジタルショールーム」は、その検証済みサービスをお客さまが体験できる実証実験の場で、IT部門視点から導入・運用に向けた情報提供や支援をする取り組み。この両輪によって、お客さまの課題に迅速に対応し、常に最適なサービスを提供できるようになる</figcaption>
                </figure>


                <p>また、その価値を最大化するためにもITインフラに自律的に動作するAIエージェントを組み込む「AI駆動型ITインフラ」の取り組みも進め、現在社内での試験的な実装を進めています。この点は、後ほど詳しくお話しできればと思います。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2>AI活用の最前線──三井不動産とBIPROGYの実践</h2>
                <p>――ここからは、2社の取り組みの先進性を捉えて“未来創造型DX”と位置付けてお話を伺います。三井不動産グループでは、自社内でAI活用をどのように進めているのでしょうか。</p>
                <p><span class="speaker">塩谷</span>AI活用の推進には、大きく3つの軸があります。1つ目は「市民開発」です。これは、IT部門だけでなく現場社員が自らツールを開発する取り組みで、三井不動産では各部署でAI推進の担当者を選定し、ボトムアップでカスタムGPTの作成を進めています。2つ目は「エージェント・イン・プロセス」です。業務プロセスの中に自律的に動くAIエージェントを組み込むもので、人手不足解消や業務効率化に貢献できます。3つ目は「データの民主化」です。各部署でサイロ化していたデータを、AIエージェントが活用できるよう共有する取り組みです。経営層と現場の2つの領域で、これらの適用を進めています。</p>
                <p>――具体的なAI活用の事例をご紹介いただけますか。</p>
                <p><span class="speaker">塩谷</span>AI活用の事例には、「本部長AIエージェント」があります。これは本部長の過去の発言や思考を学習させたエージェントを部員が活用するものです。主に、本部長へ相談するイメージで、さまざまな助言や資料のレビューに使われています。トライアルとしてDX本部のみで導入しましたが、一定の効果が得られたので他部署への展開を進めています。</p>

                <h3>三井不動産のAI活用による業務改革事例</h3>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/mitsuifudosan-dx/20260304_mf_06.png" alt="図：AI伴走による仕事の変革">
                  <figcaption class="c-figure_caption">（資料：三井不動産株式会社｜「<a href="https://www.mitsuifudosan.co.jp/dx/dx_hakusyo.pdf" target="_blank">DX白書2025-2026</a>」より）</figcaption>
                </figure>

                <p>また、グループ会社の三井ホームで実証実験を行った「営業支援生成AI」があります。住宅の現場では、お客さまのご要望に対して柔軟な提案が求められますが、その手法は属人化された暗黙知となっていました。営業ノウハウを言語化して顧客データを掛け合わせ、AI活用可能な状態にし、それらを活用することで経験の浅い社員でも知見を引き出せる環境を整えました。実証実験の結果、生成AIの提案が若手営業の提案を上回り、ベテラン営業側も自分の提案を検証する有益なツールであると確認できましたので、三井ホームで現場導入されています。</p>
                <p>――BIPROGYではどのような取り組みを推進されているのでしょうか。</p>
                <p><span class="speaker">坪内</span>先ほど少し触れましたが、AIエージェントをITインフラに組み込む「AI駆動型ITインフラ」の実現に向けて積極的に動いています。これはITインフラの設計や運用、最適化を自動化・高度化させる施策です。ここで得られた知見も、デジタルショールームを通じて今後積極的にお客さまに提供することが大きな狙いの1つです。今、生成AIの登場によりビジネス環境が大きく変化し、社内での実践で積み上げた知見の価値はより高まっています。当部がいち早くAI活用に取り組み、得られたベストプラクティスは、お客さまにとって価値ある「商品」になると考え、取り組みを進めています。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2>企画力が価値創出のカギに。実践では「小さく始めて大きく育てる」</h2>
                <p>――IT部門が主体的に価値創出をけん引するうえで必要となる視点やアプローチについて、お聞かせください。</p>
                <p><span class="speaker">塩谷</span>一番重要なのは「DX施策を企画できる人材」の育成です。デジタルを活用した手法を現場に提案するには、事業を理解したうえで、生成AIやデータ、既存システムといった多様な要素を適切に組み合わせ、グループ各社や社員一人ひとりの事業課題を解決するソリューションを設計できる能力が不可欠。これは、案件を通じて育んでいくしかありません。そのため、DX四部には、データ、生成AI、マーケティング、コンサルティングなど異なる専門性を持つ約30名のメンバーを案件ごとに最適なチームとして編成し、実践を通じて人材育成を進めています。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/mitsuifudosan-dx/20260304_mf_07.jpg" alt="写真： 塩谷義氏">
                </figure>

                <p>アプローチのポイントは、「小さく始めて大きく育てる」ことです。現場では「従来のやり方を変えたくない」という人が少なくありません。スピーディーに「MVP（Minimum Viable Product：実用最小限の製品）」を作り、業務に役立つことを証明できるかが勝負です。良い企画を次々と提案し、いち早く効果を証明し、社内にファンを増やすことが大切だと考えます。</p>
                <p><span class="speaker">坪内</span>まさにおっしゃる通りで、人間の企画力こそが最大のカギだと思います。カスタマーゼロとデジタルショールームでも、何を社内で試し、どのようにお客さまに見せるのか。そこに企画力が問われます。私の経験では、100個企画して形になるのは5個程度。だからこそ、数を打つことが重要です。塩谷さんのお話を伺って、お客さまとの接点を増やし、MVPで素早く効果を証明するというアプローチの重要性を改めて実感しました。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/mitsuifudosan-dx/20260304_mf_08.jpg" alt="写真： 写真：坪内淳">
                </figure>

                <p>――BIPROGYのカスタマーゼロとデジタルショールームのさらなる進化に向けて、塩谷さんがお気づきの点があれば教えてください。</p>
                <p><span class="speaker">塩谷</span>企画力を磨くには、坪内さんのご指摘のようにやはり数が必要です。数をこなすことで知見が蓄積されます。情報システムサービス部だけで運用するのではなく、営業部門などフロント組織を巻き込むことも重要だと思います。現場の課題意識に応じた解決策や選択肢をより多く提供できれば、営業側も本気になってくれますし、企画数も増えると思います。こうした社内連携の仕組みづくりが、組織全体のさらなる進化につながるのではないでしょうか。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2>現場を「軽く」ではなく「深く」──データの民主化がカギ</h2>
                <p>――生成AIはさらに進化すると予測されます。今後、その活用はどう変化するとお考えですか。</p>
                <p><span class="speaker">塩谷</span>生成AIの進化で、働き方は大きく変わりつつあります。特に日本では、人手不足がこれまで以上に深刻化し、生成AIは生産性向上の重要な手段となります。そこで私たちが考えているのは、「バック・トゥ・フロント」。つまり、バックオフィス業務を生成AIで効率化し、余力を生み出すことで人材やエネルギーをフロント業務、つまり顧客接点に振り向ける人材の再配置です。これにより、社員はより創造的で付加価値の高い業務に集中できます。その際の大きな課題が営業ノウハウの継承です。不動産業界のトップ営業は、顧客との信頼関係構築や提案力といった“人間力”で成果を上げます。彼らの思いや経験を形式知化し、生成AIを通じて次世代の営業人財に継承する。これが私たちの目指す姿です。ただ単に業務負荷を低下させるといった意味合いで現場を「軽く」するのではなく、顧客接点を厚くする／提案を高度化する方向感で「深く」するためにAI活用をしていきたいと考えています。</p>
                <p>――現場を「深く」するにはどのような打ち手が必要になりますか。</p>
                <p><span class="speaker">塩谷</span>AI活用推進の軸にも挙げた、「データの民主化」が、最も重要な打ち手です。AI活用が進む先進企業に共通するのは、徹底したデータの民主化です。各部署で囲い込まれたデータを適切な権限管理のもとに集約し、構造化データだけでなく、音声、画像、テキスト文書などの非構造化データも含めて全社的にAI活用可能な状態にします。来期に向けて、その基盤づくりの構想を練り上げています。</p>
                <p>――最後に、坪内さんから「AI駆動型ITインフラ」の実現に向けた意気込みや展望をお聞かせください。</p>
                <p><span class="speaker">坪内</span>データの民主化は、「AI駆動型ITインフラ」実現でも避けては通れません。特に、非構造化データをいかに活用できるかが、生成AIの性能を左右します。まずはデータを生成AIが即座に活用できる形式に整備する、つまり「AI-Ready」にすることが重要です。具体的には、非構造化データから有用なデータを選別する作業が最初のステップですが、これも人力では限界があります。生成AIを使ってデータを整理し、どういうデータが有用かを学習させる。ここがスタートラインです。データが正確に整備できれば、AIエージェント同士が連携して業務を進める環境が実現し、人間はより創造的な仕事に集中できます。</p>
                <p>BIPROGYグループとして、今後も新たな価値創出や社会課題の解決に向けて全力で取り組みます。そして、情報システムサービス部では、「カスタマーゼロ」「デジタルショールーム」をより深化させ、現場を厚く支援するとともに、次世代のビジネス環境に迅速に対応できる環境づくりを進めます。</p>
              </section>

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              </ul>]]></content>
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    <entry>
        <title>Break Through！ 第二章 挑み続ける心が未来を拓く：BIPROGYバドミントンチーム／第5回 五十嵐有紗・志田千陽（再春館製薬所）ペア - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/breakthrough-igarashishida/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2026://15.2998</id>
        <mgmt-id>2524</mgmt-id>
        <published>2026-03-03T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-03-03T01:00:03Z</updated>
        <summary>所属を超えてペア結成。ライバルから最高のパートナーへ</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2026/03/20260303_bt_00-thumb-1260x840-15758.jpg" length="708053" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="Break Through！" /><category term="バドミントンチーム" /><category term="バドミントン！" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>バドミントンで世界の頂点を目指す選手たちの「挑戦」と「成長」の軌跡をつづる本企画。第5回に登場するのは、2025年9月にペアを結成した五十嵐有紗（いがらし ありさ）選手・志田千陽（しだ ちはる）選手（再春館製薬所）です。これまでそれぞれの場所で数々の勝利を積み重ねてきた2人が、ついに同じコートに立つこととなり、この決断に国内外から大きな期待が寄せられています。小学生の頃からライバルであり、友達であり、互いに力を合わせるパートナーとなった2人。ペア結成の経緯や「世界一」という共通の目標に向かって走り出した今の想いを伺います（2025年12月取材）。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
<h3>Profile</h3>

<dl class="c-profile_definition">
<dt class="c-profile_name">五十嵐有紗（いがらし ありさ）</dt>
<dd class="c-profile_text">1996年8月1日生まれ。北海道岩見沢市出身。陸上選手だった両親の勧めで小学校1年生からバドミントンを始める。<br>
福島県立富岡高校卒。2015年日本ユニシス（現BIPROGY）入社。渡辺勇大との“ワタガシペア“で混合ダブルス 東京2020（2021年）、パリ2024五輪で2大会連続の銅メダル獲得。<br>
パリ2024五輪後に女子ダブルスへ転向。2025年9月、志田千陽（再春館製薬所）と新たに女子ダブルスペアを結成。2025年全日本総合選手権大会初制覇。世界ランキング17位（2026年2月24日時点）。2026年日本代表。</dd>
</dl>

<dl class="c-profile_definition">
<dt class="c-profile_name">志田千陽（しだ ちはる）</dt>
<dd class="c-profile_text">1997年4月29日生まれ。秋田県八郎潟町出身。6歳のときに3歳年上の姉の影響でバドミントンを始める。<br>
青森山田高校卒。2016年再春館製薬所入社。高校時代からペアを組む松山奈未との女子ダブルス“シダマツペア“で世界の舞台で活躍し、パリ2024五輪銅メダル獲得。2025年8月、「世界選手権」を最後にペアを解消。同年9月より五十嵐有紗と新ペアを結成し、2025年全日本総合選手権大会優勝。世界ランキング17位（2026年2月24日時点）。2026年日本代表。</dd>
</dl>
</section>

<section class="l-section">
<h2>「世界一」を目指し、所属チームを超えてペアを結成</h2>
<p>――ペア結成のきっかけを教えてください。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>2024年のパリ大会後、「世界のトップに立ちたい」という気持ちがより強くなりました。当時のパートナーとは前向きな形でペアを解消しまして新しいパートナーを探していたとき、混合ダブルスから女子ダブルスに転向した五十嵐選手の新しいパートナーもまだ決まっていなかったので、私から声を掛けました。世界一を目指すなら、誰と組むかは競技人生を左右する選択になります。だからこそ、「本当に自分が五十嵐選手を引っ張れるのか」という不安もありました。でも、迷いよりも“この人となら世界一を目指せる”という確信の方が大きかったんです。</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>正直、「私でいいのかな」という気持ちはありました。でも、志田選手が覚悟を持って声を掛けてくれた。その気持ちに応えたいと思ったし、私自身も「世界の頂点を目指したい」という思いが強くなりました。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-igarashishida/20260303_bt_01.jpg" alt="写真： 五十嵐有紗選手">
<figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYバドミントンチーム<br>
五十嵐有紗選手</figcaption>
</figure>

<p>――所属チームが異なりますが、もともとお知り合いだったのでしょうか。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>小学生の頃から大会で何度も対戦してきました。あの頃は“ライバル”というより、“同じ場所で必死に頑張っている仲間”という感覚が強かったです。年齢は1歳違いますが、ナショナルチームでも一緒に練習する機会が多くて、お互いのプレーの特徴や性格も自然と分かっていきました。五十嵐選手は小さい頃から前衛のセンスがずば抜けていて、ネット前でのタッチや判断が本当にうまいんです。私は後衛でスピードを武器にしてきたタイプなので、“もし組んだら、絶対に良いペアになるだろうな”と、実はずっと思っていました。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-igarashishida/20260303_bt_02.jpg" alt="写真： 志田千陽選手">
<figcaption class="c-figure_caption">再春館製薬所バドミントンチーム<br>
志田千陽選手</figcaption>
</figure>

<p><span class="speaker">五十嵐</span>私も小学生の頃から志田選手のことは“強い選手だな”という印象がありました。ナショナルチームで一緒に練習するようになってからは、“この人は本当に努力の人だな”と感じるようになりました。合宿や大会で顔を合わせるたびに、自然とお互いの成長を感じ合ってきたというか、言葉にしなくても分かり合える部分があったと思います。だから今回声を掛けてもらったとき、「昔から知っている彼女となら、きっと世界を目指せる」とすぐに思えました。</p>
<p>――五十嵐選手は混合ダブルスから女子ダブルスへ転向されましたが、何か大きな違いはありますか？</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>同じダブルスでも求められる役割が違うので、練習メニューが大きく変わりました。混合ダブルスでは基本的に前衛で、ここぞというときにスピードを出して動いていましたが、女子ダブルスでは試合の流れで後衛に回ることが頻繁にありますし、長いラリーへの対応力や持久力も必要です。だから、女子ダブルスに転向して最初の1～2週間は、本当にきつかったです。後衛のポジションからひたすらアタックし続ける練習は、体力的にも精神的にも限界ギリギリで、「なんでこんなにできないんだろう」って落ち込む日もありました。でも、逃げずに向き合い続けていたら、ある日ふっと「あ、いけるかもしれない」と思えた瞬間があって。あの感覚は今でも忘れられません。</p>


<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-igarashishida/20260303_bt_03.jpg" alt="写真： 五十嵐有紗選手">
</figure>

</section>

<section class="l-section">
<h2>全日本総合選手権大会でペア初タイトルを狙う</h2>
<p>――今シーズンの目標を教えてください。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>全日本総合での優勝です。結成したばかりで、ペアでの練習時間も試合数も少ないのですが、この数カ月で勝つための課題は明確に見えてきました。優勝は不可能ではないと思っています。</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>私は全日本総合の混合ダブルスでは優勝したことがありますが、女子ダブルスではまだ一度も経験していません。2024年は別の選手とパートナーを組んで出場しましたが、結果はシダマツ（志田・松山）ペアに敗れて準優勝でした。今年こそは優勝して志田選手と日本一になりたいです。</p>

<ul class="c-notice u-fsSmall u-mbNormal">
<li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※</span>編集部注：本取材後に行われた「第79回全日本総合バドミントン選手権大会」（2025年12月25日～12月30日開催）において、女子ダブルスで五十嵐有紗・志田千陽ペアが初優勝しました。<br>
<a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/badminton/result/260106_alljapan.html" target="_blank">https://www.biprogy.com/badminton/result/260106_alljapan.html</a></li>
</ul>


<p>――ご自身のプレーの強みと、その強みをペアとしてどのように生かしていきたいと考えていますか。</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>男子選手と組む混合ダブルスで鍛えたスピードやレシーブ力が強みです。ゲーム展開の読みも得意なので、1つ先のプレーを想定しながら志田選手が捉えやすい球を出すことができれば、ペアとしての攻撃力を高められると思います。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>どんな球が来ても諦めない、どんな体勢でも返す、どんな状況でも臆せず攻める。そういった泥臭さが自分の強みだと思っています。後ろで粘ってラリーを切らさず、五十嵐選手のジャンピングスマッシュやネット前でのプレーにつなげていきたいです。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-igarashishida/20260303_bt_04.jpg" alt="写真： 志田千陽選手">
</figure>

<p>――志田選手が所属する再春館製薬所は熊本が拠点、五十嵐選手が所属するBIPROGYは東京が拠点です。練習はどのようにされていますか。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>自分がBIPROGYの練習に参加させてもらうことが多いです。五十嵐選手と一緒に練習できる時間はそう多くありませんが、それぞれがしっかり練習を積み重ねていれば結果はついてくると思っています。</p>
<p>――BIPROGYの練習に参加してみていかがですか。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>チームによって練習が全然違うと感じました。BIPROGYは短期集中でテーマを絞って取り組む練習が多く、再春館は歴史あるチームとしての積み重ねがある。それぞれに良さがあって、それぞれに難しさもあります。BIPROGYには男子のトップ選手もそろっているので、練習に参加しながら学ばせていただくことも多いです。</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>違う環境で練習しているからこそ、互いに持ち寄れるものがあると思っています。所属を超えて組むのは簡単じゃないけれど、その分だけペアとしての可能性が広がると感じています。</p>
<p>――一緒に練習できる時間が限られている中で、どのような工夫をされていますか。</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>コミュニケーションをしっかり取るようにしています。練習前に課題について話し合ったり、練習しながら「こういうことを考えながらやってみよう」と声を掛け合ったりしています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-igarashishida/20260303_bt_05.jpg" alt="写真： 五十嵐有紗選手と志田千陽選手">
</figure>

<p>――日々の練習を積み重ねる上での原動力は何ですか。</p>

<p><span class="speaker">五十嵐</span>「大切な人のために頑張りたい」という思いです。家族やパートナーの志田選手など支えてくださる方々のために努力し続けていきたいと思っています。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>自分の原動力は、「世界のトップに立つ」という目標と、「悔しい」という気持ちです。国際大会などで多くの方に応援していただく中で、「強い選手」として認められたいという思いが強くなりました。パリ大会のような大きな試合で注目していただけるようになって一層そう感じました。だから、練習を積んで結果で示していきたいです。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2>「試合を楽しむ」「妥協しない」強さを生み出す2人の信念</h2>
<p>――試合当日に高いパフォーマンスを発揮するため、どのようなことを大切にされていますか。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>心身のコンディションを整えることです。練習の量が自信につながるタイプなので、緊張したときに出やすいミスは練習で何度も確認して、不安を残さず試合に臨むようにしています。</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>自分もコンディションを整えることを意識しています。特に、年齢を重ねるにつれて食事の内容が体調に影響を及ぼすように感じることが多くなったため、今は食生活に気を配るようになりました。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-igarashishida/20260303_bt_06.jpg" alt="写真： 志田千陽選手">
</figure>


<p>――2人でプレーする上で、どのように目標を共有し、意識を合わせていますか。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>ダブルスは2人で戦う競技なので、まずは意識を合わせることが大切だと思っています。前のパートナーとも「ここは絶対に優勝したい」という大会を決め、そのために必要な課題や練習を話し合っていました。五十嵐選手とは「まずは全日本総合で優勝しよう」と話しています。同じ目標を持つことで、互いのモチベーションも高まっていると感じます。</p>
<p>――五十嵐選手は、今後の目標設定についてどのようにお考えですか。</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>自分が選手として活躍できるのはあと3年ほどだと思っています。2026年はどの大会に照準を合わせるのか、志田選手と話し合いながら決めていく予定です。</p>
<p>――ご自身の信念を一言で表現するとしたら、どのような言葉でしょうか。</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>私は「楽しむ」という言葉を大切にしています。ただ楽しくプレーするという意味ではなく、大会の緊張感や相手との駆け引きを楽しむということです。その中で勝ちきれたときが一番うれしいですね。若い頃は結果を残したい気持ちが先走り、うまくいかないこともありましたが、経験を重ねることで試合そのものを楽しむ余裕が持てるようになったと感じています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-igarashishida/20260303_bt_07.jpg" alt="写真： 五十嵐有紗選手と志田千陽選手">
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<p><span class="speaker">志田</span>私の信念は「妥協しないこと」「努力すること」です。試合でも練習でも、もっとできたのでは、という思いが残ると、ずっと頭から離れません。少しでも自分に甘えがあったら、トップには立てないと思っています。私は「その日やるべきことをやり切れなかった」と感じると、どうしてもモヤモヤしてしまうんです。練習を終えたときに「今日もやり切った」と思えないと落ち着かないし、翌日に引きずってしまう。だから毎日、自分にできる最大限を出し切ることを大事にしています。自分に厳しくあることは大変ですが、強くなるために努力すること自体が私にとって楽しいので、バドミントンを続けられているのだと思います。</p>
<p>――思うように結果が出ないときはどんなふうに乗り越えていらっしゃいますか。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>思うように結果が出ないときは、勝ちも負けもなるべくして起きている、と考えるようにしています。最初からうまくいくことなんてないし、良かったところは素直に受け入れて、うまくいかなかった部分は「上に行くための材料（ヒント）」だと思っています。大事なのは、そこでどう向き合うか。落ち込むだけで終わらせず、意味のある時間に変えることを意識しています。でも、パリ大会の準決勝で負けた後の切り替えは、本当に難しかったです。悔しさが大きすぎて頭が真っ白になったんですけど、そこで立ち止まっていたらメダルは取れない。「まだ終わってないよ」って自分に言い聞かせて、無理やり前を向きました。</p>

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<img src="/article/breakthrough-igarashishida/20260303_bt_08.jpg" alt="写真： 志田千陽選手">
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<p><span class="speaker">五十嵐</span>私も準決勝で負けた際は本当に悔しくて。泣きたい思いを飲み込んで気持ちを奮い立たせてすぐに3位決定戦の準備をしなきゃいけない。あの経験は、メダルを取ったという結果以上に、自分を強くしてくれたと思っています。</p>
<p>――多くの方に期待されていると思いますが、プレッシャーとはどのように向き合っていますか。</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>期待していただけるのはとてもうれしいです。あまりプレッシャーを感じないタイプなので、気負わず気楽に取り組めていると思います。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>五十嵐選手には多くのファンがいて、ペアを組んだばかりの頃は自分への注目度も一気に高まり、「うまくやらなきゃ」と気負っていました。ただ、周囲の期待をどう受け止めるかは自分次第です。今はプレッシャーと受け止めず、「自分を知ってくださる人が増えてうれしい」と前向きに捉えるようにしています。</p>

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<img src="/article/breakthrough-igarashishida/20260303_bt_09.jpg" alt="写真： 五十嵐有紗選手と志田千陽選手">
</figure>

</section>

<section class="l-section">
<h2>ワールドツアー優勝を目標に「ペアの形」を完成させる</h2>
<p>――最後に、ペアとしての今後の意気込みと、応援してくださるファンの皆さまへメッセージをお願いします。</p>
<p><span class="speaker">五十嵐</span>今後の課題は、国際大会でのベスト4以上の戦い方です。世界の強いペアには「ここぞというときに頼れる得意パターン」があり、苦しい場面でもそれを軸に得点を重ねています。私たちもそうした引き出しを増やし、リードされても追いつける展開をつくりながら、自分たちの「ペアの形」を完成させていきたいです。2人のローテーションによる緩急のあるプレーに、ぜひ注目していただけるとうれしいです。</p>
<p><span class="speaker">志田</span>私たちのペアには大きな可能性があると信じています。まずは全日本総合を制し、2026年のワールドツアーでの優勝を目指しています。SNSなどを通じて応援してくださる皆さまの期待に応えるためにも、目標達成に向けて2人で全力を尽くしていきたいと思います。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-igarashishida/20260303_bt_10.jpg" alt="写真： 五十嵐有紗選手と志田千陽選手">
</figure>

<div class="alert u-mt50 u-mb70" style="width:90%; margin:0 auto; flex-direction: column; line-height: normal; border:2px solid #254678; color:#254678;background-color:#dbf2f9;">
                <p class="u-ac">Break Through！第二章は<br class="u-sp">今回で終了となります。
<br>今後もBIPROGYバドミントンチームの<br class="u-isSP">応援をよろしくお願いします！<br>チームの最新情報は<br class="u-isSP"><a href="https://www.biprogy.com/badminton/" target="_blank" rel="noopener noreferrer" class="c-linkIcon -external">こちら</a>からご覧ください。</p>
              </div>

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    <entry>
        <title>Break Through！ 第二章 挑み続ける心が未来を拓く：BIPROGYバドミントンチーム／第4回 沖本優大選手 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/breakthrough-okimoto/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2026://15.2997</id>
        <mgmt-id>2523</mgmt-id>
        <published>2026-02-27T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-02-27T01:00:03Z</updated>
        <summary>どんな時も、諦めない。粘りが生む勝利を信じて</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2026/02/20260227_bk_00-thumb-1260x840-15753.jpg" length="583289" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="Break Through！" /><category term="バドミントンチーム" /><category term="バドミントン！" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>世界の頂点を目指すBIPROGYバドミントンチームの選手たちの「挑戦」と「成長」の軌跡をつづる本企画「Break Through！ 第二章」。第4回に登場するのは、チームの未来を担う期待の若手・20歳の沖本優大（おきもとゆうだい）選手です。身長165cmと男子シングルス界では決して大きくない体格ながら、高校時代から徹底的に磨き上げてきた守備力で、何度も粘り強くシャトルを拾い、長いラリーを制する──そのタフなプレースタイルは、世界のトップシーンで存在感を示す武器となっています。ランキング上位は国際大会でシード選手として認められる「世界の第一線」を意味し、日本代表としてその舞台に立つ沖本選手は、次なるステージを見据えています。さらなる高みを目指す若きホープに、飛躍のシーズンを振り返ってもらいました（2025年11月取材）。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h3>Profile</h3>
  <dl class="c-profile_definition">
    <dt class="c-profile_name">沖本優大（おきもとゆうだい）</dt>
    <dd class="c-profile_text">2005年5月28日生まれ。広島県広島市出身。兄の影響で6歳でバドミントンを始める。高校2年時に全国高校選抜大会3冠（シングルス・ダブルス・団体戦すべて優勝）。埼玉栄高校卒。<br>2024年4月BIPROGY入社。小柄ながら正確なショットと粘り強いプレーでゲームをコントロールする。<br>
 2024年、ルーキーとして挑んだ団体戦の全日本実業団バドミントン選手権大会で、決勝進出を懸けた2-2の勝負を制しチームの3度目の男女同時優勝に貢献。<br>
 男子シングルス日本ランキング8位（2026年2月6日時点）、世界ランキング41位（2026年2月17日）。2025年日本代表。

</dd>
  </dl>
   
</section>


<section class="l-section">
<h2>団体戦でも個人戦でも優勝を目指す</h2>
<p>――現在の目標を教えてください。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>目標は、団体戦「S/Jリーグ2025」と個人戦の全日本総合バドミントン選手権大会、両大会での優勝です。昨年のS/Jリーグ決勝ではストレートで負けてしまい、とても悔しい思いをしました。今シーズンはそのリベンジを果たし、チーム優勝に貢献したいと思っています。そして、全日本総合選手権は、日本代表の選考にも関わる重要な大会なので、しっかり結果を残したいと思っています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-okimoto/20260227_bk_01.jpg" alt="写真： 沖本優大選手">
<figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYバドミントンチーム
沖本優大選手</figcaption>
</figure>

<p>――ご自身のプレーで「最大の強み」と考えている点はどこですか。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>粘り強さには自信があります。どんな球でも食らいつき、しぶとくシャトルを拾い続けることで、長いラリーを自分のペースに持ち込んで、1点をもぎ取る。そんなスタイルが自分の持ち味です。</p>
<p>――高校時代と比べて練習環境や取り組み方に変化を感じる点はありますか。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>高校では試合形式の練習が中心でしたが、BIPROGYに入ってからは、同じパターンを丁寧に反復する練習が増えました。例えば、相手側コートに2人が入って2対1の形式で打ち合う練習では、1対1のときよりも返球のタイミングが速くなるので、自然と反応のスピードが鍛えられます。</p>
<p>入社1年目は、こうした練習スタイルの違いに少し戸惑うこともありましたが、今シーズンは2年目となり、試合中に展開が速くなっても、落ち着いて対応できるようになっていて、練習の成果が出てきたなって感じています。自分の試合動画を見返しても、前より動けているなと思います。</p>


<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-okimoto/20260227_bk_02.jpg" alt="写真： 沖本優大選手">
</figure>

</section>

<section class="l-section">
<h2>大会グレード（※1）を上げて挑んだ国際大会で感じた課題</h2>
<p>――試合前はどのように過ごしていますか。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>普段と変わらないようにしています。「試合だから」といって特別なことをすれば、普段の力が発揮できなくなってしまいそうで。だから、できるだけいつも通りに過ごすようにしています。「勝ちたい」気持ちはもちろん大事ですが、気持ちが強すぎると逆に空回りしてしまうこともあるんです。そのため、コートに立ってからも平常心を保つことを意識しています。</p>
<p>――大会前の準備で大切にしていることは何ですか。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>対戦相手の動画は必ず入念にチェックします。特に、相手の得意なショットや、サーブレシーブでよく狙ってくるコース、フェイントのパターンなどを頭に入れて、試合の展開をイメージしておくようにしています。もちろん、実際の試合ではイメージ通りにいかないこともありますが、事前に動画を見ておくことで、相手の動きを予測しやすくなり、精神的にも余裕を持って試合に入れるようになりました。</p>

<ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbNormal">
<li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※1</span>国際大会のグレードについては、<a href="https://www.biprogy.com/badminton/result/" target="_blank">BIPROGYバドミントンチームのHP</a>でも解説しています</li>
</ul>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-okimoto/20260227_bk_03.jpg" alt="写真： 沖本優大選手">
</figure>

<p>――大会に向けたコンディション調整はどのように行っていますか。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>特定の大会に照準を合わせて調整することはしていません。大会規模に関係なく、常に目の前の試合に全力で挑むスタンスです。試合前に練習量を落として調整する選手もいますが、僕は練習した分だけ自信につながるタイプなので、たとえ翌日に試合があっても、普段通りにしっかり練習しています。</p>
<p>――2025年10月のマレーシア（Super100）で準優勝、11月の韓国マスターズ2025（Super300）では、初出場で準優勝という好成績でした。振り返ってみていかがですか。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>韓国マスターズでは、これまで参加していた大会よりもグレードが上がり、挑戦する気持ちで戦いました。実際、ショットの精度は高いし、動きのスピードも速い。でも、大会の序盤から「対応できないわけじゃない」という良い感触がありました。</p>
<p>2大会とも決勝では、相手のスピードとパワーに押し切られてしまいましたが、トップを目指すには、状況に合わせて戦い方を変えないと勝てないと感じました。特にマレーシアの決勝では、少しでも甘い返球をすると一気に攻め込まれて、ラリーにすら持ち込めない場面もありました。今は、ミスを恐れずにライン際を狙うことや、相手が返しにくい球を打てるように、ショットの精度や打ち分けのバリエーションを意識して練習しています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-okimoto/20260227_bk_04.jpg" alt="写真： 沖本優大選手">
</figure>

</section>

<section class="l-section">
<h2>「泥臭さ」が武器。消耗戦で相手を上回る</h2>
<p>――バドミントンに取り組む上で大切にしている「信念」を一言で表現すると何ですか。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>「泥臭さ」です。「絶対に落とさない」という精神で、たとえ体勢を崩しても最後まで諦めずにシャトルを追い続ける。そんな守り抜く力が自分の持ち味です。高校時代、周りとの体格差を感じ始めたときに、「小さくても勝つにはどうすればいいか」と考え抜いた結果、たどり着いたのが、守備力を高めることでした。それ以来、守備にこだわり続けて、今のプレースタイルにつながっています。対戦相手に「（できれば）試合で当たりたくない」と思われるような、“しぶとくて嫌がられる”選手になりたいですね。</p>
<p>実は小学生の頃はバドミントンの他に野球もしていました。小学2年生のときにバドミントンの全国大会で優勝し、親との“ご褒美の約束”で野球部への入部が認められたんです。そこから小学6年生まで両方を続けていました。野球では三塁を守ることが多かったのですが、今思えば、あの経験が球際で粘るプレーや、滑り込んででもシャトルを拾いにいく動きにつながっているのかもしれません。野球は今でも大好きで、地元広島の広島東洋カープの試合を観に行くこともあります。</p>
<p>――選手生活の中で結果が出ない時期もあったと思いますが、どのように乗り越えてこられましたか。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>勝っても負けても、練習量を落とさず、常に試合と同じ気持ちで練習に取り組むこと。それに尽きますね。練習量だけで強くなれるわけじゃないですが、「量をこなさなければ試合には勝てない」という信念の下、積み重ねています。</p>
<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-okimoto/20260227_bk_05.jpg" alt="写真： 沖本優大選手">
</figure>

</section>

<section class="l-section">
<h2>世界ランキング上位を目指し、先輩の背中を追いかける</h2>
<p>――BIPROGYのバドミントンチームにはどんな印象を持っていますか。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>高校時代から時々練習に参加させてもらっていたのですが、最初に感じたのは、練習に対する熱量の高さです。ミスが少なく、1球も無駄にしないという意識が伝わってきて、自分もその姿勢を見習うようになりました。練習中は全員が集中してメニューに取り組んでいますが、終わったあとは和気あいあいとした雰囲気で、オンとオフの切り替えがはっきりしているのも魅力です。先輩方もとても優しくて、2年目の自分でも気軽にアドバイスをもらえるのがありがたいですね。オフの日には、みんなでご飯を食べに行ったり、釣り好きな先輩と一緒に船で釣りに出かけたりすることもあります。もともと釣りが好きだったこともあり、海に出る時間は良いリフレッシュになっています。競技のことを忘れて自然の中で過ごすことで、気持ちを切り替える大切な時間になっています。</p>
<p>――チームの一員として、どんなことを意識していますか。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>団体戦で確実に1勝を取れる選手になりたいと思っています。大事な場面で自分を起用してもらえるように、練習試合でも気持ちを前面に出して、勝ちにこだわる姿勢を大切にしています。チームメイトとは仲が良く、普段は和やかな雰囲気ですが、同時にライバルでもあるので、「絶対に負けたくない」という気持ちは常に持っています。</p>
<p>――沖本選手のロールモデルは、先輩の渡邉航貴選手だそうですね。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>はい。航貴先輩も体格が小柄ですが、自分と同じシングルスで世界のトップと戦っている姿にすごく憧れています。練習で一緒になったときにアドバイスをお願いすると、いつも丁寧に教えてくださるんです。特に、前から出すロブ（※2）のタイミングや打ち方は、航貴先輩を参考にしています。最近、少しずつ結果が出てきているのも、先輩のアドバイスのおかげだと思っています。本当に感謝しています。</p>

<ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbNormal">
<li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※2</span>ネット際や低い打点から相手のコート後方へ 打ち上げるショット</li>
</ul>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
<img src="/article/breakthrough-okimoto/20260227_bk_06.jpg" alt="写真： 沖本優大選手">
</figure>

<p>――最後に、応援してくださるファンの皆さまへのメッセージと、今後に向けた意気込みをお願いします。</p>
<p><span class="speaker">沖本</span>小さな体でも、コートを全力で駆け回って、粘り強く勝ちにいく姿を見てもらえたら嬉しいです。現在の世界ランキングは40位台ですが、2028年のレース選考に向けて、まずは（重要な大会へ出場するための目安とされている）32位以内に入ることを目標にしています。そのためにも、Super300やそれ以上の国際大会で安定して勝ち続けられるよう、これからも全力で挑戦していきます。応援よろしくお願いします！</p>
</section>

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        <title>a storyteller ～情熱の原点～　第7回 光工学研究者 兼 SPACECOOL代表 末光真大氏 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/astoryteller_masahirosuemitsu/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2026://15.2996</id>
        <mgmt-id>2529</mgmt-id>
        <published>2026-02-25T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-02-25T01:00:03Z</updated>
        <summary>社会課題の解決にスピード感を持って取り組むために起業を決意。ゼロエネルギーの冷却素材で地球温暖化対策に挑む</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2026/02/20260225_ha_00-thumb-1260x840-15742.jpg" length="211915" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="SDGs" /><category term="a storyteller" /><category term="カーボンニュートラル" /><category term="サステナビリティ" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>さまざまな分野で意欲的に挑戦を続けるイノベーターたち。革新を起こし時代をリードする彼らを突き動かす、その原動力や原体験とは一体何なのだろうか――。その核心に迫る「a storyteller～情熱の原点～」。第7回は、暑熱課題を解決する放射冷却素材「SPACECOOL」を開発した末光真大氏に話を聞く。末光氏は大阪大学大学院修了後、大阪ガスで研究に励むが、社会課題の解決にスピード感を持って取り組むために起業を決意。SPACECOOLは話題を集め、2025年大阪・関西万博のガスパビリオンの外装素材にも採用された。末光氏の活動の道のりと社会課題解決への思いを聞いた。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2>ゼロエネルギーで冷やす放射冷却フィルム</h2>
                <p>――2025年に開催された大阪・関西万博のガスパビリオンの外装にSPACECOOLが採用されました。SPACECOOLの性能や効果を教えてください。</p>
                <p><span class="speaker">末光</span>SPACECOOLは直射日光下において、太陽光と大気からの熱をブロックして熱吸収を抑えるとともに、放射冷却技術の原理を用いて宇宙に熱を逃がす冷却素材です。例えば建物の壁・屋根をSPACECOOLのシートで覆ったり、貼り付けたりすることで、外気温よりも建物内部の温度を下げられます。電力などを使わず、ゼロエネルギーで運用できるため、地球温暖化対策の観点からも効果的な素材です。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/astoryteller_masahirosuemitsu/20260225_ha_01.jpg" alt="写真： 末光真大氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">SPACECOOL株式会社 代表取締役CEO兼CTO 共同創業者<br>
                    光工学研究者 末光真大氏</figcaption>
                </figure>

                <p>具体的にどのくらい温度を下げられるのか、2017年に大阪ガスエネルギー技術研究所で実証実験を行いました。鋼板にSPACECOOLを貼り、温度を測定します。周囲の外気温は約35度でしたが、SPACECOOLの表面温度は外気温に比べて最大約6度低くなりました。テントの素材に用いた場合、一般的な素材のテントと比べて、テント内の体感温度を約10度下げられることが実証されています。</p>
                <p>――社会課題解決のために知財を有効活用し、より良い未来社会をデザインする企業を表彰する「EXPO2025 JPO-WIPO AWARD」の気候変動部門を受賞されました。</p>
                <p><span class="speaker">末光</span>これまで取り組んできたことが間違いではなかったと証明された気がして、うれしかったです。Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2026」では「日本の起業家BEST10」にもランクインしました。財務諸表なども選考の基準に含まれるので、ほかのスタートアップと比較して財務の点からも悪くないという裏付けになり、事業継続性の観点からも大きな自信になりました。</p>
                <p>――冷却のメカニズムを教えてください。一般的な反射素材とSPACECOOLは何が違うのでしょうか。</p>
                <p><span class="speaker">末光</span>SPACECOOLは反射と放射を両立できます。SPACECOOLの基本的なメカニズムを説明すると、素材内部の熱を分子振動によって光エネルギーに変換し、宇宙へ向けて放出することで冷却します。そのため、反射機能だけの素材よりも大きな冷却効果が得られるのです。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/astoryteller_masahirosuemitsu/20260225_ha_02.png" alt="図：日中のゼロエネルギー冷却を実現する図">
                  <figcaption class="c-figure_caption">直射日光を受けてもゼロエネルギーで冷えるSPACECOOL。自然の物理現象を利用したパッシブクーリングと呼ばれる技術だ</figcaption>
                </figure>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2>温暖化対策に貢献するアイデアを発見</h2>
                <p>――SPACECOOLの開発経緯を聞かせてください。</p>
                <p><span class="speaker">末光</span>大阪大学大学院工学研究科を修了後、2012年に大阪ガスに入社しました。当初は赤外線をコントロールする研究開発に取り組み、そこから5つくらいの研究テーマを同時並行で進めていく中で、放射冷却を利用して熱を地球上から発散すれば、温暖化対策になるのではないかという、SPACECOOLにつながる種を思いつきました。私は光工学を専門にしており、光を自在にコントロールする技術開発の蓄積があったからこそ、ひらめいたアイデアだと思います。放射冷却素材の研究開発は2017年にスタートしました。放射冷却素材は2014年にスタンフォード大学が科学誌『nature』で報告したばかりの新しい技術で、実証や測定はどうするのか、物性をどう評価するのかも世の中にまだ存在しない状態でした。これを追究し、社会課題解決に貢献する技術開発を自分が推進していきたいと考えたのです。</p>
                <p>製品化するにはまず「どのくらい冷却できるか」を測定する機器を作らなければなりません。自分で測定器を作り、続いて放射冷却素材を形にする作業を進めていきました。最初にできたものはセラミックが素材で、今のSPACECOOLのようなフィルム状ではなく、力を加えると簡単に割れてしまうようなもろいものでした。そこから研究を進めて、最終的には多層構造のフィルムという仕様になりました。</p>
                <p>光工学のベースがあるので、物理の観点から計算を用いて設計するのはそれほど難しいことではありません。そこまでは比較的スムーズに進められたのですが、産業に応用しようとすると、耐久性、量産性、低コストを考えなければいけません。この3つの実現に苦労しました。</p>
                <p>――3つの課題をどのように解決したのですか。</p>
                <p><span class="speaker">末光</span>解決すべき課題を特定した上で目標を設定し、業務委託などで外部の力も借りました。自分で手を動かしてやるだけでは、できる範囲が限られてしまいますからね。例えば、放射冷却素材をフィルムにしようとした時。私自身にフィルムを作る技術はないし、大阪ガスもフィルム製造の事業はやっていません。そこでフィルム製造のプロの力を借りました。外部のプロと連携することが最も効率的な課題解決の方法だと考えています。日本の中小企業が持つものづくりの技術は、世界的にも高い水準にありますからね。その知見の深さやリスクを予測する洞察力にも助けられました。私の役割はアイデアとコンセプトと課題を出すこと。そして大阪ガスから開発のための資金を調達することでした。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/astoryteller_masahirosuemitsu/20260225_ha_03.jpg" alt="写真： SPACECOOLの製品">
                  <figcaption class="c-figure_caption">SPACECOOLはフィルム、マグネットシート、ターポリンなど複数の製品ラインナップがあり、工場や倉庫などの屋根、分電盤などの屋外機器といった、広範囲な屋外設備に施工が可能だ</figcaption>
                </figure>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2>社会課題の早期解決を目指して起業を決意</h2>
                <p>――2021年に独立してSPACECOOL株式会社を立ち上げます。起業された理由を教えてください。</p>
                <p><span class="speaker">末光</span>私は研究者としての道にこだわっていたわけではなく、研究で得た知見を社会に生かし、ビジネスとして形にしていきたいと考えていました。技術について自分なりに理解を深めてきたことを、事業の中で役立てたいと思っていたのです。一方で、大きな組織では意思決定のプロセスに時間がかかり、スピーディに動くことが難しい場面もあります。「放射冷却素材という新技術を一日でも早く市場に届け、世界中の暑熱課題の解決につなげたい」という思いがあり、スタートアップという選択肢も視野に入れて検討を進めていました。そんな折、ある席で大阪ガスの役員から「この事業はスタートアップ向きだね」という言葉をかけてもらったのです。その一言が後押しになり、2021年にWiLと大阪ガスの出資を受けてSPACECOOL株式会社を設立しました。</p>
                <p>会社を設立して、まずは営業を増員しました。ディープテックのスタートアップは技術開発者を増やすのが一般的ですが、SPACECOOLでは逆張りを試みたのです。営業を増やせばマーケットの情報やニーズをダイレクトに拾えます。現場が欲しがっているものを把握し、どの程度の価格であれば受け入れられるのかを見極め、その情報に合わせて技術開発を進めていく。自分のシーズから生まれた製品ですが、技術開発が先に立ってしまうと、頭でっかちになって事業が停滞してしまう危機感があると考えていました。</p>
                <p>――すぐに売れ始めましたか。</p>
                <p><span class="speaker">末光</span>大型商業施設での導入が最初に決まりました。屋上の分電盤が直射日光による内部の温度上昇で故障するケースがあり、それを防ぐためにSPACECOOLが採用されたのです。会社設立から2年後の2023年のことで、順調とも時間がかかったとも言えます。ただ、誰もが知るショッピングモールに採用されたことが良いPR材料になり、その後の展開は一気に加速しました。工場内の労働環境向上のために導入され、その後大阪・関西万博ガスパビリオンでの導入が決まり、2025年に万博での設置が実現しました。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/astoryteller_masahirosuemitsu/20260225_ha_04.jpg" alt="写真： SPACECOOLを標準搭載したCOOL分電盤">
                  <figcaption class="c-figure_caption">SPACECOOLを標準搭載したCOOL分電盤。実証試験では従来の分電盤に対して、盤内の温度上昇を最大10度低減した。電子機器の寿命延長や、冷却用空調機の使用電力削減による省エネ効果が見込める</figcaption>
                </figure>

                <p>――酷暑から人やモノを救う中で、喜びを感じる瞬間を教えてください。</p>
                <p><span class="speaker">末光</span>東京2025世界陸上のサブトラックに張られたテントは、すべてSPACECOOLでした。熱中症予防の効果が認められ、選手が実力を発揮するのに貢献できたので、とてもうれしく思っています。私の子どもが通う学校では、夏は体育の授業を屋外でやらないことに決めていたため、スポーツにおける酷暑対策の重要性を肌身に感じていたところでした。印象的だったのは、大阪・関西万博でSPACECOOLを知った神戸の小学生が、学校の自由研究でSPACECOOLを使った冷却装置を作ってくれたことです。その作品は学校の代表に選ばれて、公共の場で展示されたそうで、私も感激しました。SPACECOOLをきっかけに、子どもたちが地球温暖化や暑熱課題に関心を持って、解決に挑んでくれる。日本の未来は明るいと感じます。</p>


                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/astoryteller_masahirosuemitsu/20260225_ha_05.jpg" alt="写真： 末光真大氏">
                </figure>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h3>プロフィール</h3>

                <dl class="c-profile_definition">
                  <dt class="c-profile_name">
                    末光真大（すえみつ・まさひろ）
                  </dt>
                  <dd class="c-profile_text">
                    2012年大阪大学大学院工学研究科を修了後、大阪ガスに入社。2013年より大阪ガスにとって新領域であったフォトニクス（光工学）分野の研究開発の立ち上げを行い、熱光発電（TPV）の研究ではフォトニック結晶を用いた光制御によって当時MITが保有していた発電効率の世界記録を大きく超える効率を記録する。その後、社会人博士として京都大学大学院に進学し、2019年に博士（工学）を取得。放射冷却素材の研究開発は2017年にスタート。2021年4月に事業化のため、WiLと大阪ガスの出資を受けてスタートアップSPACECOOLを設立する。主な受賞歴に、SPIE Green Photonics Award（2016年）、応用物理学会奨励賞（2019年）、近畿化学協会環境技術賞（2021年）、気候変動アクション大賞（2023年）、Japan Venture Awards 『経済産業大臣賞』（2025年）、省エネ大賞（2025年）など。
                  </dd>
                </dl>

              </section>


              <section class="l-section">
                <div class="articleKeywordList">
                  <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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              <ul class="c-textList">
                <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://spacecool.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">SPACECOOL</a></li>
              </ul>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>部門の壁を越えて実現した「データの民主化」 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/nw-life/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2026://15.2995</id>
        <mgmt-id>2511</mgmt-id>
        <published>2026-02-18T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-02-19T05:47:58Z</updated>
        <summary>全社員が使えるBIツールで、データドリブン経営へ</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
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        <categories><category term="DX" /><category term="クラウド" /><category term="データ活用" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>日本生命グループの一員として、金融機関窓販を中心に資産形成・資産承継商品を提供するニッセイ・ウェルス生命。同社は顧客ニーズに応える商品開発と業務効率化の両立を目指し、全社共通データ基盤の整備に着手した。データ増加を見据えたクラウド基盤の採用、直感的に操作できるBI（Business Intelligence）ツールの導入により、部門の壁を越えて全社員が共通データにアクセスできる「データの民主化」を実現。データドリブン経営への確かな一歩を踏み出した。今回は、プロジェクトの方針を固めたニッセイ・ウェルス生命の経営企画部門、システム導入を推し進めたIT部門、そして導入を支援したBIPROGYの各担当者に話を聞いた。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2>Azureとデータ分析ツールで「データの民主化」を目指す</h2>
                <p>ニッセイ・ウェルス生命が提供する窓販商品は、資産形成、資産承継を目的とした金融商品であり、マーケット感応度の高い商品を迅速に提供することが求められている。顧客サービスの充実と満足度向上を目指す中で重要視されたのが、経営におけるリアルタイムな意思決定のためのデータ活用だった。</p>
                <p>データ活用の環境を整備するに当たり、同社では今後のデータ増加を見越して、柔軟性やセキュリティに優れたクラウド基盤であるマイクロソフトのAzureを採用し、「データの民主化」を目指した。同社執行役員の末松良成氏は「基幹システムもAzureや他のクラウド上で構築する方針を立てていたため、データ基盤も同じプラットフォームを選択しました。売上の増加とチャネルの多様化など、扱うデータ量が今後増える中で、柔軟に対応できると考えたのです」と話す。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/nw-life/20260218_nw_01.jpg" alt="写真： 末松良成氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社<br>
                    執行役員IT本部長 兼 IT戦略企画部長　末松良成氏</figcaption>
                </figure>

                <p>同社執行役員の大笹慎悟氏は「従来は経営会議の目的に合わせて必要なデータを集計するのに時間がかかっていました。部門ごとにデータを保持しており、社内にデータが分散している状態だったのです。市場ニーズへの即応性が求められる中、この状況を打破するためにデータウェアハウスを構築することが急務だと考えていました」と語る。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/nw-life/20260218_nw_02.jpg" alt="写真： 大笹慎悟氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社<br>
                    執行役員 経営管理本部長　大笹慎悟氏</figcaption>
                </figure>

                <p>データは営業、保険金支払い、企画部門などの事業領域ごとに管理されており、意思決定に必要なデータを収集するには、経営企画部門、IT部門でそれぞれ年間約200時間、合計約400時間もの作業が必要だった。しかもリアルタイムなデータではなかったため、経営会議での判断を過去の実績や経験に頼ることもあったという。</p>
                <p>同社のIT上級シニアスペシャリストの小川裕之氏はAzureの採用について「今までもマイクロソフト製品を数多く導入しているので、それらのツールと相性が良いことと、Azureの拡張性やセキュリティの高さを評価しました」と語る。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/nw-life/20260218_nw_03.jpg" alt="写真： 小川裕之氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社<br>
                    IT本部 IT戦略企画部 IT上級シニアスペシャリスト　小川裕之氏</figcaption>
                </figure>

                <p>データ分析基盤を構築するパートナーとして、新たにBIPROGYが選ばれたのは、生命保険業界でデータ分析基盤の構築実績があったこと、Azureに精通していたことが決め手となった。「提案が具体的でフィージビリティも高い印象でした」と末松氏は振り返る。</p>
                <p>データ分析支援ツールとして提案されたのは、BIPROGYが開発したBIツール「<a href="https://www.biprogy.com/solution/service/martsolution.html" target="_blank">MartSolution</a>」だ。ニッセイ・ウェルス生命IT本部の山崎薫氏は「多くのBIツールを精査した中、<a href="https://www.biprogy.com/solution/service/martsolution.html" target="_blank">MartSolution</a>は直感的に操作できて、専門知識がなくても扱いやすい印象だったため、業務部門に提供するツールとしてベストだと判断しました」と語る。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/nw-life/20260218_nw_04.jpg" alt="写真： 山崎薫氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社<br>
                    IT本部 IT戦略企画部 担当部長　山崎薫氏</figcaption>
                </figure>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img class="u-border" src="/article/nw-life/20260218_nw_05.jpg" alt="図： MartSolutionの画面イメージ。">
                  <figcaption class="c-figure_caption"><a href="https://www.biprogy.com/solution/service/martsolution.html" target="_blank">MartSolution</a>の画面イメージ。<a href="https://www.biprogy.com/solution/service/martsolution.html" target="_blank">MartSolution</a>はデータの活用目的に応じて、ユーザーごとに最適なビジュアル表現を採用。直感的に気づきを得られる</figcaption>
                </figure>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2>一緒に試行錯誤を重ね、部門の壁を突破した</h2>
                <p>プロジェクトがスタートすると、組織の壁が立ちはだかった。部門が保持しているデータの開示がスムーズに進まなかったのである。山崎氏は「これまで、基幹システム以外は各部門が領域特化したデータを抱えておりました。全社共通のデータ基盤を活用し分析に生かすデータドリブン経営に関して、経営層は理解を示すものの、実務部門の一部ではイメージがしにくく、理解を示してくれる部門は多くはありませんでした」と話す。</p>
                <p>全社一丸となった取り組みに向けて、プロジェクトでは2つの軸で取り組んだ。まずは経営企画部が旗振り役となって取り組みの構想を社内関係者に説明し、各部門のデータ開放を促す方針を打ち出し、IT部門が各部門を回ってデータの棚卸しを一緒に行ったうえで、中身を解析した。</p>
                <p>「データがどこにあって、どのような構造になっているのかを把握するのに時間がかかりました」とニッセイ・ウェルス生命経営企画部の中村拓郎氏は大変さを語る。属人化したマクロが多く、入手したデータがどのように加工されたのかを把握しようにも、マクロを組んだ担当者がすでに退職しているケースなどもあった。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/nw-life/20260218_nw_06.jpg" alt="写真： 中村拓郎氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社<br>
                    経営企画部 経営企画グループ 専門課長　中村拓郎氏</figcaption>
                </figure>

                <p>そういった中、プロジェクトメンバーの支えになったのがBIPROGYの存在だった。山崎氏は「データの標準化に苦労していた時、BIPROGYの担当者が手厚くサポートしてくれました。当社の業務への理解が深く、技術に精通していて高い専門性を持っていると感じました。現場での協働体制に何度も助けられました」と話す。</p>
                <p>中村氏は「BIPROGYとは毎週定例会議を行い、常に状況を共有している安心感がありました。分からないことは半常駐の担当者に直接聞きに行くなどして、プロジェクトを推進する上で支えとなってくれました。いつも柔軟な姿勢で対応してくれて心強かったですね」と二人三脚での日々を振り返る。</p>
                <p>データ標準化の具体的なアプローチについて、大笹氏は次のように説明する。「従来は部門ごとに領域に特化した状態でデータを持っており、類似したデータ名でも定義が異なるため、部門をまたいで突き合わせると数値が異なることがありました。そのため、公表された決算データを基準にすることで標準化を図っていきました」。また、日本生命グループの一員として、日本生命の考え方を反映することも重要だった。決算数値の算出を担っている日本生命からの出向者も、かねてより本プロジェクトの必要性を感じており、プロジェクトの当初からともに参画することで推進の一翼を担った。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img class="u-border" src="/article/nw-life/20260218_nw_07.jpg" alt="図 ニッセイ・ウェルス生命が目指すデータ活用の道のり">
                  <figcaption class="c-figure_caption">ニッセイ・ウェルス生命が目指すデータ活用の道のり</figcaption>
                </figure>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2>稼働開始で、狙い通りの効果を即座に実感</h2>
                <p>試行錯誤の結果、データが整理され、2025年4月に本格稼働を開始した<a href="https://www.biprogy.com/solution/service/martsolution.html" target="_blank">MartSolution</a>。ユーザーが直感的に操作できるインターフェースで、現場の業務に即したデータ参照や可視化ができる。ダッシュボード画面に欲しいデータが表示されると、「使いやすい、見やすい」と利用者の多くがすぐに効果を感じた。末松氏は「稼働当初はまず50人程度にアカウントを付与したのですが、開始した月のアクセスが数百件に達しました。その後アカウント数を増やしていき、アクセスは月間1000件程度にまで一気に増加しました。全社員が共通データにアクセスできる『データの民主化』に向けた取り組みの第一歩を踏み出しました」と話す。この先のデータドリブン経営につなげていくスタートを切ったのだ。</p>
                <p>プロジェクトを支援したBIPROGY側も協働体制で取り組んだ成果を感じている。プロジェクトマネージャーの笠井雄亮は「信頼関係の構築と目的の共有を重視した中、半常駐で顔の見える体制で取り組めたことが良かったと思います。プロジェクトの一員として接してもらい、共創の価値を実感できるプロジェクトとなりました」と話す。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/nw-life/20260218_nw_08.jpg" alt="写真： 笠井雄亮">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
                    ファイナンシャルサービス第一本部 SIサービス二部 システム一室二課 主任　笠井雄亮</figcaption>
                </figure>

                <p>提案フェーズを担当したBIPROGYの岩月一平は「Azure PaaSと<a href="https://www.biprogy.com/solution/service/martsolution.html" target="_blank">MartSolution</a>の組み合わせを提案した背景には、『複雑なシステム環境の中で、業務に即したデータ活用を実現したい』というニーズが見えたからです。安定したデータ基盤と柔軟なユーザー操作性を両立できる、金融機関に適した基盤構築を提案しました」と振り返る。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/nw-life/20260218_nw_09.jpg" alt="写真： 岩月一平">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
                    プロダクトマネジメント部 ITプラットフォーム企画室 データ基盤サービス課　岩月一平</figcaption>
                </figure>

                <p>プロジェクト責任者の大畑恵美は「『顧客本位のサービス提供とデータ活用による業務高度化』というニッセイ・ウェルス生命さまのビジョンを理解し、技術的にどのように支えるかに注力しました。将来的な拡張性や運用の持続性を見据えた設計にすることも重要なポイントでした。機動力を持つフロント部隊と技術力で支える後方部隊の体制により、チームワークで支援しました」と語る。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/nw-life/20260218_nw_10.jpg" alt="写真： 大畑恵美">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
                    フィナンシャルサービス第一本部 副本部長 兼 SIサービス二部 部長　大畑恵美</figcaption>
                </figure>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2>データ基盤を強化し、AI活用による分析へ</h2>
                <p>現在、200人近くの社員が日常的に<a href="https://www.biprogy.com/solution/service/martsolution.html" target="_blank">MartSolution</a>を利用し、データ活用に向けた取り組みが加速度的に広がっている。データの収集や調整にかかっていた数百時間の工数が大幅に削減され、業務が効率化された。月間アクセス数も2000件に迫る勢いだ。大笹氏は「どこから手を付けたらよいのか分からないと思っていたプロジェクトが、BIPROGYの支援により成功しました。データドリブン経営に資するデータ活用への挑戦はまだまだ続きます」と話す。同社は今後、人事や事務オペレーション、コンプライアンスに関連したデータも対象に、データ活用を拡充していく方針だ。</p>
                <p>同時に見据えているのはAIの活用だ。「2026年度にはデータの量と質を充実させ、データ活用の基盤を構築し、次のフェーズとしてAIを分析に活用して、市場に合った商品をよりスピーディーに開発できるようにしたいと考えています」と末松氏は話す。BIPROGYに対する期待も大きい。「BIPROGYは信頼できるビジネスパートナーです。新しい技術を素早くキャッチし、われわれにフィットする提案で引き続き支援してほしいですね」と末松氏はほほ笑む。小川氏は「BIPROGYが当社のDXをゼロからイチにしてくれました。当社にないものをプラスする力に今後も期待しています」と話す。</p>
                <p><a href="https://www.biprogy.com/solution/service/martsolution.html" target="_blank">MartSolution</a>には、生成AIを利用したオプション機能である「レポートコンシェルジュ」が追加される予定である。ユーザーが必要なデータやレポートを自然言語で指示して抽出できるほか、レポート上のデータの傾向を提示する仕組みも提供される。BIPROGYは、生成AIで実現できるさまざまな機能の拡張を強化していく意気込みだ。ニッセイ・ウェルス生命とBIPROGYの二人三脚はこれからも続いていく。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
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                </ul>
              </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>「web3×リアル店舗」百貨店が切り拓く次世代マーケティング - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/sogo-seibu-web3/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2026://15.2993</id>
        <mgmt-id>2530</mgmt-id>
        <published>2026-02-12T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-03-02T08:13:57Z</updated>
        <summary>「デジタルとリアルの相互送客」に挑む</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2026/02/20260212_ssw_00-thumb-1260x840-15721.jpg" length="1416575" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="Web3（ブロックチェーン）" /><category term="オープンイノベーション" /><category term="データ活用" /><category term="マーケティング" /><category term="小売" /><category term="流通" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>消費者の嗜好が多様化する今、従来のデジタルマーケティングは、大きな転換期を迎えている。この潮流を受け、多くの企業が次世代に向けたより深い顧客理解や新たなエンゲージメント手法を模索し始めている。そうした中、そごう・西武とBIPROGYは、web3を活用した意欲的なブランディング・プロジェクトに挑んだ。より具体的には、NFT（※1）を媒介にした顧客行動分析と、パブリックチェーンを用いた顧客動向のインサイト抽出という2つの実証実験である。舞台となったのは、渋谷の繁華街に位置する西武渋谷店。“リアル店舗”にweb3という最先端技術を重ねることで、どのような可能性が見えてきたのか。そごう・西武側でプロジェクト推進に携わった石川淳之氏をゲストに迎え、BIPROGYの牧野友紀、小谷野圭司が、取り組みの成果と今後の展望を語り合った。</p>
<ul class="c-notice -numeric u-fsSmall">
<li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※1</span>NFT：Non-Fungible Tokenの略称。ブロックチェーン上で唯一性を保証されたデジタル資産の総称であり、改ざん困難な記録を通じて所有権や利用履歴を明示できる仕組みを指す</li>
</ul>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2>顧客との関係構築にNFTを活用</h2>
  
  <p>――そごう・西武がNFTマーケットプレイスの事業を始めたきっかけを教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">石川</span>日本のアート産業市場は約2186億円規模であり、この中で百貨店は約507億円と大きなシェアを占めています（※2）。今後、デジタル市場が拡大していく流れは明らかで、将来の市場で大きな存在感を示すであろうデジタルアートに着目し、2024年6月にNFTマーケットプレイス「NFT PRODUCED by SEIBU SOGO」をローンチしました。</p>
  <ul class="c-notice -numeric u-fsSmall">
  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※2</span>文化庁委託事業による調査レポート「日本のアート産業に関する市場レポート2021」より</li>
  </ul>
  <p style="margin-top: 1em;">また、人口減少などによって新規顧客の獲得コストが増大する中、顧客一人ひとりといかに長期的で良好な関係を築くかも百貨店にとって重要なテーマです。パブリックチェーン上のNFTを活用すれば、データに基づく新しいマーケティング手法の確立や、従来とは異なる顧客層へのアプローチが可能になるという期待もあり、このプロジェクトをスタートしました。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/sogo-seibu-web3/20260212_ssw_01.jpg" alt="写真：石川淳之氏" width="600" height="450">
    <figcaption class="c-figure_caption">株式会社そごう・西武<br>
    経営企画部 事業開発担当　石川淳之氏</figcaption>
  </figure>

  <p>――BIPROGYとの協業はどのように始まったのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">石川</span>まずは、NFTマーケットプレイスを立ち上げ、顧客動向や嗜好の変化など売り上げに限らない効果を可視化して将来性を見いだしたいと考え、取り組み始めました。しかし、パブリックチェーン上のデータは膨大な量のため、どこからアプローチすべきか頭を悩ませていました。そこで、データ解析や分析にたけたBIPROGYに協力を求めました。</p>
  <p><span class="speaker">牧野</span>BIPROGYとしても、「非中央集権的な次世代のインターネット」として期待されるweb3がどの分野で活用できるのかを以前から検討し、金融・証券分野やマーケティング分野との親和性が高いと考えていました。今回の取り組みは、まさに後者に合致します。web3の重要技術であるブロックチェーンは改ざんができない取引記録を残すため、NFTの所在が記録され続けます。このため、販売後も顧客接点を維持できます。さらに、各種NFTの保有状況や取引記録などから企業側が顧客理解を深めることも可能です。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/sogo-seibu-web3/20260212_ssw_02.jpg" alt="写真：牧野友紀" width="600" height="450">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
    プロダクトマネジメント部 ビジネスデザイン室 <br class="u-sp">TechBiz課　牧野友紀</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">小谷野</span>web3は自律分散・自己主権を思想に持ち、GAFAの支配を受けず、企業と個人がフラットにつながる基盤技術です。個人的にもweb3の思想に共感し、大きな可能性を感じています。今回のお話をいただいたとき、出会ったばかりの石川さんとも、そんな話で意気投合しました。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/sogo-seibu-web3/20260212_ssw_03.jpg" alt="写真：小谷野圭司" width="600" height="450">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
    グループマーケティング部 マーケティング戦略室 <br class="u-sp">室長　小谷野圭司</figcaption>
  </figure>
</section>

<section class="l-section">
	<h2>実証実験でNFTが強力な集客・購買動機となることを証明</h2>

  <p>――西武渋谷店で開催した2つのイベントを通じて実証実験を進めたそうですね。</p>
  <p><span class="speaker">石川</span>はい。BIPROGYと協議を進める中で、NFTマーケットプレイスを単なる販売チャネルではなく、「オンラインでのお客さまとリアルのお客さまの相互送客のハブにする」という方向性が生まれました。その実証実験として実施したのが、「HELLO SHIBUYA 2024」（「渋谷芸術祭」と連携したポップアップイベント）と、「ME TOKYO SHIBUYA Limited」（テナント兼エンターテイメント施設）への送客ポップアップイベントです。</p>

  <p>――まずは、「HELLO SHIBUYA 2024」について教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">石川</span>毎年秋、「渋谷芸術祭」という街全体でアートを体感できるイベントがあります。2024年、この期間に合わせて「HELLO SHIBUYA 2024」というポップアップイベントを西武渋谷店で実施し、イベントでのグッズ購入者へNFTをプレゼントするなど、リアルとデジタルをつなぐイベントを行いました。 </p>
  <p>実証実験では、「NFT購入者をリアルの店舗に誘導できるか」「店舗での体験がNFTの価値を高めるか」を主な検証対象としました。その結果は、我々の想定以上でした。なんと、ポップアップイベントに出店したNFT発行事業者の中には、NFT購入者の約60%が実際に店舗を訪問したケースもあり、確かな手応えを得ました。</p>
  <p>その中でも、インバウンドを含む多くのお客さまが訪れ、活気が溢れたのは盆栽の展示でした。何百万円という高価な盆栽を複数人で所有し、そのことを証明するものがNFTとなっています。「渋谷で自分が所有する盆栽が飾られるなら見に行こう」と思われる方も多かったようで、NFT購入が来店動機につながっていることを実感しました。</p>

  <p>――分析はどのように進めたのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">牧野</span>購入者のアンケートから回収する「オフチェーンデータ」とパブリックチェーン上から収集する「オンチェーンデータ」を掛け合わせて行いました。</p>
  <p>まず、そごう・西武さま側から「オフチェーンデータ」をBIPROGYに提供してもらいます。これは、購入動向やウォレットアドレス（NFT保有者の識別番号）などで、来店した購入者自身がアンケートに記入し、同意の上で提供してもらうデータになります。次に、BIPROGYがパブリックチェーン上に記録される「オンチェーンデータ」から、購入者が保有するすべてのNFTのデータを分析し、その人の嗜好性や行動特性を明らかにしていきます。</p>
  <div class="l-section">
		<figure class="c-figure c-figure_w800">
      <img class="u-border u-pt10 u-pr10 u-pb10 u-pl10" src="/article/sogo-seibu-web3/20260212_ssw_04.jpg" alt="図版：そごう・西武さまでの分析フロー。購入者のアンケートから回収する「オフチェーンデータ」とパブリックチェーン上から収集する「オンチェーンデータ」を掛け合わせ、嗜好性や行動特性を分析。" width="800" height="367">
    </figure>
	</div>

  <p><span class="speaker">小谷野</span>そごう・西武さまでNFTを購入した人が自分のNFTを別の人に譲渡した場合、譲渡先のNFTの所有状況を知るなどの活用も可能です。つまり、ブロックチェーン上のデータ分析を通じて、多様な形で顧客の変化を知ることもできるわけです。ただし、そこに個人情報は一切含まれず、把握できるのは、NFTの動きとNFTの所有状況から見える「特性」です。</p>
  <p>イベント後に分析を実施した結果、NFTを購入したお客さまは、アート、ゲーム、音楽など、異なるカテゴリで複数のNFTを有している可能性が高いと分かりました。特性としては、新しい技術やイノベーションに敏感な人たちです。ここから、そごう・西武さまが新たな顧客層の獲得に成功していると推察できました。</p>
  <p><span class="speaker">石川</span>概ね成功と言える結果が出たことは良かったのですが、オフチェーンデータの不足という課題も見えました。アンケートの項目数や内容は、購入者の負担を考慮しながら設定していたものの、購入者の特性をより深く知るためには、それなりの量と質が必要だったのです。この気づきを生かして、次のイベントではアンケート設計を見直すことにしました。</p>
</section>

<section class="l-section">
	<h2>NFTの普及にはリアル世界における信頼感が不可欠</h2>

  <p>――次に、2025年に行った「ME TOKYO SHIBUYA Limited」への送客ポップアップイベントでの取り組みを教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">石川</span>より多くの人にweb3に触れてもらうことを目的として、西武渋谷店で開催したのが本イベントです。具体的には、西武渋谷店A館で買い物をしたお客さまがアプリをダウンロードすると「ME TOKYOクーポン」が入手でき、そのクーポンを同店B館の「ME TOKYO SHIBUYA Limited」というエンターテイメント施設に持っていくと、クレーンゲームが無料プレイでき、さらにNFTがもらえるQRコードを入手できる、というものです。</p>
  <p>その際、アンケートも実施しました。設問は、前回の気づきを踏まえて、西武渋谷店への来店回数や来店動機、SNSを見て来てくれた場合はどのSNSを見たのかなど、属性別のカテゴライズがしやすいように設定しました。</p>
  <section class="l-section">
		<h3>「ME TOKYO SHIBUYA Limited」への送客ポップアップイベントの仕組み</h3>
		<figure class="c-figure c-figure_w800">
      <img class="u-border u-pt10 u-pr10 u-pb10 u-pl10" src="/article/sogo-seibu-web3/20260212_ssw_05.jpg" alt="実施内容のステップ図。STEP1（A館1階）：アプリ（World App）をダウンロードでME TOKYOクーポン×2をプレゼント。特典は「クーポン×2」「アパレル・グッズ販売」。STEP2（A館1階）：アプリ認証後、NFTがもらえるQRコードをご案内。特典は「NFT」「アパレル・グッズ販売」。その後、B館地下1階：クーポン回収時にゲーム無料特典とNFTがもらえるQRコードが入手できる。特典は「無料ゲーム・NFT」「LINE会員獲得」。" width="800" height="389">
    </figure>
	</section>

  <p><span class="speaker">牧野</span>web3初心者にとっては、NFTを保有するウォレットの作成やNFTの購入は非常にハードルが高いものです。今回のイベントではその点も考慮し、「Webウォレット」という簡易版のウォレットの仕組みも導入してウォレット未所有者でも気軽に参加できる設計にしました。</p>
  <p><span class="speaker">石川</span>結果としては、予想以上に多くのお客さまがA館で専用アプリをダウンロードし、そのうち約73%に当たるお客さまがB館まで実際に足を運んでくれたことが分かりました。それだけの数のお客さまが関心を持ち、NFTとの接点を持ってくれたことはうれしい結果です。</p>
  <p><span class="speaker">小谷野</span>NFTを取得した人のウォレットを分析しNFT等の保有状況から、新技術の普及プロセスを示すキャズム理論のタイプを模して分類してみると「Innovator（革新者）」が6%、「Early Adopter（初期採用層）」が6%、「Early Majority（前期追随層）」が32%、そして今回のイベントのメインターゲットと考えていた「Late Majority（後期追随層）」は56%と全体の過半数を超える数字をマークしました。web3やNFTが世の中でほとんど認知されていない中、これは驚くべき数字です。</p>
  <p>特に最新技術に積極的でなくNFTを知らないLate Majority層を巻き込めた背景には、「そごう・西武」という信頼ある百貨店ブランドが提供するリアルな場での体験が、NFTを“特別なもの”ではなく“安心して触れられる一般的なもの”として認識させたことがあります。この安心感が、通常なら普及期まで様子を見る層の心理的ハードルを下げ、参加を後押ししたと考えられます。</p>
  <p>この成果は、「そごう・西武」という生活者にとって身近で信頼できるブランドが、新しいテクノロジーを日常に溶け込ませる力を持つことを示しています。安心して買い物ができる百貨店が行うリアルイベントだったから、多くの方がNFTに触れることができたのだと思います。新しいテクノロジーとリアルの安心感という組み合わせは、web3が世の中に普及する上で非常に重要な要素だと改めて気づかされました。</p>
</section>

<section class="l-section">
	<h2>web3で実現する、個人と個人、企業と個人がフラットにつながる世界</h2>

  <p>――これまでの取り組みを振り返りつつ、今後の展望をお聞かせください。</p>
  <p><span class="speaker">石川</span>リアルな「場」を持つ企業として、web3は大きなチャンスと捉えています。「HELLO SHIBUYA 2024」の開催時、SNSには「地方で活動する作家さんと東京で会えるのがうれしい」と喜ぶコメントがありました。デジタル上のコミュニティーの人たちが、リアルの「場」で集うことを新鮮に感じているのです。百貨店は、こうした新しい顧客体験や価値を提供できると確信しています。今後はNFTに限らず、デジタルとリアルの融合という視点で既存事業の強化にも取り組んでいきたいと考えています。</p>
  <p><span class="speaker">小谷野</span>NFTが新しいマーケティング手段として有効であることは、今回のプロジェクトを通して検証できました。性別や年齢などの情報は、「こういう傾向がある（だろう）」というバイアスを生じさせることがあります。しかし、NFTの動きや所有状況から見える「特性」から分析するこの手法は、個人主権の時代のマーケティングにはとてもフィットしていると感じます。</p>
  <p>ただ、「個人主権」を標榜するweb3が、“単なるマーケティングの手段”で終わってはいけないとも思っています。保有するNFTによって自分が何者なのかを世界にアピールして、コミュニティーからの誘いや仕事のオファーを受けるなど、個人と個人、また企業と個人がフラットにつながれるのが、web3が目指す世界だと私は考えています。これからもそごう・西武さまと共に、こうした世界の実現に向けて何をすべきなのかを引き続き検討していきます。</p>
  <p><span class="speaker">牧野</span>今回のプロジェクトでは、そごう・西武さまとBIPROGYがweb3で実現する世界を見据えて、同じ目標に向かい、平等な立場でアイデアをぶつけて2つの実証実験を進めていきました。顧客とベンダーではなく、協働するパートナーという関係性があったからこそ、今回のプロジェクトは大きく前進したと感じています。今後の課題はweb3の認知拡大です。そごう・西武さまの他にもパートナーを増やし、普及に向けた活動をいかに広められるかが重要だと考えています。同時に、生成AIを活用したデータ分析の効率化や高品質化も進め、web3のさらなる活用を追求していきます。</p>

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      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -pdf" href="https://www.biprogy.com/pdf/news/nr_241224.pdf" target="_blank">株式会社そごう・西武とNFT販売に関わるweb3マーケティングを実証</a></li>
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -blank" href="https://www.biprogy.com/solution/theme/blockchain.html" target="_blank">web3（ブロックチェーン）</a></li>
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -blank" href="https://www.sogo-seibu.co.jp/" target="_blank">株式会社そごう・西武</a></li>
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -blank" href="https://www.sogo-seibu.jp/shibuya" target="_blank">西武渋谷店</a></li>
    </ul>
  </section>

</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>表舞台から遠ざかるコンピュータの記憶を未来へつなぐ「覧古考新プロジェクト」 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/kcg-digitalarchive/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2026://15.2991</id>
        <mgmt-id>2519</mgmt-id>
        <published>2026-02-04T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-03-25T06:03:50Z</updated>
        <summary>京都情報大学院大学・京都コンピュータ学院×BIPROGY｜次世代デジタルアーカイブで拓く知の探索体験</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2026/02/20260204_kcg_00-thumb-1260x840-15696.jpg" length="311047" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="Technology Foresight" /><category term="研究開発（R&amp;D）" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>時代を映してきたコンピュータの記憶や記録は、目覚ましい技術進化による世代交代と新機器の登場を経て、失われつつある。例えば、その1つが1980年代に活躍したコンピュータ「UNIVAC 1100/20（以下、ユニバック）」だ。BIPROGYグループともゆかりの深い本機は、磁気コアメモリから半導体メモリへの移行という歴史的な転換点を体現したコンピュータだが、時代の流れの中で世代交代し、現存する実機も情報も少ない。そして、ユニバックに限らず、多くの記憶や記録が現在進行形で消えている――。こうした危機感から、日本初のコンピュータ教育機関である「京都情報大学院大学（KCGI）・京都コンピュータ学院（KCG）」とBIPROGYが共同で立ち上げたのが「覧古考新プロジェクト」だ。KCGが60年以上蓄積してきた歴史的なコンピュータ資産をデジタルアーカイブ化し、“新たな知の探索体験”を提供する。さらに、その先には次世代型のイノベーション創出の起点として育てていくことを目指している。その現在地と未来展望をプロジェクトの主要メンバーに聞いた。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
	<h2>産学連携でコンピュータの歴史を次世代に継承する</h2>

	<p>――プロジェクトを設立したきっかけを教えてください。</p>
	<p><span class="speaker">三浦</span>プロジェクトは、2017年に京都情報大学院大学・京都コンピュータ学院（KCGグループ）とBIPROGY（当時、日本ユニシス）が産学連携協定を結び、共同で設立した「未来環境ラボ」を発端としています。「未来を考えるためにも、過去の技術を知ってもらおう」という発想から、コンピュータの歴史を再認識してイノベーションを起こす場・空間を創出することを目指して2017年以来、多角的に共創を行い、2024年10月に「覧古考新プロジェクト」がスタートしました。</p>
	
	<figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_01.jpg" alt="写真：三浦仁" width="600" height="450">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所 主席研究員 三浦仁<br>
    （「覧古考新プロジェクト」事務局）</figcaption>
  </figure>

	<p>この取り組みの主要メンバーは5名で、KCGの岸本さんは収蔵品に関する情報提供を、日本ユニシス（2022年にBIPROGYに社名変更）のOBでもある橋本さんはKCGとBIPROGY間の調整を担ってくださっています。そして、ユニアデックス（BIPROGYグループ）の木村はレガシーコンピュータ（特にユニバック）に関する情報収集を、BIPROGYの山田がプロジェクト提唱とさまざまな技術的実装を担当し、私がプロジェクト全体の調整を行っています（参考「<a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/com/history.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">BIPROGYグループの歴史</a>」）。</p>

	<p>――なぜ、過去の技術を知ることが大切なのでしょうか。</p>

	<figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_02.jpg" alt="写真：山田茂雄" width="600" height="450">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所 共創デザイン室 主席研究員 山田茂雄<br>
    （「覧古考新プロジェクト」提唱者、デモプログラム、プロトタイプ作成）</figcaption>
  </figure>

	<p><span class="speaker">山田</span>技術は、一般的にその時代に人々が抱えていた社会的な課題を解決することで進化を遂げてきたと理解されています。コンピュータの今後を考えるうえでは、こうした各時代の技術的な発展に学び、歴史的な転換点となった出来事を理解し、未来を見据えることが不可欠です。しかし、現在は技術が進化している一方で、その記録が失われつつある状況も見受けられます。</p>
	<p>1980年代のコンピュータを例に挙げると、設計資料やレファレンスマニュアル、操作マニュアルなどの書物は廃棄され、それらの資料がアップロードされていたWebサイトは閉鎖されています。こうした状況を踏まえ、将来を担う世代に貴重な記録や記憶を継承し、「知の探索」ができる環境を残さなければならないと考えました。</p>

	<figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_03.jpg" alt="写真：木村達郎" width="600" height="450">
    <figcaption class="c-figure_caption">ユニアデックス株式会社 シニアテクニカルアドバイザー 木村達郎<br>
    （ユニバックに関するアドバイザー）</figcaption>
  </figure>

	<p><span class="speaker">木村</span>私は、約20年間メインフレームのOS開発・保守を担当してきたのですが、コンピュータの基礎的な仕組みを学ぶ機会が、以前に比べて少なくなっているのではないかと感じています。これは、小型化したコンピュータやスマートフォンが主流となり、コンピュータの基礎について学ぶ機会が減っていることが大きな要因だと考えています。そして、残念ながらユニアデックスの社内にも、自分たちが扱ってきた歴代のコンピュータに関する資料はあまり残っていません。紙の資料であればなおさらです。そんな状況の中、KCGにユニバックの実機があると聞いたときは、本当に驚きました。</p>

	<section class="l-section">
		<h3>KCG内に展示されている「ユニバック」の実機</h3>
		<figure class="c-figure c-figure_w600">
			<img src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_04.jpg" alt="写真：扉を開いたユニバックの大型コンピュータ筐体内部。配線や制御パネルが見える。" width="600" height="450">
		</figure>
	</section>

	<p>例えば、パソコンやスマホに慣れている若い世代でも、当時活躍していた大型のコンピュータが実際に動く姿や内部の仕組みを目の当たりにすれば、当時の技術者たちが何を考え、どんな工夫を積み重ねてきたのかを実感できるはずです。その体験は、技術への学びを深めるだけでなく、コンピュータを“作る側、動かす側”の世界への関心を呼び起こすきっかけにもなると期待が高まりました。</p>

	<p>――KCGが歴史的なコンピュータを保存しているのはなぜでしょうか。</p>

	<figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_05.jpg" alt="写真：岸本詳司氏" width="600" height="450">
    <figcaption class="c-figure_caption">京都情報大学院大学・京都コンピュータ学院 <br>
    総務部 岸本詳司氏（KCGコンピュータミュージアム担当）</figcaption>
  </figure>

	<p><span class="speaker">岸本</span>KCGの初代学院長である長谷川繁雄は、「コンピュータは人々の生活を支える文化」という考えを持っていました。こうした思いから、本学では実習用に導入したコンピュータを文化的に価値があるものと考え、ほぼ全てを保存してきたのです。その積み重ねにより、保有するコンピュータ関連の収蔵品は、優に1000点を超えています。収蔵品の中には、BIPROGYととても縁の深いユニバック 1100、2200や<a class="c-linkIcon -external" href="https://museum.ipsj.or.jp/heritage/index.html" target="_blank">情報処理技術遺産</a>（一般社団法人情報処理学会）の7機種をはじめ、IBM360なども保存しています。</p>

	<section class="l-section">
		<h3>KCGの外観と「KCGコンピュータミュージアム」の一例</h3>
		<figure class="c-figure c-figure_w600">
			<img src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_06.jpg" alt="写真：KCGの外観。壁面に「kcg.edu」の看板がある。" width="600" height="450">
		</figure>
	</section>

	<section class="l-section">
		<h3>「KCGコンピュータミュージアム」の一例</h3>
		<figure class="c-figure c-figure_w600">
			<img src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_07.jpg" alt="写真：館内展示の案内パネルと、ENIACの解説ボード、初期の大型コンピュータや周辺機器を並べた展示風景（コラージュ写真）" width="600" height="400">
			<img class="u-mt40" src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_08.jpg" alt="写真：KCGコンピュータミュージアムの展示。大型メインフレームや磁気テープ装置、操作卓などのレトロなコンピュータ機器が並んでいる。（コラージュ写真）" width="600" height="400">
		</figure>
	</section>

</section>

<section class="l-section">
	<h2>デジタルアーカイブで実現する「知の探索体験」</h2>

	<p>――構築を進めている「KCGコンピュータミュージアム2.0」について教えてください。</p>
	<p><span class="speaker">山田</span>これは、KCGの展示物・所蔵物をデジタルアーカイブ化し、新たな知の探索体験を提供するWebサイトで、現在の計画では2026年10月の公開を予定しています。</p>
	<p>デジタルアーカイブとは、有形無形の記録をデジタル化して保存し、後世まで活用可能な形に整える取り組みです。本プロジェクトでは、資料の検索を支える付加情報（メタデータ）として、一般的な「タグ付け」ではなく、資料同士の関係性を地図のように構造化する「知識グラフ」を採用しました。従来のタグは、個々の資料に「キーワードを貼る」方式で、分類や検索には便利ですが、資料同士のつながりや文脈まではわかりません。一方、知識グラフは、個々の資料をその関係性に基づいて網の目のようにつなぎ合わせる技術なので、アーカイブは断片的な情報の集積ではなく、文脈を持った「知識」として活用できるようになります。知識の網を自由にたどる探索が新たな気づきを呼び込みます。関連する資料を芋づる式に引き出し、未知の知識と偶然出会う。このミュージアム2.0は、そんな多角的な「知の連鎖」を楽しめる場所です。</p>
	<p>例えば、「1980年にKCGでは情報処理教育が行われていた」という情報から、「当時使われていた、旧高野校大型計算機センターにあったユニバック」という情報へ。さらに、ユニバックの記憶装置の写真、メモリーカード、ICチップ……とパーツにズームインしながら、情報を探索できます。</p>

	<p>――デジタルアーカイブは、「記録・記憶の継承と（再）構築」「コミュニティを⽀える共有知識基盤」「あらたな社会ネットワークの形成」という3つの価値に沿って構築を進めたそうですね。</p>
	<p><span class="speaker">山田</span>1つ目の「記録・記憶の継承と（再）構築」の実現では、デジタルアーカイブを長期にわたって価値のある媒体とするため、その情報アーキテクチャに、文化遺産情報化の国際規格である「CIDOC CRM （ISO 21127:2023）オントロジー」を組み入れました。これは曖昧な概念や複雑な関係性を論理的に体系化し、異なるシステム間でも意味を保ったままデータを共有できるようにするフレームワークです。本プロジェクトでは、映像や文書などの一次資料を保存しつつ、それらの関係性をオントロジーに紐づけて知識グラフとして二次資料に再構成することで、資料同士の関係が自在にたどれるようになり、より複雑で精密な検索や新たな知見の発見など、高度な情報活用を実現します。その結果、アーカイブを将来にわたって活用できるようになります。</p>
	<p>2つ目の「コミュニティを⽀える共有知識基盤」は、知識を共有する場であると同時に、新たな知識を生み出す「共創」の場でもあります。過去の技術を学び、ここから新しいアイデアを生み出し、その新しい知識もまたアーカイブに加えられていく。</p>
	<p>そんな学びと創造の循環を目指しています。単に情報を得るだけではなく、背景にある文脈や別の情報との関連性も正しく理解することが、「覧古考新」を実現していくためにも重要だと考えています。</p>

	<section class="l-section">
		<h3>「覧古考新プロジェクト」の全体像とデモ動画</h3>
		<figure class="c-figure c-figure_w800">
			<div class="c-media">
				<div class="c-media_inner">
				<video controls muted playsinline preload="none" poster="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_09_thumb.jpg" aria-label="動画：「技術の源流を理解し現代技術との接続を考える」デジタルアーカイブ探索プロトタイプ 覧古考新">
					<source src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_09.mp4"></source>
					※現在の環境は動画再生に対応していません
				</video>
				</div>
		</figure>
	</section>

	<p>3つ目の「あらたな社会ネットワークの形成」とは、他のミュージアムとの連携を意味します。本プロジェクト単独でのアーカイブには限界がありますが、世界共通規格を採用することで、世界中のアーカイブとの相互連携が可能になります。さらに、ハードウェアに留まらず、アルゴリズムやプログラミング手法といった「計算技術（コンピューティング）」を含めた記録全般を共有できるように構築しています。</p>

</section>

<section class="l-section">
	<h2>実機が動いた瞬間――プロジェクトの手応えと未来展望</h2>

	<p>――プロジェクトを進める中で、印象的なエピソードはありますか。</p>

	<figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_10.jpg" alt="写真：橋本昇氏" width="600" height="450">
    <figcaption class="c-figure_caption">京都情報大学院大学・京都コンピュータ学院<br>
			サステイナブル・オープンイノベーション・センター<br>
			セクレタリージェネラル　橋本昇氏（覧古考新プロジェクト事務局）</figcaption>
  </figure>

	<p><span class="speaker">橋本</span>忘れられないのは2024年12月21日、ユニバックのランプが点灯した日です。2025年1月に開催される京都府情報産業協会 新春セミナー（KCG共催）での展示が決まり、2024年10月頃に倉庫に眠っていた実機を引っ張り出しました。そこで「往時の雰囲気を来場者に感じてもらうためにメンテナンスパネルのランプを光らせよう！」との話が持ち上がり、木村さんとKCGの久保田英司先生が約2カ月試行錯誤し、ついに成功させたんです。</p>
	<p><span class="speaker">木村</span>ユニバックには約500個のランプがあり、ネオン管が使用されています。各ネオン管モジュールからは4本のピンが出ており、どこに何の信号を与えれば光るのか全く分かりませんでした。インターネット上をくまなく検索し、英文のマニュアルを探し出しました。そして、久保田先生と点灯プログラムやロジック回路を作り、ときには家に持ち帰って作業をすることもありました。かなり苦労しましたが、光った瞬間は本当にうれしかったですね。</p>
	<p><span class="speaker">橋本</span>ユニバックに光が灯った際も、ランダムに光らせるのではなく、実際にユニバックが稼働していた当時の光り方を再現できたことに一同驚きました。</p>
	<p><span class="speaker">三浦</span>当初は、ユニバックが動く様子をCGで再現する案もあったのですが、プロジェクトとしては、実物の展示にこだわりたかったんです。当日は「本当に動いている」と足を止めて見てくれる学生さんも多く、実物によって伝わる情報の力を感じました。</p>

  <section class="l-section">
		<h3>数十年の歳月を経て再び点灯したユニバック</h3>
		<figure class="c-figure c-figure_w800">
			<div class="c-media">
				<div class="c-media_inner">
				<video controls muted playsinline preload="none" poster="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_11_thumb.jpg" aria-label="動画：UINIVAC 1100/20 メンテナンスパネルのインジケータ点灯再現">
					<source src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_11.mp4"></source>
					※現在の環境は動画再生に対応していません
				</video>
				</div>
		</figure>
	</section>

	<p><span class="speaker">岸本</span>パソコンが中心の世代の学生たちにとっては、ランプが点滅し、昔のコンピュータが実際に稼働する様子が新鮮に映ったようです。KCGでは、夏休み期間に高校生や小中学生が参加するイベントを開催しているので、そういった機会にも展示したいと考えています。</p>

	<p>――2025年11月に開催されたKCGの学校祭「11月祭」では、デジタルアーカイブのデモ展示を行ったと伺いました。</p>

	<p><span class="speaker">山田</span>今回は「新しいコンピュータミュージアムの体験」という位置づけで、3つの体験を組み合わせた展示を行いました。1つ目は、ユニバックの実機に触れる体験。2つ目は1980年代にユニバックが使われていた様子を映像で見る体験。そして3つ目が、デジタルアーカイブによる探索体験です。実物の手触り感、映像による時代の再現、デジタルによる深い探索、これらが揃うことで興味や関心がより高まると考えました。</p>
	<p><span class="speaker">三浦</span>反応は上々でした。デジタルアーカイブは完成品ではなかったのですが、若い学生さんたちは問題なく使いこなせていました。今後の知の探索体験設計に向けて、良い手応えを得られたと感じています。</p>
	<p><span class="speaker">岸本</span>本学としては、歴代のコンピュータを演出して見せたいのではなく、ありのままの姿をデジタル上で再現することで、歴史や文化を感じ取ってほしいと考えていました。展示に訪れる学生の様子から、その理想に近づいていると感じました。</p>

	<section class="l-section">
		<h3>KCG学校祭「11月祭」の様子</h3>
		<figure class="c-figure c-figure_w600">
			<img src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_12.jpg" alt="写真：デスクトップPCの画面を見ながら、男性が指で画像を示して説明している様子。隣に別の人物が座って一緒に確認している。" width="600" height="450">
		</figure>
	</section>

	<p>――最後に、プロジェクト提唱者である山田さんから今後の展望をお聞かせください。</p>

	<p><span class="speaker">山田</span>プロジェクトの目的は、コンピュータの歴史を再認識してイノベーションを起こすことです。この活動の輪が広がり、イノベーションの志を持つ人々が集うコミュニティに発展することを期待しています。さらに、そのコミュニティのすそ野が広がって多くの人が集い、デジタルアーカイブされた共通の知的資産（コモンズ）を用いて、新たな価値創造や次世代への継承につながっていく。そんな世界を実現していきたいです。また、体験の方向性の1つとして、拡張現実技術を使ったミュージアムも視野に入れています。拡張現実の中で実物に触れると同時に、関連情報をデジタルアーカイブから引き出して閲覧できれば、知の探索がより深いレベルで可能になります。覧古考新プロジェクトはまだ始まったばかり。これからも、みなさんと共にデジタルアーカイブの新たな形に挑戦し続けていきます。</p>
	
	<figure class="c-figure c-figure_w600">
		<img src="/article/kcg-digitalarchive/20260204_kcg_13.jpg" alt="写真：左から順に、橋本昇氏、 岸本詳司氏、木村達郎、山田茂雄、三浦仁" width="600" height="450">
	</figure>

	<div class="articleKeywordList">
    <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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    <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
    <ul class="c-textList">
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -blank" href="https://www.kcg.ac.jp/" target="_blank">「京都コンピュータ学院（KCG）」Webサイト</a></li>
			<li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -blank" href="https://www.kcg.ac.jp/museum/" target="_blank">KCG資料館｜KCGコンピュータミュージアム</a></li>
			<li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -blank" href="https://www.biprogy.com/com/history.html" target="_blank">BIPROGYグループの歴史</a></li>
    </ul>
  </section>

</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>企業データを「AI-Ready」に変える、新たな取り組み - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/innovationlab/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2026://15.2990</id>
        <mgmt-id>2521</mgmt-id>
        <published>2026-01-28T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-01-28T01:00:02Z</updated>
        <summary>BIPROGYとEAGLYSが提携、「Data＆AI Innovation Lab」を始動</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2026/01/20260128_air_00-thumb-1260x840-15687.jpg" length="1023078" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="AI" /><category term="DX" /><category term="データ活用" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>AI技術は急速に進化しており、企業内に蓄積された膨大なデータをAIで活用できれば、極めて大きな価値を生み出す可能性があるだろう。しかし現状では、データの整備やAI活用に向けた準備が不十分で、「AI-Ready（AIを活用できる状態）」になっていないケースが少なくない。こうした課題を克服し、データとAIのさらなる活用を目指して、BIPROGYは2025年8月、EAGLYS（イーグリス）と資本業務提携を締結した。共同サービス開発「<a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/solution/service/data_ai.html" target="_blank">Data＆AI Innovation Lab</a>」では、EAGLYSのデータ整備やAIエージェント技術を活用し、企業が蓄積したデータを活用可能な形に変換することで、企業のDX推進やAI活用を支援している。EAGLYSとBIPROGYが今後の展開を語った。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2>企業におけるデータ整備の現状</h2>

  <p>――企業におけるデータやAI活用の現状と課題について教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">脇森</span>AIの社会実装に必要な要素は3つあります。高度なアルゴリズム、半導体や電力を含む計算リソース、AIに知識を与えるためのデータです。過去十数年の間に、ディープラーニング（深層学習）をはじめとするアルゴリズムは大きな進展を遂げました。計算リソースはGAFAMなどの巨大テック企業が取り合っている状態です。残るデータはどうか。今、多くのAIはネット上に公開されているデータを学習していますが、企業内にはAIがアクセスしていない膨大な情報があります。一部の企業内データはAIの学習に使われていますが、まだ始まったばかりです。データがAIに読み込ませるのに適した「AI-Ready」な状態になっていないのです。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/innovationlab/20260128_air_01.jpg" alt="写真：脇森浩志" width="600" height="400">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 市場開発本部 データ＆AI技術部長<br aria-hidden="true">
    脇森浩志</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">今林</span>データは存在していても、例えば社内やサプライチェーンで分散・非統一のまま保管されているなどしてAIを活用できる状態に整備されていない場合と、そもそもデータ化されていない場合の、2つのAI-Readyでないケースがあります。後者は暗黙知が多く、形式知化されていないことが多いです。工場現場などにおける「匠の技」はその典型例で、オフィスでも属人的業務が至る所にあります。こうした知見は形式知化しなければ、AIに与えることができません。今後、AIがビジネスの前提になると考えれば、企業にとってデータ整備は切実な課題です。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/innovationlab/20260128_air_02.jpg" alt="写真：今林広樹氏" width="600" height="400">
    <figcaption class="c-figure_caption">EAGLYS株式会社 代表取締役社長／CEO<br aria-hidden="true">
    今林広樹氏</figcaption>
  </figure>

  <p>――EAGLYSの事業概要と強みを聞かせてください。</p>
  <p><span class="speaker">今林</span>EAGLYSはAIとAIセキュリティーの領域を中心に事業を展開する研究開発型のスタートアップです。市場では業務/現場レベルで使える専門的・高精度なAIが求められていますが、AIの導入はPoC止まりで本格導入まで至らないケースが多くみられます。AIエージェント構築を成功に導くポイントは、データ整備と考えます。EAGLYSは、2021年以降、データ整備への取り組みを本格化させ、その知見と経験を生かしながら生成AI関連の事業を拡大してきました。具体的には「MINING AI」というソリューションを提供し、企業の潜在データの活用支援を進めています。われわれは重工業や保険などの分野で、個社独自の生成AI構築プロジェクトを成功させています。</p>

  <p>――成功を支えた要因は何ですか。</p>
  <p><span class="speaker">今林</span>EAGLYSは社員の約7割がエンジニアで、そのうち3割が博士号を取得しており、クリエイティブなソリューションのアイデアを生み出す強力な人材を有しています。そこで当社は、先進的な技術とそれを体感できるインターフェースのモジュール開発を先行投資としてまず実施し、生成AIプロジェクトに取り組みました。その結果、お客さまも具体的な導入イメージをつかむことができ、生成AIサービスをスピーディに構築できたことが、成功の要因であると考えています。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>両社の強みを生かす「Data＆AI Innovation Lab」</h2>

  <p>――AI活用とデータ整備の分野で、EAGLYSとBIPROGYが資本業務提携した背景をお話しください。</p>
  <p><span class="speaker">藤田</span>BIPROGYは経営方針（2024-2026）における重要な柱の1つとして、新たな収益基盤の確立を掲げています。特に注力する新市場の開発において、大きな役割を担うのが私たちのビジネスクリエーション部門です。主な対象は製造、金融、小売、社会インフラの4分野。当社の厚い顧客基盤のあるこれらの分野に対して、AIなどを活用した新しいアプローチで価値提案できないかと議論を重ねてきました。一方、EAGLYSは工場などの現場に入り込み、AIを含む先端技術を活用して多くの業務変革をサポートしています。私たちとは異なるアプローチでの実績があります。BIPROGYがEAGLYSと手を組むことで実現するサービスがあると見込み、提携に至りました。</p>
  <p>今林さんをはじめとするEAGLYSのみなさんの「日本を元気にしたい」という熱い思いにも共感しました。技術力の高さはもちろんですが、EAGLYSのパッションに動かされた面もあります。EAGLYSとの協業により、BIPROGY社員のモチベーションも高まると思います。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/innovationlab/20260128_air_03.jpg" alt="写真：藤田慶" width="600" height="400">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 市場開発本部 データ＆AI事業推進部 一室長<br aria-hidden="true">
    藤田慶</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">今林</span>「BIPROGYと一緒に日本を元気にしたい」と本気で思っています。日本を代表する大企業の多くに対して、BIPROGYはさまざまなITサービスを提供してきました。積み上げられた信頼は極めて重要です。大企業でDXやAI活用の成果が次々と生まれれば、日本社会に大きなポジティブインパクトがあります。データ整備とAI活用などの領域で、成功事例を数多く実現していきたいと考えています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w800">
    <img class="u-border u-pt10 u-pr10 u-pb10 u-pl10" src="/article/innovationlab/20260128_air_04.jpg" alt="図版：Data&AI事業の目指す姿を示す図。①「Data&AI Innovation Lab」がコンサル〜運用保守を包括的に支援し、製造・金融・小売・社会インフラの事業部門領域を獲得。②「Data&AI Solutions」が利用者に価値の高いAIサービスを提供。また、①の知見をもとに②で利用者に価値価値の高いサービス提供の高いサービスを開発·提供している。" width="800" height="323">
    <figcaption class="c-figure_caption"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/solution/service/data_ai.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Data＆AI Innovation Lab</a>では、主に製造、金融、小売、社会インフラ分野で、コンサル・構築・運用保守に係るサービスを展開。Data＆AI SolutionsではData＆AI Innovation Labで得た知見をベースにプロダクトを提供する</figcaption>
  </figure>

  <p>――BIPROGYがこれまで培ってきた業務理解やデータエンジニアリングの知見に加え、EAGLYSとの連携により、データ＆AI事業として「Data＆AI Innovation Lab」と「Data＆AI Solutions」を展開します。</p>
  <p><span class="speaker">藤田</span>「Data＆AI Innovation Lab」では、データを中心とした企業DXの支援、および生成AIの活用を支援するサービスを提供します。ここで得た知財を活用し、ソリューションとしてお客さまに提供していくのが「Data＆AI Solutions」の役割になります。この2つのチームは緊密に連携しますが、起点となる前者の活動を加速させるためにも、お客さまの店舗や工場といった現場で得られる知見は欠かせません。</p>
  <p><span class="speaker">脇森</span>お客さまの価値につながる事例を創出することが重要です。その上で、横展開可能なものを見極めてソリューション化していきます。こうしたプロセスを繰り返すことで、データとAIに関するソリューションが豊かになります。例えば、工場設備などの障害特定や復旧、さまざまな業界で必要な法令チェックなどの領域では、データとAIを活用するソリューションが有望ではないかと思っています。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>エンタープライズ領域ではAIとセキュリティーはセット</h2>

  <p>――BIPROGYの強みはどのように発揮されますか。</p>
  <p><span class="speaker">脇森</span>私たちは日本社会を支える多くの企業とともに、長年にわたって数々のプロジェクトを遂行してきました。顧客のニーズや現場の課題に向き合いながら、コンサルティングからシステムの設計・開発・運用までをフルサポートする知見を深め、ノウハウを磨いており、AIの実装実績も増えています。これらの蓄積はデータとAIを活用する上でのアドバンテージになると思います。</p>
  <p><span class="speaker">藤田</span>さらに、どんな困難に直面しても「逃げずにやり遂げる」という姿勢が我々にはあります。EAGLYSと共通するマインドセットです。</p>
  <p><span class="speaker">今林</span>ディープテック系のスタートアップというとスマートなイメージがあるかもしれませんが、EAGLYSは現場に入り込んで泥臭い作業もいとわないエンジニア集団です。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w800">
    <img class="u-border u-pt10 u-pr10 u-pb10 u-pl10" src="/article/innovationlab/20260128_air_05.jpg" alt="図版：Data＆AI Innovation Labの提供メニューを示した図。5工程（コンサルティング、データエンジニアリング、データ分析、構築、運用・保守）をコンサルから運用・保守対応まで網羅し、次の課題におけるコンサルへと事業回線サイクルを回す。これらの事業回線サイクルの実装で企業競争力向上につなげる。" width="800" height="449">
    <figcaption class="c-figure_caption">データを中心とした企業DXの支援、生成AI活用を支援するサービスを展開する</figcaption>
  </figure>

  <p>――EAGLYSのセキュリティー領域での強みを聞かせてください。</p>
  <p><span class="speaker">今林</span>代表的な例は秘密計算です。データ活用の課題として、企業横断のデータ収集が困難という問題があります。各社とも自社データを他社と共有するのに消極的です。しかし、暗号化したままデータを集めて分析できれば、新たな価値につながるでしょう。それを可能にするのが秘密計算の技術です。例えば、複数の企業が互いのデータ内容を明かさずに共同分析を行うといった活用が考えられます。私たちはAIとセキュリティーを不可分の技術と捉えています。</p>
  <p><span class="speaker">脇森</span>AI活用に限らず、エンタープライズITを高度化させる上でセキュリティー技術は極めて重要です。EAGLYSの持つセキュリティー技術は今回の提携をもたらした重要な要素だと思います。</p>

  <p>――今後の展望を聞かせてください。</p>
  <p><span class="speaker">藤田</span>AI-Readyのデータ整備は日本企業における大きな課題です。BIPROGYはEAGLYSとの提携を元に突破口を開きます。分散化・個別最適化したデータを全体最適に沿った形で整備し、企業のAI活用とDXを支援します。</p>
  <p><span class="speaker">今林</span>AIに関する話題がメディアにあふれる中、日本企業の経営者の多くは慎重な姿勢を維持しているように見えます。「もう少し様子を見よう」と考えているのかもしれませんが、積極的なAI投資を続ける海外企業との競争格差が一層拡大する可能性があります。AIの進化とは切り離して、AI-Readyのデータ整備を進めることは可能です。AIがビジネスの根幹を担う時代のために、経営者にはビジネスに生かせるデータ整備とAI活用の準備を進める決断が求められていると思います。</p>
  <p><span class="speaker">脇森</span>データとAIは企業経営に不可欠かつ競争力の源泉になるでしょう。私たちは技術を通じて日本企業の競争力を強化し、豊かな日本社会づくりに貢献します。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/innovationlab/20260128_air_06.jpg" alt="写真：左から順に藤田慶、今林広樹氏、脇森浩志" width="600" height="400">
  </figure>


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      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -blank" href="https://www.biprogy.com/solution/service/data_ai.html" target="_blank">データとAIを活用し、事業改善を加速する DX支援事業Data＆AI Innovation Lab</a></li>
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -pdf" href="https://www.biprogy.com/pdf/news/nr_250904.pdf" target="_blank">BIPROGYとEAGLYSが資本業務提携を締結</a></li>
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -blank" href="https://eaglys.co.jp/" target="_blank">EAGLYS株式会社</a></li>
    </ul>
  </section>
</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>社員の「志」を言語化するワークショップ「ココカフェ」 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/kokocafe/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2026://15.2989</id>
        <mgmt-id>2528</mgmt-id>
        <published>2026-01-21T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-01-21T01:00:03Z</updated>
        <summary>～BIPROGYが取り組むPurpose経営4年間の歩み～</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2026/01/20260121_ko_00-thumb-1260x840-15681.jpg" length="1524445" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DE&amp;I" /><category term="サステナビリティ" /><category term="人財育成" /><category term="働き方改革" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>2021年、BIPROGYは自らの存在意義を示すPurpose（パーパス）を掲げました。それ以来、社員に向けてPurposeに込められた想いを届け、理解を深める取組みを続けています。2025年には、社員一人ひとりの「志」を言語化するワークショップ「志言語化ワークショップ～ココカフェ～」を開催。今回は、これまでの歩みとともに、ココカフェの企画から実施までをけん引した人的資本マネジメント部の白壁勇太と川村千明に、その内容と成果を聞きました。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2>Purposeの浸透に向けた段階的アプローチ</h2>

  <p>――Purpose策定の背景を聞かせてください。</p>
  <p><span class="speaker">白壁</span>BIPROGYの歴史はメインフレーム販売からスタートし、そこから60年以上、システムインテグレーションをコアに、お客さまの課題をITで解決し、社会的価値を生み出す企業へと進化してきました。時代の変化に合わせて変革を重ねる中で、私たち自身の存在意義を改めて問い直す必要がある──そう考え、2021年に「先見性と洞察力でテクノロジーの持つ可能性を引き出し、持続可能な社会を創出します」というPurposeを策定しました。そして翌2022年に、日本ユニシスからBIPROGYへと社名を変え、新たな一歩を踏み出したのです。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/kokocafe/20260121_ko_01.jpg" alt="写真：白壁勇太" width="600" height="450">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 人的資本マネジメント部 風土改革室 エンゲージメント推進課<br>
    課長　白壁勇太</figcaption>
  </figure>

  <p>――Purposeへの社員の認知度や理解度はいかがでしたか。</p>
  <p><span class="speaker">白壁</span>人的資本マネジメント部では毎年、全社員を対象にエンゲージメント調査を行っており、Purposeの策定と社名変更を経て、エンゲージメントとともに、理念や戦略の社員への浸透度も高まると見込んでいました。しかし、2022年の調査では、エンゲージメント、理念に対する期待度、満足度に大きな変化は見られませんでした。どうすればそれらを高められるかと考えた結果、Purposeと戦略を組織全体に浸透させ、会社と社員をつないでいくことが重要であると思い、2023年から本格的にPurpose浸透の取り組みを始めました。</p>

  <p>――具体的な取り組みを教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">白壁</span>2023年は大きく3つの施策を実施しました。まずは役員、事業部長、本部長などトップマネジメント層を対象にした講演会やワークショップを行いました。Purposeの必要性を理解するためのグループワークをしながら、組織ごとにPurposeを言語化していくことで、抽象度の高い会社のPurposeから、より現場に近い組織Purposeができました。2つ目は、部長クラスのミドルマネジメント層を対象としたPurpose討議会です。この討議会では、どうすれば組織の中にPurposeを息づかせることができるのかを真剣に話し合いました。3つ目は、これらの参加者から希望者を対象に実施した「福島フィールドスタディ」です。東日本大震災で被災した福島の今を視察し、現地で志を軸に活動されている方のお話をお聞きすることで、自分が大切にしたい価値観や自分の志を深く考える研修を行いました。</p>
  <p>これらの場に同席した私は、Purposeについて率直に対話するトップマネジメント層やミドルマネジメント層の、「社内に浸透させていくのは自分たちだ」という強い想いを感じました。福島フィールドスタディは、今では全社員から希望者を募る形に刷新しました。若年層からベテラン層まで、幅広い層の社員が自ら手を挙げており、社内に変化が起きていると実感します。</p>

  <p>――Purpose浸透度に変化はありましたか。</p>
  <p><span class="speaker">白壁</span>Purposeを「知らない」と答える社員はゼロになり、自分ごとになっていると答える社員は増えてきました。一方で、上位マネジメント層と一般社員の認知には乖離がありました。一般社員でPurposeを話題にしたことがある人は2割程度にとどまっていました。私たちはPurposeをより身近に感じられるものにしたく、職場内で自然とPurposeを軸にした判断がされたり、自分の仕事とPurposeが繋がっている実感を味わってほしいと思い、次の企画を考えました。</p>

  <p>――次のステップとして2024年はどのようなことを行いましたか。</p>
  <p><span class="speaker">川村</span>対象を拡大し、「Purposeダイアローグ」を開始しました。組織長に組織Purposeに込めた想いを語ってもらった後で、各自の業務と会社のPurposeや組織のPurposeがどのようにつながるのかを対話してもらうプログラムです。実施後は組織Purposeの浸透度が大きく向上しました。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/kokocafe/20260121_ko_02.jpg" alt="写真：川村千明" width="600" height="450">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 人的資本マネジメント部 風土改革室 エンゲージメント推進課<br>
    担当マネージャー　川村千明</figcaption>
  </figure>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>社員一人ひとりの「志」を言語化する「ココカフェ」</h2>

  <p>――2025年は「ココカフェ」に取り組んでいます。</p>
  <p><span class="speaker">白壁</span>これまでPurposeの浸透に取り組んできて、トップダウンだけでは難しいと感じていました。Purposeを自分ごとにするためには、如何にそれに共感できるかが大事だと思っています。Purposeはいわば会社の「志」。これと一人ひとりが結び付く＝エンゲージしてもらうためには、自分自身の志を考えることが必要だと考えました。会社の志と自分の志の重なるところを見つけることで、共感が生まれるのだと考えたのです。そこで、自分自身の志を認識して言語化していくために立ち上げたのが、「志言語化ワークショップ～ココカフェ～」です。</p>

  <p>――「志」というキーワードはどのように生まれたのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">川村</span>「志」という言葉は、社員一人ひとりの意思や目標を象徴するものとして、人財戦略の中心に据えています。背景には、従来の「お客さまの要望に応えるSI」だけでは企業としての成長が難しくなるという環境変化があります。私たちは、ビジネスエコシステムの中心となり、社会課題を解決する企業へと変革することを掲げています。そのためには、社員自身が「やりたいこと」「実現したい世界」を持ち、主体的に価値を生み出すことが不可欠です。</p>
  <p>仕事を通じて自分の志の一部が実現できる、そして会社のPurposeと少しでも重なりを感じられる、そんな状態が増えることが、BIPROGYグループの価値創出の源泉になると考えています。この想いから、「志追求型人財」略して「ココツイ人財」というコンセプトを打ち立て、個人の志を尊重し、挑戦を後押しする仕組みづくりを進めています。</p>
  <p>「ココツイ人財」とは、志を持ち、ワクワクしながら働くことで世の中に価値を提供する社員を指します。志と聞くと、立派で崇高なものと受け取られるかと思いますが、BIPROGYが考える「志」とは、人生で実現したいことや歩みたいキャリアなど、心の原動力となるものや想いを指しています。気軽に言葉にしてほしいという気持ちを込めて「ココツイ」と軟らかい表現にしました。</p>

  <p>――「ココカフェ」の内容を教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">川村</span>希望する組織を対象に2025年7月から実施している、志を言語化するオンラインワークショップです。事前に会社の想いを伝える動画を視聴してもらい、「ココカフェ」を開催する背景や志を言語化するメリット、キャリアデザインとのつながりなどを説明しました。その後ワークシートを書き込んでもらいます。ワークシートでは、「ワクワクすること」、「得意なこと・大切にしていること」、「誰かのために役立ちたいこと」を考えてもらい、3点が重なり合う部分に自分の志が見えてくる設計になっています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w800">
    <img class="u-border" src="/article/kokocafe/20260121_ko_03.jpg" alt="図版：志ワークシート～My Purposeを言葉に～の記入用シート。次の記入欄がある。①ワクワクすること、②得意なこと・大切にしていること、③誰かのために役立ちたいこと、④志の言語化。">
    <figcaption class="c-figure_caption">動画で「なぜ志追求型人財なのか」「志とはどういうものなのか」「どうやって志の言語化を行うのか」の解説を視聴し、志を持つことのメリットを理解してからワークシートへの記入を行う</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">川村</span>ワークショップでは私たち事務局がファシリテーターを務めています。「ここでの話は、ここだけの話」など、参加に当たって心理的安全性を担保するためのグランドルールを定めました。普段の業務では関わらないような他組織のメンバーと対話できるように考慮し、1回におよそ150人が参加します。Zoomのブレイクアウトルームでは3～4人のチームに分かれ、ワークシートで内省した志を発表します。その後、ほかの参加者のフィードバックをもとにブラッシュアップさせ、最終的に自分自身の志を言語化します。</p>
  <p><span class="speaker">白壁</span>最後に取締役3人の「志ショートムービー」を参加者向けに放映しています。トップが範を示すことが大事と考え、自身の言葉で志とPurposeを語ってもらいました。具体例を聞くことで自分の志と会社のPurposeをどのように重ね合わせていけばよいのかのヒントになるとともに、普段あまり聞くことのない、一人の人間としての役員の想いに触れる機会にできました。</p>
  <p>撮影は事前の意識合わせから撮影後の編集まで、事務局と映像スタッフが何度も打ち合わせを重ねながら丁寧に準備し、細部までこだわってつくり上げました。緊張感もありましたが、取締役の想いがナラティブに伝わる形に仕上がったと思っています。視聴した社員に好評で、「取締役を身近に感じることができた」「志に共感できた」「自分も頑張ろうと思った」といった感想がたくさん寄せられています。</p>
  <p>また、後続の取り組みとして「志リレー」と称し、全役員の志をリレー形式で社内に公開しました。志に込めた想いや背景、Purposeへの想いに加え、人となりが伝わる写真もあわせて、毎月発信しています。これらの記事を通じて、役員の価値観や考え方に触れることで、心理的距離が縮まるとともに、社員が志を考えるきっかけになればと考えています。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/kokocafe/20260121_ko_04.jpg" alt="写真：左から順に葛谷幸司、齊藤昇、澤上多恵子">
    <figcaption class="c-figure_caption">左から、代表取締役専務執行役員CSOの葛谷幸司、代表取締役社長CEOの齊藤昇、取締役執行役員CHROの澤上多恵子。3人が動画でPurposeを語り、志を持つことで、モチベーションが高まって仕事が楽しくなったり、自身の成長につながったり、ピンチに強くなったり、他者から共感や支援を受けやすくなるなどの気づきにつなげた
    </figcaption>
    <ul class="c-textList u-mt10" style="text-align: left;">
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://api01-platform.stream.co.jp/apiservice/plt3/MzAw%23ODE0%23280%23168%230%233FE220F9E400%23OzEwOzEwOzEw%23/1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">私の志×取締役 志ショートムービー</a></li>
    </ul>
  </figure>

  <p>――ココカフェで工夫した点は何ですか。</p>
  <p><span class="speaker">白壁</span>ココカフェは私たちのオリジナルでつくり上げました。悩んだのは参加対象者です。全員に参加してほしいけれど、強制されたのでは本人が心から思う志が出てこないのではと思ったのです。また、業務や風土など組織の状態はさまざまです。そこで、参加は組織長の判断に委ねる形にしました。結果、BIPROGY全社員約4400人のうち、約2300人が参加しています。</p>
  <p>私たち自身、1回につき150人規模のオンラインワークショップをファシリテートしたり運営することは初めてでした。どうやったら実現できるのかを深く議論しましたし、何度もリハーサルを行いました。ココカフェに参加した社員全員の協力があって、実施できたのだと思っています。</p>
  <p><span class="speaker">川村</span>事前に配布した資料ではBIPROGYの人財戦略や「ココツイ人財」がどのようなものなのかを、人的資本マネジメント部の想いがしっかり伝わるように意識しました。「ココツイAI」という社内用の生成AIツールをベースにしたオリジナルAIもワークショップに組み込みました。志を言語化するためにAIがサポートします。各々の志を発表した後、各自が考えてきた内容を入力すると、AIが志を言語化して提案します。AIの案をそのまま使ってもよいですし、自分なりにアレンジしてもかまいません。「ユーモア」「クール」など、好みのテイストを選べる遊び心も加え、気軽に取り組める工夫をしました。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>参加者の約9割が満足――新たな発見と連帯感</h2>
  <p>――参加者からはどのような声が寄せられましたか。</p>
  <p><span class="speaker">川村</span>参加後のアンケートでは約9割から高評価を得ました。「組織ミックスだったので、初めて会う人と対話できてよかった」「自分自身を深く内省する機会にできた」「年代もキャリアもプライベートの環境もさまざまな人たちの志を聞くことで、新たな発見があった」「普段だったら初対面の人には話さないような内面の話をすることで、団結力や連帯感のようなものが生まれた」といった声が届いています。「ココカフェを会社の文化にしてほしい」という声までありました。今回のアンケート結果を受けて、ココカフェが単なるワークショップにとどまらず、社員同士が安心して本音を語り合える対話の場として機能していることをうれしく思いました。</p>
  <p>特に、参加者である社員の皆さんが積極的に対話に参加し、自分の想いや志をオープンに共有してくださった姿勢は、組織に新しい風を吹き込む大きな力になると強く感じました。組織や世代を越えた対話が新しい気づきや発想を生み出している点は、私たちが目指す「Purposeを軸にした組織開発」に直結しています。ワークショップ継続を望む声は、ココカフェが一過性のイベントではなく、継続的な仕組みとして価値を発揮できる可能性を示しており、今後の企画に向けて大きな励みになりました。こうした前向きな意見は、社員一人ひとりが組織の未来づくりに主体的に関わっている証であり、心から感謝しています。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>志を起点としたキャリア形成へ――2026年の展開</h2>

  <p>――2026年以降、Purpose浸透の取り組みはどのように進化しますか。</p>
  <p><span class="speaker">川村</span>ココカフェで言語化した志を形だけのものにしてほしくないので、2026年は業務やキャリアプランにつなげていく取り組みをしたいと思っています。すでに、上司とキャリアについて話し合うキャリアデザイン面談のシートに志を記入する欄をつくり、志を軸にキャリアプランを考えられるようにしました。志を軸に異動の希望が出せる「ココツイ異動」の試験運用も始めています。</p>
  <p><span class="speaker">白壁</span>Purposeダイアローグもココカフェも、刷新しながら今後も続けます。2026年には、Purposeをより一層自分ごと化・実践している状態にすべく、自分自身の志と会社のPurposeをいかにつなげていくかの仕組みづくりに取り組みます。今後は、「仕組み」と「コミュニティ」がキーワードになってくるのではと考えています。いずれ、BIPROGYは志先進企業だと言われるようになりたいですね。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/kokocafe/20260121_ko_05.jpg" alt="写真：左から順に川村千明、白壁勇太">
  </figure>

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    </ul>
  </section>

</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>すべての人が情報にアクセスできる社会へ──ウェブアクセシビリティが拓く未来の標準 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/bci-web-accessibility/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2026://15.2988</id>
        <mgmt-id>2430</mgmt-id>
        <published>2026-01-14T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-01-14T01:00:02Z</updated>
        <summary>アイデム×BIPROGYチャレンジドの共創が築くアクセシブルな社会</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2026/01/20260114_wa_00-thumb-1260x840-15678.jpg" length="1032816" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="BIPROGYグループ" /><category term="DE&amp;I" /><category term="ITコンサルティング" /><category term="事例" /><category term="人財育成" /><category term="社会貢献" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>デジタル社会の進展に伴い、ウェブは生活やビジネスの基盤となり、情報プラットフォームとして欠かせない存在となっている。この社会動向を背景に、多くの企業が「ウェブアクセシビリティ（高齢者や障害者など、すべての人がウェブ上の情報にアクセスし利用できる状態）」の向上に高い関心を寄せている。2024年4月には、「障害者差別解消法」の改正が施行され、企業などの一般事業者にも、障害のある人への合理的配慮の提供が義務づけられたことは大きな追い風になっている。こうした背景から、BIPROGYの特例子会社であるBIPROGYチャレンジド（以下、BCI）は、事業規模を年々拡大し、ウェブアクセシビリティ事業の顧客も大幅に増加している。障害者雇用の維持・拡大を目的として設立されたBCI。その現在地にフォーカスしながら、実際にBCIの支援のもとでウェブアクセシビリティ向上に取り組む株式会社アイデムの中村氏と藤岡氏、BCIの橋本和昭社長、牛山祐司、下山千晴が、ウェブアクセシビリティのこれからを語り合った。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
<h2>誰もが必要とする情報に、誰もがアクセスできる環境を</h2>

<p>――ウェブアクセシビリティが注目される背景にはどんなことがあるのでしょうか。</p>

<p><span class="speaker">下山</span>ウェブアクセシビリティとは、誰もがウェブサイトから情報を得られる状態を指します。例えば、画像で何か情報を伝える場合、視覚に障害のある方には内容が伝わりません。このため、テキストの音声読み上げなどの各種対応が必要になります。ウェブサイトは今や人々にとって欠かせない情報資源となっていますので、誰もが情報を得られるよう、こうした配慮が求められています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
 <img src="/article/bci-web-accessibility/20260114_wa_01.jpg" alt="写真：下山千晴" width="600" height="450">
<figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYチャレンジド株式会社<br>
ウェブアクセシビリティ事業部　マネージャー　下山千晴</figcaption>
</figure>


<p>ウェブアクセシビリティ対応は、建物にスロープを設置するのと同様に、環境整備の努力義務として位置づけられています。<br>
これまでは公的機関のウェブサイトを中心に対応が進められていましたが、2024年4月の障害者差別解消法改正により、企業など一般事業者にも合理的配慮の提供が義務化されました。<br>
この改正を受け、公的機関に限らず、企業や民間サービスのウェブサイトにも対応が広がっています。</p>

<p><span class="speaker">橋本</span>当社は、障害者の雇用機会を増やし、安定して働ける環境の提供を目的に設立される特例子会社として2018年に設立されました。設立当初から取り組んでいるウェブアクセシビリティ事業のほか、グループ会社の事務業務やPCセットアップを支援するビジネスサポート事業、社員食堂や市場・流通業者向けに農作物を提供する農業事業、マッサージサービスを提供するヘルスキーピング事業へと事業の裾野を広げてきました。設立時7名だった社員数は、現在は65名まで増加しています。</p>

<p>私たちの大きな特徴の1つは、障害のある社員がプロフェッショナルとして主体的に活躍し、専門性を生かしたサービスを提供していることです。障害者雇用とビジネスの両立を追求し、BIPROGYグループ以外の企業にも高い専門性を持つサービスを展開することで、社員のモチベーションを高め、キャリア形成と適切な報酬を実現する仕組みづくりを目指しています。こうした障害のある社員が専門家として価値を創出し、グループ外にもサービスを広げる取り組みは、全国的にも少ない事例だと思います。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
 <img src="/article/bci-web-accessibility/20260114_wa_02.jpg" alt="写真：橋本和昭" width="600" height="450">
<figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYチャレンジド株式会社<br>
代表取締役社長　橋本和昭</figcaption>
</figure>


<p>また、テレワークを主な就業形態としている点も特徴です。ウェブアクセシビリティ事業やビジネスサポート事業に携わるすべての社員がテレワークで業務を行い、車の運転ができないと通勤が難しい地方でも雇用創出に貢献しています。これは、IT基盤が整っているBIPROGYグループだからこそ実現できたことだと考えています。</p>


<figure class="c-figure c-figure_w800">
 <img src="/article/bci-web-accessibility/20260114_wa_03.png" alt="図版：BIPROGYチャレンジドの事業例" width="800" height="427">
<figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYチャレンジドはBIPROGYの 特例子会社として、ウェブアクセシビリティの診断のほか、<br>
BIPROGYグループに向けたサポート事業などを展開しています。</figcaption>
</figure>


<p><span class="speaker">牛山</span>一般的に、障害のある方は雇用が長続きしにくく、結果として職場では人の入れ替わりが多くなる傾向があります。しかし、当社では2023年以降、そのような状況が大きく改善されました。例えば、1人ひとりの個性を尊重し、毎朝オンラインで顔を合わせる会議や、チーム会議での頻繁な情報交換を通じて、チームワークの構築に力を注いできました。その成果が確実に現れてきていると感じています。</p>

<p>さらに、雇用機会を広げるため、新たな職域の開拓にも取り組んでいます。その一環として、2023年10月には障害のある社員が農作業に携わる屋外農園の運営を開始しました。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
 <img src="/article/bci-web-accessibility/20260114_wa_04.jpg" alt="写真：牛山祐司" width="600" height="450">
<figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYチャレンジド株式会社<br>
ウェブアクセシビリティ事業部　事業部長　牛山祐司</figcaption>
</figure>

</section>

<section class="l-section">
<h2>実践的なアドバイスを期待して、ウェブアクセシビリティ強化のための協力を求めた</h2>

<p>――アイデムでは、なぜウェブアクセシビリティを重視するようになったのでしょうか。</p>

<p><span class="speaker">中村</span>アイデムは求人メディアを中心とした人材サービス事業を展開していますが、「誰もが輝いて働ける社会の実現」をビジョンに掲げ、1人でも多くの人に その機会をお届けしたいと考えています。</p>

<p>弊社で扱う求人はあらゆる業界、職種、雇用形態に対応しています。サービスを利用いただく求職者の方も国籍、年齢、性別問わず、障害をお持ちの方も含めすべての方を想定していますので、ウェブサイトにおいてはどなたでも使いやすい仕様に整備することも重要な要素となってきます。そうした対応を行うことで、より多くの求職者に情報をお届けすることが可能となり、これは弊社のビジョンに欠かせない取り組みだと考えています。</p>

<p>この取り組みを大きく後押しし、加速させたのが、下山さんからもありました「障害者差別解消法」の改正です。これにより、民間事業者に対しても合理的配慮の提供が努力義務から法的義務へと引き上げられ、ウェブアクセシビリティの重要性が一層高まるきっかけとなりました。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
 <img src="/article/bci-web-accessibility/20260114_wa_05.jpg" alt="写真：中村氏" width="600" height="450">
<figcaption class="c-figure_caption">株式会社アイデム<br>
メディアソリューション事業本部　プロダクトマネージャー 中村氏</figcaption>
</figure>

<p><span class="speaker">藤岡</span>当社は、SaaS型の採用サイト構築サービス「Jobギア採促」を提供しています。このサービスは、求人情報と求職者行動のトレンドを意識した各種コンテンツで構成され、応募から選考ステータス管理、コミュニケーション支援、分析・レポートまでを一貫して効率的に進めることができるATS（採用管理システム）機能を搭載した採用ホームページ構築・運用サービスです。当社はこの分野のパイオニアとして、これまでに5万社以上の企業さまにご利用いただいています。</p>

<p>ご利用企業が増えているということは、結果としてサイトを閲覧するユーザー数も増加していることを意味します。影響範囲が広がる中、Jobギア採促で構築したサイトには、ウェブアクセシビリティの担保、すなわち誰もが平等に情報へアクセスできる環境の提供が求められます。しかし、当社はウェブアクセシビリティに関するノウハウが十分ではありませんでした。</p>

<p>そんな折、社内で「BIPROGY TERASU」を購読している社員から、BCIさまの取り組みについて話を聞きました。BCIさまはBIPROGYの特例子会社であり、BIPROGYグループのノウハウを活かしながら、当事者目線でアドバイスをいただけるのではないかと期待し、連絡を取りました。これは2024年夏ごろのことで、ちょうど2025年春にサイトをリニューアル予定の企業さまの制作を進めていたタイミングでした。</p>

<p>共創がスタートしてからは、診断を通じてさまざまなアドバイスをいただきました。当社では、これまでウェブアクセシビリティの視点でサービスを提供したことがなかったため、いただいたアドバイスの一つひとつが新たな気づきと発見につながりました。これらの知見は、別の案件にも活かされています。</p>

<p><span class="speaker">牛山</span>ウェブアクセシビリティ検査の民間資格を持つスタッフが、規格に沿って丁寧に検査を行ったことが、良い結果につながったと考えています。</p>

<p>――具体的にはどのようなサービスを提供したのでしょうか。</p>

<p><span class="speaker">牛山</span>主に、Jobギア採促を提供する際、ユーザー企業向けのウェブサイトテンプレートや、それを用いて作成されたページの診断を実施しました。また、テンプレート利用時のガイドライン作成についても助言しました。さらに、最終的に完成したページについても、ウェブアクセシビリティの観点からチェックを行っています。</p>

<p><span class="speaker">藤岡</span>Jobギア採促では、契約プランごとに簡単にページを作成できるテンプレートをご提供していますが、色やデザインはお客さまが自由に変更可能です。そこで、利便性を高めるためにもテンプレートを使用する際のガイドラインを用意できないかと相談させていただきました。</p>

<p><span class="speaker">牛山</span>今回のプロジェクト経験は、BCIにとっても大きな学びとなりました。今後は、このノウハウを活かし、アイデムさまはもちろん、自社でページ制作を希望されるお客さま向けにも、アドバイスができるツールの開発を進めていきたいと考えています。</p>

<p>――BCIのサービスについてはどう評価されていますか。</p>

<p><span class="speaker">藤岡</span>BCIさまからいただいたアドバイスに沿って制作を進めた結果、すべてのページがウェブアクセシビリティ「適合レベルAA準拠」を達成することができました。これは、文字の読みやすさや色のコントラストなど、多様なユーザーが情報にアクセスできる状態を満たしていることを意味します。</p>

<p>当初は非常に高いハードルだと感じていましたが、丁寧なご助言のおかげで達成することができました。また、ご利用企業に対してウェブアクセシビリティ対応のプランを提供できるようになり、社内でもサービスの価値が向上している手応えを感じています。さらに、採用動画コンテンツにおけるウェブアクセシビリティ対応など、アドバイスがなければ気づかなかった点も多く、BCIさまには大変感謝しています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
 <img src="/article/bci-web-accessibility/20260114_wa_06.jpg" alt="写真：藤岡氏" width="600" height="450">
<figcaption class="c-figure_caption">株式会社アイデム<br>
メディアソリューション事業本部 Webメディア管理グループ<br> 採促ディレクションチーム リーダー　藤岡氏</figcaption>
</figure>


<p><span class="speaker">中村</span>Jobギア採促は全国5万社以上の企業にご利用いただいていますが、働き方の多様化、労働市場の変化、テクノロジーの進化などさまざまな変化に対応するため、Jobギア採促というサービス、プロダクトを常に進化させることを考えています。その中でウェブアクセシビリティという時代の流れに沿った機能をいち早く導入することができたことは、利用有無にかかわらずお客さまが安心感を抱く機会になります。お客さまとの関係構築、信頼獲得につながり営業サイドとしても感謝申し上げます。これからその必要性をしっかりお伝えできるよう社内教育を進め、多くの企業さまにご利用いただくことを目指していきたいと思います。</p>

<p><span class="speaker">牛山</span>必要があれば、ぜひお気軽にお声がけください。社内勉強会への協力も、喜んで対応させていただきます。</p>

<p>――BCIのウェブアクセシビリティ事業の意義についてはどうお考えでしょうか。</p>

<p><span class="speaker">下山</span>検査サービスに関する問い合わせや業務委託の依頼は、現在倍々のペースで増加しています。これまでは公的機関からの依頼が中心でしたが、最近ではアイデムさまのように、企業の商品やサービスの付加価値向上の一環として位置づけられるケースが増えています。</p>

<p><span class="speaker">橋本</span>BIPROGYが提供するソリューションやサービスにも、BCIのウェブアクセシビリティ対応の知見が組み込まれるケースが増えています。また、BIPROGYグループでは、コンプライアンスやリスクに関する社員教育に力を入れており、障害のある社員にも情報を届けることは重要なミッションの1つです。最近では、どの企業でもその意識が高まっているように感じます。BCIのサービスは、そのニーズにも応えるものだと言えるでしょう。</p>

<p><span class="speaker">牛山</span>今後の課題は、日本語以外の言語への対応です。現在は言語変換レベルでの対応にとどまっていますが、今後は意味づけも含めた対応を目指します。AIを活用して作業負荷を軽減し、スタッフが効率的に業務を進められる環境を整えていきたいと考えています。</p>

<p><span class="speaker">藤岡</span>当社が提供するサービスプランの中には、デザイン性を重視したものもあります。そのため、ウェブアクセシビリティとデザイン性の両立については、今後さらに重点的に取り組んでいきたいと考えています。ウェブアクセシビリティの視点を踏まえながら、デザイン性を求めるご利用企業のニーズにも応えられるサービスが実現すれば、求人情報をより広く社会に届けることができます。BCIさまの今後の取り組みに大きな期待をしています。</p>

<p><span class="speaker">中村</span>ウェブアクセシビリティが当たり前のものとして社会に浸透し、人材採用領域にも利用が広がればより良い仕事探し、より良い採用活動につながります。そのためにはBCIさまの発展が不可欠だと思っています。ぜひ今後も Win-Win の関係を強化していきましょう。</p>
</section>

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            <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.aidem.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">株式会社アイデム</a></li>

                  <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.aidem.co.jp/job-gear/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Jobギア採促</a></li>

                        <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://biprogy-chd.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">BIPROGYチャレンジド株式会社</a></li>

                           
    </ul>
</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>「R&amp;D Meetup Days 2025」開催――共感と共創で社会課題解決に挑む（後編） - BIPROGY TERASU</title>
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        <mgmt-id>2527</mgmt-id>
        <published>2026-01-07T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-03-25T06:04:38Z</updated>
        <summary>連載「進化するBIPROGY総合技術研究所」第7回</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/12/20251217_t7_00-thumb-1260x840-15640.jpg" length="865256" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="Technology Foresight" /><category term="研究開発（R&amp;D）" /><category term="進化するBIPROGY総合技術研究所" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>連載「進化するBIPROGY総合技術研究所」では、前回と今回の2回にわたり、BIPROGY総合技術研究所（以下、総研）が開催した「R&D Meetup Days 2025」の模様をお伝えしている。後編となる今回は、社会課題解決に挑む最新の研究テーマである「世界シカケ化共創計画」に取り組む研究者たちの思いにフォーカスする。これは、「仕掛学」を研究する「シカケラボ」と、社会課題解決を促進する「価値循環デザイン」を研究する「エコシステムデザインラボ」の2チームが協働して進められているもの。新機軸の研究が生み出す視点や、課題解決に向けたアプローチとは一体どのようなものだろうか――。両チームの研究者たちに「世界シカケ化共創計画」の取り組み内容や今後の展望を聞いた。<br>
>> 「R&D Meetup Days 2025」<a href="/article/tech2025-6/">前編はこちら</a>
</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
<h2>「シカケラボ」：居酒屋のPOPをつい見たくなる「仕掛け」</h2>

<p>――まずは、「シカケラボ」の注力テーマや現在の取り組みを教えてください。</p>

<p><span class="speaker">森本</span>仕掛学は、大阪大学の松村真宏教授が提唱する人の好奇心や遊び心に働きかける「仕掛け」によって、自発的な行動変容を促し、社会課題の解決を目指す「仕掛け」を対象とした新しい学問領域です（参考「<a href="https://www.biprogy.com/pdf/triph2025.pdf" target="_blank">BIPROGY総合技術研究所の取り組み</a>」8頁）。私自身は、大学時代にAI（人工知能）の研究をしていましたので、その知見を生かし、2024年からシカケラボで生成AIを活用した課題解決プログラムについて研究しています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
 <img src="/article/tech2025-7/20251217_t7_01.jpg" alt="写真：森本紗矢香" width="600" height="450">
<figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所<br>
共創デザイン室 研究員　森本紗矢香〔シカケラボ〕</figcaption>
</figure>

<p><span class="speaker">齊藤</span>もともと私が研究活動の1つとして仕掛学を応用した研究開発を進めていたのですが、2024年に森本さんが加わったことをきっかけにシカケラボを立ち上げました。私自身はBIPROGYのグループ会社であるユニアデックスに経験者採用で入社して、コミュニケーションロボットの利活用に関する研究開発に携わり、2018年に総研へ出向し、2025年に転籍しました。総研に出向した際、コミュニケーションロボットも人間の行動変容を促す仕掛けの1つではあるものの、なぜうまくいかなかったのかと考えていたときに仕掛学を知り、研究を始めました。</p>

<p>――シカケラボの研究概要を教えてください。</p>

<p><span class="speaker">齊藤</span>私がコミュニケーションロボットの研究開発に携わっていた際に、豊橋技術科学大学 情報・知能工学系教授の岡田美智男先生（現在は筑紫女学園大学 現代社会学部 現代社会学科 教授）が〈弱いロボット〉の研究をされていることを知りました。〈弱いロボット〉は「ロボット単体で完結するのではなく、周りに行動を委ねることで目的を達成する」という発想から生まれたものです。ロボットに完璧な機能を実装するのではなく、人間が「助けてあげなきゃ」と思うように仕掛けることで行動変容を促す方法もあることを知りました（参考：NexTalk「<a href="https://nextalk-uniadex.com/special/17060843">連載対談「未来飛考空間」第7回 岡田教授と語る「弱さ」が取り持つ、人とロボットのやさしい関係</a>」）。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
 <img src="/article/tech2025-7/20251217_t7_02.jpg" alt="写真：齊藤哲哉" width="600" height="450">
<figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所<br>
共創デザイン室 上席研究員　齊藤哲哉〔シカケラボ〕</figcaption>
</figure>

<p>この他にも、ゴミ箱にバスケットゴールを設置してゴミを投げ入れたくなるような行動を促すものもあります。さらに、バスケットゴールにゴミが入ったことを検知できるセンサーを設置することで、ゴミ箱が満タンになりそうになったら通知される仕組みができますし、そのタイミングで回収に行けば省力化にもなります。また、どれくらいのスピードでゴミが溜まるかというデータを蓄積して分析することで、さらなる課題解決につなげることもできます（参考「<a href="/article/smago/">IoTスマートごみ箱「SmaGO」がオーバーツーリズムによるごみ問題解決の一手に</a>」）。</p>

<p>このように、シカケラボでは遊び心に加えてデジタルの利点もうまく使う「仕掛け」を課題解決に応用し、かつビジネスとして利益を生み出せる新たな事業を創出したいと考えています。現在は、当社のお客さまに対してこのような「仕掛け」の着想を支援するワークショップを開催しています。この2年で18回のワークショップを実施しました。</p>

<p>――ワークショップから生まれたアイデアで、すでに運用されている事例はありますか？</p>

<p><span class="speaker">齊藤</span>飲料メーカーのサントリーと立ち上げた「楽しい居酒屋プロジェクト」があります。飲食店のPOPがお客さまの目にとまりにくいという課題があり、ワークショップで着想された「あれ」をPOPに使う仕掛けが採用されました（参考「<a href="/article/tech2025-5/">サントリーHDと居酒屋がコラボ──「仕掛学」で実現した行動変容</a>」）。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2>「エコシステムデザインラボ」：社会課題解決を促進する「価値循環デザイン」</h2>

<p>――続いて、エコシステムデザインラボの注力テーマや現在の取り組みを教えてください。</p>

<p><span class="speaker">丹羽</span>私は、エコシステムデザインラボでビジネスエコシステムやイノベーションエコシステムについて研究しています（参考「<a href="https://www.biprogy.com/pdf/triph2025.pdf" target="_blank">BIPROGY総合技術研究所の取り組み</a>」11頁）。2013年にBIPROGYに入社し、金融系のシステムエンジニアを経て、サービスデザインやUXデザインの専門部署に所属して新規事業開発や既存事業のUX改善プロジェクトなどに従事してきました。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
 <img src="/article/tech2025-7/20251217_t7_03.jpg" alt="写真：丹羽南" width="600" height="450">
<figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所<br>
共創デザイン室 上席研究員　丹羽南〔エコシステムデザインラボ〕</figcaption>
</figure>

<p>サービスやプロダクトを通じた体験のデザインに取り組む中で社会の仕組みのデザインにも興味を持つようになり，2021年に総研に異動になってからは、企業と企業が価値提供のために連携する「エコシステム」について研究を始めました。</p>

<p><span class="speaker">山田</span>新卒でBIPROGY（当時は日本ユニシス）に入社した後、グループウェアの開発やシステム間連携ミドルウェアの適用支援に従事しました。2011年に総研に異動となり、自然言語処理や衛星データ活用など、幅広い研究テーマに取り組んできました。2021年からは丹羽さんと共に、「エコシステム」の研究に携わっています。そして現在は、社会課題の解決と経済的価値の両立を目指すビジネスモデルを専門に、事例収集や成功・失敗パターンの分析を進めています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
 <img src="/article/tech2025-7/20251217_t7_04.jpg" alt="写真：山田勉" width="600" height="480">
<figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所<br>
共創デザイン室 上席研究員 山田勉〔エコシステムデザインラボ〕</figcaption>
</figure>

<section class="l-section">
<h3>エコシステムデザインラボの取り組みイメージ</h3>
<figure class="c-figure c-figure_w800">
 <img src="/article/tech2025-7/20251217_t7_05.jpg" alt="図版：エコシステムデザインラボの取り組みイメージ" width="800" height="513">

</figure>
</section>

<p>――エコシステムデザインラボの研究概要を教えてください。</p>

<p><span class="speaker">丹羽</span>エコシステムデザインラボでは、大きく2つのテーマに取り組んでいます。</p>

<p>1つは、社会価値の創出と経済的利益を両立させるための事業設計手法の開発です。これまでも社内では多様な社会課題に向き合うプロジェクトが立ち上がり、私自身も挑戦してきました。ただ、ビジネスモデルの組み立て方や共創パートナーといかに合意形成しながら事業を前に進めていくかといった点には、なお工夫の余地があります。</p>

<p>もう1つのテーマは、事業が生み出す価値──、とりわけ社会的な価値をどのように評価し、伝えていくかということです（参考「<a href="/article/tech2025-4/#:~:text=%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%972%E3%80%8C%E4%BE%A1%E5%80%A4%E5%BE%AA%E7%92%B0%E3%81%A7%E7%9B%AE%E6%8C%87%E3%81%99%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E3%80%8D">研究員と会える！ 話せる！「R&D Meetup Days 2024」開催」／ピックアップ2「価値循環で目指す社会課題解決</a>」）。例えば、ヘルスケア事業で地域の方々の健康に寄与できても、定量的に捉えられる価値は売上や短期的な医療費削減といった限られた指標にとどまりがちです。この他にも、健康寿命の延伸による地域経済への波及や、コミュニティの活性化など、より広く・長期的な価値が生まれている可能性がありますが、これらは可視化が難しく、結果として事業の意義が十分に評価されないこともあります。そこで私たちは、こうした価値を適切に示すための評価指標の設計や可視化の仕組みづくりに取り組んでいます。</p>

<p>――研究を知るうえで知っておくべきトピックをいくつか教えてください。</p>

<p><span class="speaker">丹羽</span>まず、社会課題解決と経済的価値の両立のため、私たちは「価値循環」という考え方に着目しています。例えば、先ほどのヘルスケア領域では、地域住民向けの健康促進サービスを事業化した場合、医療費の削減や健康寿命の延伸といった効果が期待できます。さらに、地域の人々が健康になったり、取り組みの効果により移住したりする方が増えれば健康な働き手が増えることで地域の企業にもメリットがあります。</p>

<p>これらの効果を示せれば、健康促進サービスを利用する住民だけでなく、自治体や地域の企業からも収益を得られる可能性があります。このようにステークホルダーの間を「ぐるっと価値が回って返ってくる」というのが価値循環の基本的な考え方です。</p>

<p>社会課題に対しては、1社が持つ知財や技術適用だけで解決するのは難しい場合が多く、複数の人や組織が連携して進めます。こうした取り組みでは、関わる全員が価値循環を経て事業への投資に見合う価値を享受できるような仕組みづくりが重要です。当然、ステークホルダーが増えるほど、その仕組みづくりは難しくなります。</p>

<p><span class="speaker">山田</span>その仕組みづくりや精緻化に向けて、現在は、さまざまな企業の事例を分析し、どのような価値循環が存在するかを分析しています。また、BIPROGY社内の多様な企画中の事業に対しても価値循環の検証を行っており、「どのようにすれば価値循環を生み出せるのか」「欠けている要素は何か」をプロジェクトのメンバーと一緒に検討しています。さまざまなフェーズの事業に伴走しながら、価値循環のモデリング手法をブラッシュアップしています。</p>

<p>――具体的な事例はありますか。</p>

<p><span class="speaker">丹羽</span>地域の公共交通事業者と連携し、公共交通利用を促進するためのプロジェクトを行いました。普段は自家用車を利用する方に初めてバスに乗っていただき、そこから定期的な公共交通の利用につなげることを目的としたキャンペーンです。このプロジェクトでは、キャンペーンによってどれだけ利用者が増えたのかだけでなく、地域にもたらしたさまざまな価値を評価指標としました。</p>

<section class="l-section">
<h3>地域公共交通をテーマに社会的価値の指標化に取り組んだ例</h3>
<figure class="c-figure c-figure_w800">
 <img src="/article/tech2025-7/20251217_t7_06.jpg" alt="図版：社会的価値を指標化しステークホルダーに意義を伝える" width="800" height="513">

</figure>
</section>

<p>キャンペーンをきっかけに買い物に行く方が増えれば近隣店舗に経済効果を生み出せます。さらにバス停まで歩くことで運動量が増え、医療費の抑制にもつながります。また、自家用車を使わずにバスを利用することで、CO2削減効果も期待できます。このように、事業が生み出した価値を医療や商業、環境、地域コミュニティの活性化などさまざまな視点から評価する試みを進めています。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2>遊び心を大切に、楽しく社会課題の解決に挑戦する</h2>

<p>――シカケラボとエコシステムデザインラボの協働によって、「世界シカケ化共創計画」が立ち上がりました。きっかけは何だったのでしょうか。</p>

<p><span class="speaker">齊藤</span>各研究を進めていく中で、どちらのラボにも課題がありました。私たちは仕掛けを考えて効果測定まではできるけれど、ビジネスにつなげていくための知見がまだ不足しています。また、お客さまの課題の粒度もさまざまです。例えば、「CO2削減」という大きな課題に対して、仕掛けで解決する方法を考えるのは難しかったのです。</p>

<p>たまたま、ある製茶・販売業のお客さまの課題解決に取り組む中で、数多くの課題を抱えていることが分かりました。その分類や優先順位を決めるにあたって、同じ共創デザイン室で研究をしているエコシステムデザインラボに相談しました。お互いに協力し合うことで具体的に課題を抽出できましたし、これらを解決する「仕掛け」はワークショップを開催してお客さまと一緒に考えました。</p>

<p>また、「仕掛け」の事業化に向けた価値循環モデルを描く段階では、再びエコシステムデザインラボの知見が大きく役立ちました。こうした相乗効果を実感したので、「一緒に組めばいいのでは？」と考えたのです。その結果、2025年1月に「世界シカケ化共創計画」のチームを結成し、協働研究を進めています。</p>

<section class="l-section">
<h3>世界シカケ化共創計画のきっかけとなった事例</h3>
<figure class="c-figure c-figure_w800">
 <img src="/article/tech2025-7/20251217_t7_07.jpg" alt="図版：事例紹介：製茶販売業のお客様" width="800" height="513">

</figure>

<figure class="c-figure c-figure_w800">
 <img src="/article/tech2025-7/20251217_t7_08.jpg" alt="図版：解決の方向性を洗い出す" width="800" height="513">
</figure>
</section>

<p><span class="speaker">丹羽</span>お客さまにご相談いただいて価値循環モデルを描いてみると、例えば、提供価値が不足していてサービスやプロダクトについても見直しが必要になるケースがあります。しかし、「見直しが必要だ」とただ伝えるのみでは、お客さまもどうしていいか分かりませんが、仕掛けを応用して解決策の提案ができれば、価値循環を実現できます。お互いの強みがうまくフィットしました。</p>

<section class="l-section">
<h3>世界シカケ化共創計画と協働研究のイメージ</h3>
<figure class="c-figure c-figure_w800">
 <img src="/article/tech2025-7/20251217_t7_09.jpg" alt="図版：世界シカケ化共創計画" width="800" height="513">
</figure>

<figure class="c-figure c-figure_w800">
 <img src="/article/tech2025-7/20251217_t7_10r2.png" alt="図版：仕掛け×仕組み＝世界を変えられる！" width="800" height="513">
</figure>

</section>

<p>――今後、世界シカケ化共創計画を通して、どんな社会的価値を生み出していくのか、展望をお聞かせください。</p>

<p><span class="speaker">森本</span>チーム結成のきっかけとなった先ほどの製茶・販売業の事例は、2つのラボの連携が見事に機能した事例でした。世界シカケ化共創計画というチームができたことによってさまざまな課題解決に挑戦できる可能性を感じています。私自身は専門知識を生かし、いかに生成AIをこの取り組みに活用できるかを考えていきます。小さな部分での適用は始まっていますが、さらに広く活用可能な方法を検討して、より大きな社会的価値を生み出していきたいと考えています。今後の展開にワクワクしています。</p>

<p><span class="speaker">齊藤</span>この研究テーマは始まったばかりです。これから、一気通貫で社会課題解決につながる事例が生まれていくと思います。私自身、いかに楽しく社会課題を解決できるかをずっと大事にしてきました。世界シカケ化共創計画というチームができて、生成AIも導入することで解決に資する手法の幅もさらに広がるでしょう。楽しく、いろいろなチームと共創しながら、課題を解決していきたいと思っています。</p>

<p><span class="speaker">丹羽</span>社会課題解決って、本気で向き合うとすごくしんどいんですよね。問題の根深さや大きさに圧倒されてしまい、自分たちにできることが少ないように感じてしまっていて、「本当に意味があるんだろうか……」と悩むこともあります。齊藤さんの「楽しく」に通じることですが、遊び心を取り入れることで、課題解決を継続しやすくなります。「世界を変えてみよう！」というくらいの明るい気持ちで取り組めるチームにしていきたいと思います。</p>

<p><span class="speaker">山田</span>これまでは、お客さまからの相談に応じてスポットで課題解決に関わることはありましたが、最初から最後まで全工程に関わる機会はありませんでした。今回の取り組みでは、事業構想の案から課題解決まで一貫して関われそうでとても楽しみにしています。また、現在は主に経営学の視点から取り組んでいますが、BIPROGYが強みとするシステム工学の手法も活用し、より効果的な課題解決に挑戦したいと考えています。</p>

</section>

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                            研究開発（R&amp;D）
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                            進化するBIPROGY総合技術研究所
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                            Technology Foresight
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        <published>2025-12-26T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-12-26T01:00:03Z</updated>
        <summary>「頑張るときはいつも今」。頂点を目指して努力し続ける</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/12/20251226_bk_00-thumb-1260x840-15672.jpg" length="669481" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="Break Through！" /><category term="バドミントンチーム" /><category term="バドミントン！" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>世界の頂点を目指すBIPROGYバドミントンチームの選手たちの「挑戦」と「成長」の軌跡をつづる本企画「Break Through！ 第二章」。第3回に登場するのは、2024年にペアを結成した熊谷翔（くまがいかける）選手・西大輝（にしひろき）選手です。ストイックに努力を重ねる熊谷選手は23歳、明るく前向きな西選手は22歳。「クマニシペア」と呼ばれる2人の武器は、圧倒的な攻撃力です。国内外の大会で着実に実績を重ね、2025年9月の全日本社会人バドミントン選手権大会では念願の初優勝を飾りました。「今はとにかく上がっていくだけ」と勢いに乗る2人に、次なる目標と意気込みを伺いました（2025年10月取材）。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h3>Profile</h3>
  <dl class="c-profile_definition">
    <dt class="c-profile_name">熊谷 翔（くまがい かける）</dt>
    <dd class="c-profile_text">2002年1月5日生まれ。宮城県大崎市出身。実業団選手の父の影響で小学3年生からバドミントンを始める。日本大学卒。<br>2024年4月BIPROGY入社。2025年西大輝との男子ダブルスで全日本社会人選手権大会優勝。後衛からの圧倒的な攻撃力が武器。ダブルス日本ランキング5位（2025年12月12日時点）、ダブルスの世界ランキング33位（2025年12月9日時点）。2025年日本代表。
</dd>
  </dl>
    <dl class="c-profile_definition">
    <dt class="c-profile_name">西 大輝（にし ひろき）</dt>
    <dd class="c-profile_text">2003年3月21日生まれ。京都府京都市出身。3歳上の兄の影響で小学1年生からバドミントンを始める。龍谷大学卒。<br>2025年4月BIPROGY入社。2024年全日本総合選手権大会男子ダブルス第3位。混合ダブルス準優勝。前衛でのネットプレーやラケットワークの速さが強み。カオシュンマスターズ2025優勝。2025年日本代表。 
</dd>
  </dl>
</section>

<section class="l-section">
<h2>ペア結成からBIPROGY入社へ</h2>

<p>――ペア結成の経緯を教えてください。</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>BIPROGYに入社して1年目の頃、自分にはダブルスのパートナーがいませんでした。年齢が近くて実力のある選手と組みたいと考えていたときに、早川監督から挙がった候補選手の中に、当時大学4年生の西がいました。高校時代から存在を知っていて、ナショナルチームでも一緒に羽根を打ったことがありましたが、当時から、「なんて器用な選手なんだろう！」と一目置いていたんです。それから西と組みたいと希望を伝えてペア結成が決まりました。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kumanishi/20251226_bk_01.jpg" alt="写真：熊谷翔選手">
  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYバドミントンチーム<br>
    熊谷翔選手
  </figcaption>
</figure>

<p><span class="speaker">西</span>BIPROGYから声をかけてもらったときは素直にうれしかったです。熊谷さんとならトップを目指せると思いました。</p>

<p>――BIPROGYに入社して、どのような印象を持ちましたか？</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>バドミントンチームをメインとした地域貢献イベントや社員との交流イベント、選手に向けた社会人教育の場などを設けてもらったり、国内大会では社員の方が応援に来てくださったりと、会社の皆さんがチームに寄り添ってくれていると感じますね。選手としては本当にありがたいですし、いつも感謝しています。</p>

<p><span class="speaker">西</span>大学時代には想像できなかったほど、たくさんの人に応援してもらえるようになりました。自分たちが結果を出すためにサポートしてくださる方も多く、周りの応援や支えがあって今の自分が成り立っていると感じています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kumanishi/20251226_bk_02.jpg" alt="写真：西大輝選手">
  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYバドミントンチーム<br>
    西大輝選手
  </figcaption>
</figure>

<p>――BIPROGYバドミントンチームの雰囲気はいかがでしょうか。</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>年代が近い選手が多く、みんなすごく仲が良いですね。チーム内には男子ダブルスの別のペアもいて、互いにライバル意識を持って切磋琢磨しながら練習できる点も良いところです。</p>

<p><span class="speaker">西</span>チームには、世界的に見てもトップレベルの選手ばかりですごく緊張しました。練習の質も量も、それまでとは比べものにならないほど一気に上がりました。最初はついていくのが精いっぱいでしたが、先輩方が優しく接してくださり、徐々にチームにも慣れてきて、今では楽しく練習できています。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2>世界ランキング上位を目指して</h2>

<p>――「クマニシペア」の強みと課題を教えてください。</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>自分たちの強みは、何といっても攻撃力です。ただ、攻撃力が強いだけでは勝てません。そのため、攻撃力を生かすポイントとなるサーブ周り（※1）とハーフ球（※2）への対応を常に意識して練習に取り組んでいます。ダブルスは試合展開が早く、サーブを打った瞬間から駆け引きが始まります。そこで、相手の先手を取り、いかに優位な展開に持ち込めるかが勝負のカギになります。相手のクセや傾向も踏まえて作戦を立て、プレーのパターンを2人で話し合って臨みますが、それでも相手はこちらに攻撃させないように自分と西の間を狙ってハーフ球を打ってきます。この狙いを逆に利用して仕掛け返せるような2人のコンビネーションを強化しているところです。</p>

<ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbNormal">
<li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※1</span>サーブ周り：「サーブ」「サーブレシーブ」「3球目」までのプレー。</li>
<li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※2</span>ハーフ球：コートの中央付近に落ちるショット。</li>
</ul>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kumanishi/20251226_bk_03.jpg" alt="写真：熊谷翔選手と西大輝選手">
</figure>


<p><span class="speaker">西</span>最近の試合では、対戦相手にアタック力を警戒されてなかなか強く打たせてもらえない展開になることも多いんです。なので、得意なプレーを封じられたときの選択肢として、プレーの幅をもっと広げていきたいです。自分たちはペアを組んでまだ1年なので、戦い方のバリエーションはまだまだ増やせるはずです。試合ごとに「（熊谷さんが）こういうプレーをしてくれたら自分はこんな動きができる」という気付きもあるので、コーチの意見を聞きながら、これからも2人で試行錯誤していきたいと思います。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2>成長を支える日々の積み重ね</h2>

<p>――練習の質や内容の充実を保つために、どんな工夫をされていますか。</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>試合後の練習では、試合で見つかった多くの課題についてお互いに確認し合います。そして、その日の練習メニューの目的を理解し、自分たちの課題解決につなげています。</p>

<p><span class="speaker">西</span>自分はとにかく集中力を切らさないようにすることです。以前は周りの人に注意されてしまうことがあったので「今は特に“集中”」と意識するようにしています。意識しなくても集中できるのが理想ですね。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kumanishi/20251226_bk_04.jpg" alt="写真：熊谷翔選手と西大輝選手">
</figure>

<p>――日々の原動力・モチベーションの源になっているものは何でしょうか？</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>試合で結果を残して、上のグレードの大会に出て、新しい挑戦をする。こうして一歩ずつ成長できていることがモチベーションにつながっています。大きな大会の後は世界ランキングの順位にも反映されるので、それを確認するのも楽しみですね。</p>

<p><span class="speaker">西</span>シンプルに、「バドミントンが好きだ」という気持ちを大切にして毎日の練習に取り組んでいます。社会人になって、世界で勝つためのダブルスの指導を受けるようになり、普段の練習でも「こんなやり方があるんだ」と新しい気付きが多くあります。一歩ずつ前に進んでいる実感が持てるこの環境では、モチベーションが下がることはありません。試合が近づけば、自然と練習にも熱が入ります。</p>

<p>――試合に向けてコンディションを整える際、工夫されていることなどはありますか。</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>海外での試合も多く、連戦になると強度の高いウエイトトレーニングを入れることができず、筋力が落ちてしまうので、出発前は重量を重めに設定してしっかり追い込んでいます。現地に着いてからは、体重が減らないように食事やプロテインを意識的に摂取して、コンディションを整えます。試合前日は対戦相手の動画を見て、相手のプレー傾向をチェックすることが多いですね。</p>

<p><span class="speaker">西</span>普段通りの練習をして、いつも通りの生活を送って試合に向かいます。試合では緊張するタイプなので、試合前は変に気を張ることなく、なるべく自然体で当日を迎えるようにしています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kumanishi/20251226_bk_05.jpg" alt="写真：熊谷翔選手">
</figure>

<p>――ご自身の中で、自分を奮い立たせるような大切にしている言葉はありますか。</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>「頑張るときはいつも今」、です。バドミントンを始めたばかりの頃に親にかけてもらった言葉で、「今日やるべきことを頑張って、次の日を迎えよう」という意識がとても強くなりました。今でもその日にウエイトトレーニングをすると決めたら、練習がどんなにきつかったとしても絶対にトレーニングをして、その日を後悔なく終えられるようにしています。</p>

<p><span class="speaker">西</span>自分は「努力」ですね。実は、これまで心が折れそうになることは何度もありました。でも、めちゃくちゃ負けず嫌いなので「他の人より強くなろう」という思いで、コツコツ努力をし続けてきました。その結果、熊谷さんというパートナーに出会えて、大きな舞台にも立つことができました。今後も、一歩ずつ目標に向かって努力し続けたいと思います。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kumanishi/20251226_bk_06.jpg" alt="写真：西大輝選手">
</figure>

</section>

<section class="l-section">
<h2>勝ちにこだわって団体戦の優勝に貢献したい</h2>

<p>――団体戦の「バドミントンS/Jリーグ2025」も始まりましたが、抱負を教えてください。</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>2024年のバドミントンS/Jリーグは準優勝でしたし、2025年の6月の団体戦、全日本実業団バドミントン選手権大会は3位という悔しい結果に終わったので、チーム全員が「今回こそは」という気持ちが強いです。チーム一丸となって優勝を目指して頑張ります。</p>

<p><span class="speaker">西</span>昨シーズンはBIPROGYの内定選手として、熊谷さんと決勝戦に出場しましたが、自分たちが負けたこともあって準優勝に終わりました。あのときの悔しさを忘れずに、1つ1つの勝ちにこだわって戦っていけば、自然と良い結果につながると信じています。</p>

<p>――今後の目標を教えてください。</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>目標としては、男子ダブルスの世界ランキング上位に入ること、そして全日本総合バドミントン選手権大会での優勝です。今後は、今までよりもグレードの高い国際大会にも出場しますので、挑戦する気持ちを強く持って、結果につなげていきたいと思います。</p>

<p><span class="speaker">西</span>大会のグレードが上がれば、1つ勝つのも本当に大変です。でも、今はとにかく上がっていくだけ。どんなに苦しい状況になってもくじけず、自分たちらしくパワフルに戦い抜いていきたいと思います。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kumanishi/20251226_bk_07.jpg" alt="写真：熊谷翔選手と西大輝選手">
</figure>

<p>――最後に、応援してくださるファンの皆さまへのメッセージをお願いします。</p>

<p><span class="speaker">熊谷</span>いつもたくさんの応援ありがとうございます。コートに立ったときに声援が聞こえるとテンションが上がって、思いきり試合に臨むことができます。常にトップを目指して頑張っていきますので、「クマニシ」の応援をこれからもよろしくお願いします！</p>

<p><span class="speaker">西</span>応援くださっている皆さんの期待に応えられるよう、これからも自分らしく頑張っていきたいと思います。試合を観戦する際は、自分たちのスピードや展開に注目して見てもらえるとうれしいです！</p>
</section>

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</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>顎の形状を3次元データで可視化──大阪大学が開く医療の新たな扉 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/UEL-osaka-u/" />
        
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        <mgmt-id>2510</mgmt-id>
        <published>2025-12-24T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-02-20T08:03:54Z</updated>
        <summary>製造業で培ったUELのエンジニアリング技術とBIPROGYのAI学習モデルを医療に応用</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
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        <categories><category term="DX" /><category term="データ活用" /><category term="事例" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>医療分野におけるデータ活用が進む中、人体の形状を示す3次元データは、これまで矯正歯科領域では十分に活用されてこなかった。大阪大学歯学部附属病院では、この3次元データを医療に活用する取り組みを進めている。研究開発のパートナーとなったのは、BIPROGYグループのUELだ。UELは、製造業向けに培ってきた3次元データ処理技術「<a href="https://www.biprogy-uel.co.jp/polygon/" target="_blank">POLYGONALmeister</a>（ポリゴナルマイスター）」を医療分野に応用し、顎の形状を可視化する3次元計測データ特徴点推定プログラム「<a href="https://www.biprogy-uel.co.jp/xephalo/" target="_blank">POLYGONALmeister Xephalo</a>（ゼファロ）」を開発した。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">3次元の人体を2次元で表現する限界</h2>
  <p>いま、3次元データが医療を変えつつある。こうした動きをリードする研究・教育機関の1つが大阪大学歯学部である。</p>
  <p>「現在、さまざまなデータを用いて、客観的な医療の仕組みづくりを進めています。その一環として、顎の形状の3次元データによる可視化に取り組んでいます。歯や顎などの疾患に関わる歯科医は、疾患に関わる部位の形状に対して非常に敏感です。人体を構成する各部位の形状について、私たちはデータに基づく研究を先導する役割があると考えています」と語るのは、大阪大学歯学部附属病院 病院長で、同大学大学院歯学研究科 顎顔面口腔矯正学講座の教授を務める山城隆氏である。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_01.jpg" alt="写真：山城隆氏">
    <figcaption class="c-figure_caption">大阪大学歯学部附属病院 病院長<br>
      大阪大学大学院歯学研究科 顎顔面口腔矯正学講座 教授<br>
      博士（歯学）　山城隆氏
    </figcaption>
  </figure>

  <p>例えば、顎変形症という疾患があり、治療としては変形した顎の骨を切る手術を行うケースがある。ただ、骨の変形の度合いを客観的に評価するのは難しい。</p>
  <p>「これまでもレントゲンやCT（コンピュータ断層撮影）などの2次元データはありましたが、人体は3次元です。頭や顎の形状を2次元に落とし込むと、多くの情報が失われてしまいます。対象をそのまま3次元データとして取り込むことで、より多くの有用な情報や知見を得られるでしょう。これまで2次元では実現できなかった新たな医療の可能性が広がると考えています」と山城氏は語る。顎変形症だけでなく、歯科・口腔外科・矯正歯科のさまざまな種類の医療において3次元データの活用が進んでいる。</p>
  <p>では、人体（ここでは、頭の骨。主に上顎・下顎）の3次元データを取得し、いかに可視化するか。このテーマに挑んだのが、大阪大学歯学部附属病院の谷川千尋講師であり、研究開発パートナーとして伴走するUELである。UELはCAD/CAMを中心とした各種ソリューションを提供する、BIPROGYのグループ企業だ。</p>
  <p>「人体の3次元データを単に数値として並べるのであれば容易にできます。しかし、必要となる3次元座標のデータは膨大な量になり、医師が座標の数値から立体を想起して形状を判断し、偏差を読み解くのは現実的ではありません。どうすれば分かりやすい形で可視化できるだろうかと考えていたとき、UELの『POLYGONALmeister』の存在を知り、UELに相談を持ち掛けました」と谷川氏は振り返る。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_02.jpg" alt="写真：谷川千尋氏">
    <figcaption class="c-figure_caption">大阪大学歯学部附属病院<br>
      講師　谷川千尋氏
    </figcaption>
  </figure>

  <p>POLYGONALmeisterはUELが開発したポリゴンデータ編集ソフトである。ポリゴンデータはメッシュデータの一種で、三角形を組み合わせて立体形状を表現する。POLYGONALmeisterは3次元ポリゴンデータの編集処理に強みを持ち、これまでは主に製造業の分野で活用されてきた。例えば、製品や部品の形状を3次元データとして読み込み、ユーザーは簡単に編集できる。さらに、自動でデータのクリーニングや、簡略化によるデータサイズの圧縮などが可能だ。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_03.jpg" alt="写真：POLYGONALmeisterの操作画面">
    <figcaption class="c-figure_caption">3DスキャナやCT装置、3Dプリンターで扱うポリゴンデータを高速かつ高精度に編集・最適化できるプロフェッショナルツール「POLYGONALmeister」。ポリゴンデータ（STL）の修正・編集時の工数を大幅削減する
    </figcaption>
  </figure>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">頭部の3次元データから特徴点をAIで自動抽出</h2>
  <p>製造業の分野では豊富な実績のあるPOLYGONALmeisterだが、医療分野での3次元データの取り扱いに関しては経験が限られている。UEL企画統括本部の川村大輔はこう語る。</p>
  <p>「まず、谷川先生からサンプルデータを受け取りました。CTで撮影した画像を、ポリゴンデータに変換したものです。私たちの課題は、このデータから特徴点（ランドマーク）を自動推定できるかどうか。そのためには、特徴点を推定するためのAIが必要でした」</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_04.jpg" alt="写真：川村大輔">
    <figcaption class="c-figure_caption">UEL株式会社<br>
      企画統括本部 Techデザイン企画部 部長　川村大輔
    </figcaption>
  </figure>

  <p>ポリゴンデータとは三角形の集合によって立体形状を表現する3次元データの一種である。特徴点とは3次元データを計測する上で特徴となる点を指し、骨と骨の接続部や骨の先端などを指す。特徴点を3軸座標で特定することで、その人の顎の特徴を客観的に示す。上顎・下顎を中心に、頭部全体で、68カ所の特徴点を設定し、高精度で推定すれば、患者の顎の形状を可視化できるのである。</p>
  <p>手作業で特徴点を把握することは可能だが、専門家でも個人差が生じやすく精度は必ずしも高いとはいえず、時間と手間がかかる。谷川氏がBIPROGYとUELに注目した理由として、POLYGONALmeisterでの実績に加えて、AI技術による自動化への期待もあったという。</p>
  <p>「谷川先生にお話を伺う数年前、2017年に米国の研究者が論文を発表しました。入力した3次元点群をAIに読み込ませ、その物体が何であるかを推定する手法について書かれたものです。物体全体の形状を認識できるなら、その物体の中の特定の位置、つまり特徴点も推定できるはずだと考えました。この論文の情報があったので、顎の特徴点を推定するAIを開発できるのではないかと考えました」（川村）</p>
  <p>AIによる2次元画像の認識が大きな注目を集めたのは2012年。深層学習を用いた画像認識技術により認識精度が格段に高まり、以降、世界中でAIへの投資が活発化した。その5年後、3次元データへの応用、つまり3次元画像認識への道筋が見え始めた。ただ、論文の手法をそのまま使えるわけではない。</p>
  <p>「3次元点群データをAIに入力した後、今回のプロジェクトでは物体全体を推定するのではなく、68カ所の特徴点それぞれの座標を出力する必要があります。既存のAIモデルをそのまま適用することはできず、中邨とともに数種類のAIを試しながら、手探りで開発を進めました」とUEL技術統括本部の三村崇晃は言う。AIモジュールをPOLYGONALmeisterに組み込むプロセスは三村が担った。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_05.jpg" alt="写真：三村崇晃">
    <figcaption class="c-figure_caption">UEL株式会社<br>
      技術統括本部 ソリューション開発2部 スペシャリスト　三村崇晃
    </figcaption>
  </figure>

  <p>特徴点を推定するための教師データづくりも容易ではなかった。教師データとは、AIに学習させるための正解例となるデータのことである。特徴点を推定するためのAI部分を担当したBIPROGY総合技術研究所の中邨博之はこう説明する。</p>
  <p>「受け取ったポリゴンデータの中に、異常値が含まれていることがあります。歯にかぶせた金属などの影響を受けて、CT撮影の段階で異常値が出てしまうのです。異常値を含んだ教師データでAIを学習させると、AIの出力結果もゆがんだものになってしまうので、適切な教師データをつくるためにデータの整理を何度も行い、精度を上げていきました」</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_06.jpg" alt="写真：中邨博之">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
      総合技術研究所 数理エンジニアリング室 主席研究員<br>
      博士（工学）　中邨（なかむら）博之
    </figcaption>
  </figure>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">特徴点と標準値で病気の部位を特定</h2>
  <p>特徴点を推定すれば課題クリアかというと、それだけでは治療につながらない。欠かせないのが標準値だ。一定の範囲で標準的な形状を客観的に示すことが必要で、それと照らし合わせて「患者Aさんは標準の範囲から乖離している」と判定できる。例えば、下顎の特定部分が標準に対して大きい、あるいは小さいと分かれば、治療の方針が見えてくる。標準データづくりに当たったのは谷川氏である。</p>
  <p>「レントゲンやCTなどは病気の患者さんだけが使うものなので、標準データを作るために顎の形状に明らかな異常が見られない健康な人のデータを収集するのは大変でした。とはいえ、約3000人のデータを収集し、その中から健康な人のデータ200人分を抽出し、標準値を定めるための元データとして活用できました。統計的に見て、正規分布グラフの中央付近の一定範囲を標準的な形状とし、統計的に外れ値となる範囲を病的な変形と定義しています」と谷川氏は話す。</p>
  <p>特徴点を元に個人の上顎・下顎が可視化され、標準値との差異が明らかになれば、異常な部位が特定される。POLYGONALmeisterが磨いた編集機能を使えば、それを分かりやすく表示できる。こうして新たに生まれたプログラムは、「POLYGONALmeister Xephalo（ゼファロ）」と名付けられた。矯正歯科で広く用いられる頭部X線規格写真であるセファログラム（通称セファロ）に由来しており、その3次元版という位置付けである。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_07.jpg" alt="図：POLYGONALmeister Xephaloのツールバー">
    <figcaption class="c-figure_caption">POLYGONALmeister Xephaloでは、「ランドマーク推定」コマンドが搭載されている</figcaption>
  </figure>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_08.jpg" alt="図：標準データとランドマークの推定点">
    <figcaption class="c-figure_caption">緑の点が標準データで、青が下顎のランドマーク、赤が上顎のランドマークである</figcaption>
  </figure>
    <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_10.jpg" alt="図：ランドマーク推定画面イメージ">
    <figcaption class="c-figure_caption">POLYGONALmeister Xephaloのランドマーク推定画面イメージ</figcaption>
  </figure>

  <p>「これまでは専門的な知識がなければ特徴点を探すことができませんでした。しかし、このアプリケーションを使えば、専門知識なしでもボタン1つで患者さんの特徴点を一括してポリゴンデータ上に表示できます」と語るのは、UEL企画統括本部の田中修平である。田中はアプリケーションの表示などの部分を担当した。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_11.jpg" alt="写真：田中修平">
    <figcaption class="c-figure_caption">UEL株式会社<br>
      企画統括本部 Techデザイン開発部 チーフ・スペシャリスト　田中修平
    </figcaption>
  </figure>

  <p>「患者さんを前に、私は手元のPCを操作して、ポリゴンデータを傾けたり回したりしながら説明します。顎などの骨の状態をポリゴンの3Dモデルで見れば、医師だけでなく、患者さんも一目で理解できます。カラーマップ表示もできるので、緑の部分は標準的、赤の部分は標準から大きく外れていると分かります。治療の後で赤が緑に変わっていれば、効果があったことが患者さんにも伝わります」と谷川氏は言う。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_12.jpg" style="max-width: 310px;" alt="図：カラーマップ表示の実行結果">
    <figcaption class="c-figure_caption">カラーマップ表示の実行結果</figcaption>
  </figure>

  <p>歯や顎などの疾患領域における3次元データの活用は始まったばかりだ。人体の形状を示す3次元データは、他の医療データと組み合わせることでより大きな価値を生む可能性があると山城氏は期待している。「今後は時系列でのデータ収集も視野に入ってくると思います。また、頬づえをつくなどの特定の生活習慣や噛む圧力、筋力などと、歯や顎などの疾患の関係が疑われるなら、予防的な対策が可能かもしれません。いずれにしても、一人ひとりのデータを蓄積することが今後ますます重要になります」（山城氏）</p>
  <p>現在、POLYGONALmeister Xephaloは研究開発から実用化へと移行しつつある段階だ。UELは今後、大阪大学歯学部附属病院での実績を生かし、データ蓄積と検証を重ねながら、さまざまな医療機関への展開を目指している。加えて、非医療分野への適用も視野に入れている。例えば、複雑な形状の特徴点を自動抽出することで、製造業における部品の品質管理に生かせるかもしれない。3次元データによる可視化という新たな領域には、大きな可能性が広がっている。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/UEL-osaka-u/20251224_uo_13.jpg" alt="写真：左から順に中邨博之、川村大輔、谷川千尋氏、田中修平、三村崇晃">
  </figure>

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<li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy-uel.co.jp/xephalo/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">POLYGONALmeister Xephalo</a></li>
      <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy-uel.co.jp/polygon/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">POLYGONALmeister</a></li>
    </ul>
  </section>

</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>Break Through！ 第二章 挑み続ける心が未来を拓く：BIPROGYバドミントンチーム／第2回 渡邉航貴選手 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/breakthrough-watanabe/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2985</id>
        <mgmt-id>2516</mgmt-id>
        <published>2025-12-22T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-12-23T04:54:48Z</updated>
        <summary>原点は「あきらめない心」。ひたむきに、前向きに。未来へと歩む</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/12/20251222_bw_00-thumb-1260x840-15649.jpg" length="734814" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="Break Through！" /><category term="バドミントンチーム" /><category term="バドミントン！" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>世界の頂点を目指すBIPROGYバドミントンチームの選手たちの「挑戦」と「成長」の軌跡をつづる本企画「Break Through！ 第二章」。第2回に登場するのは、身長167cmという小柄な体格ながら、世界のトップ選手たちと互角に渡り合う渡邉航貴（わたなべこうき）選手です。BIPROGYバドミントンチームのムードメーカーとして、常に明るく練習を盛り上げる渡邉選手ですが、コートに入るとまなざしが一変。繊細なタッチと精緻な プレーで相手を翻弄し、最後の最後までシャトルに食らいつきます。そんな姿から付いたキャッチフレーズは「小さな巨人」。幾多の挫折を乗り越えた渡邉選手の強さの秘密、そして今後の活躍に向けた意気込みを伺いました（2025年10月取材）。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
<h2>「明るく楽しく」練習することが勝負に結びつく</h2>

<p>――まずは、今シーズンの目標を教えてください。</p>

<p><span class="speaker">渡邉</span>2028年に向けた代表選考レースまで2年を切っているので、今は特定の大会を目標にするというよりも、1つ1つの大会でどれだけ自分のパフォーマンスを上げられるかにチャレンジしています。大会が迫った時のモチベーションの上げ方、どうすればコンスタントに勝てるか、ということを意識しています。</p>


<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-watanabe/20251222_bw_01.jpg" alt="写真：渡邉航貴選手">
  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYバドミントンチーム<br>
    渡邉航貴選手
  </figcaption>
</figure>



<p>――渡邉選手には「小さな巨人」というキャッチフレーズがあるそうですね。プレーの強みを教えてください。</p>

<p><span class="speaker">渡邉</span>バドミントンは身長が高い方が有利といわれていますが、僕は身長が167cmで、世界の男子シングルスの選手と比べると小柄です。その中で、スピードは持ち味の1つですし、相手が嫌がるプレーをとことん仕掛けられるところも大きな強みだと思います。バドミントンは相手が苦手な所を狙って打ったり、相手の足を止めるフェイントを仕掛けたり、いかに自分が有利な展開に持っていけるかが大事なんです。</p>

<p>――練習の質を高めるため、普段どんなことを意識して練習していますか。</p>

<p><span class="speaker">渡邉</span>得意なプレーよりも苦手なプレーの練習をすることですね。アタック力があってレシーブが苦手なら、アタック力を磨くよりもレシーブの練習に力を入れる、というイメージです。ダブルスの場合は自分の苦手なところをパートナーが補ってくれますが、シングルスの場合は自分でやるしかない。苦手なプレーの練習は気が進まないこともありますが、嫌なことをどれだけ継続してできるかが重要だと思います。</p>

<p>強い選手の動画も常にチェックしていますね。注目するのは「足」。レシーブの待ち方も足の位置を見ると、「こう動いているからここが速いのか」とすごく勉強になります。動画を見たら次の日の練習ですぐに試して、自分に合うものをどんどん取り入れています。</p>

<p>後輩には積極的にアドバイスをしています。そうすると「自分もちゃんとできてたかな？」って自分のプレーを見直すきっかけになるんです。後輩がライバルの場合もありますが、伝えることが自分の糧になるので、そこは惜しみなくアドバイスをするようにしています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-watanabe/20251222_bw_02.jpg" alt="写真：渡邉航貴選手">
</figure>

<p>――渡邉選手はチームの練習を盛り上げるムードメーカーだと伺いました。</p>

<p><span class="speaker">渡邉</span>自分でもその通りだと思います（笑）。練習の時は、「きついけどいける！ いけるよ！」と率先して声を出していますね。周りを巻き込んで明るく楽しくやるのが好きですし、後輩のモチベーションも上がると思うんです。僕の姿勢を見て後輩が感化されて、その後輩の頑張りに僕が背中を押される。そんな相乗効果が良いプレーに結びつくと考えています。それに普段の練習から「きつい」を「楽しい」に変換できていれば、試合の時にきつい場面が来ても、乗り越えられる可能性が高くなるはずなので、練習の時から自分を鼓舞する癖をつけるようにしています。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2>試合前は対戦相手の動画を見て心構えをつくる</h2>

<p>――大会前の準備で大切にしていることは何ですか。</p>

<p><span class="speaker">渡邉</span>やっぱり、対戦相手の動画を見ることですね。自分は身長が低いこともあって、何の情報もないまま試合で相手と対峙すると「でかっ！」って引いちゃうんです。昔は、相手が怖くて自分のプレーを出せないこともありました。今は必ず動画を見て、相手の体格やプレーの傾向を頭に入れて、頭を整理してから試合に臨んでいます。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-watanabe/20251222_bw_03.jpg" alt="写真：渡邉航貴選手">
</figure>

<p>フィジカル面では、試合前までしっかりウエイトトレーニングして、試合日に軽い筋肉痛があるくらいがベストコンディションです。体が軽過ぎると、力みや動き過ぎにつながり、かえって無駄な動きが増えて視野が狭くなってしまうんです。シングルスでは、やみくもに動くのではなく、一回一回の動作をしっかり区切って、無駄な動きを減らし、視野を広く保つことが大切。後ろから前方に走る際も、スピードが早過ぎると視点が追いつかなくなるので、「動けばいい」というものではないんです。でもその難しさがバドミントンの楽しさでもあります。</p>

<p>――大会でパフォーマンスを発揮するためのコンディション調整はどのように行っていますか。</p>

<p><span class="speaker">渡邉</span>基本的に、大会に向けての特別な最終調整は行わないようにしています。 気負い過ぎて失敗した経験が何度もあるので（笑）。僕は大きな大会に照準を合わせようとすると、ギュッと硬くなって、視野が狭くなってしまうんです。結局のところ、試合で発揮できる力は、普段の練習でできていることなので、試合で視野を広く持ってプレーができるようにするために、日々の1つ1つの練習の中で、周囲の状況にもきちんと目を向けるようにしています。その練習の時の視野が試合のパフォーマンスにもつながると考えています。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2>勝っても負けても、何が要因だったのかを明確にすることが大事</h2>

<p>――9、10月と国際大会が続きましたが、ここまでの試合を通して感じた課題や収穫を、今後どのように生かしていきたいですか。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-watanabe/20251222_bw_04.jpg" alt="写真：渡邉航貴選手">
</figure>

<p><span class="speaker">渡邉</span>9月のアジアツアーでは早くに 敗退してしまったのですが、この大会を通して「僕が世界で勝つにはこのプレーをするべき」という自分のプレーが明確になりました。今シーズンは自分のプレーが全く定まらず、試合に勝っても、なぜ勝てたのかが分からなかったんです。勢いで勝てる年齢ではないので、自分がなぜ勝てたのかをちゃんと言語化できて、理解できなければ、「勝ち続ける」ことはすごく難しい。今はその「なぜ」を言語化できるし、やるべきことが明確になっています。徐々にパフォーマンスも上がっているので、12月の全日本総合選手権大会には自信を持って臨みたいと考えています。</p>

<p>――9月のアジアツアーから、新しい取り組みを始めたそうですが。</p>

<p><span class="speaker">渡邉</span>自分が負けた試合の動画を見始めました。「あの高さのロブ（※）がなんで打たれるの？」って疑問に思うプレーがあって動画を見返したら、思っていたよりもかなり低いロブだったんです。「こんなに低かったら、そりゃ打たれるよね」と納得しながら反省できて、次の練習ではすぐに改善に取り組みました。</p>

<p>僕が知る限り、シングルスの選手は一人でプレーしていることもあって、勝った試合は見ても、負けた試合は見ないという人が多い印象です。でも、僕はもう負けた動画しか見ません。自分が勝った時の良いプレーは試合で勝手に出るものなので、負けにつながったマイナスの部分を練習でどんどん削る方が効率的だと気付きました。9月の3大会中にこれを繰り返していたら、試合に負けてはいるんですけど、次の試合に向けた自信につながって、結果的に前向きになれました。</p>

<ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbNormal">
<li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※</span>ネット際や低い打点から相手のコート後方へ 打ち上げるショット</li>
</ul>
<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-watanabe/20251222_bw_05.jpg" alt="写真：渡邉航貴選手">
</figure>
</section>

<section class="l-section">
<h2>小柄でも男子シングルスで戦えることを証明したい</h2>

<p>――チームメートから、渡邉選手のイメージは「あきらめない心」だと聞きました。</p>

<p><span class="speaker">渡邉</span>「あきらめない心」はまさに僕の原点。社会人1年目の苦しい時期に周りに支えてもらったからこそ、生まれたものです。当時は試合に負けてばかりで、「辞めたい」が口癖でした。でも僕の周りのスタッフや選手たちは、親身になって「あきらめるのはもったいないよ」って言い続けてくれて、「こんなに支えてくれる人たちがいるのに、彼らの期待に応えずにここで辞めてしまうのは違うな」と思い直して、バドミントンを続けることを決めました。</p>

<p>そこからまた試合で結果が出ない時期もあって、何度も何度も心が折れそうになってはいるのですが、そのたびに「なぜ自分がバドミントンをしているのか？」を自分に問いかけてきました。答えは1つしかなくて、「バドミントンが好きだから」。だからあきらめることなく、心が折れそうになっては前を向いて、今もバドミントンを続けています。</p>

<p>――勝つためにはやはりメンタル面も重要ですよね。</p>

<p><span class="speaker">渡邉</span>自分を理解することの重要性は強く感じています。自分のことが分かっていれば、自分で自分の機嫌が取れて、自ずと前向きになれますから。ただ、一人ではどうにもできない時もあります。そんな時に頼りになるのはチームメートですね。落ち込んでいる時にチームメートがご飯に誘ってくれて、話して気持ちが楽になったことは何度もあります。周りの助けは本当に大事。だからこそ誰かが落ち込んでいたら、僕も積極的に声を掛けにいくようにしています。</p>

<p>――最後に、今後の活躍に向けて意気込みをお願いします。</p>

<p><span class="speaker">渡邉</span>僕が目指しているのは、体が小さくても世界の男子シングルスで戦えることをプレーで証明すること。小さい人はダブルスに行くという固定観念がある中で、167cmの僕が「小さな巨人」としてもっと活躍できれば、シングルスを選ぶ人ももっと出てくると思うんです。ただ、道のりが甘くないことは断言できます。人の何倍も努力しないといけないし、物理的に小さい人が不利なのは変わることはないので、逆境に負けないメンタルも持たなければやっていけない。心が折れそうになっても、そこであきらめないで前向きになる力も必要。逆境にいる一人として、僕がその先陣を切っていきたいと思います。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-watanabe/20251222_bw_06.jpg" alt="写真：渡邉航貴選手">
</figure>

</section>


<section class="l-section">
  <h3>Profile</h3>
  <dl class="c-profile_definition">
    <dt class="c-profile_name">渡邉 航貴（わたなべ こうき）</dt>
    <dd class="c-profile_text">1999年1月29日生まれ。埼玉県越谷市出身。姉の影響で4歳からバドミントンを始める。
埼玉栄高校卒。2017年4月日本ユニシス（現BIPROGY）入社。2024年カナダオープン（Super500）優勝。2024年デンマークオープン（Super750）準優勝。<br>
日本ランキング2位（2025年11月2日時点）、世界ランキング26位（11月25日時点）<br>
2020年-2025年日本代表
</dd>
  </dl>
</section>

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        <title>Break Through！ 第二章 挑み続ける心が未来を拓く：BIPROGYバドミントンチーム／第1回 中西貴映・岩永鈴ペア - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/breakthrough-kierin/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2983</id>
        <mgmt-id>2526</mgmt-id>
        <published>2025-12-15T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-01-06T00:18:53Z</updated>
        <summary>支えてくれる周囲への感謝を忘れずに、世界の頂を目指す</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/12/20251215_bk_00-thumb-1260x840-15625.jpg" length="687587" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="Break Through！" /><category term="バドミントンチーム" /><category term="バドミントン！" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>世界の頂点を目指すBIPROGYバドミントンチームの選手たちの「挑戦」と「成長」の軌跡をつづる本企画「Break Through！ 第二章」。第1回に登場するのは、BIPROGY入社後に同期としてペアを組んだ中西貴映（なかにしきえ）選手・岩永鈴（いわながりん）選手。中西選手は170cm、岩永選手は166cmという長身ペアの愛称は「キエリン」。2024年全日本社会人選手権では初優勝、2025年世界選手権では銅メダルを獲得し、強豪ひしめく日本女子ダブルスの中でも熱い注目を集めています。組み始めた当時は「本当に弱かった」と語るキエリンペアが歩んだ道のり、そして世界一のタイトルを狙う2人の決意を伺いました（2025年10月取材）。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
<h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">ワールドツアーファイナルズで世界選手権のリベンジを狙う</h2>

<p>――まずは今シーズンの目標を教えてください。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kierin/20251215_bk_01.jpg" alt="写真：中西貴映選手">
  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYバドミントンチーム<br>
    中西貴映選手
  </figcaption>
</figure>

<p><span class="speaker">中西</span>8月の世界バドミントン選手権でのメダル獲得は2人にとっての大きな目標で、無事に銅メダルを手にすることができました。でも、準決勝で負けての銅メダルだったので、今は「12月のワールドツアーファイナルズ（※）に出場して、世界選手権のリベンジがしたいね」と岩永と話しています。</p>
<ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbNormal">
  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※</span>世界バドミントン連盟（BWF）が主催する、バドミントンの年間世界王者を決める国際大会。年間のポイントワールドランキング上位8名（組）のみが出場可能で、日本から出場できる女子ダブルスは最大2組</li>
</ul>

<p>――キエリンペアのそれぞれの役割と強みを教えてください。</p>

<p><span class="speaker">中西</span>基本的に、岩永が前衛で私が後衛でプレーしています。最近は、私がレシーブした後に岩永が前に飛び込んで仕掛け、攻めの形をつくって決め切る、というパターンが通用しているので、そこは自信を持って2人の武器と言えます。以前は、相手に先手を取られて、攻めに転じられないまま負けてしまうことがありましたが、今シーズンは自分たちが得意なパターンに持ち込める回数が増えてきました。</p>

<p>――変化のきっかけがあったのでしょうか。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kierin/20251215_bk_02.jpg" alt="写真：岩永鈴選手">
  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYバドミントンチーム<br>
    岩永鈴選手
  </figcaption>
</figure>

<p><span class="speaker">岩永</span>以前はコーチの指示に対して、1つ1つを守ることに意識が向いてしまって、プレーが硬くなっていたのかもしれません。「2人の好きなようにやっていいんだよ」とコーチに言われてからは、「思いっきり自分たちのやりたいプレーをして、ダメだった時はまた考えよう」と気持ちが吹っ切れました。試合もなるべく楽しむようにしています。</p>

<p><span class="speaker">中西</span>試合中、私は結構熱くなるタイプなのですが、岩永は冷静に楽しむのが得意。岩永の「試合を楽しもう」という雰囲気に助けられることもあります。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">「世界一」を目指す気持ちが今のモチベーション</h2>

<p>――日々の練習を積み重ねるう上での原動力は何ですか。</p>

<p><span class="speaker">中西</span>「世界一になりたい」という気持ちですね。今シーズンに入ってからは、夢ではなく手が届く目標になったと感じていて、大きなモチベーションになっています。世界一のタイトルを取って、いつも周りで支えてくださる方々に恩返しをしたいです。</p>

<p>――普段、どんな練習をしていますか。必ず取り入れているルーティーンなどもあれば、教えてください。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kierin/20251215_bk_03.jpg" alt="写真：室内コートで練習をする中西貴映選手と岩永鈴選手">
</figure>

<p><span class="speaker">岩永</span>基本は中西さんとペアで練習していますが、別のダブルスの選手とペアを組み替えて練習をすることもあります。</p>
<p><span class="speaker">中西</span>同じ人と組む時間が長ければ長いほど、自分の役割がはっきりし過ぎてしまうんです。時々、別の選手と組んでフレキシブルな対応をすることが、自分のプレーの幅を広げることにつながっています。</p>
<p>ルーティーンは特にないのですが、遠征に行くと今の自分たちの課題が見つかるので、帰国後の初練習では、2人でその課題を確認するようにしていますね。</p>

<p>――試合前の準備で大切にしていることは何ですか。</p>

<p><span class="speaker">岩永</span>対戦相手の動画を見て、「このあたりにサーブを打ってくることが多い」など、相手の特徴に合わせて練習をしています。それから体がベストの状態でプレーできるよう、試合前日はウエイトトレーニングを軽めにするように調整しています。</p>

<p><span class="speaker">中西</span>私はしっかり食べて、しっかり睡眠を取ることです。対戦相手の試合の動画も見ますが、見過ぎると緊張が増してしまうので、ほどよく切り上げて、何も考えずにぼーっとする時間も持つようにしています。</p>

<p>――試合当日はどのようなことを考えていますか。</p>

<p><span class="speaker">中西</span>トーナメントをどう勝ち上がるかはとても意識しています。シード権を持っていなかった頃は、1～2回戦で自分たちより確実に強いペアと当たるので、毎試合120%で行くしかない状況でした。シード権を持っている今は、1回戦から決勝戦までの5試合をどう戦うかが大事。次の試合でやりたいプレーを試すこともあります。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">パートナーにも、支えてくれる周りの方々にも感謝を忘れない</h2>

<p>――周りのスタッフからは、お二人の「人間力」が素晴らしいとの声を聞きました。</p>

<p><span class="speaker">岩永</span>どうなんだろう（笑）。いつも当たり前のことを当たり前にしている感覚です。バドミントンが強いか弱いかは関係なく、周りの人を気遣うことは普通のことだと思っています。</p>

<p><span class="speaker">中西</span>ジュニアの時、当時のコーチから「選手としても、一人の人間としても、応援されて好かれるような人になってほしい」と言われたことは、今でも覚えています。バドミントンが強いだけでは生きていけないので、「自分が今関わっている人たちを大切にしよう」と心掛けています。</p>

<p>――9月のアジアツアー3連戦は、準優勝2回にベスト8という好成績でした。</p>
<p><span class="speaker">中西</span>決勝戦に2度勝ち上がれたことはすごく良かったのですが、肝心の大一番で負けてしまったことが悔しくて。これから臨む大会では、一本一本を確実に勝ち切ることを意識して、今度こそ優勝をつかみたいと思っています。</p>

<p><span class="speaker">岩永</span>大会を通してコーチからさまざまなアドバイスをもらっているので、今はそれらを練習に取り入れながら、次の大会に向けていろいろ試しているところです。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kierin/20251215_bk_04.jpg" alt="写真：コーチにアドバイスをもらう様子">
</figure>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kierin/20251215_bk_05.jpg" alt="写真：ハイタッチをする２人の後ろ姿">
</figure>

<p>――今シーズンはペアを組んで7年目。これまでの道のりを振り返ってみて、いかがでしょう。</p>

<p><span class="speaker">中西</span>今年の世界選手権でメダルを取った時、「組んだ時には想像もしなかったところまで来たね」って2人で話していたのですが、最初は本当に弱いペアでした。それでも努力して、国際大会の下のグレードの試合では勝てるようになって、上のグレードの試合に出始めたのが3～4年前です。</p>

<p>当時は毎回1回戦か2回戦で負けてしまうという状況で、「続けるのは無理じゃない?」と思ったこともありました。でも岩永と2人だからこそ苦しい状況から逃げ出すことなく、「とにかく勝つしかない」と前を向いて、今日までやって来られたと思っています。</p>

<p>――負けが続いた時、お二人の雰囲気が悪くなることはありませんでしたか。</p>

<p><span class="speaker">岩永</span>それはないですね。私は性格的にも切り替えが早いタイプなので、「終わったら仕方ない。次、頑張ればいいじゃん」って負けを引きずらないんです。試合に負けた翌日の練習は、次の勝ちに向かって2人ともやる気満々です！</p>

<p><span class="speaker">中西</span>負けは2人のものなので、私も岩永もお互いに責めるようなことはありません。反省すべきことを試合会場で反省したら、2人でご飯を食べに行って、楽しい話をして切り替えています。これは岩永の明るい性格のおかげだと思います。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kierin/20251215_bk_06.jpg" alt="写真：椅子に座ってインタビューを受ける中西貴映選手と岩永鈴選手">
</figure>

<p>――本当に良きパートナーなんですね。</p>

<p><span class="speaker">中西</span>岩永は私にできないことができる選手。お互いがお互いに尊敬する部分があるので、けがをしたり、ミスをしたり、ちょっとダメな時でも2人でカバーし合って頑張れています。私が4歳上ということもあって、私が意見を言って岩永を引っ張ることが多いのですが、今は岩永も意見を言ってくれるようになったので、私としてはうれしいです。</p>

<p><span class="speaker">岩永</span>誰かに意見を言う時は、まず自分がちゃんとできていないとダメだと思っていたので、あまり意見が言えなかったんです。でも今は自分ができることが増えてきて、「こういうプレーをしたいからカバーしてほしい」という希望も言えるようになりました。</p>

<p>――BIPROGYバドミントンチームの雰囲気を教えてください。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kierin/20251215_bk_07.jpg" alt="写真：椅子に座ってインタビューを受ける中西貴映選手と岩永鈴選手">
</figure>

<p><span class="speaker">岩永</span>とても仲が良くて、前向きに練習に取り組める雰囲気があります。落ち込んでいる人がいれば、個人やペアは関係なく必ず誰かが声をかけに行っていますね。この温かい雰囲気はチームの強みです。</p>

<p><span class="speaker">中西</span>BIPROGYは男子チームもあるので、男子選手に練習の相手をしてもらったり、男子目線で少し違った角度からアドバイスがもらえたりできるところも強みですね。団体戦では、男子が勝っていたら「女子も負けてられない！」って思いますし、全員で一緒に高め合えるすごく良い関係です。</p>
</section>

<section class="l-section">
<h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">2028年を集大成の年に定め、さらなる活躍を誓う</h2>

<p>――12月のワールドツアーファイナルズの出場権獲得も見えてきました。また来年はアジア大会という大舞台もあります。改めて、お二人の意気込みを聞かせていただけますか。</p>

<p><span class="speaker">岩永</span>ワールドツアーファイナルズもアジア大会も、日本から出場できるのは2組だけ。日本の女子ダブルスはどのペアも本当に強いので、油断はできません。気を引き締めて、1つ1つの試合に臨んでいきます。</p>

<p><span class="speaker">中西</span>以前は、こうした大きな国際大会は「行けたらいいな」という感覚でしたが、今は絶対に出場権を譲りたくありません。「自分たちが日本の女子ダブルスの一番でやっていく」という強い気持ちを持って、試合を勝ち進めば、出場権を手にできると思っています。</p>

<figure class="c-figure c-figure_w600">
  <img src="/article/breakthrough-kierin/20251215_bk_08.jpg" alt="写真：中西貴映選手と岩永鈴選手">
</figure>

<p>――最後に、応援してくださるファンの皆さまへメッセージをお願いします。</p>

<p><span class="speaker">岩永</span>ようやく、少しずつ結果が出るようになってきました。それを自信に変えて、もっとたくさん勝って、優勝して、支えてくださっている方々に恩返しをしたいです。試合会場でも、SNSでも、応援やメッセージは本当に励みになるので、世界のトップを目指す私たちをたくさん推してもらえるとうれしいです！</p>

<p><span class="speaker">中西</span>去年、2人で相談して決めたのですが、私たちは2028年を集大成の年と考えています。私はその年に33歳を迎えるので、2028年の大舞台が 年齢を考えてもラストチャンス。その集大成に向けて、できるだけ多くの試合に勝って、皆さんに良い結果を報告できるように頑張りますので、ぜひキエリンに注目してください！</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h3>Profile</h3>
  <dl class="c-profile_definition">
    <dt class="c-profile_name">中西 貴映（なかにし きえ）</dt>
    <dd class="c-profile_text">1995年12月24日生まれ。神奈川県相模原市出身。母の影響で8歳からバドミントンを始める。早稲田大学卒。 2018年4月日本ユニシス株式会社（現BIPROGY）入社。<br>岩永鈴とのペアで2021年より日本代表入り。デンマークオープン2024（Super750）優勝。2025年世界選手権大会で銅メダル獲得。2024年4月から女子チームキャプテン。</dd>
  </dl>
  <dl class="c-profile_definition">
    <dt class="c-profile_name">岩永 鈴（いわなが りん）</dt>
    <dd class="c-profile_text">1999年5月21日生まれ。山口県柳井市出身。兄の影響で6歳からバドミントンを始める。柳井商工高校卒。2018年4月日本ユニシス株式会社（現BIPROGY）入社。<br>中西貴映とのペアで2024年全日本社会人選手権優勝。2025年世界選手権大会で銅メダル獲得。ペアの世界ランキング6位（2025年11月25日時点）。2021年～2025年日本代表。</dd>
  </dl>
</section>

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<section class="l-section">
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</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>「R&amp;D Meetup Days 2025」開催──共感と共創で社会課題解決に挑む（前編） - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/tech2025-6/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2982</id>
        <mgmt-id>2525</mgmt-id>
        <published>2025-12-02T01:00:00Z</published>
        <updated>2026-03-25T06:02:20Z</updated>
        <summary>連載「進化するBIPROGY総合技術研究所」第6回</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/11/20251202_t6_00-thumb-1260x840-15614.jpg" length="697566" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="Technology Foresight" /><category term="研究開発（R&amp;D）" /><category term="進化するBIPROGY総合技術研究所" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>BIPROGYの豊洲本社にある「BIPROGY LOUNGE」にて、2025年9月12日に「R&amp;D Meetup Days 2025」が開催された。イベントは、BIPROGY総合技術研究所（以下、総研）によるR&amp;D成果の利活用推進を目的として継続的に開催され、社内だけでなく、社外に向けて広く一般公開されている。講演の他、会場の各ブースでは体験型展示やポスター展示などがあり、研究員たちと来場者との活発な意見交換が行われた。連載「進化するBIPROGY総合技術研究所」では、2回にわけてその模様をお伝えしたい。まず前編では、当日のイベントの様子と3つの研究をダイジェストとして交えつつ、注目の研究テーマである「共感や気づきを促す対人コミュニケーション支援」の研究者たちの思いにフォーカスして紹介していく（後編では、「共創の場のデザイン：世界シカケ化共創計画（セカシカ）」に焦点を当ててお伝えする）。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">数理の力と人智が集う協働・共創で社会課題に挑み、未来を創造する</h2>
  <p>イベントは、総研センター長の香林愛子の講演からスタート。総研のPurposeである「超専門家集団×ワクワクする未来の創造」というテーマで総研の歩みと今後の展望について語った。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/tech2025-6/20251202_t6_01.jpg" alt="写真：香林愛子">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
      総合技術研究所 センター長　香林愛子
    </figcaption>
  </figure>

  <p>BIPROGYグループの研究開発拠点として2006年1月1日に誕生し、間もなく創立20周年を迎える総研の主な役割は、「中長期的な競争力の源泉となるグローバル視野での先端技術研究」と「人や企業・社会の課題を解決する、新技術の社会実装に向けた適用実証・実用化」の2つ。総研には39人が所属しており、そのうち12人が博士号を取得している。さらに、2024年度には11本の論文が国際会議等で採択されるなど、内外から高い評価を得ているという。</p>
  <p>「先端技術の発展に向き合うことは、人や社会の課題解決につながるヒントに正面から向き合うことです」と香林は強調。そのうえで、「私たちは、研究活動を通じて数理の探究と多様な協働・共創の場の創出を推し進め、それらを原動力として社会課題の解決を目指しています。また、技術を育てるだけでなくアイデアを交わすことも新たな価値創造につながります。このR&amp;D Meetup Days 2025の場がさまざまな意見交換の場になれば幸いです」と締めくくった。</p>
  <section class="l-section">
    <h3>「R&amp;D Meetup Days 2025」講演の様子</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w600 u-mt0">
      <img src="/article/tech2025-6/20251202_t6_02.jpg" alt="写真：「R&D Meetup Days 2025」講演の様子">
    </figure>
  </section>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">ダイジェスト1：「共創デザイン研究」</h2>
  <p>本セッションでは、共創デザイン室 室長の高橋英治が、現在取り組みが進む「共創デザイン研究」の目的や目指す姿について解説した（写真①）。「共創」とは、「企業が、さまざまなステークホルダーと協働して共に新たな価値を創造する」概念だ。価値共創のためには、画一的ではない多様なステークホルダーと創造的対話を継続的に実施することが重要だ。そのために必要なのが、信頼や安心、尊重、共感などの「関係の質」を高める、誤解や対立のない「円滑なコミュニケーション」だという。この前提のもと、共創デザイン室では、その手段と持続可能な社会の実現に向けた価値共創の場をデザインする仕掛けや、それを社会実装するために必要なエコシステムの設計について研究を進めている。今後も、共創デザイン室では、信頼関係をかたちづくり、学びと協働、共創の起こる「場」の創出を目指していくという。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">ダイジェスト2：「流線トポロジカルデータ解析」</h2>
  <p>2022年から京都大学らと共同研究を進めている「流線トポロジカルデータ解析（TFDA: Topological Flow Data Analysis）」。その現在地について数理エンジニアリング室 主任研究員の坂本啓法が解説した（写真②、参考「<a href="/article/tech2023-2/">注目される「数理科学」 未知の世界を探究する研究者たち</a>」）。TFDAとは、「流れのデータから特徴的なパターンを見つけ出す理論・技術」を指す。例えば、航空機の翼の揚力や心室内の血流の渦、海流における黒潮の蛇行の検出など、流体（一定の形を持たず、力を加えると容易に変形して流れる性質を持つ物質）であれば幅広く活用できる技術だ。共同研究において、BIPROGYは数学理論を計算機上で実現するためのアルゴリズムの考案と、ソフトウエア実装を担当している。これまで人の手で行っていた解析を自動化し、気象・海流の研究のほか、工業製品の性能向上など産業分野への応用が期待されている。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link4">ダイジェスト3：「量子コンピューティング」</h2>
  <p>2024年度から東京大学と共同研究している「テンソルネットワークによる量子計算シミュレーション」について、数理エンジニアリング室 主席研究員の川辺治之が発表（写真③）。大きな特徴は、量子コンピューターのプログラムを従来型のコンピューター上でシミュレーションし、高精度な近似を行う手法をいかに構築するかというものだ（参考「<a href="/article/tech2025-4/">研究員と会える！ 話せる！「R&amp;D Meetup Days 2024」開催</a>」）。現時点では、さまざまな実装方式の量子コンピューターが提案・試作されているものの、実用的な規模の量子計算が実行できるようになるにはまだまだ時間がかかると考えられている。古典コンピューター上で高精度な近似を行うことで、量子コンピューターが完全に実用化されるまでの間に、新たな量子アルゴリズムを実装・評価し、検証することが可能になるというメリットが期待されているという。</p>
  <section class="l-section">
    <h3>「R&amp;D Meetup Days 2025」会場の様子</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w600 u-mt0">
      <img src="/article/tech2025-6/20251202_t6_03.jpg" alt="写真：「R&D Meetup Days 2025」会場の様子">
    </figure>
  </section>

  <p>では、続いて、注目の研究テーマである「共感や気づきを促す対人コミュニケーション支援」の研究者たちの思いに触れていこう。 </p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link5">信頼関係構築のポイントは、相手に「共感」すること</h2>
  <p>「共感や気づきを促す対人コミュニケーション支援」の研究を進めているのは、共創デザイン室の斉藤功樹、榎本真、そして銭尾春仁の3人で構成された研究チームだ（参考「<a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/pdf/triph2025.pdf#page=10" target="_blank" rel="noopener noreferrer">BIPROGY総合技術研究所の取り組み</a>」9頁）。</p>
  <p>近年、企業では国籍や文化的背景（宗教、言語など）、多様な働き方（リモート勤務やキャリア採用の増加）などが影響し、異なる価値観や年齢層の人々が共に働く機会が増えている。その結果、コミュニケーションの難しさが一層高まっている。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/tech2025-6/20251202_t6_04.jpg" alt="写真：斉藤功樹">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
      総合技術研究所 共創デザイン室 上席研究員　斉藤功樹
    </figcaption>
  </figure>

  <p>そこで、信頼関係の構築のために研究チームが注目したのが「共感」だ。とはいえ、「相手に共感しよう」と言われたからといってすぐにできるものではない。では、人はどんなときに相手に共感できるのか――。この発想を起点に、研究チームでは、相手がうなずいたり笑ったりといった反応を示す「ポジティブなフィードバックがあった状況」と、「議論の内容が整理されて理解しやすい状況」がその好例であると分析。2024年に複数回行われた実証実験においてもその分析を後押しする結果が得られた。</p>
  <p>これら2つの状況を作り出すために重要なのは、相手の状態や議論の流れを可視化し、自然な共感を促す支援を行うこと。そのアプローチと方法論の確立が本研究の目指すところだ。</p>
  <p>現在、その実現に向けて、研究チームは、「非言語チーム」と「言語チーム」にわかれて、相手の発言や状況をリアルタイムに可視化し、共感や気づきを促進するインターフェース構築を進めている。具体的には、非言語チームは人の生体情報を基に共感度を可視化する役割を担い、言語チームは会話の内容をグラフィックレコーディングによって自動的に可視化する役割を担っているという。</p>
  <section class="l-section">
    <h3>「共感や気づきを促す対人コミュニケーション支援」研究のイメージ</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mt0">
      <img class="u-border" src="/article/tech2025-6/20251202_t6_05.jpg" alt="図版：コミュニケーションの場からセンシングと分析を経て可視化へと情報が流れる概念図。左にテーブルで対話する3人と無線マーク付きの家2軒、中央に吹き出し・目・カメラ・スマートウォッチのアイコンと右向きの青い矢印、右に可視化枠で半円メーター「80% 共感（親指アイコン）」と「100% 理解（電球＋横顔アイコン）」、下部に対話内容を整理した手描きのイラストが描かれている。">
      <figcaption class="c-figure_caption">本研究では、相手の発言や状態をIoT技術や各種センサーを用いて可視化することで、共感や気づきを促進し、円滑なコミュニケーションの実現を目指している。より具体的には、言語領域にある発言の内容をリアルタイムかつグラフィカルに表現し、同時に非言語領域である人の生体情報を基に共感度や理解度をフィードバックする、というものだ</figcaption>
    </figure>
  </section>

  <p>――研究チームにおける皆さんの役割を教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">斉藤</span>私は研究チームのリーダーをしています。もともと「アイトラッキング」など、視線の研究に携わっており、博士号も取得しました。2024年度から本研究をスタートして、私は非言語チームとしてまばたきや視線の動きを記録、解析し円滑なコミュニケーションの実現に生かす研究を担当しています。</p>
  <p><span class="speaker">榎本</span>斉藤さんと同じく非言語チームで、私は「体動」に着目して、うなずきなどの頭部の微細な振動から感情の変化を検知するような仕組みを研究しています。もともとは長くマーケティングデータ等の分析・活用業務に携わってきました。数年前に総研に移ってからは、加速度等のセンサーデータの解析などを通じて、電波環境が悪く、周囲の状況が把握しづらくなりがちな林業の現場での危険性低減などにも取り組んでいました。</p>
  <p><span class="speaker">銭尾</span>私は言語チームの担当として、話している内容を可視化する仕組みを研究しています。この研究に参加する前は、音声認識技術を用いて会話内容を可視化する取り組みに注力していました。具体的には、アイデア創発を支援するシステムの研究に自然言語処理の観点から携わっていました。今回の研究開発における言語の可視化においては、従来の自然言語処理や生成AIなど幅広い技術を使っています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/tech2025-6/20251202_t6_06.jpg" alt="写真：榎本真">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
      総合技術研究所 共創デザイン室 主任研究員　榎本真
    </figcaption>
  </figure>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/tech2025-6/20251202_t6_07.jpg" alt="写真：銭尾春仁">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
      総合技術研究所 共創デザイン室 主任研究員　銭尾春仁
    </figcaption>
  </figure>

  <p>――対人コミュニケーション支援の研究に取り組むきっかけは何だったのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">斉藤</span>BIPROGYでは、ICTを活用して社会課題の解決に取り組んでいます。この課題解決を推進するためには、さまざまな業界や業種、文化的背景を持つ人々と連携することが不可欠です。また、コロナ禍以降、オンライン会議が浸透しました。オンラインでのやり取りでは、例えば、興奮したときのブレス（息）の強さや相手との距離感といった情報が欠如するため、対面よりもコミュニケーションが難しくなります。</p>
  <p>このような状況下で、いかに信頼関係を築き、質の良いコミュニケーションを取っていくかが非常に重要だと考えました。信頼関係をうまく築くことができないと、機会主義的行動（自分だけの利益のために、情報を隠したり、抜け駆けしたりするなどの行動）につながり、良好なビジネスは展開できません。その他、「会議をしても何も得られなかった」という非効率的な時間をなくし、会議の場を創造性溢れるものにしたい。そんな思いもこの研究を始めるきっかけでした。</p>
  <p>――改めて、非言語・言語チームがどのような研究に取り組んでいるのか教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">斉藤</span>非言語チームでは、相手が発言に共感しているのかどうか、生体情報をもとに心の状態を推測する研究をしています。具体的には、まばたきや体動をオンライン会議用のWebカメラで捉え、共感度を表示するような仕組みを構築しているところです。一般的に、日本人は感情が表情に出にくいとされますが、まばたきや体動は自然に起こるものです。言葉ではその気がないようなことをあえて言うことができますし、表情を取り繕うこともできますが、まばたきや体動は偽ることが難しいとされます。</p>

  <section class="l-section">
    <h3>本研究のアプローチ例</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mt0">
      <img class="u-border" src="/article/tech2025-6/20251202_t6_08r2.png" alt="図版：瞬目の検出と瞬目同期の計算手順を説明するテキスト。瞬目の検出は、Google MediaPipeで目のランドマークを検出し、ランドマークを基に瞬目を同定。瞬目同期の計算は、聞き手と話し手の瞬目開始差分を計算し、差分をヒストグラム化し、z-score化で評価した値を用いる。0より大きければ同期しているといえる。">
    </figure>
  </section>

  <p>また、言語チームでは、会議の内容をグラフィックレコーディングにして可視化する仕組みを作っています。例えば、議論の結論が出たときに全員でその内容を共有できれば、共感値が上がり合意形成しやすくなります。また、それが会議の創造性にも寄与すると言われています。</p>
  <p>――研究上のトピックをいくつか教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">斉藤</span>2024年度にBIPROGY社内で計4回、39人を対象に実証実験を行いました。その結果、まばたきや体動と共感度の関係は実証できました。例えば、共感度、理解度が高いほど、相手とまばたきや体動が同期します。また、相手を支援したいと思っている人ほど、自然発生的に生じる左右の体動も同期しやすいことがわかりました。2025年度はさらに研究を進めて、リアルタイムで共感度を表示できるシステムをつくり、社内で実証実験を行う予定です。カメラで顔を撮影することができれば、オンラインだけでなくリアルなコミュニケーションでも活用可能です。なお、実用化にあたっては、参加者の同意取得やプライバシー保護などの仕組みも整備していく予定です。</p>
  <p>もちろん、共感度の表示には配慮が必要で、「共感されていない」と知ることで信頼関係が悪化してしまうこともあり得ます。ネガティブな方向に進まないように、フィードバックはポジティブな数値だけを伝える方法を考えています。実証実験で良い結果が得られれば、オンライン会議のシステムに組み込むなど、事業化につなげたいと考えています。</p>
  <p><span class="speaker">銭尾</span>最初の実験では、グラフィックレコーディングの一部分を自動化したプログラムによって描画したグラフィックレコードは手書きのものよりも理解や共感が劣ることがわかりました。このため、今後はどのようにこの課題を克服していくかが重要なポイントとなります。また、システムから出力されたグラフィック上の文字が小さくなり、「読みづらい」という意見も多く寄せられました。特にノートPCでの表示ではこの問題が顕著でしたので、表示方法については今後検討を進めていく必要があります。</p>
  <p>また、言語と非言語のインターフェースをどのように統合するかということも今後の大きな課題です。一旦、非言語と言語の仕組みは切り離したまま、2025年度は音声を認識してリアルタイムで議論の内容を表示できるところまで完成させる予定です。今は日本語にしか対応していませんが、音声認識の技術次第で多言語対応も可能だと思います。</p>
  <p>――本研究の進展によってどのように社会課題の解決につながっていくのでしょうか。展望をお聞かせください。</p>
  <p><span class="speaker">斉藤</span>信頼関係の醸成が容易にできるようになるのでは、と期待しています。例えば、営業現場やセミナーの場で、お客さまや聴衆の反応をリアルタイムで見ながら話の内容を調整することも可能です。また、体動の同期のしやすさは、関係性によって変わるとされます。家族や友達など、関係性が深いほど同期する度合いが高くなります。つまり、同期の度合いにより、関係性や相性の良し悪しも見えてくると考えています。長期的には企業におけるチーム形成や組織開発において役立て、組織のエンゲージメントを高めることにも貢献できるでしょう。</p>
  <p><span class="speaker">榎本</span>フィジカルなデータを数多く集めることで、連携が進めば話者の健康状態の可視化なども可能になると考えています。データを多数蓄積して、組織の成長や課題解決に役立てられるような基盤を作っていけたらと思っています。</p>
  <p><span class="speaker">銭尾</span>人が集まり、議論を通じてゼロからソリューションを生み出していく。そんなコミュニケーションを促進できる環境の構築を目指し、着実に研究を進めていきたいですね。今後の展開にぜひ期待していてください。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/tech2025-6/20251202_t6_09.jpg" alt="写真：左から順に榎本真、斉藤功樹、銭尾春仁">
  </figure>

  <p>>> 次回は「共創の場のデザイン：世界シカケ化共創計画」についてご紹介します。</p>
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        <title>実務直結のオンボーディングを。キャリア入社者を支える教育プログラム「FEP」の舞台裏 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/mid-career-04/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2981</id>
        <mgmt-id>2514</mgmt-id>
        <published>2025-11-26T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-11-26T03:53:08Z</updated>
        <summary>連載「Open New Frontiers─未来を紡ぐ光─」第4回｜キャリア入社者を支える研修プラン</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/11/20251126_mc4_00-thumb-1260x840-15600.jpg" length="275295" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DE&amp;I" /><category term="キャリア採用" /><category term="サステナビリティ" /><category term="人財育成" /><category term="働き方改革" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>BIPROGYは持続可能な社会の創出に向け、ICTを核としたテクノロジーと、さまざまなパートナーとのビジネスエコシステムを掛け合わせ、社会的価値を創出する企業グループへと進化を続けています。その実現のカギとなるのは、社員一人ひとりの専門性と多様性。積み重ねられた経験と、未来を切り拓こうとする志が、BIPROGYの成長の原動力です。本企画では、キャリア入社者に焦点を当て、彼らがなぜ当社を選び、どのように自身の経験や視点を生かしているのか、そして今後どんなキャリアや未来を描こうとしているのかを多面的に紹介していきます。第4回では、キャリア入社者向けの教育プログラム展開をオンボーディングの一環として取り組む伊東岳史と、自身もキャリア採用でBIPROGYに入社し現在はプログラム事務局を務める高橋希実が登場。「FEP（Financial1 Education Program）」という愛称で親しまれるプログラムスタートの経緯やその舞台裏、具体的な成果、そして今後の展望について話を聞きました。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">キャリア入社者の活躍を後押しする教育プログラムを展開</h2>

  <p>――まずはお二人の担当業務について教えてください。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/mid-career-04/20251126_mc4_01.jpg" alt="写真：伊東岳史">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 ファイナンシャルサービス第一事業部<br>
      事業部長　伊東岳史
    </figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">伊東</span>私は大手の金融機関を対象としたICTサービスを提供するファイナンシャルサービス第一事業部の事業部長をしています。1999年に日本ユニシス（当時）に新卒採用で入社しました。</p>
  <p><span class="speaker">高橋</span>ファイナンシャルサービス第一事業部に所属し、損害保険会社をメインで担当しています。私自身も、前職の損害保険会社を経て、2023年1月にキャリア採用として入社し約2年半になります。</p>

  <p>――ファイナンシャルサービス第一事業部のキャリア入社者向けに教育プログラムを開発されました。開発のきっかけは何だったのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">伊東</span>2020年にキャリア採用で入社した社員がいたのですが、コロナ禍で顧客訪問や対面コミュニケーションの機会がほとんどなかったこともあり、彼はBIPROGYでの営業としての動き方がなかなかつかめずに苦労していたんです。当時、私は上司として1on1ミーティングなどで悩みを聞いていく中で、「キャリア採用で入社した社員たちが最初にぶつかる壁や悩みを体系化して教育プログラムにできないか」と考えるようになりました。</p>
  <p>1年ほど準備をして、2022年に当事業部独自の教育プログラムを開始しました。キャリア入社者には豊富な経験を生かした活躍を期待していますが、新しい環境での適応には時間が必要です。「組織になじみながら、これまでのキャリアで培った経験値を存分に発揮していただきたい」。そんな思いから、この教育プログラムが、小さくともその背中を押す取り組みになればと考えてのスタートでした。</p>

  <p>――キャリア入社者向けの教育プログラムの内容について、教えてください。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/mid-career-04/20251126_mc4_02.jpg" alt="写真：高橋希実">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 ファイナンシャルサービス第一事業部<br>
      営業五部 第二営業所　高橋希実（2023年1月入社）
    </figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">高橋</span>キャリア入社者たちの経験談を基礎に、業務でつまずきやすい営業プロセスや契約書の作成、納品場所や納期の調整などを中心に全10回程度の内容で構成しています。プログラムは、「FEP（Financial1 Education Program）」という愛称で親しまれ、約半年間、参加者の負担がなるべくかからないように配慮しつつ進めています。</p>
  <p>FEP実施の背景の1つには、ファイナンシャルサービス第一事業部のキャリア入社者は金融業界から転職してきた人が多いという点が挙げられます。金融関連の専門知識はあっても、ITに関する知識に不安を抱えているケースも多いので、この取り組みはIT知識の補完や社内での接点づくりなど多面的な役割も果たしています。例えば、提案書の作成方法やシステムの使い方、社内稟議のプロセスなど、実務に直結する内容になっており、すぐに現場で生かせるのではないか、との思いでプログラムを継続しています。そして、分からないことがあったときに、誰に何を聞けばいいのか、その道標を提供できるような内容を意識しています。</p>

  <section class="l-section">
    <h3>BIPROGYの若手・キャリア入社者向け研修の一例</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800">
      <img src="/article/mid-career-04/20251126_mc4_03.jpg" alt="図版：BIPROGYの若手・キャリア入社者向け研修の一例">
      <figcaption class="c-figure_caption">2024年度に行われたBIPROGY全体としての若手・キャリア入社者向けの研修の一例。BIPROGYは、顧客に寄り添った課題解決型営業を主軸とするため、業務範囲が広く関連部署も多い。このため顧客課題の発見と深掘りなど、クライアントに寄り添った提案を実現するための内容に重きが置かれている</figcaption>
    </figure>
  </section>

  <section class="l-section">
    <h3>教育プログラム「FEP」の内容例</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800">
      <img src="/article/mid-career-04/20251126_mc4_04r2.jpg" alt="図版：教育プログラム「FEP」の内容例">
      <figcaption class="c-figure_caption">2025年度の「FEP」のスケジュールとプログラム例。金融業界等異業種からのキャリア入社者も多いというファイナンシャルサービス第一事業部の特性に合わせた内容が充実している。例えば、（1）情報収集や案件の掘り起こし、（2）提案に加え、（3）営業プロセスや各種のオペレーションなどキャリア入社者や経験の浅い社員がつまずくポイントを中心にプログラムが組成されている。そして、特定の重要顧客（アカウント）との中長期的な関係構築を実現するための戦略解説など高度な内容も網羅されている</figcaption>
    </figure>
  </section>

  <p><span class="speaker">伊東</span>教育プログラムを開始して2025年で4期目になりますが、毎年7～10人くらいが受講しています。最初はキャリア入社者を対象にしていましたが、2期目の2023年からは新卒入社の2年目の社員なども対象に加えました。</p>
  <p>キャリア入社者は社会人経験も前職の業界や業務内容も異なり、各々の経験値や強みが異なるところがプログラム開発の難しさです。そこで、このプログラムでは「転職後にこれが分からない」「ここでつまずきやすい」というキャリア入社者ならではの共感を大事にしました。BIPROGY社内で知っておくべき汎用的な内容からスタートして、少しずつ中長期的な視点を持って業務に臨むための専門的な内容も学べるようにしています。</p>
  <p><span class="speaker">高橋</span>講師については、テーマごとに経験豊富なメンバーを事業部内から選定しています。教え方が偏らないよう、毎年講師は変更しています。今年から、参加者相互のネットワーキングをさらに強化することも意識して、講師陣にキャリア採用の社員も加わりました。皆さんそれぞれのオリジナリティを加えながら熱量を持って講師をしてくださっています。通常の業務がある中で、教育プログラムのための時間を確保していただくので、隔週水曜日など日時をあらかじめ決めて、時間を押さえていただくことでスムーズにスケジュール調整ができています。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">教わり、教える。キャリアと新卒で良い相乗効果が生まれる</h2>
  <p>――4年間続けてきて、受講者の反響はいかがですか。</p>
  <p><span class="speaker">高橋</span>アンケートの回答では「分からないことがあって困っていたので助かった」「日常の業務で役に立った」といった声がありました。私自身、キャリア入社者として2024年度に教育プログラムを受講しました。IT業界は未経験だったので、当初は分からないことが多すぎて、戦力になれないもどかしさをすごく感じていたんです。プログラムで知識を得られたことや、他のキャリア入社者・新卒入社2年目の方々がどのように業務に携わっているか知ることができたのは大きかったと思います。</p>
  <p><span class="speaker">伊東</span>2期目の受講生がすごく苦労しながら、教育プログラムで教わった社内プロセスを経て、新規の受注を勝ち取ったのはとても印象に残っています。私自身もこの取り組みをスタートして本当によかったと感じました。この手応えからも、プログラム受講後の働きがいは高まっているのではないかと思います。</p>
  <p>教育プログラムの内容そのものはもちろん、副次的な成果として、部署を超えた横のつながりが形成できています。キャリア採用の社員は新卒社員のように同じタイミングで入社する同期が大勢いるわけではないので、社内の横のつながりが作りづらいんです。「この教育プログラムの同期」という形で事業部の仲間としての一体感が生まれ、日ごろの業務でも部署を超えたコミュニケーションが図りやすくなっています。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/mid-career-04/20251126_mc4_05.jpg" alt="写真：2024年度の「FEP」の様子">
    <figcaption class="c-figure_caption">2024年度の「FEP」の様子。参加者一人ひとりの真摯な学習への取り組みが伝わる
    </figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">高橋</span>2024年と2025年の受講者が集まり合同で交流会を実施しました。その中では、「ここが変だよ、BIPROGY」というテーマで参加者同士が忌憚なく議論したのですが、BIPROGY以外の会社を知っている社員たちからさまざまな意見が出て社内のネットワーク強化にも役立ちました。その他にも、任意での懇親会なども行われていて、この教育プログラムが社内の人脈づくりの手助けとなっていることがうれしいですね。事務局としても受講生の皆さんとのつながりができましたし、とても貴重な経験をさせていただきました。</p>

  <p>――キャリア採用の社員が増えて、職場に変化はありましたか。活躍を見て感じられていることがあれば教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">伊東</span>前職で培った業界の専門知識と経験値がキャリア入社者の大きな強みです。もともと持っている業務知識に加えて、教育プログラムなどでIT知識が補完されることで、より活躍につながっていると感じます。今、当事業部の約2割がキャリア採用の社員です。その存在が、組織の戦力の大きな柱になっているくらい存在感を発揮してくれています。新卒でBIPROGYに入社した社員がキャリア入社者に共有できるノウハウも多いですし、逆にキャリア入社者からの提案が新たな発想につながることも多い。本当に良い相乗効果が生まれています。</p>
  <p>もともと当事業部は、大手金融機関を顧客とすることから、まじめでスマートな組織カルチャーを強みとしていました。そこに多様な業界経験を持つキャリア入社者が加わることで、新たな視点や発想が生まれ、組織全体に良い刺激となっています。現在は、既存社員とキャリア入社者の間にシナジーが生まれ、より革新的な取り組みが可能になっている手応えを感じます。キャリア入社者にも、これからどんどん組織長の立場にもチャレンジしてもらって後進育成にもぜひ参画してほしいですね。</p>

  <p>――今後、このプログラムをどのように発展させていきたいですか。</p>
  <p><span class="speaker">伊東</span>これからも毎年続けていきますし、プログラムの内容もアップデートしていきます。先ほど少し触れましたが2025年は初めて、過去のプログラム受講者が講師になりました。教わった人が教えるという循環も作っていきたいですね。</p>
  <p><span class="speaker">高橋</span>事務局を担当する身として、「FEP」の事業部内での浸透をさらに進めていきたいですね。そして、私自身もキャリア採用の社員としての色を出しながら、お客さまのニーズに沿った提案をして、新しい領域を意欲的に取り組んでいけたらと思っています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/mid-career-04/20251126_mc4_06.jpg" alt="写真：高橋希実、伊東岳史">
  </figure>

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  <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
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    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/recruit/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「Driving Changeー変化を楽しみ、未来を彩る―」（BIPROGYキャリア採用関連情報）</a></li>
    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/pdf/com/human_resources_strategy_report2025.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">BIPROGYグループ人財戦略レポート|2025</a></li>
  </ul>
</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>挑戦を後押しして、成功体験を積み上げる─伴走支援が次のステップへのカギに - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/mid-career-03/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2979</id>
        <mgmt-id>2512</mgmt-id>
        <published>2025-11-19T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-11-19T01:00:19Z</updated>
        <summary>連載「Open New Frontiers─未来を紡ぐ光─」第3回｜キャリア入社者×上司対談</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/10/20251119_mc3_00-thumb-1260x840-15586.jpg" length="235696" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DE&amp;I" /><category term="キャリア採用" /><category term="サステナビリティ" /><category term="人財育成" /><category term="働き方改革" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>BIPROGYは持続可能な社会の創出に向け、ICTを核としたテクノロジーと、さまざまなパートナーとのビジネスエコシステムを掛け合わせ、社会的価値を創出する企業グループへと進化を続けています。その実現のカギとなるのは、社員一人ひとりの専門性と多様性。積み重ねられた経験と、未来を切り拓こうとする志が、BIPROGYの成長の原動力です。本企画では、キャリア入社者に焦点を当て、彼らがなぜ当社を選び、どのように自身の経験や視点を生かしているのか、そして今後どんなキャリアや未来を描こうとしているのかを多面的に紹介していきます。第3回は、複数の業界での実務経験を経てBIPROGYに入社し、現在は、小売業を始めとしたリテール領域を中心に顧客課題の解決に向けたデータ活用やDX支援などに取り組む清土（せど）千恵子と上司の安藤剛が語り合いました。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">「データ活用スキルを高めたい」という思いがキャリアの転機に</h2>

  <p>――まずは、現在の担当業務について教えてください。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/mid-career-03/20251119_mc3_01.jpg" alt="写真：清土千恵子">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 インダストリーサービス第一事業部<br>
      リテール戦略事業開発部 主任　清土千恵子（2022年1月入社）
    </figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">清土</span>リテール戦略事業開発部の戦略企画グループで、リテール領域の新規サービス企画を担当しています。2025年8月からは、リテール領域の成長を加速させるため、他社との連携などによるインオーガニック戦略の推進をミッションとしており、案件発掘からM&amp;Aプロセスに一貫して携わっています。私は2022年1月にキャリア採用で入社し、すぐに産休・育休を取得して2024年4月に復帰しました。</p>
  <p><span class="speaker">安藤</span>リテール戦略事業開発部の部長を務めています。清土さんの上司として一緒に働いており、清土さんの採用面接も担当しました。私自身は、新卒でBIPROGY（当時の日本ユニシス）に入社しました。</p>

  <p>――清土さんのこれまでのキャリアについて、教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">清土</span>自動車メーカー等を経て、BIPROGYは4社目になります。経験した業界は多岐にわたりますが、一貫してデータ活用やシステム企画などの業務に携わってきました。20代は、自分のスキルを確実に積み重ねることを重視し、「視野を広げてもっと自分自身を高めていきたい」という思いで転職してきました。</p>

  <p>――BIPROGYに転職しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">清土</span>自動車メーカーでデータ活用戦略推進チームに所属しており、データやテクノロジー活用の重要性を感じ、次第に最先端のIT業界で自分自身のスキルをより深く磨きあげたいと思ったのが大きなきっかけです。</p>

  <p>――面接での清土さんの印象はいかがでしたか。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/mid-career-03/20251119_mc3_02.jpg" alt="写真：安藤剛">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 インダストリーサービス第一事業部 <br>
      リテール戦略事業開発部 部長　安藤剛
    </figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">安藤</span>当時は、コロナ禍だったので、面接はオンラインで実施しました。正直、画面越しに2回話した程度では、応募者がどのような人なのかわからないケースも多々あります。オンライン面接では、質問への受け答えやコミュニケーションの取り方が判断の基礎になります。清土さんは非常にハキハキした受け答えをしていたので、「誠実で実直な方だな」と好感を持ちました。</p>

  <p>――その他に、採用の決め手になったのはどのような点ですか。</p>
  <p><span class="speaker">安藤</span>清土さんは複数の業界で企画業務を経験しているので、「変化に対する柔軟性も高いだろう」と感じられた点も大きな決め手の1つです。</p>
  <p>採用に際して、実際の業務と応募者が抱く期待との間にギャップがあるとミスマッチの原因になることもしばしばです。企画部署と言っても、さまざまな仕事があります。BIPROGYはこの数年でキャリア採用を加速させていますが、周囲の話を聞く限り、かつてはミスマッチも少なくなかったように感じていました。</p>
  <p>例えば、BIPROGYは企業規模が大きく他部署との連携が重要な視点です。このような環境の中で、応募者が「経験を生かせば自由に活躍できる」と強く期待して入社すると、実際の業務とのギャップからミスマッチになりやすいと感じます。採用者を迎える側も、キャリア入社の社員を現場の救世主のように扱うと、同様にミスマッチが起こると思います。こうした経験を通じて、社内には少しずつ学びが蓄積されつつあります。そのため、私からは業務内容をできるだけ正直に伝えることを心掛けています。</p>
  <p>キャリア入社者に対しては、「BIPROGYという会社の在り方」を面白いと思ってもらえるかが重要だと思っています。当社は、今、さらなる成長を目指し変化の過程にありますが、大きな組織であるがゆえに、慎重な検討プロセスが求められる場面と、迅速な行動が必要とされる場面という、一見すると相反する側面を併せ持っています。それに直面して感じる困難さは、いわば、変化の中で生じる“成長痛”のようなものだと捉えています。当社は、金融機関や大手企業のお客さまなどの案件を扱うことが多いため、成果が出たときの影響範囲は広く、社会への貢献度も高いのが特徴です。こうしたBIPROGYの姿を丁寧に伝えることを私自身は心掛けています。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">キャリア入社者にはまず“自分らしく”活躍してほしい</h2>

  <p>――入社後は、清土さんに対してどんな支援をされたのですか。</p>
  <p><span class="speaker">安藤</span>まずは会社や組織のミッションを理解してもらうことを一番意識しました。その中で、清土さんの存在意義や役割は何なのかを丁寧に説明してきたつもりです。</p>
  <p><span class="speaker">清土</span>BIPROGYは、社会的価値の創出と持続的成長を目指しています。それが社員にもしっかり浸透していて視座高く働いているなと思いました。また、安藤さんはすごく絶妙な距離感で接してくださって、細かく言わなくても、私が困っていることをわかってくれているのが伝わるので、最初から安心して働くことができました。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/mid-career-03/20251119_mc3_03.jpg" alt="写真：安藤剛">
  </figure>

  <p><span class="speaker">安藤</span>面接の印象どおり、清土さんはお互いに本音で話せるので、コミュニケーションがスムーズです。入社後にお話ししていてまず意識したのは、「自分のやり方で成功してほしい」ということです。清土さんらしい仕事がBIPROGYでも認められるんだと体感してほしかったんです。</p>
  <p>そのため、BIPROGYのやり方を押し付けないように意識しながら、“活躍慣れ”してもらいました。キャリア入社の方は、過去の経験に対してのプライドがありますし、当社としてもそれを生かしてほしい。ご自身の持ち味を発揮してもらうことで、部署のメンバーもその人の得意分野などを理解できます。立ち位置が明確になって存在意義が確立できる、これが第1フェーズだと考えています。その上で、第2フェーズとして少しずつBIPROGYならではのルールや流儀にも慣れてもらえると、みんなが働きやすくなります。清土さんには期待どおりのパフォーマンスを発揮してくれていると感じています。</p>
  <p><span class="speaker">清土</span>実は、内定直後に妊娠がわかったんです。これは内定を取り消されるだろうと思っていたら、安藤さんが「BIPROGYは社会課題を解決する企業でありたいと考えています。お子さんが生まれることは次世代の社会にとっても素晴らしく、まずはご家族のことに専念してください。復帰されたら、ぜひ一緒に働いてください」と伝えてくれて、懐の深い会社だな！ と。すごく感謝していますし、採用していただいた恩に報いることができるよう貢献していきたいと思っています。</p>
  <p>現在は、責任ある仕事も任せてもらえているので、本当にうれしく思っています。役員に稟議を通す業務なども多くなり、これまでに経験したことがない領域も増えてきました。今まさに第2フェーズのチャレンジなのかもしれません。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/mid-career-03/20251119_mc3_04.jpg" alt="写真：パネルディスカッションの様子。司会者がマイクを手に登壇者へ問いかける。背後のスクリーンには「BIPROGY」のロゴが表示されている。">
    <figcaption class="c-figure_caption">2025年6月に行われた「BIPROGY FORUM2025」。そのセッションの1つに清土さんと安藤さんがBIPROGY側の登壇者として講演に臨んだ（参考「<a href="/article/forum2025-4/">進化するリテールAI──ハイパーパーソナライゼーションの実力</a>」）
    </figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">安藤</span>清土さんから妊娠の話を聞いたときは、正直驚きました。でも、お子さんが誕生されるのはとても喜ばしいことです。彼女が戻って来るまで現在のメンバーで頑張ればいいかな、と思いました。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">多様な社員が、多様な働き方を選択できる</h2>

  <p>――3社を経験されて、BIPROGYの働く環境についてはどのように感じていますか。</p>
  <p><span class="speaker">清土</span>2人の子どもの育児をしながら仕事でもパフォーマンスを出せるのか、ずっと不安に感じていました。BIPROGYには1日2時間まで短縮して働ける時短勤務制度があり、在宅勤務も活用できるので、無理なく働けています。チームでは業務の進捗共有をオンラインで密に行い、時短勤務の私でもプロジェクトに支障が出ないよう、皆が協力してくれる雰囲気があります。</p>
  <p>これまで3社を経験して思うのは、BIPROGYでは、安藤さんをはじめ、コミュニケーションが図りやすいということ。やはり日ごろから業務としてお客さまの要件をきちんと聞いて、お悩みやご要望に対して適切なサービスを提案したりシステムを作ったりするビジネスを担っている会社だから、そんな文化が育っているのではないかと思います。話を聞いてくれることで存在を認めてもらい、その上で自分の希望と会社のミッションや方針を合致させるポイントを探っていくことができる――。それがBIPROGYのいいところであり、好きなところです。</p>
  <p>また、多様性にも理解があります。時短勤務をしたり、子どもの発熱などで休みを取得することを「申し訳ないな」と感じることもあるのですが、私と同じ部署には、副業としてお笑い芸人として活動しながら働いている人がいるんですよ（笑）。そうした多様な働き方や個人の活動を、会社や部署として尊重する環境があるので、子育てをしている私も「自分らしく働いていいんだ」と気持ちがラクになります。多種多様な人財が、それぞれの事情に応じたキャリアプランを描ける会社だと思います。</p>

  <p>――今後、希望する働き方や挑戦したいことはどんなことでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">清土</span>大きな仕事を任せてもらえているので、まずは目の前の仕事を確実にやり切ることに集中したいですね。他業種でのさまざまな経験を経て、今はBIPROGYでじっくりとキャリアを築いていきたいと考えています。</p>
  <p>若い頃はどんどんスキルアップして上を目指したいとの夢を持っていましたが、現在はもっと地に足をつけて、日々の仕事を丁寧にこなしながら、1つ1つ成果を出していく働き方を大切にしています。ライフスタイルの変化とともに、自分の価値観も変わっているのを感じます。10年後、20年後のキャリアビジョンまでは描けていませんが、目の前の仕事をやり切りながら、着実に経験とスキルを積み重ねていけたらと思っています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/mid-career-03/20251119_mc3_05.jpg" alt="写真：清土千恵子">
  </figure>

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  </ul>
</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>BIPROGY冬のドリームキャンペーン2025 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/tdrcp2025w/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2977</id>
        <mgmt-id>2520</mgmt-id>
        <published>2025-11-05T04:00:00Z</published>
        <updated>2026-01-06T00:17:24Z</updated>
        <summary>クイズに正解した方の中から抽選で賞品をプレゼント！</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/10/2025w_01-thumb-960x534-15583.png" length="367585" type="image/png" />
        <categories><category term="キャンペーン" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[  <p>このたび弊社では、「BIPROGY 冬のドリームキャンペーン2025」を実施いたします。当キャンペーンでは、25周年の東京ディズニーシー<sup>&reg;</sup>を一足早く体験できる、東京ディズニーシー<sup>&reg;</sup>25周年“スパークリング・ジュビリー”スペシャルナイトへのご招待や、BIPROGYオリジナル 東京ディズニーリゾート<sup>&reg;</sup>カレンダーを、クイズに正解した方の中から抽選でプレゼントいたします。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">プレゼント内容</h2>

               <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="" src="/article/tdrcp2025w/2025w_09.png" alt="ペアチケット">
                </figure>

                <ul class="c-textList u-mtNormal">
                  <li class="c-textList_item">「東京ディズニーシー25周年“スパークリング・ジュビリー”スペシャルナイトパスポート（以下、本パスポート）」は、東京ディズニーシーに指定日時（2026年4月12日（日） 19:30～22:30）の間に使用いただけるパスポートです。なお、本パスポートは当キャンペーン当選者以外の方も利用されます。</li>
                  <li class="c-textList_item">本パスポートは追加で購入することはできません。</li>
                  <li class="c-textList_item">4歳以上の方は、ご入園に際しお一人様1枚、本パスポートが必要となります。</li>
                  <li class="c-textList_item">本パスポートは、パーク変更や日付変更などの各種変更・払い戻し等は一切できません。</li>
                  <li class="c-textList_item">ご入園にあたっては「テーマパーク利用約款」が適用されます。</li>
                  <li class="c-textList_item">アトラクションの運営およびエンターテイメントプログラムの開催は予告なく中止または変更となる可能性があります。また、中止または変更となった場合でもパスポートの各種変更、払い戻し等は一切できませんのでご了承ください。</li>
                  <li class="c-textList_item">本パスポートの譲渡・転売はできません。パスポートの営利目的での不正な転売が確認された場合は、該当パスポートおよび不正な転売行為に関わった方が当選された全てのパスポート（転売対象となっているか否かにかかわらず）を株式会社オリエンタルランドにて無効にいたします。</li>
                  <li class="c-textList_item">現地までの交通費はお客さまのご負担となります。</li>
                  <li class="c-textList_item">万一スペシャルナイトが中止となった場合も、補償は行いません。</li>
                  <li class="c-textList_item">パーク内では、各種施設やプログラム等を撮影する場合があります。その際、鑑賞エリアが一部縮小される場合や、お客さまが撮影の対象になる場合があります。また、撮影物は、報道、広告宣伝、プロモーション、販売商品等に使用される場合があります。あらかじめご了承ください。</li>
                </ul>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="" src="/article/tdrcp2025w/2025w_04.png" alt="BIPROGYオリジナル東京ディズニーリゾート&reg;カレンダー">
                </figure>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">応募方法</h2>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="" src="/article/tdrcp2025w/2025w_05.png" alt="応募方法は2つ！どちらかの方法を選んでご応募ください！">
                </figure>

                <ul class="c-notice u-fsSmall u-mtNormal">
                  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※</span>必ず応募規約にご同意のうえでご応募ください。</li>
                  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※</span>ご応募はお一人様1回限りとなります。応募方法1・応募方法2よりご都合のよい応募方法を選んでご応募ください。</li>
                </ul>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="" src="/article/tdrcp2025w/2025w_06.png" alt="応募方法1 BIPROGY公式サイトから応募しよう！">
                </figure>

                <ul class="c-textList">
                  <li class="c-textList_item"><a href="https://www.biprogy.com/dcp25w/" target="_blank">キャンペーン公式WEBページ</a>の「応募規約に同意して応募する」ボタンから、応募専用ページでクイズの答えと必要事項をご入力いただきご応募ください。</li>
                  <li class="c-textList_item">応募完了後、ご登録いただいたメールアドレス宛に「応募完了メール」をお送りします。<br>ドメイン指定受信など迷惑メール対策をしている方は､「@biprogy.com」からのメールが受信できるように設定をご確認ください。

                  </li>
                </ul>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class=" " src="/article/tdrcp2025w/2025w_07.png" alt="応募方法2 BIPROGY公式Xから応募しよう！">
                </figure>
                <ul class="c-textList">
                  <li class="c-textList_item">応募規約をご確認いただいたうえで、<a href="https://x.com/BiprogyInc" target="_blank">BIPROGY公式Xアカウント</a>をフォローし、「#BIPROGY_冬のドリームキャンペーン2025」のハッシュタグと問題の答えを、新規ポストで記入してご応募ください。</li>
                  <li class="c-textList_item">ポスト内にメンション（＠から始まるID）が記載されているポスト、別のポストへの返信形式になっているポスト、140文字を超過したポストは、応募対象外になりますのでご注意ください。</li>
                </ul>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">応募締め切り</h2>

  <p class="u-emp u-ac s-fz-25 s-mb-00">▼ご応募終了しました▼</p>
  <div class="alert alert--red u-mb70" style="width:80%; margin:0 auto; white-space: nowrap; flex-direction: column; line-height: normal">
                  <p class="u-ac">2025年11月20日（木）23:59まで</p>
                </div>
                <p>BIPROGYは東京ディズニーランド&reg;／東京ディズニーシー&reg;のオフィシャルスポンサーです。</p>

              </section>
              <div class="articleKeywordList">
                <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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                <ul class="categoryList js-categoryList"></ul>
                <!-- 記事に登録されているタグが自動で生成されます。 ここまで -->
              </div>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>未来志向のキャリアチェンジ―BIPROGYで挑む、社会を変えるシゴト - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/mid-career-02/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2978</id>
        <mgmt-id>2515</mgmt-id>
        <published>2025-11-05T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-11-05T01:00:19Z</updated>
        <summary>連載「Open New Frontiers─未来を紡ぐ光─」第2回｜多様なキャリアの交差点</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/10/20251105_mc2_00-thumb-1260x840-15599.jpg" length="325634" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DE&amp;I" /><category term="キャリア採用" /><category term="サステナビリティ" /><category term="人財育成" /><category term="働き方改革" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>BIPROGYは持続可能な社会の創出に向け、ICTを核としたテクノロジーと、様々なパートナーとのビジネスエコシステムを掛け合わせ、社会的価値を創出する企業グループへと進化を続けています。その実現のカギとなるのは、社員一人ひとりの専門性と多様性。積み重ねられた経験と、未来を切り開こうとする志が、BIPROGYの成長の原動力です。本企画では、キャリア入社者に焦点を当て、彼らがなぜ当社を選び、どのように自身の経験や視点を生かしているのか、そして今後どんなキャリアや未来を描こうとしているのかを多面的に紹介していきます。第2回は、大手銀行を経てBIPROGYのシステムエンジニアとしてより良いサービスづくりに取り組む天野智弘と、いくつかの異なる業務領域で営業を経験した後、そのスキル・経験を武器にBIPROGY東北支店でアカウントセールスとして活躍する千歳光太郎に話を聞きました。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2>“IT未経験”での転職。自身のスキルが通用するか不安もあった</h2>

                <p>――まずはお二人の担当業務について教えてください。</p>

                <p><span class="speaker">天野</span>プロダクトサービス本部で、「Omni-Base for DIGITAL'ATELIER（デジタラトリエ）」という自社プロダクトの開発を担当するシステムエンジニアチームに所属しています。デジタラトリエは主に大手アパレルブランドのECサイトやカスタマーセンターで使用されているサービスで、私はシステムエンジニアとしてプログラム設計やコーディングなどの業務に携わっています。</p>

                <p>2020年4月にBIPROGY（当時は日本ユニシス）に入社後、最初は金融機関向けシステムを担当し、ダイバーシティ＆インクルージョン（D&I）推進に向けたタスクフォースなどにも参加してきました（参考「<a href="/article/talk-biprogy-2/">平岡社長×社員が語り合う「BIPROGY」の理想像</a>」）。その後、2023年から現在のチームに配属になりました。自分が関わったシステムが問題なくリリースされ、エンドユーザーの皆さまに快適に使っていただけることが業務のやりがいです。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/mid-career-02/20251105_mc2_01.jpg" alt="写真：天野智弘">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 プロダクトサービス本部第六部
                    <br>OBDサービス運用室　天野智弘（2020年4月入社）
                  </figcaption>
                </figure>

                <p><span class="speaker">千歳</span>2022年6月にBIPROGYに入社し、東北営業部で小売業界のアカウントセールスを担当しています。東北6県のうち、私は南東北の宮城県、山形県、福島県を担当しています。例えば、既存のお客さまとして山形県を中心に事業を展開している大手スーパーマーケットを担当するほか、新規営業もしています。この中で、小売業向けの基幹システム「CoreCenter<sup>&reg;</sup> for Retail」やAIによる自動発注システム「AI-Order Foresight<sup>&reg;</sup>」などをはじめとしたサービスの展開をしています（参考「<a href="/article/fo-yamazawa/">店舗での見切り作業を55%削減、スーパーのDXが変える現場</a>」）。</p>

                <p>顧客課題に寄り添ったソリューションの提案を意識し、BIPROGYのサービスだけにとらわれず、最適な解決策の提案になるように心掛けています。お客さまの業務の根幹を担う基幹システムを担当できることにやりがいを感じています。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/mid-career-02/20251105_mc2_02.jpg" alt="写真：千歳光太郎">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 インダストリーサービス第一事業部
                    <br>東北営業部　千歳光太郎（2022年6月入社）
                  </figcaption>
                </figure>

                <p>――前職までのキャリアについて教えてください。</p>

                <p><span class="speaker">天野</span>北海道大学の農学部で畜産関係の研究をして修士課程を修了後、大手銀行に入社しました。その頃は、入行した大手銀行が次世代型の農業ビジネスに参入しようとしていたので興味を持ったのですが、最初は東京の法人営業部に配属されました。そこで2年ほど、企業の経営者や経理部などに対する融資業務等の営業を担当しました。</p>

                <p><span class="speaker">千歳</span>私は、岩手県の大学を卒業後、東京の人材派遣会社に営業として入社しました。大学で心理学を専攻していたこともあり、「人と接する仕事がいいな」と思ったのが、営業職を選んだ理由です。約6年働いた後、家庭の都合をきっかけに東北に戻りたいと考え、大手事務機器メーカーに転職しました。転職した事務機器メーカーでは13年間ほど勤め、管理職も経験しました。</p>

                <p>――BIPROGYに転職しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。</p>

                <p><span class="speaker">天野</span>営業をしていたときに、あるお客さまから「経理システムが使いにくいから相談に乗ってほしい」と打診されたことがありました。当時の自分はシステム周りの知識が不足していたため、知識のある担当者とともに、お客さまのお話を伺う形になりました。その担当者のヒアリングが上手で、「自分も専門知識を身に付けてお客さまの悩みを解決したい」と思ったんです。これが大きなきっかけになり、転職を考えるようになりました。</p>

                <p>しかし、転職活動を始めた当初は、未経験からのシステムエンジニア転職は一般的にチャレンジングだと言われることもありました。実は、大学院時代に就職活動をしたときに、大手銀行と一緒にBIPROGY（当時の日本ユニシス）の入社試験を受けて内定もいただいていたんです。ご縁があった企業なので、転職サイトでBIPROGYのキャリア採用募集を探したのですが見つけられませんでした。そこで「思い切って一度、連絡してみよう」と考え、ダメもとで問い合わせフォームから連絡してみたところ人事部の方が返事をくださり、面接へとつながりました。</p>

                <p><span class="speaker">千歳</span>前職の事務機器メーカー時代に、あるシステムベンダーのパートナー営業として、基幹システム更改商談の一部を担当することになったんです。この仕事に携わる中で、「もっとシステム全体を見る仕事がしたい」と考えるようになりました。そんなときにBIPROGYの東北営業部のキャリア採用の募集を見て、チャレンジしてみようと決意しました。前職の上司には引き留めていただきましたが、次のステップに進みたいという強い思いもあり転職しました。また、実は前職時代にBIPROGYの営業担当者とお付き合いがあり、お客さまに丁寧に寄り添う会社だなという印象を持ちました。その社風に共感したことも大きかったです。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/mid-career-02/20251105_mc2_03.jpg" alt="写真：千歳光太郎">
                </figure>

              </section>


              <section class="l-section">
                <h2>周囲に助けられ、転職前に抱えていた不安はなくなった</h2>

                <p>――未経験の領域への転職でもあり、不安もあったかと思います。</p>

                <p><span class="speaker">天野</span>そうですね。IT業界は未経験で、エンジニアとして働くことになったため、技術面に対する不安が一番大きかったですね。前職では営業として様々な経験を積ませていただく中で、「より専門性を高めて深くお客さまの課題解決に貢献したい」という思いが強まっていきました。一方で、新しい環境で再スタートを切ることにはもちろん不安がありました。</p>

                <p><span class="speaker">千歳</span>私も業界が変わり、新しい領域でスキルが通用するだろうかという不安はありました。事務機器の場合は、お客さまが求めるスペックの商品・サービスを提案する物販中心の営業スタイルが一般的でした。しかし、BIPROGYの場合はお客さまの課題や要件を聞き、複数のサービスや製品から、業務プロセスも含めてソリューションを提案していく営業になります。</p>

                <p>――実際に入社してみて、想像とのギャップはありましたか。</p>

                <p><span class="speaker">天野</span>不安は大きかったものの、入社後は“良いギャップ”しかありませんでした。まず、半年弱はプログラミングなどIT技術を学ぶ様々な研修などがあり、配属後も部署の先輩がトレーナーとして支援してくださって、分からないことをすぐに聞ける環境でした。また、「ユアタイム」という直属の上司との1on1ミーティングも定期的にあり、何でも相談できました。そういった制度は前職にはなかったので、とても安心感がありました。業務内容も簡単なものからスタートして少しずつステップアップしていけたので、自分の実力と任される仕事に大きなギャップが生まれることもなく、経験を積み重ねながら成長することができました。</p>

                <p><span class="speaker">千歳</span> BIPROGYでは大規模なプロジェクトが多く、関係者も多岐にわたるため、意思決定には慎重さが求められます。これは前職と比べて大きなギャップで、最初は戸惑いもありましたが、サービスの質を追求する姿勢の表れであり、探究心を持ち続けてきたからこそ企業として70年近く信頼を築いてきたのだと、今では理解しています。</p>

                <p>一方で大変だったのは、異なる領域で経験を積んできたため、各種用語が分からなかったことです。BIPROGY入社後、様々な場面で、用語や定義、考え方といった共通言語の重要性を痛感し、セミナーへの参加や読書を通じて積極的に学びました。また、詳しい人に聞くのが早いと考え、入社から約半年間は、社内各方面にメールする際に、「入社したばかりで分からないので」と添えて連絡しました。すると、多くの方が細部まで補足して返信してくださり、とても助けられました。こうした経験は、私にとっての“良いギャップ”となり、不安もかなり和らぎました。経験値が上がるにつれて勘が働くようになり、これまでの経験を生かした枠組みにとらわれない価値創造にもつながっていったと感じています。BIPROGYには、キャリア入社者を支援する環境がありますので、主体的に行動し、最初の半年間程度で基礎的な知識をどれだけ着実に習得できるかが重要だと思います。</p>

                <p>――BIPROGYの魅力はどんなところでしょうか。</p>

                <p><span class="speaker">千歳</span>先ほど少し触れましたが、私が送った質問のメールに対して、ほとんどの人が返事をくれて丁寧に教えてくれました。優しい人が多い会社だなと思いました。入社前の印象のとおり、お客さまとの長いお付き合いの中で、深い関係を築けている企業だと思います。また、役員との距離が近いのも魅力です。お客さまとのやりとりの現場にも一緒に入ってくださるフットワークの軽さがあり、現場の声にも丁寧に耳を傾けてくださるので相談しやすいですね。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/mid-career-02/20251105_mc2_04.jpg" alt="写真：天野智弘">
                </figure>

                <p><span class="speaker">天野</span>「人が優しい」というのは私も感じます。新卒採用のときに面接を担当した人事担当の方が私のことを覚えていて、入社後もずっと気にかけてくれました。4年連続で社内のプレゼンコンクールに出場して、昨年優秀賞をいただけたのですが、そのときもお祝いのコメントをもらってすごくうれしかったです。</p>

                <p>――前職の経験が今の仕事に生かせていると感じるポイントは何ですか。</p>

                <p><span class="speaker">天野</span>1社目は、数年ほど営業の経験を積みました。様々な業態のお客さまに接する中でコミュニケーション力は身に付いたと感じます。ただ、もっと幅広い分野の方々とのネットワークを築き、多角的な視点を得たいという思いもありました。その経験から、BIPROGYでは自ら意識して社内の人脈を作ってきました。「DE&I（ダイバーシティ・イクイティ&インクルージョン）ダイアローグ活動」や労働組合の執行委員などに参加して、本業以外のネットワークが広がりました。今は社内に頼れる人、相談できる人がたくさんいます。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/mid-career-02/20251105_mc2_05.jpg" alt="グラフィックレコーディング資料">
                </figure>
                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/mid-career-02/20251105_mc2_06.jpg" alt="グラフィックレコーディング資料">
                  <figcaption class="c-figure_caption">2021年、そして2023年に実施された「DE&Iダイアローグ活動」のグラフィックレコーディング資料の1つ。<br>1枚目は2023年、2枚目は2021年のもの。様々な話題が自由闊達に展開された
                  </figcaption>
                </figure>

                <p><span class="speaker">千歳</span>商材や業界は変わりましたが、営業の本質は「人」です。最終的には自分を信頼していただくことが何よりも重要な仕事だと考えています。そういう意味で、これまで多くのお客さまと接してきた経験は今の仕事にも生かされています。営業をする上で大事にしていることは、「嘘をつかない。直球を投げる。そして時間を守る」ことです。基本的なことですが、遅刻はこれまで築いてきた信頼関係を一瞬で損なう要因になり得ます。こうした姿勢は、前職までの経験から培ってきたものです。</p>

                <p>――今後、挑戦したいことを教えてください。</p>

                <p><span class="speaker">天野</span>入社してすぐは人に頼ることも多かったのですが、この1～2年で後輩も増えて、私自身も少しずつ頼られる存在になれてきたのかなと感じています。今後は、エンジニアの仕事をよりモダンで面白いものにしていきたいです。現在、業務で使う技術は既存の技術を組み合わせて最適な対応を図ることも多いのですが、今後はより広く新しい技術を取り入れていきたいと考えています。しかし、技術の獲得には時間がかかるケースもあります。こうした課題の解決に向けて、私の強みであるコミュニケーション力や対話力を生かしながら、新しい技術を積極的に提案していきたいと思っています。</p>

                <p><span class="speaker">千歳</span>営業ができることは全体のプロセスのほんの一部です。仕事はチームで行うものであり、目に見えないところで支えている人がたくさんいます。そういった人たちへの感謝やリスペクトを忘れずに、これからも仕事に向き合っていきたいと考えています。また、会社の成長のためには若手社員の成長は欠かせません。これまでのキャリアや経験を生かして、今後は積極的に若手社員の育成にも携わっていきたいと思います。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/mid-career-02/20251105_mc2_07.jpg" alt="写真：千歳光太郎">
                </figure>

                <p>BIPROGYは、新しいことにチャレンジするマインドと、愚直にまじめに業務を遂行できる力、その両方の側面を持っている人が向いている会社だと思います。新しいチャレンジだけでなく、泥臭いことも嫌がらずに取り組める人にぜひ仲間になってもらいたいと思います。</p>
              </section>

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                          <li class="categoryList_item">経営</li>
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                          <li class="categoryList_item">DE&I</li>
                          <li class="categoryList_item">人財育成</li>
                          <li class="categoryList_item">働き方改革</li>
                          <li class="categoryList_item">経営</li>
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                          <li class="categoryList_item">流通</li>
                          <li class="categoryList_item">通販</li>
                        </ul>
                      </div>
                    </a>

                  </div>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
                <ul class="c-textList">
                  <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/recruit/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「Driving Changeー変化を楽しみ、未来を彩る―」（BIPROGYキャリア採用関連情報）</a>
                  </li>
                  <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/pdf/com/human_resources_strategy_report2025.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">BIPROGYグループ人財戦略レポート|2025</a></li>
                </ul>
              </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>経験と志を胸に、新たな価値創造の最前線へ挑む3人の物語  - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/mid-career-01/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2976</id>
        <mgmt-id>2513</mgmt-id>
        <published>2025-10-29T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-10-29T06:24:45Z</updated>
        <summary>連載「Open New Frontiers─未来を紡ぐ光─」第1回｜キャリア入社者チームが拓くフロンティア</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/10/20251029_mc1_00-thumb-1260x840-15547.jpg" length="326153" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DE&amp;I" /><category term="キャリア採用" /><category term="サステナビリティ" /><category term="人財育成" /><category term="働き方改革" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>BIPROGYは持続可能な社会の創出に向け、ICTを核としたテクノロジーと、さまざまなパートナーとのビジネスエコシステムを掛け合わせ、社会的価値を創出する企業グループへと進化を続けています。その実現のカギとなるのは、社員一人ひとりの専門性と多様性。積み重ねられた経験と、未来を切り拓こうとする志が、BIPROGYの成長の原動力です。本企画では、キャリア入社者に焦点を当て、彼らがなぜ当社を選び、どのように自身の経験や視点を生かしているのか、そして今後どんなキャリアや未来を描こうとしているのかを多面的に紹介していきます。第1回は、生命保険・損害保険業界から当社に転身し、生命保険会社を中心とした営業部門で新規開拓に挑む松岡十吾、西上昌樹、市川程也が登場。「入社時にはITに関する知識はほぼゼロだった」と語る彼らが、今ではチームで力を合わせ、新規開拓ミッションに挑んでいます。リーダーの松岡を中心に、未知のIT領域に果敢に向き合いながら、業界知識を武器にチームで新規開拓に取り組む3人の姿を通じて、キャリア入社者ならではの視点と可能性に迫ります。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<h2>業界未経験ながら、“挑戦する心”を軸にキャリアチェンジ</h2>

              <p>――まずは、現在の業務内容について教えてください。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/mid-career-01/20251029_mc1_01.jpg" alt="写真：松岡十吾">
                <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 ファイナンシャルサービス第一事業部
                  <br>営業五部 第一営業所 第一グループマネージャー　松岡十吾（2023年1月入社）
                </figcaption>
              </figure>

              <p><span
                  class="speaker">松岡</span>生命保険会社を対象にした営業を担当しています。既存の取引拡大に加えて、現在は新規開拓にもかなり力を入れて取り組んでいます。この中では、お客さまの課題解決を主軸とした「ソリューション営業」を意識しており、それぞれのお客さまの課題に対して解決策となる製品やサービスを提案しています。
              </p>

              <p>
                個々のお客さまに合った提案をするために、資料作成などの準備に十分な時間をかけて質の高い営業ができるように意識しています。そのため、営業といっても社内での作業時間が意外と長いんですよ。営業と言えば外回り、といった既存のイメージに囚われない営業活動をしたいと思っています。私がリーダーを務める「第一グループ」のチームメンバーは私と西上、市川の3人で、それぞれ生命保険会社や損害保険会社を経てBIPROGYに加わったキャリア入社組です。前職で得たノウハウやネットワークを営業活動に生かすために結成されたチームと言えるかと思います。
              </p>

              <p>――松岡さんがBIPROGYに入社する前のキャリアについて教えてください。</p>

              <p><span
                  class="speaker">松岡</span>まず新卒で建設会社に入社しました。4年半働き、その後に金融関連の業務を経験したいと転職活動を行い、生命保険会社に入社しました。そこで事務を7年、営業を8年、管理職も務めて約15年間働きました。
              </p>

              <p>――BIPROGYに転職しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。</p>

              <p><span
                  class="speaker">松岡</span>生命保険会社で長く働いていたので、業界特性などは十分に理解できていました。一方で、業界ならではのいわば「慣習の壁」があり、時代の変化に即応しきれていないのではとの思いを抱いていました。もっとIT技術や外部のサービスを取り入れることによって変革を起こしていく必要がある、と感じるようになったんです。そこで、金融機関のDX推進を掲げていたBIPROGYに興味を持ち、入社試験を受けてみることにしました。キャリア中盤で、IT業界は未経験の中、社会人人生最後の冒険のつもりで転職に挑みました。
              </p>

              <p>
                当時は、生命保険会社に長く勤めて、ある程度安定的に働けていましたし、幅広い人脈も構築できていました。それがキャリア中盤で人脈ゼロからのスタートになるという不安があり、BIPROGYに内定をいただいてからも約2カ月間悩みました。それでも新しいチャレンジをしたいという意志は固かったので、2022年末に生命保険会社を退職し、2023年1月にBIPROGYへ入社しました。
              </p>

              <p>――入社後に感じた前職とのギャップや、苦労したことはどんなことですか。</p>

              <p><span
                  class="speaker">松岡</span>入社した頃合いは、BIPROGYとしてもちょうどキャリア入社者に対するオンボーディング施策の在り方を整備している最中という印象でした。この後の連載でも触れられるテーマと聞いていますが、現在はさまざまなフォローアップ体制が整いつつあります。社会人としてのスキルはあるものの、ITのスキルがないために最初は何をどうすればいいのかわからなかったですね。とはいえ、それなりの年齢で入社し、経験も積んできましたので、「即戦力としてどんどん仕事を任せてほしい」という思いがありました。また、自分が持つ生命保険会社の人脈もどんどん使っていきたいと思っていました。
              </p>

              <p>入社当初は既存顧客を理解することから始め、その後、上司に提案して新規顧客開拓をどんどん進めていきました。提案したことは尊重してもらえて、自由に動ける環境があったのは良かったですね。</p>

              <h2>正当に評価され、優秀な人が役職に就いている会社</h2>

              <p>――他社を経験して入社した3人から見て、BIPROGYはどんな会社ですか？</p>

              <p><span
                  class="speaker">松岡</span>個人的な感覚ですが、フラットでロジカルな考え方の人が多い会社と感じています。この2年間、ロジカルな思考を持つ方々と一緒に仕事ができたことで、IT業界特有の営業スタイルを理解し、身に付けることができたと感じています。
              </p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/mid-career-01/20251029_mc1_02.jpg" alt="写真：西上昌樹">
                <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 ファイナンシャルサービス第一事業部
                  <br>営業五部 第一営業所 第一グループ 担当マネージャー　西上昌樹（2024年8月入社）
                </figcaption>
              </figure>

              <p><span
                  class="speaker">西上</span>私も、以前は生命保険会社に勤めていました。松岡さんが少し触れましたが、生命保険業界は“体育会系”な部分があり、上下関係を重んじる傾向にあると思います。しかし、BIPROGYはすごくフラットなところがいいなと感じています。また、業務で着実に実績を上げている実力のある社員が重要なポストについていて、評価に納得感があるのはこの会社のとても良い部分だと思います。だからこそ上司と信頼関係を築きやすく、意見を気軽に伝えられる風土があると感じます。
              </p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/mid-career-01/20251029_mc1_03.jpg" alt="写真：市川程也">
                <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 ファイナンシャルサービス第一事業部
                  <br>営業五部 第一営業所 第一グループ 主任　市川程也（2022年6月入社）
                </figcaption>
              </figure>

              <p><span class="speaker">市川</span>前職は、損害保険会社に勤めていました。BIPROGYは、<a
                  href="https://www.biprogy.com/recruit/workstyle/p5.html"
                  target="_blank">テレワーク制度やフレックスタイム制度など</a>が充実しているので自分の裁量で働けますし、休みもとりやすく、出退勤時間も柔軟に調整できるので働きやすい環境だと感じています。
              </p>

              <p>――3人とも、IT業界は未経験の状態でBIPROGYに入社されています。大変だったことや、それをどのように乗り越えたのか、教えてください。</p>

              <p><span
                  class="speaker">松岡</span>ITに関する言葉や専門用語、略称などがわからないことには苦労しました。まったく知らない海外の言語を聞いているようで、衝撃的でしたね。最初に携わった案件で、いまでも覚えている言葉が「ホストマイグレーション」です。メインフレームコンピューターをオープンシステムに移行することを指していたのですが、当時は打ち合わせのたびに「困った……。全然、わからないぞ」と冷や汗をかいていました。
              </p>

              <p><span
                  class="speaker">西上</span>私もIT用語に苦労しました。例えば、「メインフレーム」という言葉を「ホストコンピューター」と呼ぶ時もあって、同じ意味を指すものでも言い方が違ったりして戸惑いました。その言葉が社内の言葉なのかIT用語なのかもわからない状態でした。
              </p>

              <p><span
                  class="speaker">市川</span>最初に携わった案件で出てきた「DC」という言葉があって、保険会社では「確定拠出年金」を指しますが、何だろう？と思ったら、「データセンター」の略でした（苦笑）。
              </p>

              <p><span
                  class="speaker">松岡</span>私の場合は、上司を始めとして周囲に相談しながら数多くの打ち合わせに参加させてもらい、わからない言葉をひたすらメモしました。帰りの電車の中でその言葉の解説動画をYouTubeで見ることを習慣にして、それを半年くらい続けたら知識がついて理解できるようになりました。
              </p>

              <h2>前職で得られた業務知識とIT知識によって最適な提案ができる</h2>

              <p>――BIPROGYに入社してから、成長を感じるポイントは？</p>

              <p><span
                  class="speaker">松岡</span>これまでの業務知識とIT知識がミックスされることで、良い提案ができるようになったと思います。ただ、キャリア中盤で未経験の業界へ転職することは、よっぽどのことがない限り他の人には勧めないですね（苦笑）。壁を乗り越えるためには、強い目的意識や自分でモチベーションを高めていく努力が必要でした。転職して社内の人脈がゼロに戻りましたが、今では社内で他の部署の人とコミュニケーションを取りながら、力を貸してほしいときは頼れるようになっています。そのおかげで、また新たなネットワークが構築されつつあります。
              </p>

              <p><span
                  class="speaker">市川</span>前職では、個人で仕事を進めることが比較的多かったのですが、BIPROGYではシステムエンジニアやその他の部署の方々を巻き込んで業務を進めていく機会が多くあります。そのため、最初は部署を超えた連携やコミュニケーションに苦労しましたが、上司の仕事の仕方を見ながら学び、先日は大きな案件も受注することができました。自分が先頭に立って案件を推進し、メンバーを引っ張っていくような力が身に付いたと感じています。また、各企業向けに提案資料を作成する業務を通じて、業界の動向やお客さまごとの背景なども洞察して説得力のある資料作成のスキルも磨かれたと思います。
              </p>

              <p><span
                  class="speaker">西上</span>前職でも営業経験はありますが、代理店を経由する間接営業がメインでした。一方でBIPROGYの営業は直接営業であり、提案から受注まで、自分の行動がそのまま成果として返ってくるので、自分の成長を感じやすい環境にあると思います。私自身も先般、新規顧客からの案件獲得に成功し、次のステップに向けて着実に成長していると実感しています。
              </p>

              <p>――ありがとうございます。最後に、今後の目標や挑戦したいことを教えてください。</p>

              <p><span
                  class="speaker">市川</span>3人とも前職での豊富な経験があるので、最適なソリューション提供に向けて「前の金融機関業務ではどうだったのか」を議論しながら新しい案件の獲得に向けて機動力を持って動いています。今後もお互いに刺激し合いながら、お客さまに対して最適なソリューションを提供していきたいと考えています。その結果、チームとして大きな数字を上げて、会社の利益に貢献することが目標です。
              </p>

              <p><span
                  class="speaker">西上</span>私たちのチームはいま、1社のメイン顧客との取引が中心になっています。この状況に満足せず、キャリア入社者としての強みを生かして2社目、3社目、4社目…と新たな顧客を開拓していきたいと考えています。
              </p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/mid-career-01/20251029_mc1_04.jpg" alt="写真：松岡十吾">
              </figure>

              <p><span
                  class="speaker">松岡</span>第一グループとしては新しい顧客を増やすことをミッションに掲げています。目標を達成するためには、お客さま固有の課題を抽出し、それに応じたソリューションを提案していくわけですが、場合によっては、既存の商品やサービスでは十分に対応できないことも考えられます。そこで、まだまだ構想段階ですが、「それならば企画してしまおう！」ということで、私たち起点で企画を立ち上げ、生命保険会社に共通する課題に対応するソリューションを提供できるサービスを作りたいと思っています。
              </p>

              <p>
                私たちのチームは、生命保険会社の業務知識を豊富に持っているという自負があります。そのため、お客さまの課題をより高い解像度で咀嚼し、最適な提案ができると思っています。それは実際、新規の受注につながっています。前職の経験やコネクションがなければ、この成果は得られなかった。そう思います。
              </p>

              <p>
                転職を考える方は、もともとの知識や経験を生かして業界や会社を変革したいという思いを持って転職する方が多いと感じます。また、私自身は、この思いの強さは、キャリア入社者ならではのものではないかと考えています。この気持ちを軸に、チームのメンバーと共に社内外を巻き込みながら、新たな価値創造に向けて走り続けていきます。
              </p>

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                <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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                        <li class="categoryList_item">経営</li>
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                        <li class="categoryList_item">人財育成</li>
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                        <li class="categoryList_item">経営</li>
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                      rel="noopener noreferrer">BIPROGYグループ人財戦略レポート|2025</a></li>
                </ul>
              </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>千葉市発、自治体が先導する未来モビリティへの挑戦 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/forum2025-7/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2975</id>
        <mgmt-id>2506</mgmt-id>
        <published>2025-10-08T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-10-29T05:51:51Z</updated>
        <summary>デジタルツインが拓く自動運転の新地平</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/09/20251001_p6_00-thumb-1260x840-15538.jpg" length="848250" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="BIPROGY FORUM2025" /><category term="BIPROGYグループ" /><category term="DX" /><category term="データ活用" /><category term="モビリティ" /><category term="事例" /><category term="官公庁・自治体" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>2016年に国家戦略特区に指定された千葉市では、新たなビジネスモデル創出による経済活性化や次世代の街づくりに向けて、先進技術の社会実装が進められている。中でもモビリティ分野は注目されており、自動運転を含む次世代技術の実証実験が多数行われている。2025年6月2日には、幕張新都心地区の3.8kmルートを再現したバーチャル空間にて、自動運転車の安全性を検証するシミュレーションを実施したことを市長定例記者会見において報告した。これにより、現実では再現困難な危険シナリオの検証が可能となり、実用化に向けた貴重な知見が得られた。本実験はBIPROGYが運営し、V-Drive Technologiesがシミュレーション技術を提供した。社会的価値創出に取り組むBIPROGYが2025年6月に東京で開催し、各界の有識者やBIPROGYグループ社員が多彩なテーマで講演を行った「BIPROGY FORUM 2025」では、千葉市の樋口哲也氏、V-Drive Technologiesの宮地寿昌、BIPROGYの松本裕志が登壇し、実証実験の成果と今後の展望について議論を交わした。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <h2>千葉市から始まる自動運転の社会実装と技術革新</h2>

              <p><span class="speaker">松本</span>現在のBIPROGYグループ経営方針（2024-2026）の中では、 注力していく領域の一つとしてモビリティ分野にスポットを当てモビリティ事業に携わる弊社顧客のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進しています。またVision2030に向けては、社会課題である労働力不足の解消、モビリティを通した新たな価値の提供、安心・安全な次世代モビリティの実現を通じて、社会全体のDX創出を目指しています。BIPROGYグループで推進している“モビリティ注力領域”に関する主要テーマは、以下の4つです。</p>

              <p>① 安全な運転・運行の実現
                <br>② モビリティを通した新たな顧客体験や事業の創出
                <br>③ 物流分野における最適化と作業の自動化
                <br>④ メンテナンス・保全の高度化</p>

              <p>安全なモビリティの実現に向けては、安全運転を支援するサービスを提供しています。例えば、ドライブレコーダーと、行動予測AIや画像解析技術を組み合わせ、事故の未然防止に貢献するソリューションを展開しています。これらの取り組みを次のステージへと進めるものとして、千葉市で実施された自動運転シミュレーションの実証実験があります。</p>


              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-7/20251001_p6_01.jpg" alt="写真：樋口哲也氏">
                <figcaption class="c-figure_caption">千葉市 総合政策局未来都市戦略部
                  <br>国家戦略特区推進課 主査　樋口哲也氏</figcaption>
              </figure>

              <p><span class="speaker">樋口</span>千葉市は2016年、国家戦略特区の指定を受けました。幕張新都心を中心に、「近未来技術実証・多文化都市」というビジョンの下、先進的な取り組みを精力的に進めており、その一環として、ドローンや自動運転モビリティに関する実証実験も行っています。特に自動運転モビリティについては、無人・自動走行によるシェアリングサービスや、自動運転バスの走行実証などを実施しています。今回の自動運転シミュレーションは、こうしたこれまでの実績を土台として実現されたものです。</p>


              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-7/20251001_p6_02.jpg" alt="写真：宮地寿昌">
                <figcaption class="c-figure_caption">V-Drive Technologies株式会社
                  <br>代表取締役社長　宮地寿昌</figcaption>
              </figure>

              <p><span class="speaker">宮地</span>本実証実験では、V-Drive Technologies が提供する仮想空間シミュレーションプラットフォーム「DIVP（Driving Intelligence Validation Platform）」を使用しています。
                <br>このプラットフォームは、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）に
                <br>基づき、産学官が連携して開発した革新的なシステムです。</p>

              <p>「DIVPコンソーシアム」は、SIPによって発足した自動運転車の安全性を仮想空間上で評価するための産学官連携プロジェクトです。
                <br>その一員である BIPROGY は、事業化を目的として V-Drive Technologies を 100％子会社として設立し、現在は DIVP の社会実装に向けた取り組みを進めています。</p>

              <p>千葉市・幕張地区で行われた今回の実証実験には、シミュレーションモデルなどの技術提供を通じて参加しました。V-Drive Technologies は新東名高速道路での自動運転シミュレーションなど、他の実証実験にも参画しています。</p>

              <h2>デジタルツインで挑む自動運転の安全検証</h2>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-7/20251001_p6_03.jpg" alt="写真：松本裕志">
                <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社
                  <br>執行役員　松本裕志</figcaption>
              </figure>

              <p><span class="speaker">松本</span>幕張地区で行われた実証実験では、DIVPのシミュレーション技術が活用されています。これは、いわばデジタルツインによる自動運転の検証です。では、なぜデジタルツインを導入したのでしょうか。</p>

              <p><span class="speaker">樋口</span>社会実装においては、安全性の確保が最も重要です。そのためには、実際に車両を走らせて膨大なデータを収集する必要があります。しかし、実環境での自動運転車の走行にはさまざまな制約があります。例えば、走行には警察の許可が必要であり、安全マージンが十分に確保されていなければ、許可は下りません。実環境での走行も行っていますが、それだけでは必要なデータを十分に収集するのは困難です。</p>

              <p><span class="speaker">松本</span>そのため、シミュレーションを活用してデータを収集しようというアプローチになったのですね。</p>

              <p><span class="speaker">樋口</span>はい。自動運転の安全性確保には、網羅的な検証が欠かせません。例えば、交差点での右左折や雨天時の走行などは検証の機会が多く、大量のデータを比較的容易に収集できます。しかし、歩行者の飛び出しのようなリスクが高過ぎて現実の環境では検証できない事象や、発生頻度が非常に低いゲリラ豪雨などの気象条件などはデジタルツインの活用が適していると考えています。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img class="u-border" src="/article/forum2025-7/20251001_p6_04.png" alt="図版：デジタルツインの導入背景を示すスライド。冒頭に箇条書きで「千葉市は先端技術導入に注力しており自動運転もその一つ」「自動運転の社会実装には3つの課題がある」と説明。中央に縦並びの番号付きボックス：1 マネタイズ（黒字化に向けたサービスモデル検討）、2 実運用の壁（バス停やダイヤ調整など具体運行内容の検討）、3 安全性担保（技術検証＋運行計画：どこを・いつ・どうやって走るか）。右側に「実環境では十分検証できないところを…」という注釈と矢印、その先の青円に「デジタルツインを活用したバーチャル環境での実証で課題解決を推進！」と記載。">
              </figure>

              <p><span class="speaker">松本</span>デジタルツインによる検証では、どのような成果が得られたのでしょうか。</p>

              <p><span class="speaker">樋口</span>まず、歩行者の飛び出しのように現実では試すことが難しいシナリオを安全に検証できた点が大きな成果です。また、昼夜や霧の有無といった時刻や気象条件、さらには自動運転車の速度を変えて、カメラやLiDAR（Light Detection and Ranging／光を使った検知と測距）など車載センサーの反応を確認しました。その結果、シナリオによっては時刻や気象条件が異なっても、車載センサーの反応に大きな差は見られないことが分かりました。</p>

              <p>もう1つの成果は、シミュレーション結果が警察など関係機関への説明資料として活用できたことです。これにより、千葉県内で初めて夜間の自動走行実証を実現することができました。警察は、夜間に信号の色を正確に識別できるかどうかを懸念していましたが、シミュレーションによるセンサーの反応結果を提示することで、その懸念を払拭できたと考えています。</p>

              <p><span class="speaker">松本</span>デジタルツインで検証した歩行者の飛び出しについて、もう少し詳しく教えてください。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img class="u-border" src="/article/forum2025-7/20251001_p6_05.png" alt="図版：自動運転車の安全性を検証したスライド。タイトル「シミュレーションにおける安全性検証結果」。上段左に昼・夕・夜・霧の走行シーンを各サムネイルで並べ、自転車の検出枠を表示。右側に距離変化を示す連続画像「+0km」「+5km」「+10km」。下部注記「メッセ交差点のシナリオから抜粋」として、時刻・天候変化でも認識差なし／自転車横断道前で一時停止制御を検討／自転車用信号機設置の可否検討、の評価結果を箇条書き。">
              </figure>

              <p><span class="speaker">宮地</span>今回のシミュレーションでは、幕張地区の3.8㎞のルートをデジタルツイン環境で再現しました。バーチャルな自動運転車がこのルートを走行し、ドライバーの視点に応じて景色がリアルタイムに変化する高精細な映像を用いています。このルートには、路上駐車が多いエリアがあります。そこで、駐車車両の間から歩行者が飛び出してきた場合の挙動を検証しました。自動運転車の速度を時速15㎞、20㎞、25㎞に設定してシミュレーションを行ったところ、15㎞では歩行者を検知して停止できましたが、20㎞では歩行者の検知はできたものの、停止には至りませんでした。25㎞では検知が間に合わず衝突してしまいました。</p>

              <h2>現場から見えた課題と可能性</h2>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-7/20251001_p6_06.jpg" alt="写真：FORUM会場の様子">
              </figure>

              <p><span class="speaker">松本</span>今回の実証実験において、どのような課題に直面されましたか。</p>

              <p><span class="speaker">樋口</span>前例のない取り組みでしたので、まずは適切な事業者の選定に苦労しました。専門家による厳格な審査と助言を基に、慎重に実施体制を構築しました。千葉市が実施主体となり、各分野の専門企業と緊密に連携し、プロジェクトを推進しました。全体運営はBIPROGYが担い、デジタルツイン環境の構築、安全性評価シナリオの策定、シミュレーションの実施など、中核的な役割を果たしました。具体的には、三菱プレシジョンが3Dマップの構築、東京海上日動火災保険がリスクシナリオの作成、IHIが交通流の計測、先進モビリティが自動運転車両の提供を行いました。さらに、デロイト トーマツ コンサルティングが全体のアドバイザーとして、専門的な見地から支援しています。</p>

              <p><span class="speaker">松本</span>その他に特筆すべき工夫はありましたか。</p>

              <p><span class="speaker">樋口</span>自動運転車の将来的な導入エリアやルートはまだ確定していないため、ルート選定がきわめて重要でした。車両、歩行者、自転車の交通量が多い区間や、路上駐車の多いエリアなど、自動運転における技術的課題を検証できるルートを慎重に選定しました。</p>

              <p>3Dマップの制作においても、独自の工夫を凝らしました。現実世界の再現では精度とコストのバランスがカギとなります。単なる高精細な画像ではなく、警察や地元住民に対して説得力のある映像制作を目指しました。建物やランドマークの再現度に重点を置き、検証に直接必要のない部分も含めて丁寧に映像化しました。さらに、著作権や商標権に配慮し、店舗の看板などのロゴをぼかすなど、雰囲気を損なわない創意工夫を行いました。</p>

              <p><span class="speaker">松本</span>次のステップは社会実装ですね。実証実験結果をどのように活用されるお考えでしょうか。</p>

              <p><span class="speaker">樋口</span>社会実装には、開発者や事業者の視点に加えて、行政としての多角的な検討が不可欠です。例えば、道路インフラの整備が挙げられます。路上駐車が多いエリアでは、自動運転の安全性を考慮した駐車規制の見直しが必要となるかもしれません。</p>

              <p>さらに、道路にセンサーを設置し、自動運転車とリアルタイムで情報をやり取りできるようにするなど、次世代インフラの導入も今後の重要な検討課題です。今回の実証実験で得られた知見は、こうした将来の道路インフラのあり方を考える上で、きわめて貴重な示唆を与えるものと考えています。</p>

              <h2>持続可能な社会を支える自動運転と先端テクノロジーの挑戦</h2>

              <p><span class="speaker">松本</span>今後、自動運転の社会実装を進めていくには、シミュレーション環境のさらなる進化が不可欠だと考えています。</p>

              <p><span class="speaker">宮地</span>おっしゃる通りです。自動運転の社会実装には、リアルな実証実験（リアル評価）と仮想空間での検証（バーチャル評価）、そしてそれらを支える膨大なデータとシナリオの蓄積がきわめて重要です。これらを有機的に組み合わせることで、オープンかつ革新的なシミュレーション環境の構築を目指しています。現在、試験路、地域交通、高速道路などでのリアル評価が進められる一方、DIVPをはじめとする仮想評価システムの進化も急務となっています。また、データやシナリオの面では、AIの戦略的活用が今後のカギを握ると認識しています。</p>

              <p><span class="speaker">松本</span>自動運転の商用化において、日本は「遅れている」との指摘もありますが、いかがでしょうか。</p>

              <p><span class="speaker">宮地</span>確かにそうした見方もありますが、日米のアプローチには本質的な違いがあります。アメリカは「問題が生じれば逐次改善する」という漸進的なアプローチを取る一方、日本は厳格な型式認証制度に基づき、新技術の導入に際して事業者にきわめて高度な安全性の証明を求めます。</p>

              <p>いずれにしても、自動運転の社会実装において、安全性評価は最重要課題です。私たちはこの安全性評価を、競争ではなく「協調」の領域と捉えています。そして、このシミュレーション環境を日本国内にとどまらず、グローバルに展開していく構想を描いています。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img class="u-border" src="/article/forum2025-7/20251001_p6_07.png" alt="図版：青帯タイトル 自動運転の社会実装に向けたアプローチ が最上部にありその下で オープンなシミュレーション環境の構築にはバーチャル評価・リアル評価・データの蓄積の3つが必要不可欠 と説明し中央に3円ベン図 上のブルー円が データ・シナリオの蓄積 として SIP事故パターン分析手法開発 ニアミスシナリオ抽出 AIによるシナリオ生成 を示し 左下オレンジ円が リアル評価 として 千葉市様 試験路での実証実験 地域交通実証 高速道実証 を記載 右下グリーン円が バーチャル評価 として DIVP CarMaker VISSIM 等を列挙 3円の重なりでバーチャルとリアル双方の評価と走行データ蓄積が自動運転社会実装の鍵であることを訴求">
              </figure>

              <p><span class="speaker">松本</span>千葉市での実証実験を通じて、自動運転の社会実装は着実に前進していると感じられますね。</p>

              <p><span class="speaker">宮地</span>はい。今回の実証実験は、多くの貴重な知見を私たちにもたらしました。特に実車走行とデジタルツインシミュレーションの結果を比較することで、センサー技術や走行戦略の革新的な改善が可能になります。</p>

              <p>幕張地区での経験は、千葉市だけにとどまらず、他の地域の街づくりやモビリティ戦略にも重要な示唆を提供できると考えています。</p>

              <p><span class="speaker">樋口</span>私たちはDIVPを活用することで、千葉市における自動運転レベル4（運転者の関与なしに特定の条件下で完全に自動運転が可能なレベル）の実現を目指しています。同時に、DIVPを全国の自動運転検証における標準的なツールとして普及させていきたいと考えています。</p>

              <p>将来的には、デジタルツイン上での検証が「当たり前」になる時代が来るでしょう。特に、危険な状況を含む多様なシナリオを安全に検証できるシミュレーションの優位性は、今後さらに高く評価されると確信しています。私たちは、DIVPを活用した検証プラットフォームの価値を積極的に発信し、関連事業者との戦略的な連携をさらに広げていきたいと考えています。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img class="u-border" src="/article/forum2025-7/20251001_p6_08.png" alt="図版：タイトル 千葉市から全国へ のスライドで冒頭に DIVPの活用により千葉市での自動運転レベル4を実現するとともに全国に広げたい と説明し左側に大きな青ブロック 千葉市のL4実現のために があり下に灰色の逆三角形 右側に六角形アイコン付きのライトブルー横長3枠が縦配置され上から DIVPを活用した実証実験 現実世界では検証困難なケースもバーチャル環境で網羅的に検証して安全性立証 DIVPの有効性証明 自動運転の許認可機関等に有効性を認めてもらう必要あり検証実績の積上げで訴求 事業者の呼び込み DIVPという他自治体に例のない検証プラットフォームを活用可ぜひ皆様千葉市に と記載 最下部に濃紺帯 自動運転の検証方法としてバーチャル上での検証が当たり前に変わっていく と強調">
              </figure>

              <p><span class="speaker">松本</span>冒頭で触れた4つのテーマのうち、本日は「安全な運転・運行の実現」を中心に議論してきましたが、他の3つのテーマにおいても、さまざまな取り組みを進めています。</p>

              <p>具体的な事例をいくつかご紹介します。新たな顧客体験・事業創出の領域では、本年5月よりサービス提供していますJR西日本様の決済・ウォレットサービス「Wesmo!（ウェスモ）」に対して、BIPROGYが決済プラットフォームを提供しました。物流分野における最適化・自動化においては、SaaS型WMS（倉庫管理システム）を提供するダイアログ社と資本提携し、両社の強みを生かして倉庫業務全体のDXを加速させています。メンテナンス・保全の高度化では、鉄道事業者向けに設備状態の可視化、技能継承、予知保全に貢献するAIを活用したメンテナンスプラットフォームの提供を既に開始しています。</p>

              <p>労働人口が減少する日本において、地域の活力を維持・向上させることは喫緊の社会課題です。私たちは自動運転に限らず、さまざまな取り組みを通じて社会課題の解決に挑戦し続けたいと考えています。BIPROGYグループは、国や自治体、スタートアップ、各産業のプレーヤーと連携し、AIやロボティクスなどの最先端テクノロジーを駆使しながら、持続可能な社会の実現に向けて邁進してまいります。</p>

              <ul class="c-notice u-fsSmall">
                <li class="c-notice_item">※BIPROGYグループ各社社員以外による発言内容は各登壇者または所属組織の見解であり、BIPROGYグループ各社の見解を示すものではありません。</li>
              </ul>

              <div class="articleKeywordList">
                <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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              </div>

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                </ul>
              </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>金融DXで拓く地域金融の共創と未来 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/forum2025-6/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2973</id>
        <mgmt-id>2505</mgmt-id>
        <published>2025-09-26T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-09-26T01:00:19Z</updated>
        <summary>専門家が語る地域金融機関の変革シナリオ</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/09/20250926_fo6_00-thumb-1260x840-15520.jpg" length="1405660" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="BIPROGY FORUM2025" /><category term="BIPROGYグループ" /><category term="DX" /><category term="データ活用" /><category term="経営" /><category term="金融" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>長期間にわたる金利ゼロ環境から転換し、金融サービスは「金利のある世界」に突入した。これは地域金融機関にあらたな挑戦をもたらす一方で、多様な地銀やパートナーが連携し、あらたな金融サービスや社会価値をともに創出する機会でもある。加えて、生成AIの業務適用への関心も急速に高まっている。このような変化の中で、これからの金融機関のあるべき姿とは何か。デジタル技術はどのような役割を担うべきなのか。社会的価値創出に取り組むBIPROGYが2025年6月に東京で開催し、各界の有識者やBIPROGYグループ社員が多彩なテーマで講演を行った「<a href="https://forum.biprogy.com/2025/tokyo/" target="_blank" rel="noopener noreferrer" class="c-linkIcon -external">BIPROGY FORUM 2025</a>」で、金融分野にかかわる専門家たちが未来を見据えたディスカッションを行った。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2>各分野の専門家が語る金融DXの未来</h2>
  <p><span class="speaker">渡邊</span>本日は、金融における各分野の専門家の皆さまにご登壇いただき、金利ゼロからの転換後の金融機関、それを支える我々も含めた関係者の目指すべき姿について、ご意見を伺おうと思います。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-6/20250926_fo6_01.jpg" alt="写真：渡邊弘巳">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
    ファイナンシャル部門 執行役員　渡邊弘巳</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">日下</span>広島銀行に31年間、金融庁に6年間勤務し、現在は経営相談所の代表を務めています。2025年5月に広島で開催された、経済界に向けた議論の場である「ひろしま国際平和&ビジネスフォーラム」において、新たな広島宣言が発表されました。従来のESGに「Peace（平和）」を加えたESGPとして、あらゆるステークホルダーで推進していこうというものです。まさにそういう時代になってきたと感じており、今回のBIPROGY FORUM 2025が掲げる「すべてはこの星で生き続けるために」にも重なっていると思います。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-6/20250926_fo6_02.jpg" alt="写真：日下智晴氏">
    <figcaption class="c-figure_caption">日下企業経営相談所<br>
    代表　日下智晴氏</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">大野</span>アビームコンサルティングに入社して以来、25年にわたり主に金融機関向けのコンサルティングサービスに従事しています。地方銀行の再編や統合が進む中、数々のプロジェクトを通じて経営課題や内包するリスクなどを日々お伺いしています。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-6/20250926_fo6_03.jpg" alt="写真：大野晃氏">
    <figcaption class="c-figure_caption">アビームコンサルティング株式会社<br>
    執行役員　大野晃氏</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">オサムニア</span>アルジェリア出身で、13年ほど日本に住んでいます。国立情報学研究所でコンピューターサイエンスの博士号を取得後、テクノロジーで日本社会をよくすることを目指して2020年にリンクスを創業しました。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-6/20250926_fo6_04.jpg" alt="写真：オサムニア モハメッド氏">
    <figcaption class="c-figure_caption">リンクス株式会社<br>
    共同創業者・代表取締役社長　オサムニア モハメッド氏</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">渡邊</span>BIPROGYで30年にわたり金融機関を担当し、それぞれの時代に応じた技術で課題解決に取り組んでまいりました。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>金利環境の変化が促す地域金融の新たな価値創造</h2>
  <p><span class="speaker">渡邊</span>2024年3月、日銀はマイナス金利政策を解除しました。金利のある世界への転換は、金融機関にとって収益拡大の機会になると考えられます。そうした中、金融機関のビジネス展開はどのように変わっていくでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">日下</span>以前『地銀改革史―回転ドアで見た金融自由化、金融庁、そして将来』（日本経済新聞出版、2023年）という本を出版しました。この40年近くを振り返ると、1990年代初頭のバブル崩壊以降、日本はほぼデフレが続いていました。そして令和の時代が始まった途端、インフレの兆候が出てきました。金利が経済の体温だとすると、体温が上がってきたと言えるでしょう。金融機関は体温上昇とともに、どのような活動を起こしていくべきでしょうか。</p>
  <p>今から昭和の時代に戻ることはあり得ません。この間にITが大きく進歩し、従来では考えられなかった金融サービスが実現可能になりました。金利のある世界で生まれる収益は、こうしたITやDXへの投資に向けられるでしょう。その結果として、金利のある環境とデジタル技術が融合した新しい金融の世界が生まれるのではないでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">大野</span>金利のない時代にも、金融機関は収益獲得を目指したさまざまな周辺サービスを提供しており、私たちはこれを「総合サービス化戦略」と呼んでいました。金利のある世界への転換により、金利収益が回復すれば再び本業回帰するのではないかと予想していましたが、実際には収益を地域活性化に活用する動きが活発になっています。一方、内部では人的リソースに依存した事業運営が続いていましたが、その限界も見えてきました。そこで、生産性向上を目的としたシステム投資がより活発化している状況です。現在は将来的な生産性向上を見据えたデータ基盤整備などへの投資が主流となっています。</p>
  <p><span class="speaker">オサムニア</span>最近では「こういうシステムを作ってほしい」というシンプルな依頼ではなく、「一緒にビジネスを創造していかないか」といった相談が増えています。システムとビジネスモデルが切っても切れない関係になっていると感じます。特にBtoC領域では金融機関間の競争が激化する中、金融機関にとってBtoB領域の重要性が高まっており、金融機関の金融機能を事業会社が利用してサービスを展開するエンベデッドファイナンスや、企業のサプライチェーンに金融機関が加わって一連の流れの中で資金調達をサポートするサプライチェーンファイナンスといったテーマへの関心が拡大しています。また、新たなビジネス展開の障壁となっているレガシーシステムの抜本的な見直しについての相談も増えています。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>生成AI時代のデータ活用戦略とは</h2>
  <p><span class="speaker">渡邊</span>金融機関にとってデジタル活用が重要なテーマとなっている中、コンサルティングファームにはどのような相談が増えているのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">大野</span>どの銀行にとっても本業が最重要であることは大前提ですが、平成の時代には金融機関として取り組むビジネスの幅を大きく広げ、実際に数多くのサービスが展開されました。ただし、単独で完結するビジネスは少ない傾向にあると感じています。最終的には本業である金融サービスと連携できる形で、金融機関の顧客課題に対応した総合的なサービスを展開する際に、クラウド基盤などを活用していかに情報を統合していくかという相談が増えています。生産性向上については、従来は本部中心の事務効率化が主でしたが、現在では周辺サービスを提供する関連会社も含めた全体最適化を図りたいという相談が多くなっています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w800">
    <img class="u-border" src="/article/forum2025-6/20250926_fo6_05.jpg" alt="図版：銀行におけるデジタル活用の将来イメージ 1/2">
    <img class="u-mt40 u-mt-sp30 u-border" src="/article/forum2025-6/20250926_fo6_06.jpg" alt="図版：銀行におけるデジタル活用の将来イメージ 2/2">
    <figcaption class="c-figure_caption">アビームコンサルティングが提案する将来イメージ</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">日下</span>金融業界には未活用ながら価値の高いデータが眠っています。ただし、これまでは活用したくてもテクノロジーが追いついていませんでした。現在は生成AIへの注目が高まり、データ活用によって新たな価値を創出できるのではないかと期待されています。しかし、金融機関が保有するデータは顧客のものであり、最終的には顧客の元にあるべきものです。特に都市部以外の地域で中心となっている中小企業が生産性向上と金融機関のDX推進を一体的に進めることが望ましいと考えます。中小企業の多くは昭和時代に構築されたレガシーシステムを使用しているため、それらを刷新することで中小企業の生産性を向上させながらデータ保持における安全性を高め、金融機関とのデータ連携を推進するというサイクルで取り組んでいくのが良いのではないでしょうか。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>レガシーシステムからの脱却は可能か</h2>
  <p><span class="speaker">渡邊</span>ITによって社会を変革していくことについてどのようにお考えですか。</p>
  <p><span class="speaker">オサムニア</span>世界中でAIの活用が進展する中、金融機関においてもオペレーションへのAI導入は必然的な流れです。しかし、日本の金融機関にとって障壁となるのがレガシーシステムの存在です。特にAIがデータにアクセスする際の技術的な制約が大きな課題となっています。</p>
  <p>勘定系システムの全面的な刷新には多大な費用と時間を要するのも事実です。このまま5年、10年という長期にわたって何の対策も講じなければ、金融機関としての競争力を失うことは避けられないでしょう。そこで2つのアプローチをご提案したいと思います。</p>
  <p>1つ目は、勘定系システムの全データをほぼリアルタイムで複製し、AI専用のアクセス環境を構築する方法です。これにより勘定系システムに影響を及ぼすことなく、AIが豊富な情報にアクセスできるようになります。2つ目は、APIレイヤーを介して新サービスを追加していく方法です。既存の勘定系システムの技術的制約に縛られることなく、柔軟にサービスを拡張できます。</p>
  <p>実装は確かに困難なチャレンジとなりますが、現状維持では意味がありません。社会の変化は待ってくれません。あなた自身が変革のチャンピオンとなり、今すぐアクションを起こすことが重要です。皆さまと我々がパートナーとして共に変革を推進し、社会に大きなインパクトを創出していきましょう。</p>
  <p><span class="speaker">大野</span>実践は容易ではありませんが、多くの金融機関で新たな取り組みに挑戦する動きが広がっています。未来を見据えて困難に立ち向かう人材が変革をけん引しているのです。こうした方々との情報交換を通じて認識することが多いのですが、期待するメリットを明確化し、実現を目指すビジョンを経営陣にプレゼンして、組織全体を巻き込んで変革の道筋を切り開いていく動きが見られます。5年、10年後には、現在中堅として活躍している方たちが、マネジメントの立場になって目指すべき将来像を自らの手で実現するのだという強い意志を持って行動することが重要だと考えます。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2>地域金融機関と紡ぐ持続可能な成長戦略</h2>
  <p><span class="speaker">日下</span>地域の最大手行の立場から見ると、地域経済の発展に対する責任意識があり、地域にインパクトを与えるファイナンスを提供する役割を担わざるを得ません。一方で、2番手以下の規模の銀行は必ずしもそうした責任を負う立場にはないため、むしろユニークな金融機関として特定分野に特化するという戦略もあります。</p>
  <p>地方銀行の数は今後増加することはないでしょう。既存の銀行がそれぞれ、自らがどのような将来を描くのかを明確にした上で、各自の役割を果たし、目指す分野でのリーディングカンパニーになることが大事だと思います。</p>
  <p><span class="speaker">渡邊</span>金融機関のあるべき姿を考える際、単体ではなくグループ全体で顧客を支援するという意味合いで、総合デジタル戦略が重要となります。これを実現できる金融機関こそが、将来にわたって成長し続けられる「エクセレントバンク」と言えるのではないでしょうか。エクセレントバンクとは、独自戦略を軸として積極的にデジタルシフトを推進し、戦略を柔軟かつ迅速に実行することで、高い収益力と持続可能な成長を実現する金融機関を指します。</p>
  <p>こうした目標に到達するためには、変革を自分事として捉え、未来を切り開く技術とマインドセットが必要です。BIPROGYは、エクセレントバンクを目指す金融機関の皆さまと共に、新たな事業創出に取り組んでまいります。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-6/20250926_fo6_07.jpg" alt="写真：左から順に渡邊弘巳、日下智晴氏、大野晃氏、オサムニア モハメッド氏">
  </figure>
</section>

<ul class="c-notice u-fsSmall">
  <li class="c-notice_item">※BIPROGYグループ各社社員以外による発言内容は各登壇者または所属組織の見解であり、BIPROGYグループ各社の見解を示すものではありません。</li>
</ul>

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</section>]]></content>
    </entry>

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        <title>循環型ビジネスモデルが導く“暮らし”の新しいかたち - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/forum2025-5/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2974</id>
        <mgmt-id>2503</mgmt-id>
        <published>2025-09-24T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-10-29T06:04:46Z</updated>
        <summary>社会課題解決と企業成長を両立する「CLAS」の事業哲学</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/09/20250924_s1_00-thumb-1260x840-15528.jpg" length="247529" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="BIPROGY FORUM2025" /><category term="BIPROGYグループ" /><category term="オープンイノベーション" /><category term="経営" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>「すべてはこの星で生き続けるために」をテーマに開催された「BIPROGY FORUM 2025」。特別講演では、家具・家電のサブスクリプションサービス「CLAS（クラス）」を展開し、循環型ビジネスの先駆者として注目を集める久保裕丈氏が登壇。社会課題の解決と企業成長の両立を目指す挑戦の軌跡、そして二度の起業から得た新事業創出への強い思いを語った。続いて、BIPROGY常務執行役員CMOの永島直史との対談では、事業を通じて社会課題解決に挑む使命感と、オープンイノベーションによる価値創出の可能性について熱く語り合った。その模様をお届けする。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <h2>暮らしの自由度や選択肢を広げる家具・家電の革新的なサービス「CLAS」</h2>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-5/20250924_s1_01.jpg" alt="写真：久保裕丈氏">
                <figcaption class="c-figure_caption">株式会社クラス
                  <br>代表取締役社長　久保裕丈氏</figcaption>
              </figure>

              <p>株式会社クラスは、家具・家電のサブスクリプション事業「CLAS」を個人・法人向けに展開しています。大型で高額な耐久消費財において「借りる」「返せる」「買える」サービスを提供することで、人々の暮らしを自由で生産性の高いものにしたいと考えて生み出した事業です。</p>

              <p>例えば「CLAS」では、利用期間を決める必要がなく、必要な家具を借りて、不要になったらいつでも返却できます。また、使ってみて気に入った商品は購入も可能です。個人と法人の幅広い層にご利用いただいており、個人では20代後半から70代まで、法人ではスタートアップ企業のオフィス構築のニーズが特に多くなっています。</p>

              <p>このサービスをスタートしたのは、2018年8月です。当時から今年までの約7年間で、家庭用耐久財の価格は約35％上昇しており、インテリアサブスクリプションサービスへの需要が高まっています。この時代背景の変化が「CLAS」の成長を後押ししています。また、転職頻度の増加やテレワーク率の上昇など、働き方の変化により引っ越しの機会も増えています。この社会の流動性の高まりに対応するためにも、今、耐久財を自由に活用できるサービスが求められています。</p>

              <p>私たちがサービスを通して実現したいのは、大型で処理負荷の高い耐久消費財を循環させることです。物が大量生産され、大量消費された後に大量廃棄される現状に危機感を抱いているからです。「必要なものを、必要なだけ利用し、不要になったら返却していただく」。こうして家具・家電を循環させ、できるだけ少ない資源で消費者の皆さんの役に立ちたいと考えています。</p>

              <p>「CLAS」では、高い技術を持つ職人や技術者が社内に在籍しており、お客さまがご利用して返却された製品の修繕にも力を入れています。例えば、1つの製品を延べ10人以上のお客さまにご利用いただいた後でも十分に機能するほどにメンテナンスされています。顧客にとっては金銭的負担を抑えて家具・家電を利用でき、環境負荷も低く、私たちも利益を得て成長できる、まさに三方よしの事業であると自負しています。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img src="/article/forum2025-5/20250924_s1_02.png" alt="図版：CLASのサービス概要スライド。左側にスマホ画面と家具アイコン（スピーカー、椅子、照明など）のイラスト、「借りる、返せる、買える。家具と家電の買い方を変える CLAS」というコピー。右側に2枚の室内写真と次の bullet 文：①ライフステージや嗜好に合わせて短期も長期も自由な期間だけ、どれだけ必要か分からないから『借りる・返せる』②理想のキャッシュ繰りで好きなだけ試してから、いらないものは返却、必要なものだけ『買える』。" class="u-border">
              </figure>
              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img src="/article/forum2025-5/20250924_s1_03.png" alt="図版：CLASのサービス領域を示すスライド。左に赤い縦長ボックス『CLASでできること』、右に横一列で「借りる」3区分（短期利用・長期利用・利用後返却自由EC）と「買う」2区分（お試し利用→購入・分割購入）の緑色ボックス。各ボックス下に『事前の利用期間決定不要』『自由なタイミングで購入』『最適な支払いプラン選択』などのメリットを箇条書き。最下段には矢印で対応するアップデート市場（レンタル、リース、小売・EC、リユース、Rent to Own、BNPL／ローン）を記載。上部タイトルは『CLASのサービス領域 既存の「借りる」「買う」を対象とした業態のデメリットを解消した、「いいとこどり」のサービス設計』。" class="u-border">
                <figcaption class="c-figure_caption">（資料：株式会社クラス）</figcaption>
              </figure>

              <h2>複雑なオペレーションを完全内製化して効率アップ</h2>

              <p>事業の本質は、DXによるオペレーションインフラの運営だと考えています。「CLAS」では約1万種類の家具・家電を取り扱っています。これらを循環させていくと言えばシンプルに聞こえるかもしれませんが、売り切りの事業と比較するとオペレーションがきわめて複雑です。さらに、適切な管理運営のためのオペレーションも必要です。このため「CLAS」では、資産運用から再生までのオペレーションを内製化し、ノウハウを蓄積して品質と効率の向上を図っています。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img src="/article/forum2025-5/20250924_s1_04.png" alt="図版：CLAS事業の本質を図解したスライド。左に4層ピラミッド：最下層『先進的なDXインフラ＆オペレーションエクセレンス』→『「循環最適」在庫群の形成』→『プライシング』→頂点の三角と吹き出し『売上・利益成長』。右側に括弧『企業の本質価値』とともに10項目の箇条書き（UI/UX向上、エコノミクス向上、マーケティング、プロダクトミックス、リスク最小＆リターン最大化、20以上の料金プランテストと動的価格設定、価値陳腐化と運用コスト最小化、AUM拡大、多品種在庫の最適運用、難易度高いオペレーションの効率化）。タイトルは『CLAS事業の本質 在庫資産を最適運用する循環型DXインフラの運営こそがCLASの強み』。" class="u-border">
                <figcaption class="c-figure_caption">（資料：株式会社クラス）</figcaption>
              </figure>

              <p>そして、循環に適した在庫資産をいかに確保し、それを拡大するかが重要です。また、ユーザーにとっては初めての体験になりますので、受け入れてもらうための適切な価格設定も重要です。例えば、私たちの利益を優先すると、ユーザーの負担が増加する可能性があります。そのため、20以上の料金プランのテストと、システムに蓄積したデータを基にしたダイナミックプライシングを行っています。</p>

              <p>私たちはIT、オペレーション、ものづくりのすべての側面を持ち合わせており、それらを統合して循環型事業を実現しています。創業以来、売り上げは順調に伸び、AI活用による生産性向上などのインフラ強化により販管費の削減を実現しています。また、「CLAS」のサービスを利用いただくことで、CO<sub>2</sub>排出量も36％削減できていることが環境省の実証事業で認められています（参考「<a href="https://clas.style/company/news/119" target="_blank">クラスの事業活動における脱炭素・資源循環の貢献効果に関する調査結果</a>」）。</p>

              <p>こうしてお話しすると、すべて順風満帆だったように聞こえるかもしれません。しかし株式会社クラスは、私にとって2社目の起業です。大学院修了後、コンサルティング企業で5年間働いた後、2012年に「MUSE＆Co.（ミューズコー）」というファッションECの会社を立ち上げました。</p>

              <p>このとき、マーケットやバリューチェーン、競合を分析し、コンサルタント的なアプローチが先行する形で事業を創出しました。多方面から分析してセグメンテーションを図り、ロジカルに「きっとこれなら事業を大きくできる」と考えてスタートしました。しかし、企業売却やその後成長の停滞などがあり、最終的には理想とする事業規模まで拡大させることができず、会社を去ることになりました。これは、今でも私の中で忸怩たる思いとして残っています。</p>

              <p>一方、「CLAS」は、「自分自身が強烈に欲しいサービス」という非常にシンプルな思いを軸に立ち上げました。世の中を探しても、自分が欲しいと思うピッタリのサービスが見当たらなかったのです。「それなら自分で作ろう」と考えました。2018年に引っ越しをした際、前の家の家具・家電を、かなりのお金と労力をかけて新しい家に移したにもかかわらず、新しい家にまったく合わず困りました。洗濯機はサイズが合わないために配置もできず、捨てざるを得ませんでした。家は賃貸なのに、その中身は購入しなければならないことに不自然さを感じました。</p>

              <p>知人への聞き取りや、海外事例の研究、ユーザーアンケートなどのフィジビリティスタディ（事業化可能性調査）の後、事業計画を策定し、2018年に株式会社クラスを登記しました。まずは「“暮らす”（くらす）を自由に、軽やかに」というビジョンを決め、「CLAS」のサイトを構築し、適切な人材を採用して、構想から半年程度でサービスを開始しました。</p>

              <h2>たゆまぬ情熱と、挑戦する心が事業成長のカギ</h2>

              <p>「CLAS」の事業化には、乗り越えるべき壁が数多くありました。専門家に聞いても「オペレーションが重すぎて絶対に儲からない」と言われ、「サプライヤーはきっと見向きもしないよ」「ユーザーニーズって本当にあるの？」という声もありました。</p>

              <p>そんな声を前に、私は「この事業を絶対に始めよう」と覚悟を決めました。例えば、EC事業が世の中に出る前、多くの人が「実際に見ずに物を買うなんてありえない」と言いました。しかし今やECは、生活に欠かせない社会インフラです。「CLAS」もそれと同じ変遷をたどるに違いないと考えました。また、参入障壁が高く、大成功している企業もありません。それなら難しいけれど、覚悟を持って走り出すことで、人々の生活を豊かにするサービスを作れると思ったのです。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-5/20250924_s1_05.jpg" alt="写真：久保裕丈氏">
              </figure>

              <p>事業創出には、もちろんロジカルなアプローチも大事だと思います。しかし、立ち上げる人の強烈な原体験や欲求に根ざした事業は、お客さまが本当に求めている本質的な課題意識に近いと感じています。</p>

              <p>「どうしても欲しい」「実現したい」という強い思いを持っている人は、困難に直面しても心が折れにくく、夢を追い続けることができます。反対に、経営者自身がその思いを失い、心が折れてしまったとき——それは事業の失敗を意味します。二度の起業を経験して、私はこの結論に至りました。たゆまぬ情熱と、挑戦する心。これこそが事業の成長において最も大事なことではないかと思います。</p>

              <h2>提供者目線からユーザー目線への転換</h2>

              <p><span class="speaker">永島</span>素晴らしいご講演をありがとうございました。BIPROGYも経営方針（2024-2026）の2年目を迎え、従来のコア事業に加え、成長事業として、社会課題解決につながる事業開発ビジネスに取り組んでいます。さまざまな実践を通じて、「共に社会課題解決を行いたい企業」として私たちを想起してもらえるよう努力を続けています。久保さんのお話を聞いて、とても共感する点が多いと感じました。起業された株式会社クラスは、社会課題解決企業と呼んでよいと思いますが、久保さんご自身はこの使命をどのように捉えて事業を進めているのでしょうか。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-5/20250924_s1_06.jpg" alt="写真：永島直史">
                <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社
                  <br>常務執行役員 CMO　永島直史</figcaption>
              </figure>

              <p><span class="speaker">久保</span>まず、事業を始める際には、「必ず社会課題解決につながらなければならない」という縛りを自らに課しています。一方で、規模の拡大も重要であると考えます。ニッチで限られた人々の課題解決に取り組むことも素晴らしいと思いますが、私たちは新しい社会のインフラになることを目指しています。つまり、明日私たちのサービスがなくなったら困る状態を作らなければならない。それを実現するために、何をしているのか――。</p>

              <p>利用者が抱える課題や困りごとを丁寧に捉え、サービスに実装することも大事ではありますが、存在していないものをイメージしてもらうのは難しい。そのため、私たちはとにかくユーザーの皆さんに実際に体験してもらい、その反応から答えを得ています。</p>

              <p><span class="speaker">永島</span>久保さんのお話を聞くと、表層的なサービスではなく、根底にある強いニーズまで訴求し尽くしている印象を受けます。これらはすべて久保さんが考えられているのですか。</p>

              <p><span class="speaker">久保</span>私だけでなく一緒に事業を進めているCTOと寝ずに議論したこともあります。ただ、やはり私自身の経験によるものは大きいと思います。1社目の起業のとき、お客さまが使うオーダーシステムは自社で開発しましたが、会計管理や資産管理、在庫管理システムは外部のシステムを使っていました。そうすると理想の形にはつながらず、事業が拡大すればするほど想定外のコストが発生していきました。また、インフラの脆弱性により、あるときから事業の成長が急激に難しくなる経験をしました。そのため、「CLAS」では常に「インフラファースト、グロースセカンド」を旨としています。これらの経験から、インフラを徹底的に議論して構築した上で成長していこうという考えが生まれました。</p>

              <h2>同じ志を持つ企業とともに社会課題解決に挑む</h2>

              <p><span class="speaker">永島</span>なるほど。素晴らしいですね。これまで家具は「買う」のが当たり前だったのを、「借りる」ものにする。生活者の行動や文化、習慣を変容させていくアプローチをされたのはとても興味深いことです。一方で、冒頭でも、「CLAS」の事業を実現するにはいくつもの壁があったとおっしゃっていました。具体的にどのように乗り越えてこられたのでしょうか。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-5/20250924_s1_07.jpg" alt="写真：久保裕丈氏">
              </figure>

              <p><span class="speaker">久保</span>実は、毎年大きな壁にぶつかっています。その壁を乗り越える方法の1つ目が、自分たちが信じているものが“思い込みではないか”と疑い続けることです。例えば、「これが壁を乗り越えるために必要だ」と考えるものを問い直してみる。生活者の文化を変えるための起点は何かと考えた際に当初、私は疑いなくマーケティングだと考えていました。しかし、コストを投入してマーケティングを行っても、どうも反応が鈍い。さまざまな指標を見ていくと、マーケティングを意欲的に展開するよりも、多様な在庫資産を積み重ね、豊富な商品展開を通じてお客さまに自由に選んでいただける環境を整えることが、顧客満足度の向上や利用者数の増加につながる重要な要素であることが分かりました。</p>

              <p>もう1つが、言葉の使い方です。例えば、「CLAS」の事業は注目度の高い「サーキュラーエコノミー（循環経済）」に沿った形になるように意識しています。しかし、この言葉を、お客さまに対しては使わないように意識しています。サーキュラーエコノミーは、お客さま目線の言葉ではないからです。お客さまは、自分の求めるサービスが納得できる価格であれば使いたいと考えます。サーキュラーエコノミーであることが、お客さまがサービスを選ぶ1番の理由にはならないのです。このことを、サービス提供者として強く意識しています。</p>

              <p><span class="speaker">永島</span>生活者目線を常に意識されているのですね。「CLAS」は、家具・家電をベースにした社会の共有財でありインフラになっていると感じます。BIPROGYも多様なステークホルダーの共有財を活用しながら社会課題の解決を実現していくオープンイノベーションのあり方を「デジタルコモンズ」と名付け、さまざまな形で推進しています（参考「<a href="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/">大阪・関西万博がついに開幕。「2050年の自分」と出会う未来のヘルスケア革命</a>」）。</p>

              <section>
                <h3>「デジタルコモンズ」の社会実装事例</h3>
                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/forum2025-5/20250924_s1_08.png" alt="図版：デジタルコモンズの社会実装を説明するスライド。最上部に青帯タイトル「デジタルコモンズの社会実装 大阪・関西万博からミライへ」。中央に大枠「社会に新たなヘルスケア文化を創出し定着させる」と、その下に三角形アイコンで「デジタルコモンズ ヘルスケアを手軽に早く提供できる場」。左側に縦矢印でExpo開催「会期中」→「会期後」を示し、「ミライのヘルスケア体験」「ヘルスケアの当たり前」「継続的な健康行動の実現」へと段階的に発展するイメージ。会期中エリアには生活者接点、PHRデータ、データ連携接点、協賛各社を配置。右側にはパートナー例として博報堂、JR西日本ステーションヘルスケア、BIPROGYデータ連携基盤、計測プレシジョンヘルスケア研究機構の青楕円枠。下部に大阪ヘルスケアパビリオンロゴ。全体で大阪・関西万博を起点にオープンイノベーションでヘルスケア文化を浸透させる構想を図解。" class="u-border">
                </figure>
              </section>

              <p>多くの議論を経て、私たちはデジタルコモンズを「単なる技術の集まりではなく、それらを活用するための『場』を提供し、アイデアや知見、アセットを共創し、オープンイノベーションによって社会課題を解決する『機会』を生み出すもの」と言語化しました。すでにいくつかの共創が動き出し、手ごたえを感じ始めています。「CLAS」においても、そういった他企業とのオープンイノベーションの構想はありますか？</p>

              <p><span class="speaker">久保</span>「CLAS」は、社会のインフラになるために拡大を目指していくという話をしました。大きくするにはオープンイノベーションは必須です。1社だけで、エコシステムを作り切ることは難しいと考えます。例えば、私たちが扱っている製品である耐久財のメーカーや小売業、サプライヤーの皆さんと一緒に循環型事業のプラットフォームを作っていく、あるいは、製品を送り届けてくださる物流事業者の皆さんと新しい物流機能を模索していけるのではないかと思案しています。</p>

              <p><span class="speaker">永島</span>これからBIPROGYともご一緒できることはありそうですね。BIPROGYでは株式会社クラスさまをはじめ、志を同じくする企業との共創を通じて、持続可能な社会の実現に向けてともに歩んでいきたいと思っています。最後に、フォーラムにご来場くださっている皆さまにメッセージをいただけますか。</p>

              <p><span class="speaker">久保</span>私たちは、「CLAS」を通じて社会課題を真に解決するプラットフォームを構築していきたいと考えています。これは1社だけの力では到底実現できません。今日の話を聞いて、もしご一緒できることがあるかもしれないと感じていただけた方は、ぜひディスカッションさせていただき、一緒に新しいインフラ作りを推進していけたらと思います。</p>

              <p><span class="speaker">永島</span>久保さんのさらなる活躍と、「CLAS」のさらなる成長を期待しています。今日はありがとうございました。</p>

              <section>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/forum2025-5/20250924_s1_09.jpg" alt="写真：久保裕丈氏">
                </figure>
              </section>

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        <title>進化するリテールAI──ハイパーパーソナライゼーションの実力 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/forum2025-4/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2962</id>
        <mgmt-id>2504</mgmt-id>
        <published>2025-09-17T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-11-25T01:11:49Z</updated>
        <summary>データ活用で顧客理解を深め、売上向上を実現する方法</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/09/20250917_fo_00-thumb-1260x840-15495.jpg" length="912922" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="AI" /><category term="BIPROGY FORUM2025" /><category term="BIPROGYグループ" /><category term="DX" /><category term="ITコンサルティング" /><category term="データ活用" /><category term="経営" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <p>人口減少が進む中、小売業界では顧客に選ばれる存在であり続けることがますます重要になっている。こうした課題に対し、会員制アプリ、顧客データ管理、需要予測システムなど、AIをはじめとするテクノロジーの活用が進んでいる。テクノロジーやデータは、どのようにして小売業の競争力強化を支援できるのだろうか。<br>
                社会的価値創出に取り組むBIPROGYが2025年6月に東京で開催し、各界の有識者やBIPROGYグループ社員が多彩なテーマで講演を行った「<a href="https://forum.biprogy.com/2025/tokyo/" target="_blank">BIPROGY FORUM 2025</a>」で、データ・AI活用の最先端を走るギックス（GiXo）、マーケティングAIを展開するGROWTH VERSE、BIPROGYの3社がリテールAIの未来について語り合った。
              </p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[                                  <h2>小売業界をとりまくデータ活用の環境変化</h2>

              <p><span class="speaker">安藤</span>小売業界のDXは着実に進んでおり、流通業界全体でのデータ活用環境が整備されつつあります。データやAI活用、マーケティングの視点から、「リテールAIのネクストステージ」と題して議論します。まずは、リテールデータ活用の変遷を振り返ります。</p>

              <p>2010年から2015年はデータ活用黎明期です。小売業ではID-POS（商品別・顧客別売上データ）やCRM（顧客関係管理）などが導入され始めました。この期間でスマートフォンの普及率は、2010年の9.7％から2015年の72.0％（総務省 平成29年版 情報通信白書）へと急激に拡大しています。</p>

              <p>2015年から2019年はアプリ普及期です。同時に、スマートストア導入の黎明期でもありました。リテール領域では会員証や決済機能を持つアプリの導入が進みました。この時期、Amazonが大きく台頭し、買い物の利便性向上やスマートストアの取り組みが本格化しています。また、セルフレジや需要予測、発注の自動化といった技術も登場し、クラウド利用が一般的になったのもこの頃です。</p>

              <p>2020年から2024年は顧客中心サービス・AI黎明期と言えるでしょう。新型コロナウイルスのパンデミックが大きな影響を与えました。非接触という新たな制約が加わったことで、店舗のDXが一気に加速しました。技術面では、ディープラーニングや生成AIの実用化が進みました。</p>

              <p>ギックスの網野さん、GROWTH VERSEの南野さんにお聞きします。生成AI活用は現在、どのようなステージにあるとお考えでしょうか。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-4/20250917_fo_01.jpg" alt="写真：安藤剛">
                <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>インダストリーサービス第一事業部<br>リテール戦略事業開発部 部長　安藤剛</figcaption>
              </figure>

              <p><span class="speaker">網野</span>生成AI活用は、ChatGPTが登場した2022年を境に大きく局面が変わりました。数年前の想定を大幅に超えるテクノロジーの進歩が起こったため、正直なところ、今後の展開を予測するのが困難です。しかし、これは最も刺激的で可能性に満ちた時期とも言えます。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-4/20250917_fo_02.jpg" alt="写真：網野知博氏">
                <figcaption class="c-figure_caption">株式会社ギックス<br>代表取締役CEO　網野知博氏</figcaption>
              </figure>

              <p><span class="speaker">南野</span>生成AIは、現在のビジネス環境において欠かせないキーワードです。この分野では、膨大な投資をして開発しても、わずか1週間で新しいバージョンがリリースされることもあるという、極めて変化の激しい世界です。開発現場では、エンジニアが生成AIを活用してコードを書くスタイルが主流になりつつあります。</p>

              <p>今後、生成AIの基盤モデルは、Google（Gemini）とOpenAI（ChatGPT）の二強体制に収束していくと思います。企業には、これらの基盤技術をいかに活用して差別化を図り、自社独自の価値創造に投資するかが求められるでしょう。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-4/20250917_fo_03.jpg" alt="写真：南野充則氏">
                <figcaption class="c-figure_caption">株式会社GROWTH VERSE<br>代表取締役CTO　南野充則氏</figcaption>
              </figure>

              <h2>ハイパーパーソナライゼーション時代の到来</h2>

              <p><span class="speaker">清土</span>生成AIが幅広い領域に変革をもたらすと期待される中、データ活用によって2030年に向けて未来がどのように進化していくのかをお聞かせください。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-4/20250917_fo_04.jpg" alt="写真：清土千恵子">
                <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>インダストリーサービス第一事業部<br>リテール戦略事業開発部 主任　清土千恵子</figcaption>
              </figure>

              <p><span class="speaker">網野</span>ギックスは「あらゆる判断を、Data-Informedに。」というパーパス（目的）を掲げています。私たちは「データインフォームド」を非常に重視しています。</p>

              <p>よく「データドリブン」ではないのかと問われますが、私たちは異なる考えを持っています。データによって答えが決まる世界ではなく、データを人間に提供（インフォームド）して、人間が最終的に判断する方が合理的だと考えています。少なくとも現在のテクノロジーレベルでは、この方法が適切でしょう。現時点ではまだ、すべての要素をデータでカバーし切れていないため、一部のデータで判断してしまうことになり、偏った結果になる可能性があります。</p>

              <p>小売業界の大型イベント「NRF」の2025年のテーマは「ゲームチェンジャー」でした。これは、従来の小売ビジネスに変革をもたらす技術や戦略の台頭を意味しています。</p>

              <p>現在、テクノロジーの進歩とともに小売業界で注目されているのが「人間らしさへの回帰」です。「情緒的な顧客体験」の重要性も高まっています。NRFでは、「テクノロジーで効率化は実現できるが、情緒的な価値や楽しさ、喜びに結び付けることが重要だ」と語られていました。</p>

              <p>CRM領域のキーワードは、「ハイパーパーソナライゼーション」です。従来のセグメント手法を完全に1to1にカスタマイズしても、経済合理性を保てるようになってきました。このトレンドに対応するため、当社でもハイパーパーソナライゼーションの実現を補完するサービスやプロダクトを整備していきたいと考えています。</p>

              <p>ただし、テクノロジーだけでは真の価値創出は難しいと思っています。私たちはデータ分析を主力事業としていますが、「顧客や消費者をどう理解するか」という課題に取り組むため、ゾクセイ研究所を立ち上げて研究を長年続けてきました。一般的に属性といえば年代や性別を想像されると思いますが、私たちは「商品Aを頻繁に購入する人」「サービスBを週に数回利用する人」といった行動データをゾクセイ化し、顧客理解を深めています。</p>

              <p>顧客を理解した上で、どのようにハイパーパーソナライゼーションを実現するか。ゼロからシステムを構築するのは効率的ではありません。そこで、企業がすでに保有する会員システムに外付けする拡張機能を開発しました。リアルタイムの1to1対応を実現するシステムから、それを画面上で表示するアプリケーションである「Mygru（マイグル）」までを統合したサービスで、「CU/ADS（クアッズ）」と呼んでいます。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-4/20250917_fo_05.jpg" alt="写真：登壇者の4人">
              </figure>

              <p>具体例を挙げましょう。一般的なポイント制度では、100円で1ポイント付与など、ルールが一律です。しかし、CU/ADSでは個人に最適化することが可能です。鈴木さんが商品Aを購入した際はポイントを5倍付与し、佐藤さんには商品Bで5倍付与するといった具合です。それぞれにお薦めしたい商品と付与したいインセンティブが異なるのは自然なことです。</p>

              <p>ただ、パーソナライゼーションが進むと、規約もパーソナライゼーションが必要になります。そこで、フロントのUIと組み合わせて、アプリで個別に規約をお知らせする仕組みを構築しました。すでにいくつかの企業で試験導入が進んでおり、1to1のポイントプログラムが今後のスタンダードになると予想しています。今まさにBIPROGYのリテール担当の皆さんと共同でサービス開発を進めているところです。</p>

              <p><span class="speaker">安藤</span>網野さんと初めてお仕事をご一緒したのは2017年ごろでした。当時より、網野さんが「ハイパーパーソナライゼーション」というキーワードを使われていました。</p>

              <p>ただし、実現には課題がありました。さまざまな顧客接点をデジタル化する必要があり、消費者側もアプリを含めたデジタル対応が求められていました。現在は当時と比べて、どのように環境が進化したとお考えですか。</p>

              <p><span class="speaker">網野</span>DXとデータの利活用は表裏一体だと考えています。デジタル化なくしてデジタルデータ化は実現しません。</p>

              <p>しかし、デジタルデータ化が進み顧客理解が深まると、新たな課題が見えてきました。組織が縦割り構造で分断されていることにより、迅速かつ柔軟にユーザーの希望に応えられないという弊害です。この課題を解決するため、組織を横断するDXが推進されました。</p>

              <p>企業のDXと消費者のデジタル対応が両輪となって進んだことで、インフラが整備されてきました。同時に、テクノロジーの進化により、従来はコストや処理能力の制約でできなかった分析や計算が可能になりました。こうした変化により、2025年に再びハイパーパーソナライゼーションが注目を集めているのだと思います。</p>

              <h2>AI活用で売上500万円増収を達成した実例</h2>

              <p><span class="speaker">清土</span>AI活用による今後の展望をお聞かせください。</p>

              <p><span class="speaker">南野</span>小売領域におけるAI活用は、大きく2つのアプローチがあると考えています。</p>

              <p>1つ目は顧客理解の高度化です。従来は形式的にセグメントを切ったり、マーケターがペルソナを作成したりする手法が主流でした。しかし、AIの進化、特に生成AIが出てきたことで、真の1to1マーケティングが実現可能になりました。</p>

              <p>今後重要となるのは、ターゲットをより細かく分析・最適化し、データのフィードバックをマーケターが適切に理解することです。そして次のPDCA（計画・実行・評価・改善）サイクルをいかに効果的に回せるかが、企業の競争優位性を決定します。蓄積されるデータは、まさに企業の宝となるでしょう。</p>

              <p>例えば、従来のレコメンドシステムは購入履歴に基づいていました。しかし、生成AIにより、商品の画像データもベクトル化（数値化）できるようになりました。商品説明、レビュー、ユーザーコメントなども同じ次元のベクトルに統合可能になります。これらの情報を総合活用することで、レコメンドエンジンの精度がかなり上がることを検証できています。</p>

              <p>成功事例をご紹介します。当社が支援したアパレル会社では、顧客向けメールにレコメンドロジックを実装した結果、1つのシナリオで月約500万円の増収効果を実現しました。</p>

              <p>また、老舗の食品販売企業では異なるアプローチを取りました。約100万人の会員を対象とした通販カタログの送付先選定にAIを活用したところ、1カ月で売上が従来比約115％にアップしました。データ蓄積により、ターゲットに最適なカタログ内容をAIが言語化して提案するというアプローチも可能になっています。</p>

              <p>当社では、この発展形として「ペルソナAI」のサービスを提供しています。これは、より詳細なペルソナ設定を支援するAIツールです。ペルソナごとのLTV（顧客生涯価値）の違い、ロイヤルユーザーの特定、早期離脱ユーザーの傾向などをロジカルに分析できます。</p>

              <p>2つ目は立地・競合分析の高度化です。当社の「ミセシル」は、目標設定・施策・検証のサイクルをサポートするサービスです。月間3000万件のユニークユーザーのGPSデータを収集・分析し、スーパーマーケットなどの小売業における競合との差別化ポイントを深掘りできます。</p>

              <p>自店舗来店客と競合店利用客のGPSデータを比較分析することで、顧客の興味関心や世帯属性などが把握できます。これにより、自店舗がどのような属性の顧客に強みを持ち、どこに弱点があるのかが見えてきます。</p>

              <h2>小売DXの3ステップ──理解・開発・接客の進化</h2>

              <p><span class="speaker">安藤</span>BIPROGYが考える未来について紹介します。物価高と人件費上昇が続く中、小売店では省人化と業務自動化の取り組みがより重要になっています。BIPROGYでも需要予測、自動発注サービス、電子棚札などのサービスを展開しており、これらの取り組みは本格的な普及フェーズに入ったと感じています。</p>

              <p>現在、多くの小売店がアプリ会員の仕組み活用に取り組んでいます。今後の重要なテーマは、アプリ会員の基盤を生かしながら、生活者が求める品ぞろえやサービスを迅速に実現する仕組みづくりです。</p>

              <p>当社では3つのプロセスを通じて、生活者に選ばれる店舗への変革を支援しています。「生活者理解の高度化」「生活者ニーズに合わせた品ぞろえと商品開発」「販促と接客のアップデート」です。</p>

              <p>まず、「生活者理解の高度化」の観点では、売上上位を占めるロイヤリティの高いアプリ会員に、アプリ上でアンケートを実施し、品ぞろえや商品、サービスの改善に活用します。当社の「ニーズコネクト」は、質問作成やアンケート集計にAIを活用するサービスです。お客さまに購入商品の簡易レビューをアプリ上で入力いただき、評価の極端に高い商品と低い商品を異常値として検知します。これにより、商品の改善や新規開発に効果的にフィードバックできます。</p>

              <p>次に、「生活者ニーズに合わせた品ぞろえと商品開発」では、生活者の購買目的を起点とした品ぞろえ、棚割、販促により、生活者の期待に応える仕組みを提供しています。</p>

              <p>最後に、「販促と接客のアップデート」としては、会員アプリにロイヤリティプログラムを設置し、パーソナライズされたコンテンツでおもてなしと共創を実現します。買い物における煩わしさを排除しながら、同時に新たな顧客接点を創出する仕組みを展開しています。</p>

              <h3>BIPROGYが展開する、リテール領域向けサービスのコンセプト「Foresight Connect」</h3>
              <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mtSmall">
                <img src="/article/forum2025-4/20250917_fo_06.png" alt="リテール領域向けサービスのコンセプト「Foresight Connect」">
              </figure>

                <h3>BIPROGYの「Foresight Connect」が提供するリテール向けAI・データ活用サービス</h3>
              <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mtSmall">
                <img src="/article/forum2025-4/20250917_fo_07.png" alt="「Foresight Connect」が提供するリテール向けAI・データ活用サービス">
              </figure>

              <p><span class="speaker">清土</span>DXに取り組む企業の皆さまへメッセージをお願いします。</p>

              <p><span class="speaker">網野</span>最近では、アプリ会員の売上比率が7割を超える小売店も珍しくありません。ID-POSを分析すると、各店舗の特徴が鮮明に見えてきます。</p>

              <p>例えば、郊外型店舗では「ビールの売上の4割を占めているのは、店舗会員の2%」といったデータが把握できます。この場合、その重要な2％の顧客をいかに維持するかが戦略のポイントになります。</p>

              <p>このように、データに実際に触れ、データから新たな発見をする楽しさを多くの企業に体験していただきたいと考えています。</p>

              <p><span class="speaker">南野</span>生成AIの登場により、これまでのアルゴリズムが一度白紙に戻り、新たに構築していく時代が始まりました。企業の皆さまには、まず自社の強みを改めて見つめ直されることをお勧めします。その分析作業にAIを活用すれば、迅速かつ正確な把握が可能です。</p>

              <p>最も重要なのは、データを継続的に蓄積することです。データの蓄積こそが企業の競争力強化につながります。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-4/20250917_fo_08.jpg" alt="写真：登壇者の4人">
              </figure>

              <ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbNormal">
                <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※</span>BIPROGYグループ各社社員以外による発言内容は各登壇者または所属組織の見解であり、BIPROGYグループ各社の見解を示すものではありません。</li>
              </ul>

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                  <li class="categoryList_item">
                    <a href="https://terasu.biprogy.com/management/">
                      経営
                    </a>
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                      BIPROGY FORUM2025
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        <title>“守り”から“攻め”へ──企業価値を高めるセキュリティー投資の新潮流 - BIPROGY TERASU</title>
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        <published>2025-09-10T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-09-10T01:00:19Z</updated>
        <summary>人とAIの協働で切り開く、これからのセキュリティー戦略 </summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/08/20250910_fo3_00-thumb-1260x840-15486.jpg" length="879276" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="AI" /><category term="BIPROGY FORUM2025" /><category term="BIPROGYグループ" /><category term="セキュリティ" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>近年、情報漏洩の防止といった「守り」だけでなく、セキュリティー対策を企業の競争力強化の「攻め」の手段として積極的に活用し、本業の強化につなげようとする企業が増えている。一方で、セキュリティー人材の不足は深刻な課題となっており、人材依存型のセキュリティー対策は限界に近づきつつある。そうした状況の中、AIなどの先端テクノロジーを活用した次世代のセキュリティー対策が、いよいよ現実味を帯びてきている。「BIPROGY FORUM 2025」では、「変わるセキュリティーの常識～企業価値を高める“攻めの”変革とは～」と題した講演が行われた。自動車業界や製造業などを中心にコンサルティングやDX支援を展開するグロービングの中川和彦氏と、ユニアデックスの中村智弘、八巻秀欣が登壇し、世界的な潮流の変化を背景とした企業のセキュリティー意識の急変と、これからの戦略について議論を交わした。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">セキュリティーで差別化を図る企業の新戦略</h2>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-3/20250910_fo3_01.jpg" alt="写真：八巻秀欣">
    <figcaption class="c-figure_caption">ユニアデックス株式会社<br>
      マーケティングコミュニケーション本部<br>
    戦略企画推進部 部長　八巻秀欣</figcaption>
  </figure>
  <p><span class="speaker">八巻</span>ランサムウェアの被害が後を絶ちません。ここ数年を見ても、有名企業が攻撃を受けたというニュースを頻繁に目にします。ランサムウェアに限らず、サイバー脅威の増大は、あらゆる企業にとって喫緊の課題です。ITの保守・運用サービスを長年手がけてきたユニアデックスにとっても、これは極めて重要なテーマです。最近では、企業のセキュリティーに対する意識に変化が見られるようになったと感じます。中川さんは、一人のプロフェッショナルとして、どのような実感をお持ちですか？</p>
  <p><span class="speaker">中川</span>私も、企業のセキュリティーに対する意識が変わってきていると感じています。10年前は「対策」や「情報保護」といった言葉が主流でしたが、最近では「戦略」や「ビジネス」といった観点からセキュリティーが語られることが増えています。セキュリティー強化を通じて経営戦略を支援したり、ビジネスに貢献したりするという考え方が強まっているのです。これは、私がコンサルティングの現場で実際に感じていることでもあります。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>「戦略」や「ビジネスへの貢献」といった点について、具体的にはどのような取り組みがあるのでしょうか？</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-3/20250910_fo3_02.jpg" alt="写真：中川和彦氏">
    <figcaption class="c-figure_caption">グロービング株式会社<br>
    取締役 副社長　中川和彦氏</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">中川</span>例えば、製品やサービスにセキュリティー機能を組み込むことで、他社との差別化を図ることができます。自動車業界では、コネクテッドカーの普及に伴い、セキュリティーを重視する消費者が増えています。また、先日お会いしたロボットメーカーの方は、「これまでは“壊れない”製品を強みとしてきたが、これからは“狙われない”製品という強みも追求していく」とおっしゃっていました。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>つまり、強固なセキュリティーを備えた製品やサービスによって、収益の向上や事業の成長を目指すということですね。非常に重要な取り組みだと思いますが、一方で、地政学的なリスクや脅威の性質の変化といった外部環境の影響も避けられません。そうした変化については、どのようにお考えですか？</p>
  <p><span class="speaker">中川</span>マクロ環境の変化の一例として、トランプ政権の関税政策や地政学的な要因によるサプライチェーンへの影響が挙げられます。調達先や生産拠点を見直す際には、セキュリティー環境の変化にも注意を払う必要があります。トランプ政権は企業に対するセキュリティー規制の緩和を打ち出しましたが、「対策コストが下がる」と単純に歓迎する企業は少ないでしょう。こうしたマクロ環境の変化を踏まえると、セキュリティー投資の“さじ加減”はますます難しくなっていると感じます。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">製造業が直面するIT・OTセキュリティー課題</h2>

  <p><span class="speaker">八巻</span>脅威の受け止め方は、産業によって異なるように感じます。例えば、金融機関と製造業では、セキュリティー対策への取り組み方も違うのではないでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">中川</span>おっしゃる通りです。ただ、最近ではサイバー攻撃の傾向が変化しています。以前は金融や通信など特定の業界が主な標的でしたが、現在では業界を問わず攻撃が行われています。さらに、グループ会社や取引先など、サプライチェーンの“隙”を突いて本体への侵入を狙うケースも増えています。攻撃対象は広がっており、目的が明確でない場合も多くなっている印象です。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>産業ごとのリスクと、それに対する対策レベルについてはどう見ていますか？</p>
  <p><span class="speaker">中川</span>高リスクとされるのは、政府機関、防衛、医療、教育などです。流通、建設、通信、大手製造業は中程度のリスクに分類されます。ただし、実際の対策状況は必ずしもリスクレベルに見合っているとは限りません。政府や防衛関連は比較的しっかりした対策を講じていますが、医療や教育分野では不十分なケースが目立ちます。また、M&amp;Aなどによって企業のセキュリティーレベルが変動することもあるため、経営統合時には対策のギャップをどう埋めるかが重要な課題になります。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>次に、製造業の現状と課題について伺います。以前はオフィス業務向けのITがセキュリティー対策の中心でしたが、最近では工場のデジタル化が進み、OT（Operational Technology：機械や装置を制御・監視するための技術）セキュリティーへの関心が高まっていますね。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-3/20250910_fo3_03.jpg" alt="写真：中村智弘">
    <figcaption class="c-figure_caption">ユニアデックス株式会社<br>
    執行役員　中村智弘</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">中村</span>かつては、工場のOT環境が外部と遮断されていたため、「安全だ」と考える人が多かったようです。工場の外部との通信はIT部門が所管するシステムやネットワークを経由するので、IT側で出入り口の対策をすれば十分という認識がありました。しかし、状況が変わってきています。例えば、生産設備の稼働状況を遠隔で監視するツールや通信機能付きの設備が、IT部門ではなく現場の判断で導入されることもあります。その結果、かつて堅牢だった環境が“抜け穴”だらけになってしまうケースも少なくありません。こうした課題に対応するため、ユニアデックスではOTインフラのセキュリティーサービスを強化しています。BIPROGYグループの事業戦略においても、OTインフラは重点領域の1つであり、関連事業は主にユニアデックスが担っています。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>ITセキュリティーとOTセキュリティーでは、どのような違いがあるのでしょうか？</p>
  <p><span class="speaker">中村</span>大きな違いは、セキュリティー対策の優先順位です。セキュリティーの3要素である「機密性」「完全性」「可用性」で考えると、IT部門では情報漏洩防止を重視し、機密性が最優先されます。次に完全性、そして可用性という順番です。</p>
  <p>一方、OTを運用する工場では、設備の安定稼働が最優先されるため、可用性が最も重視されます。その次に完全性、機密性という順になることが多いのです。最近では、IT部門も工場もデータ活用への意識が高まっており、ITとOTを連携させて外部データも活用しながら、ビジネス価値の創出を目指す動きが進んでいます。ただし、両者の優先度の違いが、具体的なセキュリティー対策の設計において障壁となることもあります。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w800">
    <img src="/article/forum2025-3/20250910_fo3_04.jpg" alt="図版：それでも根強く残る「優先順位」の違い">
  </figure>

  <p><span class="speaker">八巻</span>ITとOTの連携を含め、全社的なセキュリティー対策を強化するには、どのようなアプローチが必要でしょうか？</p>
  <p><span class="speaker">中村</span>パデューリファレンスモデル（Purdue Reference Model）では、OTセキュリティーの構造を6層に分けて考えます。具体的には、フィールドネットワーク（Level 0）、プロセスネットワーク（Level 1）、制御ネットワーク（Level 2）、工場基幹系ネットワーク（Level 3）、ITネットワーク（Level 4）、そしてクラウドです。各層で重視すべきセキュリティーの観点が異なるため、それぞれに適した対策を講じることが基本です。自社のビジネス特性を踏まえ、必要に応じて各層に対応するセキュリティーソリューションを組み合わせることが、効果的なアプローチだと考えています。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">経営層を巻き込むセキュリティー投資の進め方</h2>
  <p><span class="speaker">八巻</span>ここで少し視点を変えて、セキュリティー予算の確保について考えてみたいと思います。多くの企業に言えることですが、セキュリティーへの投資は後回しにされがちです。</p>
  <p><span class="speaker">中川</span>まさに「総論賛成・各論反対」ですね。セキュリティー強化の必要性には誰も異論を唱えませんが、いざ予算の話になると、途端に議論が進まなくなることが少なくありません。事業部門はセキュリティー対策の恩恵を受けているはずなのに、「セキュリティーはIT部門の仕事」と捉え、自分たちの課題とは思っていないケースが多いのです。予算配分の話になると、「うちの部門は何も問題を起こしていないのに、なぜ負担しなければならないのか」といった不満の声が上がることもあります。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>それは困りますね。中川さんがコンサルティングに入る企業には、どのような話をされているのですか？</p>
  <p><span class="speaker">中川</span>たとえ自分が所属する工場が無事でも、別の工場でインシデントが起きれば、その影響は全社に及びます。だからこそ、全社的なガバナンスの視点が欠かせません。私はよく「セキュリティー投資は税金のようなものです」と説明します。電気代や水道代と同じで、セキュリティーは基盤的なサービスです。これがなければ、誰もが困ることになります。さらに、セキュリティーの戦略的な重要性が高まっている企業では、セキュリティー対策は単なるコストではなく、差別化の要素であり、未来への投資と捉えられています。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>とはいえ、「税金だから払います」と納得する事業部門長は少ないかもしれませんね。</p>
  <p><span class="speaker">中川</span>おっしゃる通りです。そうした現状を変えるには、経営層の関与が非常に重要です。最近では、ガバナンスの観点からセキュリティーを取締役会の重要テーマとして議論する企業が増えています。また、リスクが顕在化した際にビジネスへどのような影響があるのかを具体的に伝えるなど、地道な啓発活動も欠かせません。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>予算の問題とは別に、セキュリティー人材の不足も深刻ですね。「セキュリティーに詳しい人が足りない」という声を、最近よく耳にします。</p>
  <p><span class="speaker">中川</span>当社が公開データを基に、日本企業のセキュリティーへの温度感を分析したところ、セキュリティー人材の充足率は米国で約80％、日本ではわずか10％程度という結果でした。日本ではセキュリティー人材の不足が非常に深刻です。特に、セキュリティーを企業競争力の差別化要素として積極的に活用しようとする企業にとっては、極めて重要な課題です。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-3/20250910_fo3_05.jpg" alt="写真：多数の参加者がプレゼンテーションを聴講している様子">
  </figure>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link4">AIが変える次世代セキュリティー運用の姿</h2>
  <p><span class="speaker">中村</span>中川さんが指摘されたように、私も人材に依存したセキュリティー対策は、すでに限界に近づいていると感じます。このままでは、24時間365日の対応、迅速なインシデント対応、複数ツールの統合管理、最新の脅威情報の収集・分析などが十分に行えなくなってしまいます。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>では、人材依存からの脱却に向けて、現実的な解決策にはどのようなものがあるでしょうか。ユニアデックスの考え方について教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">中村</span>当社は、ITの保守運用において長年にわたり知見とノウハウを蓄積してきました。この強みを生かし、新たなマネージド・セキュリティーの方向性として、SOC（Security Operation Center）/CSIRT（Computer Security Incident Response Team）とコールセンターの融合モデルを構築しています。これは、当社が運営するオペレーションセンターを中核に、機能をワンストップで統合的に提供するサービスです。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w800">
    <img src="/article/forum2025-3/20250910_fo3_06.jpg" alt="図版：SOC/CSIRTとコールセンターの融合モデル">
  </figure>

  <p>SOCやCSIRT、コールセンターのいずれか、あるいはすべてを内製している企業も多いと思いますが、脅威の高度化と人材不足が進む中で、今後も内製を維持できると考えている企業は少ないのではないでしょうか。ユニアデックスでは、AIなどの最新技術と高度なセキュリティー人材を組み合わせ、高効率な運用体制を構築しています。これにより、お客さまはコアビジネスに集中できる環境を整えることが可能になります。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>AIの活用はさまざまな業務に広がっていますが、セキュリティーの観点ではどのような点に注意すべきでしょうか？</p>
  <p><span class="speaker">中川</span>セキュリティーとAIの関係性には、「Security for AI」と「AI for Security」という2つの視点があります。例えば、学習データの質が低ければ、AIの精度が落ち、ビジネスに悪影響を及ぼします。このため「AIとデータを守る」という発想に基づく「Security for AI」の視点は不可欠であり、そのためには日々の業務でデータ入力などを担う事業部門の協力が重要です。一方の「AI for Security」は、AIを活用してサイバーセキュリティーを強化するもので、人手では対応しきれないプロセスにAIを導入し、セキュリティー業務の効率化や分析の高度化を図るものです。この両輪を上手に活用しながらAI活用を進めることが求められます。</p>
  <p><span class="speaker">中村</span>まず「Security for AI」についてですが、AI利用に伴うリスクへの対策は欠かせません。AIを安全に運用するために、秘匿性・堅牢性・信頼性をどう確保するかが重要です。例えば、個人情報がプロンプトに入力されないよう自動検知する仕組みや、匿名化による対応が必要です。ユニアデックスでは、オンプレミス環境で利用可能なクローズドLLM（Large Language Models：大規模言語モデル）も提供しています。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>もう1つ、AI for Securityについてはどうでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">中村</span>SOC/CSIRTとコールセンターの融合モデルにおいて、AIは重要な役割を担っています。効率性と品質の両立を図りながら、人材への過度な依存からの脱却を目指しています。ガートナーが提唱する「サイバーセキュリティー・メッシュ・アーキテクチャ（CSMA）」という概念がありますが、これは分散したセキュリティー対策を統合する戦略を持つという考え方です。セキュリティーには、事前に備える「プロアクティブ」と、事後に対応する「リアクティブ」の両面があり、どちらも重要です。各領域にセキュリティーツールや人材が配置されていますが、それらを統合するマネージド・セキュリティー・サービス（MSS）が求められています。包括的なセキュリティー統合プラットフォームを構築するためにも、AIの活用は不可欠だと考えています。</p>
  <p><span class="speaker">八巻</span>セキュリティー対策は多岐にわたりますね。多様な対策をメッシュのように包括し、サポートするということですね。</p>
  <p><span class="speaker">中村</span>はい。分散したセキュリティー対策を統合するには、共通のプラットフォームが必要です。そのプラットフォーム上にさまざまなデータを集約することで、プロアクティブとリアクティブの両面を組み合わせたセキュリティー対策が可能になります。ユニアデックスは、企業の未来を守るための新たなセキュリティー戦略の実現に向けて、次なる一歩を踏み出しています。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w800">
    <img src="/article/forum2025-3/20250910_fo3_07.jpg" alt="図版：サイバーセキュリティ・メッシュ・アーキテクチャー　を提唱">
  </figure>

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  </div>
</section>

<section class="l-section">
  <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
  <ul class="c-textList">
    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/solution/service/isecure.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">企業向け情報セキュリティサービス iSECURE&reg;</a></li>
    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/solution/service/mss.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">マネージド・セキュリティ・サービス（MSS）</a></li>
    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://globe-ing.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">グロービング株式会社</a></li>
  </ul>
</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>生成AIが農業経営者の“専属経営コンサルタント”として課題を解決 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/forum2025-2/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2963</id>
        <mgmt-id>2508</mgmt-id>
        <published>2025-09-03T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-11-25T01:10:57Z</updated>
        <summary>AgriweB事例に見る生成AI活用の成功と将来展望</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/09/20250903_fo2_00-thumb-1260x840-15504.jpg" length="750317" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="AI" /><category term="BIPROGY FORUM2025" /><category term="データ活用" /><category term="事例" /><category term="地方創生" /><category term="官公庁・自治体" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>ビジネスにおける生成AI活用は、私たちの予想をはるかに上回る速度で進展している。業務効率化のみならず、企業が提供する商品・サービスにも実装され、新たな価値を生み出している。「<a href="https://forum.biprogy.com/2025/tokyo/" target="_blank" rel="noopener noreferrer" class="c-linkIcon -external">すべてはこの星で生き続けるために</a>」をテーマに開催された「BIPROGY FORUM 2025」の2日目には、その好例として「生成AIが実現する業務改革事例～『経営アシストAI』によるイノベーションの成功と将来像～」と題した講演が行われた。セッションでは、農林中央金庫グループの株式会社AgriweB（アグリウェブ）の竹谷悠佑氏と、日本マイクロソフト株式会社の森圭司氏をゲストに迎えた。BIPROGYからは清水里香と阿部建が登壇し、農業経営者向けのWebサイト「AgriweB」で生成AIを活用したサービスの事例を紹介しながら、今後の展望について議論を展開した。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2 id="link1">「経営アシストAI」が農業経営者をサポート</h2>
  <p><span class="speaker">清水</span>農林中央金庫グループのAgriweBは、「農業の価値を広げ、社会の未来を実らす、ビジネス共創型マルチサイドプラットフォーム」というコンセプトのもと、農業経営をサポートするWebサイト「AgriweB」を運営しています。本サイトは、農業経営に関連する質の高い情報を多様なジャンルの専門家から集めて提供しており、会員登録者数は2万9000名を超えています（2025年3月末時点）。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_01.jpg" alt="写真：清水里香">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 市場開発本部<br>
    データ＆AI事業推進部 部長　清水里香</figcaption>
  </figure>

  <p>「AgriweB」の中で展開する有料サービスの1つが、「経営アシストAI」です。これは、生成AIがサイト内の情報を基に農業経営の専門的な知識を学習し、寄せられた相談内容からユーザーの課題を把握して、その解決策を提示するものです。マイクロソフトのご支援のもと、BIPROGYが開発を担いました。竹谷さま、その概要についてお聞かせください。</p>
  <p><span class="speaker">竹谷</span>「経営アシストAI」は、チャットを通していつでも気軽に相談できる、専属の経営コンサルタントのような存在です。また、一問一答で会話を終えるのではなく、各種のフォローアップ機能を充実させています。例えば、質問に関連する記事へのリンクや追加質問を例示するガイド機能、他のユーザーの類似質問を表示することで、ユーザーの思考を深められる設計にしています。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_02.jpg" alt="写真：竹谷悠佑氏">
    <figcaption class="c-figure_caption">株式会社AgriweB（農林中央金庫グループ）<br>
    代表取締役 COO　竹谷悠佑氏</figcaption>
  </figure>

  <p>農業経営者の方々は、「自分の抱えている経営課題が分からない」という方が多いのが現状です。このため、「経営アシストAI」との会話を通して漠然とした悩みを構造化し、潜在的な課題やニーズを明確化します。そして、それらに対するアクションを示すことで解決に導いています。</p>

  <section class="l-section">
    <h3>「AgriweB」の全体像と「経営アシストAI」の役割</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mt0">
      <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_03.jpg" alt="図版：AgriweBの全体像を説明した資料" class="u-border">
      <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_04.jpg" alt="図版：経営アシストAIについて説明した資料" class="u-mt40 u-mt-sp30 u-border">
      <figcaption class="c-figure_caption">「AgriweB」は、「農業の価値を広げ、社会の未来を実らす」ビジネス共創型マルチサイドプラットフォーム。多様なビジネス領域と連携し、農業ビジネスへの参画者・共感者を集め、食農バリューチェーンの発展とその先の持続可能な農業の実現に貢献していく。「経営アシストAI」はその一助となっている（資料：竹谷悠佑氏）</figcaption>
    </figure>
  </section>

  <p><span class="speaker">阿部</span>先ほど、竹谷さまのお話にもありましたが、農業経営者の課題は漠然としている傾向にあります。例えば、「売り上げを伸ばす方法を知りたい」といった質問では、経営状況や栽培状況によって答えは異なります。そのため、技術や知見、新しい気づきを提供し、少しずつ課題を具体化して相談者自身のアクションに落とし込むというシナリオフローの構築を重要視しました。これを実現するための最適な手段として、自由度の高い対話型の生成AI技術を採用しています。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_05.jpg" alt="写真：阿部建">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>
    市場開発本部 データ＆AI技術部 二室　阿部建</figcaption>
  </figure>

  <p>開発における技術的なポイントは、2つあります。1つ目が「RAG（検索拡張生成）<sup>※</sup>」と呼ばれる技術。専門性の高い情報が提供される「AgriweB」の記事に基づき、柔軟な形で質の高い回答を行います。2つ目がシナリオフローをしっかり組み込み、具体的なアクションにまでつなげる会話を実現したことです。今回のユースケースでは、創造的な回答ができる生成AIの特性と、想定されたフローを技術的に再現できたことが成功要因となりました。</p>
  <ul class="c-notice u-fsSmall">
    <li class="c-notice_item u-pl0">※RAG：Retrieval-Augmented Generation。AIが回答する際に、事前に蓄積された文書やデータベースから関連情報を検索して参照し、より正確で具体的な回答を生成する技術</li>
  </ul>

  <section class="l-section">
    <h3>プロジェクト全体の推進方法について</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mt0">
      <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_06.jpg" alt="図版：プロジェクト全体の流れについて説明した資料">
      <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYは、（1）Plan（計画）→（2）PoC（概念実証）→（3）Develop（開発）→（4）Release（リリース）という4つのステージを経て「経営アシストAI」を実装した。特に重視したのは、（1）Planから（2）PoCまでの初期段階。当初は、アプローチ手法を生成AIに限定せず、農業経営者へのヒアリングから着手した。その結果、農業経営者の課題や求められる回答が定性的であると判明し、段階を追って課題を深掘りできる生成AIが最適な手法だと判断した</figcaption>
    </figure>
  </section>

  <section class="l-section">
    <h3>ペルソナ設計の一例</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mt0">
      <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_07.jpg" alt="図版：ペルソナ設計の例について説明した資料" class="u-border">
      <figcaption class="c-figure_caption">PoCでは、ヒアリングをもとにペルソナを設定し、質問と回答のやり取りを想定したシナリオフローを設計した。プロトタイプによる検証を重ねることで、ユーザーが具体的なアクションにたどり着けるよう改善を図った</figcaption>
    </figure>
  </section>

  <p><span class="speaker">竹谷</span>開発に至る前段階で、ユーザーが抱える課題をBIPROGYと共に分析し、共通のペルソナを描けたことは、非常に大きなポイントでした。両社が課題に対する共通理解を持ったことが、「経営アシストAI」のフォローアップ機能の実装につながり、納得感もありました。また、以前は「生成AIにどんな情報をインプットするか」が重要だと思っていましたが、「生成AIの回答によって、いかにお客さまの課題を読み解き解決へ導くか」というアウトプットのコントロールが重要であることも分かりました。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 id="link2">生成AI活用の進化とサービス展開の将来像</h2>

  <p><span class="speaker">清水</span>現在、生成AIの活用はビジネスシーンに定着しつつあります。これまではクラウド活用を主軸としたDX推進が進められていましたが、「ChatGPT」などの登場によりその潮目が変化し、多くの企業で生成AIを活用したビジネス改革のフェーズに移行しつつありますね。その潮流の変化について、森さまはどのようにお感じでしょうか。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_08.jpg" alt="写真：森圭司氏">
    <figcaption class="c-figure_caption">日本マイクロソフト株式会社<br>
  エンタープライズパートナー統括本部 パートナーソリューション本部<br>
  パートナーソリューションスペシャリスト　森圭司氏</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">森</span>ここ2年ほどで生成AIの活用は飛躍的に進んでいます。1年目は業務効率の改善を目的に、社内にチャットボットを導入する動きが大半でした。2年目以降は、業務課題の解決に向けた手段や製品・サービスへの組み込みが進み、業種ごとに独自のAI活用事例が増えてきたと感じています。社内の業務効率を改善するだけでなく、提供するサービスに付加価値を与え、社会に貢献していく。このような期待の高まりと共に、生成AIの活用トレンドは変化を遂げています。</p>
  <p><span class="speaker">清水</span>ありがとうございます。生成AIが、ビジネスの付加価値を向上させる方向に進化していることを感じます。続いて、こうした観点を踏まえつつ、竹谷さま、森さまの順で、「経営アシストAI」を活用した「AgriweB」の将来像や、AIエージェント（編注：人間の指示や環境からの情報に基づき、自動で考えて行動するAI）の現状をお聞かせいただけますでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">竹谷</span>「AgriweB」の「経営アシストAI」では、各分野の専門家に直接相談できる「経営アシストチャット」がセットになっています。相談者は「経営アシストAI」との会話で課題を明確にした上で、専門家に具体的なアドバイスを求めることができる動線になっています。「経営アシストAI」と「経営アシストチャット」を利用して課題が解決した事例もすでに生まれています。</p>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_09.jpg" alt="写真：経営アシストAIと経営アシストチャットの連動についてプレゼンテーションしている様子">
  </figure>

  <p>「AgriweB」が目指すのは、「農業界の唯一のデータベース」です。「経営アシストAI」に集積されるやり取りの情報、会員の詳細な属性情報、Webアクセス解析による利用状況・流入経路といった各種情報を集約することで、マーケットニーズを可視化できるデータベースが構築できると見込んでいます。また、高度なマーケティングを通じた「AgriweB」のコンテンツ拡充はもちろん、農業経営者の課題解決により深く貢献できる新サービスの創出を目指していきます。さらに、農業従事者だけでなく、農業に関心がある未経験の方や農業関連のサービス提供者も集うデータベースとなり、農業ビジネスへの新規参入につなげたいと考えています。</p>
  <p><span class="speaker">森</span>2025年5月に開催された、Microsoftが主催する開発者向けのイベント「Microsoft Build」では、開発者とAIエージェントが協働する時代の到来が提唱されました。例えば、すでに「GitHub Copilot」を利用した開発者のAI活用は進んでいますが、今後、AI技術のさらなる進化によって開発者の実作業は格段に減り、より創造的かつ戦略的な業務に集中できるようになるでしょう。また「Microsoft Build」では、業務内容に合わせて「Copilot」のチューニングができる「Copilot Tuning」機能のリリースも発表されました。</p>
  <p>「Copilot」に専門用語を学習させることで利用用途が拡大し、エージェントの専門的な言葉を、「Copilot」が分かりやすく“翻訳”してユーザーに渡すことができるため、AIはこれまで以上に「人」に近い役割を果たすようになるでしょう。</p>
  <p>そして、AIの進化と同時に、セキュリティも強化しなければなりません。人の代わりにタスクを行うAIエージェントに対し、今後は、人と同様にシステムのIDを割り当て、エージェントの不正や判断基準を管理していくことになります。また、モデルの悪用やエージェントの乗っ取りを防ぐためのサービスもリリースする予定です。</p>

  <section class="l-section">
    <h3>開発者とAIエージェントが協働する時代へ</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mt0">
      <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_10.jpg" alt="図版：開発者とAIエージェントが協働した未来について説明した資料">
      <figcaption class="c-figure_caption">（資料：森圭司氏）</figcaption>
    </figure>
  </section>

  <p><span class="speaker">竹谷</span>弊社としても、AIエージェントの進化には大きな期待感を持っています。私たちは積極的に事業を拡大する、“攻めの農業経営者”を増やしたいと考えています。そのためには、事業計画や経営計画の策定、金融的な支援が必要です。例えば、融資、投資、M＆A、ビジネスマッチング、さまざまな手段がありますが、それぞれに専門のAIエージェントがあれば、経営状況などに応じた最適な提案が得られます。また、当然ながら情報漏えいはあってはなりません。このため、今後登場してくるサービスはセキュリティがしっかり担保されているという点も踏まえ、将来の活用に向けたイメージが湧きました。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 id="link3">マルチエージェント時代の到来と技術革新</h2>

  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_11.jpg" alt="写真：会場にて自社サービスをプレゼンテーションしている様子">
  </figure>

  <p><span class="speaker">清水</span>最後に、生成AIの活用はどのように変化し、ビジネスはどのように変化していくのかについてお聞かせください。</p>
  <p><span class="speaker">森</span>今後はさまざまなジャンルでエージェント化が進み、複数のAIエージェントが連携してタスクを遂行する、「マルチエージェント化」が進んでいくと予想されています。例えば、「経営アシストAI」に「経営状況を改善したい」と入力すると、「経営アシストAI」のエージェントが、収益改善のための設備投資が必要、そして実現するためには補助金が必要だと割り出したところで、補助金申請エージェントに問い合わせる。補助金申請エージェントは、補助金のプランや地域特性から最適なプランを導き、事業計画書と収支予測を自動で作り出し、補助金が受けられる目安を示す。それでも資金が足りない場合は、融資エージェントと連携して与信などを分析し、金融機関との想定問答をドキュメントで提示する。課題を持つ経営者は、最初の質問を入力するだけで、アクションにまで落とし込んだ解決策をすぐ手に入れることができます。このような使い方も、技術的にはすでに可能となっています。</p>
  <p><span class="speaker">阿部</span>これからはエージェントの高度化も進みます。「経営アシストAI」のマルチエージェント化を見据え、まずは1つのエージェントを実装し小さく回す、次にもう1つのエージェントを組み合わせて回す、この検証を非常に速いスピードで行うことが求められます。このスピード化という点で、先ほど森さんがお話しされたAI技術の進化が寄与してくるでしょう。</p>

  <section class="l-section">
    <h3>BIPROGYが提供する生成AI活用に向けたサービス</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mt0">
      <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_12.jpg" alt="図版：最新AI技術を活用したビシネス革新について説明した資料" class="u-border">
    </figure>
  </section>

  <p>またビジネス革新を進めるうえで、各企業が独自のAIエージェントを作成することは不可欠だと思います。Webサイトに生成AIチャット機能を組み込んだり、企業情報分析レポートを自動で作成したり、複雑な既存システムを一般的な言葉で操作したり、さまざまなユースケースが考えられます。BIPROGYとしても、スピーディーにAIエージェントを作成する開発キットをリリースしていますので、ぜひご活用いただければと思います。</p>
  <p><span class="speaker">竹谷</span>「AgriweB」の情報をさらに充実させ、集積するデータも含めた情報をAIエージェントが分析し、価値を高めるためのアクションを実行する。こうした循環が自動で行われる最先端のプラットフォームを実現し、効果的かつ効率的にユーザーのスキル向上を図ることで、農業が持続可能な産業となる未来を目指します。</p>

  <section class="l-section">
    <h3>「AgriweB」の将来展望</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mt0">
      <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_13.jpg" alt="図版：開発者とAIエージェントが協働した未来について説明した資料" class="u-border">
      <figcaption class="c-figure_caption">（資料：竹谷悠佑氏）</figcaption>
    </figure>
  </section>

  <p><span class="speaker">清水</span>ありがとうございました。「AgriweB」が今後も成長を続けてデータを拡充し、蓄積されたデータを基にAIエージェントがさまざまな形で価値を高める。この循環の中で、プラットフォームとして成長することで、農業経営者のスキル向上にも貢献し、持続可能な農業につながっていく――。そんな未来への期待が高まります。BIPROGYでは、データとAIを最大限に活用し、お客さまの事業改善サイクルを導入から形成まで一貫してご支援するサービスメニューを用意しております。今回新たに、事業改善を加速するDX支援事業「Data＆AI Innovation Lab」のサービスを開始します。ぜひお気軽にご相談いただければ幸いです。</p>

  <section class="l-section">
    <h3>「Data＆AI事業」の目指す姿</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w800 u-mt0">
      <img src="/article/forum2025-2/20250903_fo2_14.jpg" alt="図版：Data＆AI事業の目指す姿について説明した資料" class="u-border">
    </figure>
  </section>

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  <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
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    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/solution/service/data_ai.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">データとAIを活用し、事業改善を加速する DX支援事業Data＆AI Innovation Lab</a></li>
    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/solution/service/rinzatalkplus.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Azure OpenAI ServiceスターターセットPlus</a></li>
  </ul>
</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>時を超えて未来を刻む。セイコーグループの挑戦と信頼の軌跡 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/forum2025-1/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2960</id>
        <mgmt-id>2502</mgmt-id>
        <published>2025-08-27T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-08-27T01:24:56Z</updated>
        <summary>受け継がれる創業の精神と、140年のその先に描く希望の物語</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/08/20250827_fo_00-thumb-1260x840-15465.jpg" length="646983" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="BIPROGY FORUM2025" /><category term="BIPROGYグループ" /><category term="経営" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>「<a href="https://forum.biprogy.com/2025/tokyo/">すべてはこの星で生き続けるために</a>」をテーマに開催された「BIPROGY FORUM 2025」（2025年6月5～6日、約2100人が来場）。初日の基調講演には、セイコーグループ 代表取締役会長 兼 グループCEO 兼 グループCCOの服部真二氏が登壇した。140年の歴史を持つセイコーグループは、「セイコー」ブランドを核に、時計はもちろん、各種デバイスやシステムソリューションなどを展開している。現在は、アナログとデジタルのシナジーによって社会に貢献するソリューションカンパニーへの転換を図っている。前半の講演パートでは、創業の精神や築き上げてきた伝統を重んじながらも新たな挑戦を続けるセイコーグループの歩みを紹介。続くパネルディスカッションでは、BIPROGY代表取締役社長CEOの齊藤昇との対談を通じ、「グランドセイコー」のグローバルブランド化の舞台裏や社員の挑戦を奨励する組織のあり方について深掘りし、伝統と革新を融合させながらビジネスを前進させるためのヒントが語り合われた。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <h2>挑戦の歴史を紡ぎ、信頼の証となった「セイコー」ブランド</h2>

              <p>セイコーグループは、1881年に私の曾祖父である服部金太郎が東京の銀座に開いた小さな時計店から始まりました。それから140年以上にわたり、私たちは「時」というテーマに真摯に向き合い、独創的な技術を磨き続けてきました。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-1/20250827_fo_01.jpg" alt="写真：服部真二氏">
                <figcaption class="c-figure_caption">セイコーグループ株式会社<br>代表取締役会長 兼 グループCEO 兼 グループCCO<br>服部真二氏</figcaption>
              </figure>

              <p>1960年には当社の真骨頂と言える精密な機械式時計を発表しました。熟練の技を持つ職人の手で丁寧に組み上げられ、まるで1つの小宇宙のように時を刻む様子は、まさに技術と芸術の融合と言えます。この機械式時計の技術は、現在も「グランドセイコースタジオ 雫石」（岩手県）で日々追求されています。</p>

              <p>1969年に発表した世界初のクオーツ時計は、時計業界の流れを変えるアイテムとなりました。当時は高級品とされていた時計を多くの人々に届け、日常に正確な時をもたらすことになったのです。クオーツ時計で培った電子技術は、やがて私たちの事業領域を広げる礎となりました。時計に使われる水晶や電池、時計製造に必要な研磨・切削の技術を応用したデバイスなど、技術力の高さを武器に、時計会社から精密技術企業へと進化していったのです。</p>

              <p>昨今では、お客さまや社会における課題を解決するソリューションビジネスが事業の核となりつつあります。伝統を大切にしながらも、常に新たな挑戦を重ねていくことが、セイコーグループの革新の精神です。</p>


              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img class="u-border" src="/article/forum2025-1/20250827_fo_02.jpg" alt="写真：セイコーグループ株式会社ウェブサイト">
                <figcaption class="c-figure_caption">（資料：セイコーグループ株式会社ウェブサイトより）</figcaption>
              </figure>


              <p>私たちが果たすべきは、単に“時を計る”ことではありません。時を通じて、より豊かな社会の実現に貢献することです。その象徴の1つが、「スポーツ計時（けいじ）」です。1964年に開催された東京オリンピックでは、アジア初の公式計時を担当しました。一瞬の勝負を正確に記録するという使命感の根底には、スポーツの感動を正確な時で未来に刻むという、私たちの情熱がありました。そして現在も、セイコーの計時技術は世界中のアスリートを支え続けています。</p>

              <p>創業者の服部金太郎は、常に社会貢献の志を持った人でした。例えば、技術者養成所や商業学校の設立などを通じて人材育成に取り組んだほか、日本赤十字への支援や震災復興後の都市計画にも尽力し、渋沢栄一氏の片腕として社会事業を支えました。奉仕の精神は現代にも引き継がれ、セイコーグループは東日本大震災支援コンサートをはじめ、さまざまな社会貢献活動を行っています。私自身も「服部真二 文化・スポーツ財団」を設立し、世界に羽ばたく若手アスリートや音楽家を支援しています。</p>

              <p>今、デジタル技術がもたらすスピード、効率、利便性は目覚ましく、現代社会には欠かせない力となっています。一方で、私たちが育んできた信頼やブランドは、そうした速さとは異なる、もう1つの時間軸の中にあります。時間をかけて積み重ねてきた揺るぎない信頼は、変化の激しい時代においても、人々に深く確かな安心感をもたらします。</p>

              <p>セイコーグループは、「時」をデザインする会社です。正確な時間を刻み続けること、世代を超えて愛される製品を作り続けること、そして社会と共により良い未来を築いていくこと。こうした取り組みを長い年月にわたって続けてきました。「時」は、世界中のすべての人に平等に与えられた唯一無二のものです。この「時」に関わらせていただくことは、私たちの誇りであり、とても幸せな仕事だと感じています。</p>

              <p>こうした価値や志を次の世代へつないでいくため、私直轄の次世代リーダー開発室を設置し、経営人材の育成に力を入れています。また、グループ人材戦略会議を設け、事業会社の垣根を越えて各社の社長や人事担当役員が活発な議論を交わしています。事業会社をまたいだローテーション、手挙げによるキャリアアップなど、グループ横断の人材交流の強化と多様性に富んだ企業文化の醸成に取り組んでいるところです。グループ一丸となって、ソリューションカンパニーへと変革の歩みを進めていきます。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-1/20250827_fo_03.jpg" alt="写真：スクリーンに映るセイコー時計">
              </figure>

              <h2>高級腕時計「グランドセイコー」のブランディング戦略</h2>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>心に響くご講演をありがとうございました。2022年からセイコーグループの社外取締役を務めさせていただいており、セイコーグループの品質、持続可能性、企業文化に深く感銘を受けています。さて、ご講演では、「時」には正確に刻むという物理的側面と、そこに人々の感情や記憶が寄り添う概念的な側面の二面性があるというお話が印象的でしたが、改めてこれらを少しご説明いただけますか。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-1/20250827_fo_04.jpg" alt="写真：齊藤昇">
                <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社<br>代表取締役社長 CEO　齊藤昇</figcaption>
              </figure>

              <p><span class="speaker">服部</span>わかりました。物理的な正確さの追求はもちろんのこと、セイコーグループには、「日本の美意識や自然観といった感性を通じて、『時』に新たな価値を与えたい」という情熱が受け継がれています。これは、農耕民族であった私たち日本人が、長い歴史の中で自然と共生することで豊かな文化を育み、時間に対しても独自の感性を培ってきたことにも由来します。こうした時間に対する日本人の豊かな感性や考え方・概念は、「時」という存在の1つの側面として日本文化の根源となり、私たちの人生や日々の生活にも大きな影響を与えています。こうした「時」をめぐる感性を大切にしながら、未来への挑戦を続けているのです。</p>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>ありがとうございます。「時」を通じて、人々の想いに寄り添う、という姿勢が息づいているのですね。セイコーグループの大きな挑戦の1つには、「グランドセイコー」のグローバル展開がありますね。世界で価値を認められるには、いかにブランドを確立していくかも重要な視点です。その経緯を伺えますでしょうか。</p>

              <p><span class="speaker">服部</span>「世界に通用する高精度で高品質な腕時計を作り出す」という決意のもと、1960年に誕生したのが国産初の高級腕時計「グランドセイコー」です。誕生から60年余りの歴史を重ねていますが、2010年までは国内でのみ販売していました。その背景には、1985年のプラザ合意以降、1969年に発表したクオーツ時計のコモディティ化がありました。クオーツ時計は誰もが製造できる製品となっていたのです。米国市場には普及価格帯の時計があふれていましたから、「グランドセイコー」の市場投入を躊躇せざるを得ませんでした。</p>

              <p>海外販売を本格化したきっかけは、2010年に開催された世界最大級の時計見本市「バーゼルワールド」への出展でした。最初は普及品というイメージが払拭できず、高級品の流通ルートも持っていなかったため、苦戦を強いられました。しかし「バーゼルワールド」をきっかけに、「グランドセイコー」を評価する時計ジャーナリストは着実に増えていました。そして業績も上向いてきた2017年に、「セイコー」ブランドから「グランドセイコー」を切り離し、独立したブランドとして打ち出しました。</p>

              <p>ただ、社内でもブランドを独立させることに根強い懸念があり、数年にわたって議論を重ねましたが、最終的にはリスクを覚悟した上で私が決断しました。その後、時計ジャーナリストが私たちの味方となって情報を発信してくれたこともあり、海外にも「グランドセイコー」というブランドが浸透していきました。</p>


              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img src="/article/forum2025-1/20250827_fo_05.jpg" alt="写真：グランドセイコー">
              </figure>

              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img src="/article/forum2025-1/20250827_fo_06.jpg" alt="写真：グランドセイコーエボリューション9スタイル">
                <figcaption class="c-figure_caption">（資料：セイコーウオッチ株式会社ウェブサイトより）</figcaption>
              </figure>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>ブランド価値を最大化するために、市場や自社の経営状況も鑑みて決断されたのですね。とても共感する部分です。弊社は2022年に日本ユニシスからBIPROGYに商号を変更しましたが、お客さまが社名に寄せる信頼を考えると、なかなか変更に踏み切れませんでした。しかし、コロナ禍を経て時代は大きく変わり、「変化する世界の中でさまざまな課題の解決や社会的価値の創出を目指す企業としてこのタイミングで新たなスタートを切ろう」と決断しました。</p>

              <p>さて、先ほどのお話の中で「初めはジャーナリストを味方につけてグランドセイコーを世界に打ち出していった」とありましたが、今では数多くのファンを味方につけ、世界的なブランドとして認知されています。一体、何がジャーナリストやファンの方々を魅了しているのでしょうか？</p>

              <p><span class="speaker">服部</span>セイコーグループは、自然に加えて「道（利他の精神）」を大切にしたものづくりを行っています。その証として、使い勝手に考慮した見やすさ、目を見張るような繊細さ、人生の長い時を共に過ごせる耐久性を追究した“職人魂”が時計の1つ1つに埋め込まれています。そして、グランドセイコーはブランドフィロソフィーとして“The Nature of Time”を掲げており、私たちが時の本質と考える自然の優美さやあり方、四季の移ろいなどが細部のデザインにまで丁寧に組み込まれています。</p>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>私もグランドセイコーを初めて目にしたとき、その存在感に圧倒されたことを覚えています。日本のものづくりにおける職人魂と共に、自然と日本独特の美意識が世界中のファンを惹きつけているのですね。</p>

              <h2>新たな価値創出に向けた社員のチャレンジ精神の育成</h2>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>先ほど、人材育成に関するお話もありましたが、セイコーグループが求める人材像について教えてください。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-1/20250827_fo_07.jpg" alt="写真：服部氏と斎藤">
              </figure>

              <p><span class="speaker">服部</span>固定観念にとらわれず、リスクを恐れずに新たな挑戦ができる人です。しかし、それ以前に大切なのは「誠実である」こと。人が集まって1つの事業を作り上げていくには、信頼関係が欠かせません。私は、何事もごまかさない誠実な人こそが、リスペクトできる人材だと考えます。</p>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>確かにそうですね。誠実さはコンピテンシーの大きな柱ですし、真摯な対話や挑戦する姿勢は、ビジネスの成長を考えるうえで大切な視点です。私たちも重要なポイントだと捉えています。セイコーグループでは、社員の挑戦を後押しするような取り組みもあるのでしょうか。</p>

              <p><span class="speaker">服部</span>自分が得意な分野でなければ、大きな挑戦をすることは難しいと思います。そのため、キャリアチャレンジ制度やグループ公募制度を導入し、手挙げ制で異動ができる仕組みを作っています。そして挑戦した結果がどうあれ、「よくチャレンジした！」とほめることが大事です。挑戦した行動を重視して称える、ビッグチャレンジ賞という表彰制度も設けています。</p>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>結果ではなく、チャレンジしたこと自体が表彰されるのですね。一方で、「誰かが新たな挑戦をするために、チームのリソースが割かれてしまう」という懸念もあると思います。そこをサポートする仕組みも作られているのでしょうか。</p>

              <p><span class="speaker">服部</span>会社として挑戦を称えるのは、個人ではなく部署としています。挑戦を許可する上長、挑戦を支えるメンバー、全員を評価することが重要だと考えているからです。</p>

              <p>少し話はそれますが、社員が育児休業や介護休暇を取得する場合も、負荷が増える周りのメンバーを会社がサポートする仕組みを作り、休暇が取りやすい環境を整備しています。そして会社がチームのメンバー全員に感謝する、そんな文化を醸成しています。</p>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>大変参考になります。セイコーグループでは社員だけではなく、さまざまな人の挑戦を支援する社会貢献活動も積極的に行われていますね。</p>

              <p><span class="speaker">服部</span>セイコー次世代育成活動として、「時育（ときいく）」というプログラムを行っています。「時」の大切さを学び、自ら考える力を「育む」ことを目的に、時計を組み立てる時計教室や音楽教室などを国内外で開催しています。「世界陸上」が開催されたオレゴンやブダペストでは、実際に大会で使用する機材を使って、走るタイムを計ってもらいました。自分のタイムが100分の1秒まで分かるという体験に、子どもたちはとても興奮していましたね。</p>


              <figure class="c-figure c-figure_w800">
                <img class="u-border" src="/article/forum2025-1/20250827_fo_08.jpg" alt="写真：時育セイコー次世代育成活動">
                <figcaption class="c-figure_caption">（資料：セイコーグループ株式会社ウェブサイトより）</figcaption>
              </figure>


              <p><span class="speaker">齊藤</span>スーパースターと同じ機器で計測する経験は、子どもたちもうれしかったでしょう。BIPROGYグループも実業団バドミントンチームを持っているので、選手やコーチが小学生にバドミントンを教えるイベントを開催しています。オリンピック出場経験のある選手は憧れの存在ですから、子どもたちはみんな目をキラキラと輝かせているんです。そうした光景を見ると、社会貢献は企業の大きな使命だと感じます。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-1/20250827_fo_09.jpg" alt="写真：スクリーンに映るセイコー時計">
              </figure>

              <h2>革新の志をもって「常に時代の一歩先を行く」経営哲学</h2>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>セイコーグループにとって、140年の歴史を通じて変わらない信念とは何でしょうか。</p>

              <p><span class="speaker">服部</span>創業者の服部金太郎による「常に時代の一歩先を行く」という言葉がありますが、まずは革新の志をもってあらゆる挑戦を続けることです。次に、ブランド価値に直結するお客さまとの信頼関係です。セッションパートの冒頭でも触れた「時」に対する哲学や自然との共生といったセイコーグループ独自の世界観をDNAとして深く心に刻み、品質の高い商品を作り続けます。</p>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>まさにBIPROGYグループも「先見性と洞察力でテクノロジーの持つ可能性を引き出し、持続可能な社会を創出します」というパーパスを掲げ、さまざまなプロジェクトを進めています。時代に合わせて変化・革新することは、あらゆる企業に求められることですが、とても難しいことですよね。</p>

              <p><span class="speaker">服部</span>変化の激しいグローバル市場に、柔軟かつスピーディーに対応するのは本当に難しいことです。技術面はもちろん、マーケティングやPRの手法、戦略・戦術においても、時代と世界各国の文化や慣習に合わせて調整していかなければなりません。常にアンテナを広げ、変化の兆しを逃さないことが大事ですね。</p>

              <p><span class="speaker">齊藤</span>「BIPROGY FORUM 2025」では「すべてはこの星で生き続けるために」をテーマとしています。最後に、サステナビリティに向き合う姿勢についてお聞かせください。</p>

              <p><span class="speaker">服部</span>セイコーグループは、時を通じてより豊かな社会の実現に貢献することを使命としています。気候変動や少子高齢化などの社会課題が山積していますが、解決に向けて実現すべき1つは「超高精度の時刻同期システム」だと考えます。例えば、自動運転や生成AIなどに私たちの技術を連携させることで、新たなサービスが確立できるかもしれません。創業150周年を迎える2031年に向けて、さらなる挑戦を続けていきます。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/forum2025-1/20250827_fo_10.jpg" alt="写真：服部氏と斎藤">
              </figure>

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              <ul class="c-textList">
                <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.seiko.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">セイコーグループ株式会社</a></li>
                <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.grand-seiko.com/jp-ja/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「グランドセイコー」ブランドサイト</a></li>
              </ul>]]></content>
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    <entry>
        <title>店舗での見切り作業を55%削減、スーパーのDXが変える現場 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/fo-yamazawa/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2959</id>
        <mgmt-id>2419</mgmt-id>
        <published>2025-08-13T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-08-27T01:27:49Z</updated>
        <summary>電子棚札で値下げシールが不要に──ヤマザワ×BIPROGYの挑戦</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/08/20250813_fy_00-thumb-1260x840-15455.jpg" length="517601" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DX" /><category term="データ活用" /><category term="事例" /><category term="小売" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>人手不足が広く社会課題となる中、小売業界でもその影響は深刻だ。とりわけ手作業が多く残る現場では、対策が喫緊の課題となっている。山形県を中心に、宮城県、秋田県で地域密着型のスーパーマーケットを展開するヤマザワも例外ではない。同社ではデジタルの力でこの課題に立ち向かうべく、BIPROGYと連携してDXに取り組んできた。その一環として現在挑戦しているのが、商品に値下げしたシールを貼る見切り業務のデジタル化だ。半年以上にわたる実証実験から、実用化への道筋が見えてきた。フードロス解消にもつながる施策であるだけに大きな関心を集めている。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[            <h2>地域の食を支え続けるために、生産性を向上したい</h2>

            <p>1962年に山形県で大規模なスーパーマーケットをオープンしたヤマザワは、現在、山形県、宮城県、秋田県で70店舗（2025年6月末時点）を展開している。最近では買い物難民対策として移動スーパー「とくし丸」にも注力。「健康元気」をキャッチフレーズに60年以上にわたって食のインフラを支え、地域に「安心と豊かさ」を提供している。一方で従業員の健康管理にも着目し、24時間365日受付可能な、健康やメンタルヘルスに関する外部専門家への相談窓口を設置したり、職場環境整備に取り組んだりすることで、3年連続で「健康経営優良法人（大規模法人部門）」の認定を受けた、働き手を大切にする企業でもある。</p>

            <figure class="c-figure c-figure_w800">
              <img src="/article/fo-yamazawa/20250813_fy_01.jpg" alt="写真：ヤマザワ松見店店舗">
            </figure>

            <p>同社にとって、人材不足は深刻な経営課題の1つだ。山形県の人口は29年連続で減少しており、2025年5月にはついに100万人を切り、人材の確保は年々厳しくなってきている。同社取締役である山本哲也氏は「労働力不足と人件費の上昇が利益を圧迫し、原材料の高騰もあって収益力が著しく低下しています」と打ち明ける。</p>

            <figure class="c-figure c-figure_w600">
              <img src="/article/fo-yamazawa/20250813_fy_02.jpg" alt="写真：山本哲也氏">
              <figcaption class="c-figure_caption">株式会社ヤマザワ
                <br>取締役 情報物流部部長 兼 人事教育部・改善推進室・プロジェクト管掌
                <br>山本哲也氏</figcaption>
            </figure>

            <p>しかし地域の食のインフラを支え、来店客に健康元気を提供する企業として、利益が圧迫されている影響を販売価格に安易に転嫁することはできない。そこで同社では2020年からDXに取り組んできた。「効率化することで利益確保を目指し、商品はお客さまが納得できる価格で販売、さらに価格以上の価値を提供することが狙いです」と山本氏は語る。</p>

            <p>同社のIT基盤を長年支えてきたBIPROGYは、CCR（CoreCenter for Retail）という小売業向けのマーチャンダイジングサイクルにかかわる機能を網羅した基幹システムをはじめ、AOF（AI-Order Foresight）という自動発注システムの導入などで、DXへの取り組みを支援している。さらに現在、実証実験に取り組んでいるのが、見切り業務をデジタル化する「フレッシュオプティマイザー」だ。BIPROGYの那須俊輔は「店舗には人手に頼るしかない業務が多く残っています。その1つである見切り業務は、値下げする惣菜に値引きした金額のシールを1つひとつ貼るなどの作業があり、働く方の大きな負担になっています。そこで見切り業務をデジタル化できないかと考え、ヤマザワさんに実証実験の話を持ちかけました」と経緯を振り返る。</p>

            <figure class="c-figure c-figure_w600">
              <img src="/article/fo-yamazawa/20250813_fy_03.jpg" alt="写真：那須俊輔">
              <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社
                <br>インダストリーサービス第一事業部 リテール戦略事業開発部 ビジネス開発室
                <br>那須俊輔</figcaption>
            </figure>

            <p>山本氏は「店舗によってはシールを貼る作業に1日当たり7～8時間かかっていました。シール代のコストも無視できず、貴重な労働力を使って値下げをする――。値下げは売り切るために必要ですが、改善の余地は大きなものでした」と語る。理想は需要を正確に予測して売れ残りを出さないことだが、当日製造・売り切り商品である店内調理惣菜で完全に実現するのは容易ではない。値下げは需要喚起にもなる。見切り業務をデジタル化できれば、労働力省力化の面で大きな効果が見込める上、将来の需要予測につながるデータの収集もでき、意味の大きい取り組みとなる。山本氏は「BIPROGYから提案を受けた時、『営業力強化に資する作業に限られた労働力を重点的に充てることでお客さまの満足度を向上する』という当社のDXが目指す方向性に合致した取り組みだと感じました」と実証実験に前向きになった理由を述べた。</p>

            <h2>見切り業務のデジタル化で、現場の負荷を大幅に削減</h2>

            <p>フレッシュオプティマイザーは電子棚札を使うことで、惣菜や鮮魚など生鮮食品の見切り業務を省力化するソリューションだ。調理後の経過時間に応じて電子棚札に値下げした価格を自動表示し、来店客に見切り品の金額を伝える。</p>

            <figure class="c-figure c-figure_w600">
              <img src="/article/fo-yamazawa/20250813_fy_04.jpg" alt="写真：店頭に並んだソース焼きそばの価格表示">
              <figcaption class="c-figure_caption">店頭に並んだソース焼きそばの価格表示。製造時間ごとに、ロケット、クルマ、船、新幹線の4パターンのマークを印字し、製造から一定時間が過ぎたタイミングで電子棚札の表示価格を自動で変える。<br>4パターンのマークは、価格表示やアレルギー表示と混同しないように検討を重ね、イラストで認識しやすいものに決めた。レジでは値下げされた価格で精算される</figcaption>
            </figure>

            <p>店頭での実証実験は、当日売り切り惣菜を対象に3回実施した。那須は「机上のシミュレーションでは見切り業務を省力化できる効果を想定していましたが、重要なのはご来店のお客さまに受け入れられるかどうかでした。そこで1回目と2回目は消費者目線での実証実験を行いました」と言う。</p>

            <p>1回目は2024年3月に地域の小型店で行い、来店客に価格表示の意味を理解してもらうために、仕組みを説明したスタンドを設置した上で、担当者が意味や狙いを説明した。来店客と直接コミュニケーションを取ることで、拒否反応を示すかなどを確認したが、結果は思っていた以上に好評であった。</p>

            <figure class="c-figure c-figure_w800">
              <img src="/article/fo-yamazawa/20250813_fy_05_r.jpg" alt="写真：店頭での実証実験の様子">
              <figcaption class="c-figure_caption">値札に印字された新幹線などのマークの意味を掲示。BIPROGYの担当者も店頭で来店客に直接説明し、反応を確認した</figcaption>
            </figure>

            <p>「年配の方でも特に拒否反応はなく、幅広い年代のお客さまに仕組みをご理解いただけることが分かりました」と山本氏。同年7月の2回目の実証実験では、担当者による口頭での説明がなくても内容が理解されるかを試した結果、問題ないことが分かった。「実証実験の結果以上にうれしかったのは、那須さんをはじめBIPROGYのメンバーが私たちと同じエプロンを着けて売り場に立ってくれたことです。店内に活気をもたらす声出しをする姿を見て、店長をはじめ現場のスタッフが『BIPROGYは自分たちと一緒になって店を良くしようとしている』と信頼するようになりました。その結果、現場から積極的な意見が上がるようになりました」と山本氏は喜ぶ。</p>

            <figure class="c-figure c-figure_w600">
              <img src="/article/fo-yamazawa/20250813_fy_06.jpg" alt="写真：実証実験に際して、開店から閉店まで売り場に常駐してお客さまに接したBIPROGYのメンバー">
              <figcaption class="c-figure_caption">実証実験に際して、開店から閉店まで売り場に常駐してお客さまに接したBIPROGYのメンバー。<br>ボイスレコーダーにラベル表示の見方などを吹き込んで流し、フレッシュオプティマイザーの認知・理解向上を促した</figcaption>
            </figure>

            <p>3回目の実験は2025年3月から始め、小型店、中型店、大型店の3店舗で行い、ビジネス目線で採算性や効果を測ることを目的とした。山本氏は「スタッフの人数が少ないため店長が見切り作業に関わることが多い小型店と中型店で特に大きな効果がありました。作業時間が最大55％削減できたのです」と成果を語る。</p>

            <h2>勘と経験頼みから脱却し、より合理的な店舗運営を</h2>

            <p>3回の実証実験を経て効果を実証できたフレッシュオプティマイザーは、今後、BIPROGYのソリューションとして商品化される見通しだ。多くの小売業が人手不足に悩む中、有効な手段となり、フードロス削減にも貢献すると期待される。</p>

            <p>山本氏は「効果が確認できた小型店と中型店への導入を広げていくとともに、対象商品の拡大も検討しています。1パックの価格が一定ではないグラム売りの唐揚げやサラダなどに広げていけば、経営へのインパクトがより大きくなります」と今後の展開を語る。</p>

            <figure class="c-figure c-figure_w600">
              <img src="/article/fo-yamazawa/20250813_fy_07.jpg" alt="写真：現状、値下げシールを1パックずつ貼っているグラム売りの惣菜">
              <figcaption class="c-figure_caption">現状、値下げシールを1パックずつ貼っているグラム売りの惣菜。<br>パック数が多い商品だけに、「フレッシュオプティマイザー」の適用に対する現場からの期待も大きい</figcaption>
            </figure>

            <p>那須は「今までこうした作業は勘と経験が頼りでした。将来的にはAIを活用して作業の平準化を図り、お客さまの来店パターンを予測して店頭作業に反映させることで、フードロス削減と利益確保の両立を目指したいと考えています」と意気込む。</p>

            <p>山本氏は「BIPROGYは現場に入り込んで施策を推進してくれました。エース級店長がいる店舗の協力もあり、なんとしても成功させるという思いで一丸となって取り組めました」とBIPROGYへの信頼を語る。今後は顧客動線の分析など、現場のDXにはさらなる課題が残っている。地域社会への貢献を目指すヤマザワとBIPROGYの挑戦は続いていく。</p>

            <figure class="c-figure c-figure_w600">
              <img src="/article/fo-yamazawa/20250813_fy_08.jpg" alt="写真：那須（左）と山本氏（右）">
            </figure>

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                        <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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              <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/solution/service/shelf-tag.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ESL 電子棚札ソリューション</a></li>
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            </div>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>a storyteller ～情熱の原点～　第6回 NPO法人「数学カフェ」代表理事 根上春氏 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/astoryteller_harunegami/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2957</id>
        <mgmt-id>2427</mgmt-id>
        <published>2025-07-23T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-08-27T01:28:32Z</updated>
        <summary>数学を学ぶ楽しさがつなぐ共感の輪――“誰もが幸せに生きられる”社会を目指して</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/07/20250723_st_00-thumb-1260x840-15445.jpg" length="661848" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="a storyteller" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>さまざまな分野で意欲的に挑戦を続けるイノベーターたち。革新を起こし時代をリードする彼らを突き動かす、その原動力や原体験とは一体何なのだろうか――。その核心に迫る「a storyteller～情熱の原点～」。第6回は、数学カフェの代表である根上春氏に話を聞く。高校生のときに数学に魅了され、2015年に数学を学びたい人が集まるコミュニティ「数学カフェ」を立ち上げた。小学生からシニアまで数学を好きな人が交流しながら学ぶ場を運営すると同時に、地方でのセミナーやワークショップを通じて地域の教育格差の解消にも挑む。数学によって、誰もが幸せに生きられる社会をつくりたいと考える、根上氏の活動の原点を追った。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <h2>「証明」問題の精読から生まれた数学への情熱</h2>

              <p>――まずは根上さんが今、どのような活動をされているのかを教えてください。</p>

              <p><span class="speaker">根上</span>2015年に任意団体として「数学カフェ」を立ち上げ、2021年にNPO法人化しました。主な活動は3つあります。1つ目は、オンラインとリアルの両方で数学の専門家による講演や参加者同士の交流イベントを行う活動です。数学カフェのスタート時は数学の研究者による専門的な内容でした。しかし、教室がいっぱいになるほど参加者が集まり、「数学が好きな人や、社会に出た後も数学を学ぶ気持ちを持つ人がこんなにたくさんいるんだ！」と驚きました。最近は、より広く数学の魅力に触れてほしいという趣旨から「高校で学ぶ『シグマ』って何だろう？」から始める予習会を設けて、さまざまな方が専門家の講演を楽しめるようにしています。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/astoryteller_harunegami/20250723_st_01.jpg" alt="写真：根上春氏">
                <figcaption class="c-figure_caption">NPO法人「数学カフェ」代表理事　
                  <br>根上春氏</figcaption>
              </figure>

              <p>2つ目は、地域間の教育格差を解消するための数学ワークショップの実施です。現在は数学カフェのメンバーとつながりのある沖縄県や熊本県を中心に取り組みを継続しています。主な参加者は中学生や高校生ですが、年齢を問わずに多くの方が参加しています。</p>

              <p>3つ目が、オンラインで実施している「もくもく会」です。みんなで集まってもくもくと勉強するというのが名前の由来です。例えば、講演会やワークショップに参加してモチベーションが高まった後は、勉強の継続が課題になります。そこで、もくもく会では平日の夜に有志が毎日集まり、勉強内容を共有することで学び続ける環境を提供しています。</p>

              <p>――根上さんが数学を好きになったきっかけは何だったのでしょうか？</p>

              <p><span class="speaker">根上</span>子どもの頃、算数や数学という言葉を知らないときからもののカタチが好きだなと思っていました。本格的に数学を好きになったのは高校生のときです。試験の成績がすごく悪かったんですよ。「なんでこんなに悪いんだろう」と悩み、勉強方法を見直す必要があると感じました。</p>

              <p>まずは先生の進めるペースを一旦無視して、証明問題の問題文を、自分が完全に解るまで丁寧に読むようにしました。ときには、問題文のはるか前のところまで戻りながら納得が行くまで何度も読んで自分の言葉で説明しようとするうちに、問題文の1行1行に「こんなに深い意味が込められているんだ」と理解できました。そうしたら、（それまで数学は成績が悪かったのに）証明問題が解けるようになり、もっと他の解き方はできないかと考えてみたら、自分なりの証明方法を見つけることができるようになって、数学が楽しくなりました。</p>

              <p>数学の問題の新しい解き方を見つけることは、その問題を説明する「新しい言葉を創り出す（言語化する）」ということでもあります。分からなかったことを、じっくり考え、自分の力で新しい解釈や解法を生み出していく過程が、どんどん面白くなり、自分のアイデアを発揮できる面白さが加わってますます数学が好きになりました。</p>

              <p>――高校生のときから数学を職業にしたいと考えていたのでしょうか？</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/astoryteller_harunegami/20250723_st_02.jpg" alt="講演の様子">
              </figure>

              <p><span class="speaker">根上</span>いいえ。数学を職業にするという選択肢は、当時はまったくありませんでした。国家資格に魅力を感じ、大学は薬学部に進みました。学び始めると薬学のアプローチが「自分にはあまり合わないな」と感じたんです。将来が定まらずにいろいろな勉強をしたのですが、その中でもやはり数学が一番面白かったですね。自分が好きなのは数学だなと思い、薬学部から数学科へ転学しようと考えました。</p>

              <p>でも、周囲からは猛反対されましたね。特に母からは「それ以上理屈っぽくなってどうするの！」と言われ、受け入れてもらえませんでした……。学費を出してもらう両親にそこまで反対されたら難しいなと思い、薬学部にいながら数学を勉強できる方法を模索しました。修士課程では創薬と機械学習、グラフ理論などを組み合わせた研究を行いました。</p>

              <p>独学でも数学を勉強しようとした際、最初に手に取った線形代数（※）の本がものすごく難しく、1ページ目の前半を読んだだけで挫折してしまいました。「なんだこれ！」とショックを受けましたが、その本は難解で有名だったようです。知人からそのときの自分に合った本を教えてもらいました。その経験から「違う分野を専門にしているけど数学を勉強したい」と考える人や、「学校の授業では苦手だったけれど、改めて数学を勉強し直したい」と考える人をサポートできる場所があればいいなと考えたことが数学カフェを始めたきっかけの1つです。</p>

              <ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbNormal">
                <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※</span>線形代数：線形空間と線形変換を中心とした理論を研究する数学の一分野。主に行列やベクトルを扱い、幅広い分野に応用されている</li>
              </ul>

              <h2>一歩ずつ積み上げる、数学と信頼の共通点</h2>

              <p>――数学カフェのスタートから現在までどのように活動を発展させてきたのでしょうか？</p>

              <p><span class="speaker">根上</span>大学院を修了後、一般企業に就職しましたが、環境が合わず退職し、エンジニアの仕事をしながら過ごしていました。そうした中で「数学の話ができる知り合いがほしいな」と思い、Facebookで数学イベントへの参加者を募ったのが数学カフェの始まりです。最初は4人でしたが、2回目には10人になり、あっという間に参加者が増えていきました。</p>

              <p>全国に数学愛好者が集まる団体がたくさんある中で、「自分たちの特色を打ち出すにはどうすればいいか」を考えたときに予習会なども実施し、真剣に数学を学べる場にしていきたいと考えたんです。自分自身、もっと勉強したいという意欲が増していったので、セミナーでは研究者を招いて長時間みっちり話していただくようなものを企画しました。</p>

              <p>講演会には北海道や九州から来てくださる人もいて、「地方でも開催してほしい」という声もいただくようになりました。こうした活動の中で、BIPROGY総合技術研究所の川辺治之さんともつながりが生まれ、活動の輪が広がっていきました（参考「<a href="https://terasu.biprogy.com/article/tech2025-4/#:~:text=%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%974%E3%80%8C%E9%87%8F%E5%AD%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%80%8D">研究員と会える！ 話せる！「R&D Meetup Days 2024」開催</a>」）。</p>

              <p>同時に「数学カフェとして地域間の教育の格差や男女差、ライフスタイルの変化に取り組みが対応しきれていない」と感じ始めていました。この頃、すうがくぶんか社さまから支援いただき、2021年に法人化に踏み切りました。コロナ禍では講演やワークショップをオンラインに切り替えました。そこで分かったのは、オンラインだから地方の人が参加するかというと、そうではないということ。地方に情報が届きづらいという課題も見えてきました。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/astoryteller_harunegami/20250723_st_03.jpg" alt="写真：根上春氏">
                <figcaption class="c-figure_caption">千葉大学大学院博士後期課程にて「組み紐」と「微分方程式」をつなぐ研究に没頭する傍ら、数学カフェの多様な取り組みを意欲的に行う根上氏。複数の紐の絡み方を数学的に研究し、その性質や構造を探求するものとして知られ、量子コンピューターへの応用なども期待されている</figcaption>
              </figure>

              <p>――地域間の教育格差解消を視野に入れた活動の拡大に向けて、どのような工夫をされていますか？</p>

              <p><span class="speaker">根上</span>地方との関わりが増えていく中で、多くの地域に数学に対する熱意を持つ方がいることが分かりました。自分1人では限界があるので、そういう方々と一緒に全国に向けて数学の楽しさを知ってもらう取り組みを拡大させたいと考えています。ネットワークを広げるためには、信頼を獲得することが大切です。いきなり訪ねて行って「やりましょう！」と言ってもうまくいきません。</p>

              <p>数学は、1行を理解することが非常に難しい学問です。有名な数学者の先生でさえ、数学書を読むのに1日に1行しか進まないとおっしゃる方もいらっしゃいます。逆に言えば、たった1行のわずかな進歩がとても大きく、意味があるということです。</p>

              <p>この考えをベースにすると、信頼を獲得するのも一歩一歩で、やはり時間がかかるものです。最初は伝わらなくても腐ったり落ち込んだりしない。自分が行動することでしか信頼は得られないのだから地道に向き合っていこうと考えています。そのマインドを数学に育ててもらいました。</p>

              <p>――セミナーやワークショップなどの活動で印象に残ったエピソードはありますか。</p>

              <p><span class="speaker">根上</span>慢性疾患でリハビリ中の方がオンラインでセミナーに参加され、以前のように数学の世界で働きたいという意欲が湧いたと言ってくださって、とてもうれしかったですね。オンラインでもセミナー受講可能としたことで、学びたい思いはあるが移動に制約がある（困難が伴う）方に以前より気軽に参加していただけるようになりました。</p>

              <p>また、熊本でイベントを開催したときに福岡から駆けつけてくれた小学生がいました。その子は数学がとても好きで「無限」に関する疑問を持っていたんです。親に聞いても分からないからと数学者の先生にその場で質問したところ「すごくいい質問だね。これは大学で勉強するような難しい問題なんだよ」と言って解説してもらえて、とても喜んでいました。</p>

              <p>熊本のワークショップではアートや社会、理科など生徒たちが得意なものと数学を組み合わせて課題を考える授業を行い、「楽しい」という感想をいただいています。子どもたちが自らのアイデアを生かし、活躍できる場をつくれていることに喜びを感じています。その他、会社を定年退職して毎日もくもく会に参加されている方もいます。数学カフェを通じて同じ趣味を持つ仲間が増えて生き生きしている姿を見ると私も励みになります。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/astoryteller_harunegami/20250723_st_04.jpg" alt="数学カフェ主催のイベント、講演の様子。">
              </figure>
              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/astoryteller_harunegami/20250723_st_05.jpg" alt="数学カフェ主催のイベント、アクティビティの様子。">

                <figcaption class="c-figure_caption">沖縄などで行われた数学カフェ主催のイベントの様子。講演やアクティビティを通じて大人から子どもまで幅広い年齢の参加者が、数学の深い魅力に出会う場となっている</figcaption>
              </figure>

              <h2>数学が教えてくれた、好きを貫く幸福論</h2>

              <p>――数学の社会的応用についてどのようなビジョンをお持ちでしょうか？</p>

              <p><span class="speaker">根上</span>社会貢献や社会福祉のための数学という視点がもっと広がることが私の希望です。生成AIを活用して多くの人が自由にプログラムを書いたり、高度な数学の知識を検索できたりするようになり、数学のハードルはどんどん下がっています。希少疾患の薬の開発など、これまでマネタイズできないからという理由などで進まなかったものにもっと日の目が当たるといいなと思います。</p>

              <p>私も今、目の見えない人が数学を楽しむための教材作りに取り組んでいます。これは単に目が見える人が「支援をする」という一方的なものではなく、目が見える人には分からない、目が見えない人の持つ力を教えてもらっている気がします。このプロジェクトを通じて、きっと新しい数学の学び方を生み出せると確信しています。また、公害や資源の枯渇など短期的な利益追求が社会に害を及ぼすような状況や、倫理的な観点で社会実験が難しいような問題も、数理シミュレーションによってさらなる説得の力を持てるようになればいいなと思います。</p>

              <p>――数学教育や数学の普及活動に尽力されています。日本の数学教育の現状についてどのようにお考えでしょうか？</p>

              <p><span class="speaker">根上</span>日本は数学の成績は国際的に上位ですが、数学が好きな人の数は国際平均をはるかに下回るというデータがあります。数学に対してポジティブな気持ちをもっと育んでもらいたいです。文部科学省の学習指導要領の中には、数学の技術習得だけでなく、数学的活動の楽しさや数学のよさを実感して粘り強く考え、数学を生活や学習に生かそうとする態度を育むという項目もありますが、あまり重点が置かれていないように感じます。数学の問題だけに閉じずに、社会とのつながりの中で数学を考える機会が増えればもっと数学を身近に感じられるようになるのではないでしょうか。</p>

              <p>また、大人になってから数学を学ぶ人の割合も日本は少なく、子どもの頃に楽しかった経験があれば、その割合も増えていくのではないかと思います。2024年の12月に海外で開催された女性数学者の集まりに参加しましたが日本は圧倒的に女性が少なかったですね。アメリカ、ニュージーランドの他、最近ではインドでも数学を職業にする女性は増えています。そういった国では女性が活躍するためのサポートも手厚くなります。日本は活躍できるはずの人が活躍できていない、機会のロスがあるのではないかと感じています。</p>

              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/astoryteller_harunegami/20250723_st_06.jpg" alt="キャシー・クレイマン著／共立出版『コンピューター誕生の歴史に隠れた6人のプログラマー』を読む 根上春氏。">
              </figure>

              <p>その折、先ほどご紹介した川辺さんをきっかけに、同じくBIPROGYの羽田昭裕さんが翻訳された『<a class="" href="https://www.kyoritsu-pub.co.jp/book/b10084116.html" target="_blank">コンピューター誕生の歴史に隠れた6人のプログラマー</a>』（キャシー・クレイマン著／共立出版）を手に取る機会がありました。この書籍を読むと、男性が多いイメージのエンジニアの世界でも黎明期から女性たちが活躍していたことが分かり、勇気づけられました。</p>

              <p>私自身も、数学に関する活動をできるだけ周囲に発信するようにしています。私が数学の研究や活動をしている姿を見てもらうことで「女性たちの励みになるかもしれない」と考えるようになったからです。</p>

              <p>――今後、数学カフェの活動を通じてどんなことに挑戦されていきますか。未来に残したいものや伝えたいメッセージをお聞かせください。</p>

              <p><span class="speaker">根上</span>一番の目標は、境界なくいろいろな人が自分らしく、楽しく暮らせる場をつくることです。社会を変えていくには、活動を引き上げてくれる人や当事者として打破してくれる人の力が必要です。自分自身がその一翼を担えたらと思っています。数年前からガーナの女性数学者とやりとりをしており、コラボレーションをする予定です。国境を越えて教育の格差を解消するような活動もしていきたいですね。誰もが生まれや社会的な不平等によらず、幸せに生きられる社会をつくりたい――。その手段が、私にとってはたまたま数学でした。最初は、数学の道に進むことを周囲からは反対されましたし、「変わった人」という扱いもされました。</p>

              <p>それでも、私は数学が大好きです。数学に向き合っていると本当にワクワクするんです。それが活動の原動力です。自分の好きなことをしていると、こんなにも幸せになれるということを数学が教えてくれました。これからもこの気持ちは変わらないと思います。</p>
              <figure class="c-figure c-figure_w600">
                <img src="/article/astoryteller_harunegami/20250723_st_07.jpg" alt="写真：根上春氏">
              </figure>

              <h3>プロフィール</h3>
              <dl class="c-profile_definition">
                <dt class="c-profile_name">
                  根上春（ねがみはる）
                </dt>
                <dd class="c-profile_text">
                  東京大学薬学部を経て、現在は千葉大学大学院博士後期課程にて「組み紐」と「微分方程式」をつなぐ研究に従事。薬学から数学に転向した経験を生かし、誰もが数学を楽しめる空間を目指したNPO法人「数学カフェ」の代表理事として活動中。沖縄タイムスの教育面エッセイ執筆や沖縄県内教育雑誌『ジュクタン』での連載の他、熊本県での教育支援活動を通じ、大都市圏外でも数学アウトリーチの可能性を日々探求している。
                </dd>
              </dl>

                      <div class="articleKeywordList">
                        <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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                <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://mathcafe.net/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">NPO法人「数学カフェ」</a></li>
                <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://sugakubunka.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">すうがくぶんか社</a></li>
              </ul>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>男性育休がもたらす組織風土改革と家族の絆──育休を取得した組織長とお客さまの座談会 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/childcare_leave_3/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2956</id>
        <mgmt-id>2425-2</mgmt-id>
        <published>2025-07-09T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-10-29T06:29:58Z</updated>
        <summary>連載「パパ育休を本音で語り合おう。仕事、組織、家族の実際のところ」第3回</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/07/20250709_cl3_00-thumb-1260x840-15439.jpg" length="1258849" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DE&amp;I" /><category term="サステナビリティ" /><category term="パパ育休を本音で語り合おう" /><category term="働き方改革" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>2022年10月から「産後パパ育休（出生時育児休業）」の制度が始まり、2025年4月からは出生後休業支援給付金が開始されるなど、男性の育休取得推進に向けた法整備が進んでいます。BIPROGYでは2024年度よりマテリアリティとして男性育休についてのKPIを掲げ、取得推進に取り組んでいます。今回は、男性の育休取得が組織内外にもたらす影響について、育休を取得したBIPROGYの組織長と顧客である農林中央金庫および農中情報システムの管理者が語り合いました。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">育休取得を目指し、チームで入念に事前準備</h2>

  <p>――まずは自己紹介をお願いします。</p>
  <p><span class="speaker">松浦</span>2004年にBIPROGY（当時日本ユニシス）へ入社し、営業として金融機関のお客さまを担当、現在はサービスイノベーション事業部の部長を務めています。2024年5月から1カ月間育休を取った際は、農林中央金庫さまの基幹系システムを担当しており、営業チームリーダーでした。今回、対談させていただく渡邊さんとは2024年に実施した銀行の預金や為替を扱う勘定系システムのクラウド化プロジェクトからのお付き合いです。涌井さんとは2016年に始まった勘定系システム再構築プロジェクトからのお付き合いになります。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/childcare_leave_3/20250709_cl3_01.jpg" alt="写真：松浦祐太">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 サービスイノベーション事業部 ビジネス三部<br>部長　松浦祐太</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">渡邊</span>農林中央金庫で勘定系システムの企画を担当しています。松浦さんとは勘定系システムのクラウド化対応ということで約1年半、一緒に業務をさせていただきました。松浦さんはいつもポジティブなレスポンスをくれる心強い存在です。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/childcare_leave_3/20250709_cl3_02.jpg" alt="写真：渡邊雄樹氏">
    <figcaption class="c-figure_caption">農林中央金庫 事務・ITユニット IT統括部<br>部長代理　渡邊雄樹氏</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">涌井</span>農中情報システムで勘定系システムのシステム基盤にかかる設計・開発を担当しています。松浦さんとは2020年に稼働を迎えた勘定系システムで4年間開発をともにしました。松浦さんは責任範囲が増えて、どんどん頼もしくなっていきました。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/childcare_leave_3/20250709_cl3_03.jpg" alt="写真：涌井浩二氏">
    <figcaption class="c-figure_caption">農中情報システム株式会社 開発三部長<br>プリンシパル　涌井浩二氏</figcaption>
  </figure>

  <p>――松浦さんが育休を取得したきっかけを教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">松浦</span>妻と話し合い、出産直後で彼女の体が一番つらい時期に育休を取ることに決めました。ただ、プロジェクトが佳境だったことや、私に「仕事を頑張ってほしい」と妻が思っていることもあり、半年や一年間などではなく、1カ月間の取得にしました。</p>

  <p>――組織長としてどのように準備されたのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">松浦</span>安定期に入ってからまず上司に伝え、メンバーには育休に入る2～3カ月前に伝えました。育休中の対応に関しては、マネジメント業務は上司にお願いし、実務はメンバーと細かく話し合いをしました。メンバーが自主的にどう対処するかを考え、話し合ってくれて、頼もしかったです。渡邊さんと涌井さんには育休取得の1カ月前に1カ月間休むことをお話ししました。</p>
  <p><span class="speaker">渡邊</span>2024年7月に勘定系システムのリリースを控えていたので、最初は不安でしたね。通常のシステム更改だけでなく、2024年5月に施行された経済安全保障推進法が当システムに適用されることが決まっていたからです。そのため、関係するベンダーさんや協力会社さんへの情報提供依頼や取りまとめなど、さまざまな対応が必要なタイミングでした。</p>
  <p><span class="speaker">涌井</span>5月から経済安全保障推進法への審査提出が始まり、そこからシステムリリースまで2カ月しかありませんでした。もし審査が通らなければ、システムリリースが延期になってしまい、大幅なスケジュールの見直しや新たなコストが発生する恐れがありました。そういった状況下において、松浦さんが不在になることに焦りはありました。</p>
  <p>ただ、チームメンバーである後輩の方が対応する機会を増やし、1～2カ月かけてしっかりと準備をしてくれました。結果、松浦さんの業務を後輩の方が引き継いで、スムーズにプロジェクトが進行しました。松浦さんがいないことで精神面での不安はありましたが、松浦さんの上司の方がフォローしてくれたこともあり、問題なくシステムリリースを迎えることができました。</p>
  <p><span class="speaker">松浦</span>後輩は30代前半の中堅社員です。経済安全保障推進法への対応は、BIPROGYにとっても乗り越えなければならない壁だったので、社内にはチームメンバー以外にもサポートしてくれる関連部署の方たちがいました。今まで裏方として動いていただいていたこういった部署の皆さまにもお客さまとの会議に出席してもらうなどして、万全の体制を整えました。</p>
  <p>後輩は「チームリーダーが不在になることに不安はあった。でも、育児に対する考えや各メンバーに担ってほしい役割、期待値を早くから共有してくれたことで、業務の準備を万全に整える期間を確保できたし、気持ちを整理する時間も持てた。だからこそ、自分の成長に生かそうと前向きなマインドになれた。結果、組織として強くなれたと思う」と話してくれました。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">部下が成長し、組織が強くなった</h2>
  <p>――育休中はどのように過ごしましたか。</p>
  <p><span class="speaker">松浦</span>授乳以外の育児と家事は「すべて自分が引き受ける」という意気込みで育休に入りました。ただ、夜泣きは授乳しないと治まらないことも多いので、妻に頼る場面が多かったですね。この経験もあり、妻の負担をどれだけ軽くできたかはなんとも言えないのですが、私と一緒に育児のスタートを切れたのが良かったと妻は言います。「出産後、思うように動けなかったり、体の変化に不安を感じたりする中、一緒にいてくれて精神的にも助かった」とも言っていましたね。子育ての大変さと楽しさを妻と共有できて絆が深まりました。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/childcare_leave_3/20250709_cl3_04.jpg" alt="写真：松浦祐太、渡邊雄樹氏、涌井浩二氏">
  </figure>

  <p>――育児による気づきはありましたか。</p>
  <p><span class="speaker">松浦</span>仕事と子育てには、多くの共通点があると感じました。子どもの成長の過程は、仕事でスキルや知識を習得して目標達成に向かう点と似ています。</p>
  <p>例えば、子どもを育てる上で、家は「ここにいてよいのだ」と思える安全な場所であることが大事です。安心安全な場所で自己肯定感を育むことで、興味を持ったことに挑戦するマインドが生まれます。これはチームビルディングにおいて心理的安全性を担保することと同じだと思いました。</p>
  <p>ほかにも、成功談ばかりでなく失敗談を伝えたり、子どもの意思決定に介入し過ぎたりしないことも、組織運営やメンバーへの接し方と共通するポイントだと感じました。</p>
  <p>自分自身の変化としては、子どもは予測不可能な行動を取るので、寛容さや柔軟性が増したかもしれません。</p>
  <p><span class="speaker">渡邊</span>私は妻に育児を任せっきりだったので、松浦さんの感想を新鮮な気持ちで聞いています。我々が携わるシステムの開発には担当業務に関する知識だけでなく、いろいろな経験を踏まえ、新しいものを作っていくということが求められていると思います。視野が広がり、多くの気づきを得る育児経験は貴重で、こういう意味でも男性が育休を取得するのは良いことだと思います。</p>
  <p><span class="speaker">涌井</span>松浦さんが育休で不在になったことで、後輩の方が急激に成長し、組織として厚みが出たと感じます。育休中に、自分の仕事が奪われてしまうのではないかと恐怖心が芽生えることはあるのかも知れません。しかし、新しいチャレンジができる機会だと前向きに捉える時代になったのではないかと思います。松浦さんの仕事を後輩の方が引き継いだことで、松浦さんは復帰後に新しいプロジェクトにチャレンジしています。</p>
  <p><span class="speaker">松浦</span>仕事を任せることで組織が成長するのを、身をもって実感できました。組織長としてメンバー一人ひとりが活躍できる場を作ることが大事だと感じています。組織が成長したので、自分もさらにチャレンジしていこうと前向きな気持ちが生まれました。</p>
</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">育休は組織や部下、リーダー自身の成長の機会と捉えてほしい</h2>
  <p>――男性育休が社会に浸透していく中で、取引先に望むことはありますか。</p>
  <p><span class="speaker">渡邊</span>業務を進めていく上で今後ますます多様な視点が必要になってくると思います。男性育休だけでなく、多様な経験ができる環境づくりに取り組んでいる企業とお付き合いしていきたいですし、我々もそうありたいと思います。</p>
  <p><span class="speaker">涌井</span>農中情報システムは厚生労働省の「プラチナくるみんマーク」を取得しました。育休を取得する男性社員が増え、育休を取得しやすい雰囲気が社内に根付きつつあります。BIPROGYや当社のような形で、会社には育休を取得する社員をサポートする体制づくりが必要だと思いますし、社会全体も男性育休の促進を理解し、協力していくべきと考えます。仕事は代われる人がいますが、子どもの親を代われる人はいませんから。</p>

  <p>――育休取得を考える男性に向けてメッセージをお願いします。</p>
  <p><span class="speaker">松浦</span>育休は、タイミングは人それぞれですが、事故や急な病気などとは違ってある程度前もって準備ができる長期休暇です。チームで準備して乗り越えることで、組織が強くなります。組織長が不在になることでメンバーに負担がかかることはありますが、メンバーの成長の機会だと前向きに捉えてほしいです。育児以外にもさまざまな事情によって、休みが必要になるケースはあるでしょう。そういったことを想定してチーム運営を考えることは、組織長自身の成長の機会にもなります。個人の価値観やライフスタイルを尊重し、多様な選択肢のある組織になることが理想だと思います。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/childcare_leave_3/20250709_cl3_05.jpg" alt="写真：松浦祐太、渡邊雄樹氏、涌井浩二氏">
  </figure>
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    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/recruit/workstyle/p4.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">BIPROGYのダイバーシティ、エクイティ&amp;インクルージョン</a></li>
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  </ul>
</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>過去と現在と未来をむすぶ文脈を紡ぎ、組織の進化をめざすコーポレートブランディングの挑戦。【後篇】 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/feature-envision03/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2944</id>
        <mgmt-id>2501-3</mgmt-id>
        <published>2025-07-02T01:00:02Z</published>
        <updated>2025-08-27T01:30:27Z</updated>
        <summary>10年以上続くコーポレートブランディングの核心とは？</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/06/20250699_ev03_insight_bana_-03-thumb-1260x840-15396.jpg" length="1295617" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="BIPROGYグループ" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>約10年にわたって連続性を失うことなくコーポレートブランディングを進化させてきたBIPROGY株式会社。その取り組みを「コーポレートブランディング第一期」と「第二期」に分けて紹介してきた本対談の最終章は、現在のコーポレートコミュニケーションに光を当てます。とかく「企業のお知らせ役」になりがちな広報部ですが、広報の本質的な役割は「パブリックリレーションズ」、つまり「社会とのよい関係づくり」にあります。自社の「らしさ」を効果的に伝えるBIPROGY流広報の哲学とは、どんなものでしょうか。<br>◼︎<a href="/article/feature-envision01/">前篇</a>・<a href="/article/feature-envision02/">中篇</a>はこちら
                <br>本記事は株式会社エンビジョンから提供いただき掲載したものです。
<br><a href="https://envision-inc.jp/insights" target="_blank">https://envision-inc.jp/insights</a></p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[                <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                  <div class="c-imageUnit_image">
                    <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-1.jpg" alt="写真：滝澤素子" width="288">
                    <p class="c-imageUnit_image_caption">
                      滝澤素子 様
                      <br>BIPROGY株式会社 広報部長
                    </p>
                  </div>
                  <div class="c-imageUnit_text">
                    <p>1989年に新卒で入社したコンピュータ関連の出版社アスキーで、広報パーソンのキャリアをスタートさせる。そこからいくつかの会社を渡り歩くも一貫して広報の仕事ひと筋。2000年に日本ユニシス株式会社に入社。2019年に広報部の中でもとくにマスコミ対応を担うPR室長に就任。その後、2020年より現職。</p>
                  </div>
                </div>

                <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                  <div class="c-imageUnit_image">
                    <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-2.jpg" alt="写真：畠中栄" width="288">
                    <p class="c-imageUnit_image_caption">
                      畠中栄 様
                      <br>BIPROGY株式会社 広報部 BX室長
                    </p>
                  </div>
                  <div class="c-imageUnit_text">
                    <p>1993年にSEとして日本ユニシス株式会社に入社。自社プロダクトやサービス開発に関わる中で「人と組織」の探究を指向。2011年にマーケティング部門に異動し、今も使われ続ける‘Foresight in sight’の企業ステートメント策定に参与。その経験を活かし、2015年より広報部でコーポレートブランディングに取り組む。
                      <br>※BX＝ブランドトランスフォーメーション</p>
                  </div>
                </div>

                <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                  <div class="c-imageUnit_image">
                    <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-3.jpg" alt="写真：香山未帆" width="288">
                    <p class="c-imageUnit_image_caption">
                      香山未帆 様
                      <br>BIPROGY株式会社 広報部 BX室
                    </p>
                  </div>
                  <div class="c-imageUnit_text">
                    <p>2021年、実業団チームのバドミントン選手としてBIPROGY株式会社に入社。女子シングルスで数々の大会に出場し、2023年の全日本実業団ではチームの優勝に貢献。 2024年に選手を引退してからは、大学で学んだブランディングを実践したいと自ら希望し、コーポレートブランディングに携わる。</p>
                  </div>
                </div>

                <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                  <div class="c-imageUnit_image">
                    <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-4.jpg" alt="写真：藤巻功 氏" width="288">
                    <p class="c-imageUnit_image_caption">
                      藤巻功
                      <br>エンビジョンCOO兼CBO
                    </p>
                  </div>
                  <div class="c-imageUnit_text">
                    <p>事業成長を加速させ、人を動かす「クリエイティブのチカラ」を信じているブランディングの専門家。国内大手広告代理店等を経て、インターブランドジャパンにて戦略ディレクターとして、グローバルを含む多様な業界の大規模プロジェクトを多数リード。その後、楽天グループ、KPMGコンサルティングを経て、envisionでは、社会課題を解決するWoWなブランド・クリエイティブ開発、ブランディングの民主化に邁進する。</p>
                  </div>
                </div>

                <dl class="pageHeadline">
                  <dt class="pageHeadline_title">Contents</dt>
                  <dd>
                    <ul class="c-numericList u-mb0">
                      <li class="c-numericList_item"><a href="#link1">「社会とのよい関係づくり」を考える広報へ。</a></li>
                      <li class="c-numericList_item"><a href="#link2">「スポーツで社会にギフトを届ける」、実業団スポーツと企業ブランディングの関係性。</a></li>
                      <li class="c-numericList_item"><a href="#link3">集団的意識の進化を起こし、自律型組織としてよりよい未来へ。</a></li>
                    </ul>
                  </dd>
                </dl>

                <section class="l-section">
                  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">「社会とのよい関係づくり」を考える広報へ。</h2>

                  <p><span class="speaker">藤巻</span>
                    みなさんが所属しておられるのは広報部ですが、広報とコーポレートブランディングは車の両輪のようなものですよね。コーポレートブランディングを進める中で、広報の位置付けはどのように変わりましたか？</p>

                  <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                    まず世の中全体の流れとして、コロナ禍で潮目が変わりましたよね。自社の製品の価格やスペックを訴えるだけでは、もう選ばれる理由になりません。その企業の哲学が問われているのが今で、たとえ企業規模が小さくても、真剣に社会をよくしたいと考えている会社が評価されているのを実感しています。これまでの広報はどうしても費用対効果を広告換算値として測ることにばかり目が行きがちでしたが、そもそも広報が担う本質的な役割は「ステークホルダーとの良い関係づくり」だと考えています。ですから2020年に広報部長になってから、ずっと「私たちは一方的な情報提供屋じゃない」と言い続けてきましたし、求められる仕事の難易度も上がったと思います。</p>

                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision03/20250699_ev03_biprogy3-speaker-1.jpg" alt="写真：滝澤素子">
                  </figure>

                  <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                    フィリップ・コトラー氏のいう「マーケティング5.0」へ向かう流れとも符号していますね。2.0は合理性が求められた時代で、どれだけ高機能でリーズナブルかで評価されていました。続く3.0の時代に評価されたのは体験価値、4.0になるとそこに「自己実現」が入ってきます。5.0はそれをDX化する時代です。ブランディングや広報も、2.0の時代は目新しい何かを打ち出して露出を高めればよかったけれど、3.0あたりから「そのブランドになぜ価値があるのか」を語る「文脈」が重要になってきました。</p>

                  <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                    広報って社内外に開かれた窓のようなもので、自社の文脈や「あり方」を語ってステークホルダーとの関係づくりを担う要の部署だと思っています。そういう観点からいくと、大企業かスタートアップか、とか、発注する側かされる側か、という線引きも、あまり意味を成さないんですよね。これからは協力会社とも、同じ志を持つ仲間としてフラットな関係であるべきだと考え、そんな風に社内の認識を拡げているところです。それはメディアのみなさんに対しても同じで、「今、世の中に何を伝えるべきなのか」という着眼点を、一緒に考えていこうという関係性になっています。</p>

                  <p><span class="speaker">藤巻</span>
                    なるほど。広報の本質的な機能と役割ですね。世界的な広告賞の祭典でもあるカンヌライオンズのPR部門において、ビヘイビアチェンジが重要視されていますよね。PRは世の中に新しい概念や習慣を生み出す仕事です。2010年に初めて提示され、2015年に「バルセロナ原則2.0」、そして2020年に「バルセロナ原則3.0」が提示されましたね。一方で、オウンドメディアの役割も変わってきているんでしょうか？</p>

                  <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                    私たちのオウンドメディアは、もともとお客様向けの広報誌「Club Unisys」で展開していた内容をウェブに落とし込んだものですが、社名変更以降は、世の中を明るく照らしていきたいという思いを込めてBIPROGY TERASUと名付けて、内容も進化しています。中にはビジネスとは直接関係ない、多様性について考えるきっかけを提供する読み物もあって、たとえば誰かの個人的な生きざまを伝える「a storyteller」というシリーズでは、IT業界外の学者さんやアーティストなどにお話を伺っています。また、「Break Through！」というシリーズでは、弊社所属のバドミントン選手が登場しています。</p>

                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img class="c-figure_img u-border" src="/article/feature-envision03/20250699_ev03_biprogyterasu.jpg" alt="BIPROGY TERASU">
                    <figcaption class="c-figure_caption">多彩な業種におけるIT活用の事例だけでなく、これからの学びや生き方のヒントも見つかる「BIPROGY TERASU」。</figcaption>
                  </figure>

                  <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                    弊社が主催するリアルイベント「BIPROGY FORUM」においても大切にしていることは同じです。オンライン・リアルの双方で、人間味と多様性というコンセプトを伝えていく姿勢は、より強くなっていますね。</p>

                </section>

                <section class="l-section">
                  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">「スポーツで社会にギフトを届ける」、
                    実業団スポーツと企業ブランディングの関係性。</h2>

                  <p><span class="speaker">藤巻</span>
                    御社のユニークな点としてバドミントンの実業団をお持ちであることが挙げられますが、創部はどういった経緯でしたでしょうか？</p>

                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision03/20250699_ev03_biprogy-badminton.jpg" alt="BIPROGYバドミントンチーム">
                    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYバドミントンチーム公式サイト
                      <br><a href="https://www.biprogy.com/badminton/">https://www.biprogy.com/badminton/</a></figcaption>
                  </figure>

                  <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                    はい、まず1989年に男子チーム、続いて2007年に女子チームが誕生しています。その背景には、世界に挑めるような実業団を持つことで、社内の求心力を高めたいという思いがありました。創部以来、多くの日本代表選手やメダリストを輩出しており、今はナショナルチームの約30%が弊社所属の選手で、社会的にも認知されるようになったと感じています。</p>

                  <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                    会社のシンボルスポーツという位置付けになっていますが、国内外の大会で活躍することができれば社会への「夢と希望」のギフトにもなり、広報以上の価値があると思っています。</p>

                  <p><span class="speaker">藤巻</span>
                    香山さんも元選手で、2023年全日本実業団バドミントン選手権大会の決勝戦で優勝を決めるなどチームに貢献してきたとお聞きしましたが。</p>

                  <p><span class="speaker">香山氏</span>
                    はい、ありがとうございます。2024年にバドミントン選手を引退しましたが、次のキャリアを考えた時、ブランディングに関わりたいと自分から手を上げてBX室所属となりました。大学時代に、授業でブランディングを学んで、人の気持ちを突き動かす可能性に魅力を感じ、興味を持ったのがその理由でした。</p>

                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision03/20250699_ev03_biprogy3-speaker-2.jpg" alt="写真：香山未帆">
                  </figure>

                  <p><span class="speaker">香山氏</span>
                    現在、実業団とブランディングとを接続する試みとして、「見えるバドミントンラジオ」というニュース動画配信を社内向けに行っています。企業風土や社員の気持ちにいい変化が生まれるきっかけになればと思い、草の根的に続けています。</p>

                  <div class="c-media u-mt0">
                    <div class="c-media_inner">
                      <iframe width="480" height="270" src="https://www.youtube.com/embed/oIo1e5cGIi0?si=Uxet8j1OvvbkUcM9&amp;vq=highres" allowfullscreen="" loading="lazy"></iframe>
                    </div>
                    <p class="u-mt u-ac u-fs13">通常は社内向けに配信されている「見えるバドミントンラジオ」のうち、一部はYouTubeで特別公開されている。</p>
                  </div>


                  <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                    選手たちが生み出すドラマは、弊社が大切にしている「人間味と多様性」というキーワードにもつながっていて、他社には真似できない個性になっていると思います。</p>

                  <p><span class="speaker">藤巻</span>
                    スポーツとコーポレートブランディングの関係性は、引き続き重要なテーマになりそうですね。</p>

                </section>

                <section class="l-section">
                  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">集団的意識の進化を起こし、自律型組織としてよりよい未来へ。</h2>

                  <p><span class="speaker">藤巻</span>
                    ではこれからの組織課題について教えていただけますか？</p>

                  <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                    私の捉え方として、企業活動には「生存」と「存在」という2つの領域があると思っています。「生存」とはお金を稼いで企業を存続させることで、そこには当然「しんどいけれどやらなくてはならない仕事」もあります。一方、ブランディングとかパーパスが関わるのは「存在」の領域で、ここでは自社が社会の中でどういう役割を果たし、どんな未来を目指すのかという問いと向き合う必要があります。明日の締切が迫っている中で、10年後の自社の価値を考えている余裕がないのは当然ですが、意識レベルが高くなればなるほど、この2つの領域が相互的な関係であることが理解できると思うんです。そこまで社内みんなの認識を上げていくのも、自分たちの役割です。</p>

                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision03/20250699_ev03_biprogy3-speaker-3.jpg" alt="写真：畠中栄">
                  </figure>

                  <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                    書籍「ティール組織」に出てくる組織モデルと照らし合わせた時に、自分たちの「集団の意識」がどのレベルまで進化しているのか、現状を把握し理解することが大事ですね。
                    <br>（注：著者のフレデリック・ラルー氏は、組織モデルをその進化過程ごとに色分けし、レッド/衝動型、アンバー/順応型、オレンジ/達成型、グリーン/多元型、ティール/進化型の5分類で説明している）
                    <br>この書籍に出会ったのは2018年でしたが、読んでものすごく感動して、当時専務だった平岡（同社前社長）に長文メールを書いて夜中に送ったぐらい（笑）。正直なところ当時の私は、マーケティング的にコントロールするという広報の仕事をやっている自分に飽きてしまって、仕事も低空飛行だったんです。でも「ティール組織」の本に出会えたおかげで、私も畠中も「人と組織の探求」にのめり込んでいき、そこから「良い関係づくり」に資する新しいアプローチを得ることができました。</p>

                  <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                    そういう意味では、自分は、ずっと「人と組織の探求」をやり続けている人間だという自己認識があります。価値観・信念・観念が一人ひとり違う中で、集団として大切なものをどう共有するか。それを語り出すと、合宿でもしないと時間が足りないぐらいです（笑）。</p>

                  <p><span class="speaker">藤巻</span>
                    本当ですね。ここまでお話を聞かせていただいて、コーポレートブランディングとは自社の歴史に埋もれている価値を掘り起こし、そこに新たな解釈を加えながら未来に向けて可視化させていく取り組みであると改めて実感しました。社員のみなさんに新しいパーパスやビジョンを浸透させていくことは決して簡単なことではありませんが、そこでブレずに一貫性のある活動と発信を経営層から続けてこられて、それが結果的にクライアントからの期待値向上にまでつながっているところが、素晴らしいと思います。これからの10年、どんな進化をされるのか、ワクワクしています。有益なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。</p>

                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision03/20250699_ev03_biprogy3-speaker-4.jpg" alt="写真：話者一同">
                  </figure>

                      <div class="articleKeywordList">
                        <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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                      </div>
                    </section>


<section class="l-section">
                <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
                <ul class="c-textList">
                  <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://envision-inc.jp/creative/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">envision CREATIVE</a></li>
                </ul>
              </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>過去と現在と未来をむすぶ文脈を紡ぎ、組織の進化をめざすコーポレートブランディングの挑戦。【中篇】 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/feature-envision02/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2943</id>
        <mgmt-id>2501-2</mgmt-id>
        <published>2025-07-02T01:00:01Z</published>
        <updated>2025-08-27T01:31:14Z</updated>
        <summary>10年以上続くコーポレートブランディングの核心とは？</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/06/20250699_ev02_insight_bana_-02-thumb-1260x840-15395.jpg" length="1235464" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="BIPROGYグループ" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>自社のアイデンティティを過去にさかのぼって再発掘すると同時に、未来を見据えて社会的価値創出企業への脱皮を図った旧・日本ユニシス社。前篇では2013年に始まったその取り組みを振り返り、新しい企業コンセプトがじわじわと効果を発揮し始めるまでのストーリーを紹介しました。中篇では、その次に続くフェーズ（コーポレートブランディング第二期）で社名変更に踏み切った経緯と、その成果についてお聞きします。
<br>◼︎<a href="/article/feature-envision01/">前篇</a>・<a href="/article/feature-envision03/">後篇</a>はこちら
                <br>本記事は株式会社エンビジョンから提供いただき掲載したものです。
<br><a href="https://envision-inc.jp/insights" target="_blank">https://envision-inc.jp/insights</a></p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                <div class="c-imageUnit_image">
                  <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-1.jpg" alt="写真：滝澤素子" width="288">
                  <p class="c-imageUnit_image_caption">
                    滝澤素子 様
                    <br>BIPROGY株式会社 広報部長
                  </p>
                </div>
                <div class="c-imageUnit_text">
                  <p>1989年に新卒で入社したコンピュータ関連の出版社アスキーで、広報パーソンのキャリアをスタートさせる。そこからいくつかの会社を渡り歩くも一貫して広報の仕事ひと筋。2000年に日本ユニシス株式会社に入社。2019年に広報部の中でもとくにマスコミ対応を担うPR室長に就任。その後、2020年より現職。</p>
                </div>
              </div>

              <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                <div class="c-imageUnit_image">
                  <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-2.jpg" alt="写真：畠中栄" width="288">
                  <p class="c-imageUnit_image_caption">
                    畠中栄 様
                    <br>BIPROGY株式会社 広報部 BX室長
                  </p>
                </div>
                <div class="c-imageUnit_text">
                  <p>1993年にSEとして日本ユニシス株式会社に入社。自社プロダクトやサービス開発に関わる中で「人と組織」の探究を指向。2011年にマーケティング部門に異動し、今も使われ続ける‘Foresight in sight’の企業ステートメント策定に参与。その経験を活かし、2015年より広報部でコーポレートブランディングに取り組む。
                    <br>※BX＝ブランドトランスフォーメーション</p>
                </div>
              </div>

              <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                <div class="c-imageUnit_image">
                  <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-3.jpg" alt="写真：香山未帆" width="288">
                  <p class="c-imageUnit_image_caption">
                    香山未帆 様
                    <br>BIPROGY株式会社 広報部 BX室
                  </p>
                </div>
                <div class="c-imageUnit_text">
                  <p>2021年、実業団チームのバドミントン選手としてBIPROGY株式会社に入社。女子シングルスで数々の大会に出場し、2023年の全日本実業団ではチームの優勝に貢献。 2024年に選手を引退してからは、大学で学んだブランディングを実践したいと自ら希望し、コーポレートブランディングに携わる。</p>
                </div>
              </div>

              <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                <div class="c-imageUnit_image">
                  <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-4.jpg" alt="写真：藤巻功 氏" width="288">
                  <p class="c-imageUnit_image_caption">
                    藤巻功
                    <br>エンビジョンCOO兼CBO
                  </p>
                </div>
                <div class="c-imageUnit_text">
                  <p>事業成長を加速させ、人を動かす「クリエイティブのチカラ」を信じているブランディングの専門家。国内大手広告代理店等を経て、インターブランドジャパンにて戦略ディレクターとして、グローバルを含む多様な業界の大規模プロジェクトを多数リード。その後、楽天グループ、KPMGコンサルティングを経て、envisionでは、社会課題を解決するWoWなブランド・クリエイティブ開発、ブランディングの民主化に邁進する。</p>
                </div>
              </div>

              <dl class="pageHeadline">
                <dt class="pageHeadline_title">Contents</dt>
                <dd>
                  <ul class="c-numericList u-mb0">
                    <li class="c-numericList_item"><a href="#link1">多様性の時代を生きる、社会的価値創出企業にふさわしい名前を求めて。</a></li>
                    <li class="c-numericList_item"><a href="#link2">10年にわたるコーポレートブランディングが巻き起こした、社員たちの行動・思考の変容。</a></li>
                    <li class="c-numericList_item"><a href="#link3">コーポレートブランディングとは、過去と現在と未来がつなぐ「文脈」を共有すること。</a></li>
                  </ul>
                </dd>
              </dl>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">多様性の時代を生きる、社会的価値創出企業にふさわしい名前を求めて。</h2>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  2022年に社名を日本ユニシスからBIPROGYに変更されましたね。どのような背景があったのでしょうか。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w700">
                  <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision02/20250699_ev02_biprogy-logo.jpg" alt="BIPROGYのロゴ">
                </figure>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  はい、すでに独自路線で国内向けソリューションやサービスを展開していた弊社にとって、米国ユニシス製品を提供する仕事は重要であるものの売り上げ全体に占める割合は低下傾向で、社名と実像にギャップが生じていました。契約上、海外でビジネスをする際に「ユニシス」のロゴを使えないルールになっていたのも事業成長に対する大きなネックとなっていました。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  「ビジネスエコシステム」の推進と連動して、さまざまなパートナーとのボーダレスな協働が増える中で、そういう制約が今まで以上に足かせになってきたんです。クライアント企業やパートナー企業の中には、国内に留まらず海外進出を果たしているところも多かったですから。前社長の平岡がよく取材で2015年にイタリアで開催されたミラノ万博（ミラノ国際博覧会）でのエピソードを紹介していましたが、あの時もまさしくそうでした。弊社も協力した日本館の展示が好評を博し、展示部門の金賞を受賞したのですが、海外イベントであるという理由で、看板に「UNISYS」のロゴを掲げることができず、黒い文字で「Nihon Unisys, Ltd.」と記載される形になりました。そういうことも社員の誇りや自信を削ぐことにつながっていたように思います。</p>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  社名変更も含めたリブランディングを実施するという方向性が打ち出されてから、私もプロジェクトメンバーに加わり、コンサルティング会社の支援も受けながら検討を重ねました。SDGsに象徴される昨今の世界の潮流を鑑みれば、事業環境である社会が合理性を足場にしつつも多様性を重視する方向に向かっているのは明らかでした。それを踏まえて、新社名ブランドの背景に置く価値観を「多様性とその先の統合」とし、IT業界ナンバー1を目指す競争優位の考え方を超え、一社単独では成し得ない社会課題の解決に貢献する共創融和の関係をボーダレスに築いていきたいという想いも込めることを考えました。そうして、変わらないアイデンティティと、未来への道筋の中で現れてくるアイデンティティを統合した「らしさ」を表現するにふさわしい唯一無二の名前ってなんだろう？と模索を繰り返し、何十という案の中から絞り込んで決まったのがBIPROGYです。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision02/20250699_ev02_biprogy-timeline-2.png" alt="BIPROGYのロゴ">
                </figure>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  新社名BIPROGYは、光の7要素の頭文字を並べたものですよね。一方で、2015年から続けてきたコーポレートブランディングとの連続性は、どのように意識されていたんですか？</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision02/20250699_ev02_biprogy2-speaker-1.jpg" alt="写真：藤巻功氏">
                </figure>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  新しい社名のそばには、変わらないアイデンティティの象徴として引き続き、‘Foresight in sight’という企業ステートメントを置くという前提で考えていました。実はコンサルティング会社からは、そのフレーズも変えてはどうかという提案がありましたが、そこは連続性が大事だと考えて、その提案を3回にわたって退けたんです。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  新社名に先んじて、2021年度に新たなパーパス、ビジョン、中期経営方針を発表するとともに「デジタルコモンズ」という概念を提唱しました。これは有形・無形のアセットをデジタル技術で社会の「共有財」として利活用可能にし、共創によるオープンイノベーションを促し、社会課題解決を図っていくためのコミュニティです。こうした企業ブランドの考え方は2021年度に突然出てきたものではなく、弊社が長く積み重ねてきた歩みの先にあるものでした。そして2022年度の社名変更は弊社が社会的価値創出企業へと飛躍する決意と覚悟の表明でもありました。振り返れば前期はコロナ禍というかつてない困難もありましたが、同時にDX需要もあって弊社としては過去最高の業績を上げることができました。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img class="c-figure_img u-border u-radiusNone" src="/article/feature-envision02/20250699_ev02_Purpose_Vision2030.jpg" alt="図：「デジタルコモンズ」のイメージ図">
                  <figcaption class="c-figure_caption">「デジタルコモンズ」のイメージ図</figcaption>
                </figure>


                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  余談ですが、社名変更の初日に、弊社がオフィシャルスポンサーとして提供している東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツの最後に登場するスポンサーフロートで、7色に光るBIPROGYロゴが初めてお披露目されて話題になりました。「7色の光」はパレードの世界観にぴったりでしたね（笑）。</p>

                <p>◼︎BIPROGYの東京ディズニーランド®/東京ディズニーシー®の提供施設
                  <br><a href="https://www.biprogy.com/com/sponsors/disney/#tdl" target="_blank">https://www.biprogy.com/com/sponsors/disney/#tdl</a></p>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">10年にわたるコーポレートブランディングが巻き起こした、
                  社員たちの行動・思考の変容。</h2>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  社名変更を経験して思うのは、社名の背景にある価値観が変わることのインパクトの大きさです。社名変更を公式発表してから、社員同士が本音で話し合えるような対話の場を何度か設けましたが、「新しい自分たちなら、こんなこともやってもいいんじゃない？」という発言がメンバーから幾度となく飛び出していました。新社名の文脈がさっそく現れ始めていると感じましたね。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img class="c-figure_img u-border u-radiusNone" src="/article/feature-envision02/20250699_ev02_biprogy-Corporatebranding.jpg" alt="図：「デジタルコモンズ」のイメージ図">
                </figure>


                <p>◼︎新しく言語化されたBIPROGYコーポレートブランドの詳細は<a href="https://www.biprogy.com/com/brand/" target="_blank">こちら</a></p>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  会社が向かう方向性（パーパス）と、社員さん個々人のやりがいの関係は、どのようにベクトルを合わせていますでしょうか？</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  新たに定めたパーパスの社内浸透・理解促進のため、人的資本マネジメント部などが中心となって社内で対話の場を作っています。そこでまずは組織長から「部門・部署のパーパス」と「自分自身のマイパーパス」を言語化し、会社のパーパスから紐付けて発表してもらう試みを行なっているんです。</p>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  人事評価の仕組みも2024年度に変わりました。人事考課と業績評価の2軸のうち、人事考課の項目を刷新し、「先見性と洞察力」（‘Foresight in sight’の根幹）も加えて、それまでの成果を出すための能力評価からコンピテンシー評価にシフトしています。</p>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  インターナルブランディングとエクスターナルブランディングの両輪を回してきた10年があって、その成果がついに人事評価の軸にも影響を及ぼしたんですね。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  マーケティング部門と広報部が一緒に行なっている「体験価値デザイン活動」もあります。2021年度から3年が経ちパーパスの認知は上がったものの、日々目の前のお客様の課題に真摯に向き合って「ソリューションの視点」で仕事している社員には、未来型ビジョンはなかなか自分事として感じにくい部分もあると思います。しかし、自分たちが届けている事業・サービスを、目の前のお客様だけでなく、その先の「生活者や社会の視点」で捉えなおしていくと、「自分の普段の仕事が、こんなふうに会社のビジョンにつながっているんだ」という気づきが生まれます。たとえば金融機関のお客様のシステム担当者にとってみれば、提供すべきは「処理速度が5倍になること」といった価値だけではなく「その業務効率化の先にある何か」ですよね。体験価値デザイン活動は、このように、事業・サービスの視点でBIPROGYとしてありたい姿への道筋を検討し、事業・サービスを通じたBIPROGYブランド体現につなげようという活動です。
                  そういったワークショップでの気づきは社内イントラで発信もしていて、じわじわと効果が見えてきているところです。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision02/20250699_ev02_biprogy2-speaker-2.jpg" alt="写真：滝澤素子">
                </figure>


                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  誰もが漠然と持っていた暗黙知を形式知に変えて見える化することで、社内でナレッジ共有を進めているんですね。パーパスを事業活動の中に埋め込み、体質化していく。これこそが、コーポレートブランディングの真髄ですね。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  はい、社員が変わり、組織が変わることで、ブランドも成長していけるのだと思います。</p>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">コーポレートブランディングとは、過去と現在と未来がつなぐ「文脈」を共有すること。</h2>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  ブランディングって、単にロゴやスローガンを変えるという小手先のことだけではダメで、大事なのは文脈づくりなんですよね。多様な視点が重要視される時代ですから、昔と違ってひとつの正解を示して引っ張ろうとするのではなく、もう少し抽象度の高い「文脈」で合意形成していく必要があります。弊社では現在、ブランドムービーを5本出していますが、正解めいた自社の優位性の訴求ではなく、選択肢を模索し続けるという文脈を表現するために「私たちは問い続けます」といったフレーズを使ったりしています。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision02/20250699_ev02_biprogy2-speaker-3.jpg" alt="写真：畠中栄">
                </figure>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  広報部の組織運営においても、ひとつの正解を押し付けて統制を図ったりプレッシャーをかけることは極力やらないようにしています。組織長たちに伝えているのは「理念と文脈を共有して」ということと「自分たちがお手本になって」という2点です。その根本にもやっぱり、「人を大切にする」という弊社グループの文化があると思います。業績が厳しかった時期も社員一人ひとりの存在を尊重しながら乗り越えてきました。</p>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  コーポレートブランディングとは「自分たちは何者か」ということの探究だとも言えます。社名変更という一大事に直面したおかげで、そのことを社員一人ひとりが考えるきっかけができました。社名変更を告知する広告も最低限しか出していませんでしたから、そのいきさつをお客様に尋ねられた時に、各人が自分なりに考えて説明せざるを得なかったのも結果的に良かったと思います。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  自分たちの存在意義に立ち返れた組織は強いですよね。それに自分自身の良さや誰にも置き換えられない価値を再発見して初めて、多様性も受容できると思うんです。</p>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  やはり、社員の皆さんが自分事として捉え、自分で考え行動できる。そんな解釈の「余白」も必要ですね。</p>

                <p>◼︎<a href="/article/feature-envision03/">後篇</a>につづく</p>

                      <div class="articleKeywordList">
                        <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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                      </div>
                    </section>

<section class="l-section">
                <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
                <ul class="c-textList">
                  <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://envision-inc.jp/creative/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">envision CREATIVE</a></li>
                </ul>
              </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>過去と現在と未来をむすぶ文脈を紡ぎ、組織の進化をめざすコーポレートブランディングの挑戦。【前篇】 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/feature-envision01/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2928</id>
        <mgmt-id>2501-1</mgmt-id>
        <published>2025-07-02T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-08-27T01:32:24Z</updated>
        <summary>10年以上続くコーポレートブランディングの核心とは？</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/06/20250699_ev01_insight_bana_-01-thumb-1260x840-15384.jpg" length="1159959" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="BIPROGYグループ" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>日本を代表するICT企業としてBtoBビジネスを行うBIPROGY株式会社。2022年に長年親しまれていた「日本ユニシス」の社名を変更したことで、驚かれた方も多いでしょう。今回は同社がコーポレートブランディングに取り組んできた過去10年間の歩みを、広報部のお三方に振り返っていただく特別対談。前篇は、ITシステム受託体質からの脱却と「社会的価値創出企業」への進化を宣言した、コーポレートブランディング第一期（2014〜2018年）にフォーカスします。
<br>◼︎<a href="/article/feature-envision02/">中篇</a>・<a href="/article/feature-envision03/">後篇</a>はこちら
                <br>本記事は株式会社エンビジョンから提供いただき掲載したものです。
<br><a href="https://envision-inc.jp/insights" target="_blank">https://envision-inc.jp/insights</a></p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                <div class="c-imageUnit_image">
                  <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-1.jpg" alt="写真：滝澤素子" width="288">
                  <p class="c-imageUnit_image_caption">
                    滝澤素子 様
                    <br>BIPROGY株式会社 広報部長
                  </p>
                </div>
                <div class="c-imageUnit_text">
                  <p>1989年に新卒で入社したコンピュータ関連の出版社アスキーで、広報パーソンのキャリアをスタートさせる。そこからいくつかの会社を渡り歩くも一貫して広報の仕事ひと筋。2000年に日本ユニシス株式会社に入社。2019年に広報部の中でもとくにマスコミ対応を担うPR室長に就任。その後、2020年より現職。</p>
                </div>
              </div>

              <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                <div class="c-imageUnit_image">
                  <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-2.jpg" alt="写真：畠中栄" width="288">
                  <p class="c-imageUnit_image_caption">
                    畠中栄 様
                    <br>BIPROGY株式会社 広報部 BX室長
                  </p>
                </div>
                <div class="c-imageUnit_text">
                  <p>1993年にSEとして日本ユニシス株式会社に入社。自社プロダクトやサービス開発に関わる中で「人と組織」の探究を指向。2011年にマーケティング部門に異動し、今も使われ続ける‘Foresight in sight’の企業ステートメント策定に参与。その経験を活かし、2015年より広報部でコーポレートブランディングに取り組む。
                    <br>※BX＝ブランドトランスフォーメーション</p>
                </div>
              </div>

              <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                <div class="c-imageUnit_image">
                  <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-3.jpg" alt="写真：香山未帆" width="288">
                  <p class="c-imageUnit_image_caption">
                    香山未帆 様
                    <br>BIPROGY株式会社 広報部 BX室
                  </p>
                </div>
                <div class="c-imageUnit_text">
                  <p>2021年、実業団チームのバドミントン選手としてBIPROGY株式会社に入社。女子シングルスで数々の大会に出場し、2023年の全日本実業団ではチームの優勝に貢献。 2024年に選手を引退してからは、大学で学んだブランディングを実践したいと自ら希望し、コーポレートブランディングに携わる。</p>
                </div>
              </div>

              <div class="c-imageUnit -imageL u-mt50" data-grid-col="*-1-1">
                <div class="c-imageUnit_image">
                  <img src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_portrait-4.jpg" alt="写真：藤巻功 氏" width="288">
                  <p class="c-imageUnit_image_caption">
                    藤巻功
                    <br>エンビジョンCOO兼CBO
                  </p>
                </div>
                <div class="c-imageUnit_text">
                  <p>事業成長を加速させ、人を動かす「クリエイティブのチカラ」を信じているブランディングの専門家。国内大手広告代理店等を経て、インターブランドジャパンにて戦略ディレクターとして、グローバルを含む多様な業界の大規模プロジェクトを多数リード。その後、楽天グループ、KPMGコンサルティングを経て、envisionでは、社会課題を解決するWoWなブランド・クリエイティブ開発、ブランディングの民主化に邁進する。</p>
                </div>
              </div>

              <dl class="pageHeadline">
                <dt class="pageHeadline_title">Contents</dt>
                <dd>
                  <ul class="c-numericList u-mb0">
                    <li class="c-numericList_item"><a href="#link1">強い意志を持ったリーダーがトップを動かした、「コーポレートブランディング序章」。</a></li>
                    <li class="c-numericList_item"><a href="#link2">コーポレートブランディングの第一歩は、過去に遡り、自社のアイデンティティの再発見と再解釈を行うこと。</a></li>
                    <li class="c-numericList_item"><a href="#link3">コーポレートブランディングと中期経営計画が表裏一体となり、継続性と一貫性によりブランディングが社員の体質化へ。</a></li>
                  </ul>
                </dd>
              </dl>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">強い意志を持ったリーダーがトップを動かした、「コーポレートブランディング序章」。</h2>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  御社では、2015年に新しい企業ステートメント‘Foresight in sight’を発表されて以来、2022年に社名も変更されるなど、精力的にコーポレートブランディングを推進していらっしゃいますね。まず、コーポレートブランディングへの機運が最初に生まれた時期のことと、その背景にあった経営課題についてお聞かせいただけますか？</p>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  弊社は米国ユニシスの子会社でなくなった2006年から独立色を強め、2007年に世界で初めてWindowsベースで開発した勘定系システム「BankVision®」の稼働を開始し、2008年には日本初の本格的なエンタープライズ向けクラウドサービス「U-Cloud®」を立ち上げました。このように独自路線を歩んでいましたが、ITバブル崩壊やリーマンショックの影響もあって利益率は低迷し、厳しい状況が続いていました。社内にも閉塞感が漂う中、調査会社から突きつけられた評価は、「何をやっているのかわからない会社」というものでした。顧客満足度は高い反面、ブランドイメージがなかったんですね。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  一方、当時専務だった平岡（同社前社長）は、すでに2002年ぐらいから「言われたとおりのことをやるSIerはいずれ路頭に迷うのではないか」と言っていました。目の前のお客様のご要望に寄り添い、困難な要件でも逃げずに開発をやり切る、というのは弊社のカルチャーでもあったんですが、それだけでは成長はない、「満足度はあっても期待度がない」ということにつながると。ただその思いを全社に浸透させるのがむずかしくて……。納期や予算を守らなければいけないという堅実なレビュー文化が根付いている中、業績が傾いている時にはなおさら守りの姿勢になり、変革に向かう発想は生まれにくいんですよね。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_biprogy-speaker-1.jpg" alt="写真：滝澤素子">
                </figure>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  ブランディングを推進する際に、社風とタイミングも影響していた点はとても興味深いですね。</p>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  その頃から、コーポレートブランディングの重要性を経営層に訴えては却下されていたのが、マーケティング部門のI氏です。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  I氏は、技術力を訴えるよりも先に、未来につながるコンセプトや世界観をつくることが大切なんだってことをわかっていたんですね。</p>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  I氏は強い意志で壁を打ち破っていくタイプで、業績回復の兆しが生まれた2013年夏のタイミングで、「企業のトップの意志なくしてブランディングはできない」という考えのもと、当時社長だった黒川にプレゼンを試みました。その時にI氏が放った「コーポレートブランディングで、社員の心を動かすことができる」という言葉に、黒川が反応したんです。そこから一気に物事が動き始め、翌年の12月に予定されていた中期経営計画発表にも盛り込もうということになりました。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_biprogy-speaker-2.jpg" alt="写真：畠中栄">
                </figure>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  なるほど。一人のリーダーの意志が、経営を突き動かしたのですね。他にはどのような動きがあったのですか。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  その動きと並行するように、平岡は2011年頃から2014年にかけて、社員が自ら新ビジネスを考えて形にする社内勉強会を、私塾としてやっていました。この私塾で平岡たちが作り上げたのが、まず自由な発想を持ち、事業を創造しても良いという雰囲気でした。すると、参加したメンバーや、その周辺にいる社員たちが良い意味での妄想を描くようになり、この妄想を新たなビジネスの出発点とし、人を巻き込み、形にするところまで考えるようになりました。こうした背景から、弊社が現在提唱している「ビジネスエコシステム」や、それを支えるビジネスモデルも生まれてきたのです。</p>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  振り返るとコーポレートブランディングに舵を切ったポイントとしては、「強い意志を持った社員がいたこと」「経営回復の兆しがあったこと」「社員の気持ちが動く、というフレーズに社長がポジティブに反応したこと」が挙げられますね。改革の旗振り役となった平岡は、タイミングの見極めが巧みなリーダーでしたが、この時もそうでした。薪は湿っていては燃えませんが、「そろそろ乾いてきたな」という時期を見て火をつけました。実はI氏と平岡は同期入社組で、お互い忌憚なくものを言い合える間柄だったことも、組織変革を進める上では大きかったと思います。事が動くときには、すっと何かが噛み合うような流れがあるもので、不思議ですね。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  同時に、初のプロパー社長だった黒川に対する社員の信頼度も高く、「黒川が言うことなら耳を傾けよう」という空気がありました。黒川は平岡とはまた少し違う個性の持ち主で、饒舌なタイプではありませんが、長年主力の金融分野で結果を出してきた技術畑の人で、日本ユニシスが大事にしてきた「顧客のために泥臭く頑張る姿勢」を体現する存在でもありましたから。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">コーポレートブランディングの第一歩は、過去に遡り、自社のアイデンティティの再発見と再解釈を行うこと。</h2>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  いろんな要素が噛み合い、機が熟してコーポレートブランディングを推進されていった中で、めざす会社の未来像を集約した言葉が、2015年から使用されている企業ステートメント「‘Foresight in sight’（先見性と洞察力で新しいビジネスを切り拓く姿勢を表すフレーズ）」だったわけですね。</p>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  もちろん未来に向けての言葉でもありますが、同時にそれは昔から我々のアイデンティティの中にあったものなんです。私はI氏に誘われてブランディングに関わり始めてから、日本ユニシスが過去に何を、どんな思いでやってきたのかを、資料をかき集めて振り返り、まとめる作業をしていました。そこから見えてきたのは、他社がやらないことに「先見性と洞察力」を持って挑み続けてきた姿勢です。たとえば、1964年に弊社は当時の国鉄と組んで、東京・大阪間をつなぐオンラインシステムの実験をしていたりするんです。1990年代後半のWeb黎明期に、すでにネットワークを介した大規模分散処理システムの構築に挑戦していたり……。ですから、言語化できていなかった個性を、‘Foresight in sight’として初めて言葉にできたことにはとても価値があったと思います。</p>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  ヒストリーの中に、鉱脈があったのですね。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  ただ当時、現場の社員たちは、「徹底した業務理解でお客様に寄り添う」とか「最後まで逃げないでやり抜く」という姿勢が自分たちの最大の価値だと自負しており、「先見性と洞察力」を持って未来につながる挑戦をしてきたという自覚はあまりなかったんですよね。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_biprogy-speaker-3.jpg" alt="写真：滝澤素子">
                </figure>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  それ以前は顧客第一主義的な「U＆U（Users＆Unisys）」を掲げて、それこそ採算性が良好ではない案件もお客様のためになればと、引き受けていました。そんな受託体質から脱却し、ビジネスエコシステム形成による課題解決型企業に進化するんだという決意を込めて、2015年以降、‘Foresight in sight’というステートメントを社内で事あるごとに発信していきました。そうすることで、自分たちのDNAを再発見し、「自分たちはもっと新しいことを考えていいんだ」というマインドに変えていこうとしたんです。
                  （「Innovative Challenge Plan」の名のもと、組織変革を宣言した2015-2017年度の中期経営計画は<a href="https://www.biprogy.com/invest-j/uploads/icp_2015-2017_s.pdf" target="_blank">こちら</a>）</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_biprogy-timeline-1.png" alt="図版：ブランディング第一期 年表">
                </figure>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">コーポレートブランディングと中期経営計画が表裏一体となり、継続性と一貫性によりブランディングが社員の体質化へ。</h2>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  そういった変革に対する葛藤や抵抗感も社内にはあったと思いますが、そのギャップはどうやって埋めていかれたんですか？</p>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  まず黒川社長から社員全員に向けて企業ステートメント発表のメールが配信されました。メール冒頭の書きだしには社員一人ひとりの名前を入れて……。なんでもないことのようですが、社員数の多い会社で社長から名指しでメールをもらうというインパクトは相当なものだったようです。それからブランドブック（新たなビジネスモデルと未来に向けた想いをまとめた冊子）を社内で配布したり、お客様や平岡が登場する社員向けムービーをつくったりもしました。ほかにも、平岡は月1ペースで「CMOメッセージ」というブログを書いて社内イントラで配信していましたね。‘Foresight in sight’に込めた思いの発信は、2016年に平岡に社長交代してからも動画や文章でずっと続け、ビジョナリーなリーダーで在り続けました。</p>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  そこから実際に営業利益率も業界平均値を上回り、株価も日経平均を上回りましたね。ビジネスエコシステム観点でお客様への伝え方に、何か変化はあったのでしょうか？</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img class="c-figure_img" src="/article/feature-envision01/20250699_ev01_biprogy-speaker-4.jpg" alt="写真：藤巻功氏">
                </figure>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  まず採算性を厳しく吟味して案件をとるようにしたことと、「案件を点ではなく線や面につなげていく」ということを意識して、お客様の経営企画や新規事業開拓にまで食い込んでいけるように、それまでとは異なる提案先組織を狙いました。そのために機能訴求・価格訴求だけでない事業課題解決型の提案を、営業・システムを含むみんなで考えましたし、お客様の経営層にアプローチする必要があるときには、商談に役員も同行するようにしました。</p>

                <p><span class="speaker">畠中氏</span>
                  一方で広報としては、プレスリリースにおいても、弊社が社会課題解決に貢献できる側面に光を当てて「ビジネスエコシステム」のニュアンスを盛り込むようにしました。また2016年から新たなオウンドメディアを運営して、「ビジネスエコシステム」というキーワードを散りばめながら記事を発信したり、フォーラムを開催したりしています。これはメディア名がBIPROGY TERASUとなった今も、変わらず受け継がれています。そんなことを続けているうちに「お客様は社会課題解決のパートナーでもある」という意識に変わってきたんですね。そこには、弊社がもともと持っていた「人を大切にする」文化も作用していると思います。そもそも社会課題解決って、人を思う気持ちから始まるものですし、社会的価値は人や組織の関係性から立ち上がってくるものですから。</p>

                <p><span class="speaker">滝澤氏</span>
                  クラウド技術の発達によって、かつてのようにITインフラ開発に多額のお金をかける時代ではなくなったこともあり、お客様の方でも効率化のためのIT導入というより、むしろ経営や事業のイノベーションに役立つ提案を求める声が高まっていました。時代とともに多様化が進む中で、以前のコーポレートステートメントである「U＆U（Users＆Unisys）」というメッセージのままでは通用しなかったでしょうね。
                  （前期の姿勢を継承し、ビジネスと社会のデジタルトランスフォーメーション推進を宣言した2018-2020年度の中期経営計画「Foresight in sight 2020」は<a href="https://www.biprogy.com/invest-j/uploads/mmp_2018-2020.pdf" target="_blank">こちら</a>）</p>

                <p><span class="speaker">藤巻</span>
                  中期経営計画も2期連続でコーポレートブランディングを基軸とするもので継続性と一貫性をもって展開されており、まさに、脱SIerへの進化の道を辿られていかれるのですね。</p>

                <p>◼︎<a href="/article/feature-envision02/">中篇</a>につづく</p>

                      <div class="articleKeywordList">
                        <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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              </section>

<section class="l-section">
                <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
                <ul class="c-textList">
                  <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://envision-inc.jp/creative/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">envision CREATIVE</a></li>
                </ul>
              </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>クラウドの真価を解き放つ──ビジネス価値創造への実践的アプローチ - BIPROGY TERASU</title>
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        <published>2025-06-25T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-08-27T01:33:19Z</updated>
        <summary>サーバーワークス×BIPROGYグループが語るマネージドサービスの活用法</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
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        <categories><category term="DX" /><category term="アウトソーシング" /><category term="クラウド" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>DXを“ビジネス変革の要”として捉える企業が増加する中、クラウドの重要性はかつてないほど高まっている。高いアジリティと柔軟性を備え、多様なサービスとシームレスに連携するクラウドは、DX推進に欠かせない基盤として定着している。しかし、その真価を理解し、潜在力を最大限に引き出すことは、多くの企業にとって依然として挑戦的な課題だ。この課題解決に向けて意欲的に取り組むのが、サーバーワークス取締役の羽柴孝氏だ。「クラウド活用の第一人者」として知られ、ユニアデックスとの連携プロジェクトをはじめ、さまざまなプロジェクトをけん引している。今回は、羽柴氏をゲストに迎え、BIPROGYグループで「マネージドサービス」の革新に挑むユニアデックスの三ツ井淳一と津久井裕之が、クラウドによる価値創造の実践的アプローチを探る。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">クラウドが変える企業競争力──DX時代の新たな主戦場</h2>

                <p>――生成AIをはじめとした技術の進歩で、企業にとってクラウド導入がDX推進の要となりつつあります。こうした変化についてどのようにお考えでしょうか。</p>
                <p><span class="speaker">羽柴</span>急速に技術が進歩する昨今、クラウド活用は企業がDXを推進する上で前提条件となりつつあります。サーバーワークスでは、この変化に対応するため、AWSの導入・移行からさらなる有効活用まで情報システムインフラのクラウド化に伴走し、高度な技術とスピード感を持って、ビジネス価値の向上を支援しています。近年では、生成AIをはじめ、最新技術を素早く調達する上でもクラウド活用は非常に有効だと感じています。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/talk-serverworks/20250625_ts_01.jpg" alt="写真：羽柴孝氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">株式会社サーバーワークス<br>取締役　羽柴孝氏</figcaption>
                </figure>

                <p><span class="speaker">津久井</span>クラウドの大きなメリットは、柔軟かつ迅速にビジネス上の変化に対応できる点です。クラウドのアジリティと柔軟性のおかげで、素早いコンピューティングリソースの調達やIT環境の迅速な構築が可能となり、新しいビジネスやサービスの展開に積極的なチャレンジができるようになります。仮に、そのサービスが受け入れられなかった場合も、オンプレミスと比較して撤退や修正のコストが低く、リスクを大きく抑制することができます。結果として、イノベーションに向けた試行錯誤を促すことにつながるでしょう。「クラウドを活用して何をするか、どう使いこなすか」が企業の競争力を左右する時代になりました。当社でもこの点を強く意識しながら、新たなマネージドサービスの展開に取り組んでいます（参考「<a href="/article/forum2024-6/">IT戦略を進化させるクラウド時代のマネージドサービスの姿とは？</a>」）。</p>

                <p><span class="speaker">三ツ井</span>AWSやMicrosoft Azureに代表されるクラウドには最新技術やビジネスで勝つための豊富なツール群がそろい、応用の幅も多岐にわたります。これらを使っていかにビジネスを変革するか、そして、新しい価値を創出するかが問われています。ビジネスの競争環境が厳しさを増す中、クラウドをいかに戦略的に活用できるかが、企業の将来を左右する重要な要素となっているのです。</p>

                <p>――クラウドを使いこなすためのポイントについて、どのようにお考えでしょうか。</p>


                <p><span class="speaker">三ツ井</span>クラウドに対する技術的な理解は引き続き重要ですが、対話型インタフェースを持つ生成AIの登場に象徴されるように、利用のハードルは大きく下がってきています。むしろ現在のユーザーに求められるのは、クラウドと事業戦略を結び付ける発想力です。技術的な知識以上に、クラウドをどのように事業に生かすのかという視点が重要になっていると感じます。</p>


                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/talk-serverworks/20250625_ts_02.jpg" alt="写真：三ツ井淳一">
                  <figcaption class="c-figure_caption">ユニアデックス株式会社<br>
                    執行役員 マネージドサービス部門 <br>
                    部門長　三ツ井淳一
                  </figcaption>
                </figure>

                <p><span class="speaker">羽柴</span>一方で、「クラウドの適切な管理」という課題も見過ごせません。特に複数のクラウドサービスを併用するマルチクラウド環境では、全体の一元管理が大きな課題となっています。IT部門による全体のガバナンスとセキュリティ確保は必須ですが、同時に事業部門の機動的な活用も認めていく必要があります。その解決策として注目されるのが「ガードレール」の考え方です。これは「最低限守るべきルールを設定した上で、その範囲内であれば自由に活用してよい」というアプローチです。このガードレール方式を効果的に機能させ続けるのは容易ではありませんが、これからのクラウド活用では避けて通れない道だと考えています。</p>


                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/talk-serverworks/20250625_ts_03.png" alt="クラウドの主な種類と特徴を説明する図。パブリッククラウドは不特定多数のユーザー向けでコストが低い点が特徴。プライベートクラウドは特定企業や組織専用でセキュリティ面が優れるがコストは高い。ハイブリッドクラウドはパブリックとプライベートを組み合わせ柔軟性と効率性がメリット。マルチクラウドは複数のクラウドサービスを組み合わせて利用し、リスク分散や最適化策を実現する形態。">
                </figure>

                <p><span class="speaker">津久井</span>まさにその通りです。ガードレールの範囲を超えた利用は、情報漏洩やコンプライアンス違反などの深刻なリスクにつながる可能性があります。そのため、ユーザー部門に対して、なぜそのルールが必要なのか、どのようなリスクが想定されるのかを具体的に説明し、理解を深めてもらうことが重要です。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/talk-serverworks/20250625_ts_04.jpg" alt="写真：津久井裕之">
                  <figcaption class="c-figure_caption">ユニアデックス株式会社<br>
                    マネージドサービス第一本部 クラウドマネージドサービス二部<br>
                    部長　津久井裕之</figcaption>
                </figure>

                <p>――クラウドに適しているのは、どのようなシステムでしょうか。</p>


                <p><span class="speaker">津久井</span>クラウドの普及期によくいわれたのが、「コアコンピタンスに関わる部分はオンプレミス、それ以外はクラウド」という分け方でした。その後、クラウドでしかできないことが増え、こうした線引きはあまり有効ではなくなりました。厳密な線引きは難しいのですが、現状、アジリティが求められる分野でクラウドを選択するケースが多いのではないでしょうか。例えば、市場の変化に素早く対応する必要があるデジタルマーケティングシステムなどです。</p>

                <p><span class="speaker">羽柴</span>クラウドにはネットワークが欠かせません。したがって、通信トラブルが業務に深刻な影響を及ぼす医療などのシステムでは、今もオンプレミスを選ぶ場合が多い。もっとも、医療にもさまざまなシステムがあります。最近は、一部の医療システムにクラウドを採用する病院が増えています。</p>

                <p><span class="speaker">三ツ井</span>クラウドからオンプレミスに戻すというケースもあります。多くの場合、理由はコストです。特に数千、数万人が利用するシステムになると、トータルの費用は相当の額になりますからね。投資対効果や費用の見積もりなど、事前の検討は慎重に行う必要があります。</p>

                <p><span class="speaker">羽柴</span>付け加えるとすれば、システムが遅延に対してどれだけ敏感かという論点があります。例えば、大容量データを瞬時にやり取りする必要があるCAD/CAMのようなアプリケーションでは、現状のクラウドインフラでは十分なパフォーマンスを得られない場合があります。しかし、技術の発展スピードは速く、このような制約は急速に解消されつつあります。実際、CAD/CAMをクラウド化する事例も現れ始めています。</p>


                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/talk-serverworks/20250625_ts_05.png" alt="「企業を取り巻く近年のクラウド活用の変化」を示した図。クラウド利用が「Reduction（コスト削減）」「Optimization（クラウド利用の最適化）」「Expansion（DXの拡大）」へと段階的に進化している過程を解説。2018〜2019年はIaaSの活用が主軸となり、既存システム移行によるコスト削減が目的。2020〜2021年はハイブリッドクラウドおよびPaaS導入が進み効率化と自動化を目的に。2022年以降はマルチクラウドやDX推進期として、データ活用やAI、IoT技術を駆使したデジタル変革を目指している。">
                </figure>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">クラウド間連携がもたらす新たな価値</h2>

                <p>――次に、クラウド活用の現状とそのビジネス価値について、どのようにお考えですか？</p>


                <p><span class="speaker">津久井</span>当初、多くの企業は「オンプレミスシステムの代替」との考え方だったように思います。近年は、クラウドならではの特性をいかに活用するかという視点が強まりました。SaaSやPaaS、IaaSなど多種類のシステムがあっても、クラウド同士であれば容易に接続することができます。クラウド間＝サービス間の連携により、顧客体験の向上を図る、あるいは企業システムの効率化を実現する企業が増えています。</p>

                <p><span class="speaker">羽柴</span>特にアジリティや柔軟性が求められるビジネスでは、クラウドを用いた価値創造の事例は多数あります。一方で、クラウドに限りませんが、適切に使わなければせっかくの価値を減らしてしまう場合もあります。よく見かけるのは、クラウドのリソース監視が不十分で、必要以上のリソースを長い間契約しているケースです。</p>

                <p>例えば、リソースを最適化すれば「10」の費用で済むのに、「12」や「15」といった過大な費用を負担し続けることになります。コストやセキュリティなどの観点で、特に事業部門主体で運用しているクラウドの管理には課題が多いように思います。</p>

                <p><span class="speaker">三ツ井</span>難しい課題です。ガードレール方式のガバナンスを採用するにしても、ルールの捉え方や解釈が本社と事業部門の間で微妙に異なることもあります。対話を通じて認識を擦り合わせるなど、地道な活動を続けるほかありません。</p>

                <p><span class="speaker">津久井</span>ガバナンスやセキュリティの問題は、確かにリスクといえるでしょう。しかし、クラウドを選ばないことのリスクもますます大きくなっていると感じます。</p>

                <p>――マルチクラウド環境の管理負荷が増大する中で、どのような対策が有効だと考えますか？</p>

                <p><span class="speaker">三ツ井</span>リソース監視だけでも、その管理は複雑化しており、扱う情報量も増えています。人手に頼った管理は限界を迎えつつあります。そこで期待されているのがAIや自動化などの技術です。障害の予兆検知はもちろん、サイバー攻撃が疑われる挙動を検知していち早く通知するといった使い方です。</p>

                <p><span class="speaker">津久井</span>例えば、ECサイトにアクセスするユーザーが急に増えたとき、自動的にリソースを増やして対応する技術はすでに実現しています。先ほど羽柴さんから過剰リソースの課題が指摘されましたが、いずれ複雑なマルチクラウド環境でもリソースを常に監視し、最適化するような自動化も可能になるでしょう。こうしたリソース監視・管理を含めて、将来的にはマルチクラウド環境におけるさまざまなオペレーションが完全自動化される日が来るかもしれません。現場の負荷を軽減し、貴重な人財の力を最大限発揮させるためにも、AI活用は今後の重要なテーマです。</p>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">クラウド活用の羅針盤──目的志向で成果を最大化する</h2>

                <p>――クラウドとの上手な付き合い方について、今後の展望を含めてお聞かせください。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/talk-serverworks/20250625_ts_06.jpg" alt="写真：津久井 羽柴 三ツ井">
                </figure>

                <p><span class="speaker">羽柴</span>DX推進の動きを受けて、多くの企業が内製化を目指しています。それ自体は望ましい方向だと思いますが、クラウドを活用したサービスの開発・運用などをすべて自前で行うのは非現実的です。強引に内製化を進めれば、スピードとセキュリティなどさまざまな面で弊害が噴出するでしょう。何を自前でやるか、何を外部ベンダーに任せるかという線引きが重要です。外部に委ねるとしても、勘所を押さえてコントロールする必要があります。</p>

                <p><span class="speaker">三ツ井</span>「何のためにクラウドを使うのか」という目的を明確にすることが重要です。目的が曖昧なまま走り出し、プロジェクトが迷走することはよくあります。また、失敗事例を見ると、「丸投げ」の結果というケースも目立ちます。クラウド活用のパートナーの見極めにも慎重を期すべきでしょう。自社内でクラウド及びITのリテラシーを高める努力も欠かせません。</p>

                <p><span class="speaker">羽柴</span>AWSの場合、日々、膨大な数のアップデートが行われています。それらの情報を把握・理解し、クラウドの進化をキャッチアップするのは至難です。適切なサポートを提供するパートナーの存在は欠かせないと思います。</p>

                <p><span class="speaker">津久井</span>クラウド活用のカギは、結局のところ人財育成だと思います。ユーザー企業においては、クラウドとビジネスを結びつけて考えられる人財が今後、さらに重要になると思います。クラウドサービスそのものの知識以上に、クラウドを使って何をするのかという発想力が重視されるのではないでしょうか。また、1人でできることは限られているので、社内外のDX推進者やエンジニアとのネットワークを維持・拡張するための、いわば人間力も重要だと思います。</p>

                <p><span class="speaker">三ツ井</span>特にパブリッククラウドはすでに、社会インフラとしての役割を担っています。例えば、金融機関の勘定系システムの中にはパブリッククラウド上で動くものもあり、今後もその社会的な役割は増大するばかりです。企業は、こうした社会の動きを捉え、これまで以上に積極的にクラウドを活用していくことで、ビジネス成長を図ることもできると私は考えています。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/talk-serverworks/20250625_ts_07.png" alt="「クラウド活用を加速させるためのステップ（考え方）」について示した図。3つのフェーズで構成されており、それぞれの段階が具体的に解説されている。戦略構想・計画策定フェーズ:現状分析と目標（KPI）設定、戦略策定とロードマップ作成、クラウド基盤選定、本番環境の移行計画策定、PoC（概念実証）の実施が含まれる。システム構築・移行フェーズ:ハイブリッド／マルチクラウド環境構築から移行実行と最適化までを整備するプロセス。運用・保守フェーズ:運用・監視体制の構築、継続的な改善と最適化を行い、クラウド活用を維持・発展させる。この図は、クラウド導入を計画から運用まで段階的に進める方法を視覚的に説明している構造化されたガイドラインです。">
                </figure>

                      <div class="articleKeywordList">
                        <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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              <section class="l-section">
                <h3 class="c-titleLvThree">あわせて読みたい</h3>
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                </ul>
              </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>鳥取県企業とBIPROGYが伴走！「とっとりメジャーリーグ」が生み出す共創価値 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/major-league-tottori/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2945</id>
        <mgmt-id>2431</mgmt-id>
        <published>2025-06-18T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-08-27T01:34:16Z</updated>
        <summary>“副業・兼業の聖地とっとり”で創出される新たな地域活性化のあり方</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/06/20250618_mlt_00-thumb-1264x840-15410.jpg" length="395811" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="バドミントン！" /><category term="事例" /><category term="地方創生" /><category term="官公庁・自治体" /><category term="社会貢献" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>地方から大都市への人口流出という問題が年々深刻化する中、鳥取県ではその解決に向けた新たな取り組みが始まっている。都市部の人材が副業・兼業の形で県内企業の経営に参画し、地域の持続的成長を目指していくプログラム「とっとりメジャーリーグ」が、2024年に初開催された。本プログラムでは、県内企業と都市部からの参加チームがドラフト会議形式でマッチングし、共に経営課題解決や事業拡大を狙う。ここに参加したBIPROGYは、鳥取市を拠点に教育関連事業を手掛けるイッポラボとのマッチングが成立し、約半年にわたって同社と伴走。具体的な成果の1つとして、小学生の親子を対象にしたバドミントンイベントを開催し、大きな手ごたえを得た。今回は、イッポラボ代表の田中大一氏を迎え、BIPROGY香山未帆と木村瑞貴に、2社の共創のあり方や今後の展望について話を聞いた（写真：バドミントンイベント後に撮影）。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">プロ野球さながらのドラフト会議で都市部チームと地元企業をマッチング</h2>
  <p>――「とっとりメジャーリーグ」の概要について教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">香山</span>「とっとりメジャーリーグ」は、鳥取県、とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点、および一般財団法人INSPIREが手掛ける副業・兼業アクセラレータープログラムです。副業や兼業、プロボノ（専門知識を生かした無償の社会貢献活動）に力を入れたい都市部の企業・団体や大学からの有志チームがエントリーし、鳥取県内企業が魅力に感じたチームをドラフト会議形式で指名することでマッチングが成立します。マッチング後は、両者が3カ月間協働して価値創出を目指します。</p>
  <p>BIPROGYは本プログラムの主催者であり、過去に地方創生に関するイベントでつながりのあったINSPIRE代表の谷中修吾さんにお声がけいただきました。当社は以前より地域の課題解決に取り組んでいることもあり、これまで培ってきた知見が生かせるのではないかと思い、参加を決めました。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_01.jpg" alt="写真：香山未帆">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 広報部<br>
      BX室　香山未帆</figcaption>
  </figure>

  <p><span class="speaker">田中</span>人口が少ない鳥取県では、県外人材を積極的に活用しようという動きが活発です。2023年までは私自身も県立鳥取ハローワーク内の「とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点」という組織で、都市部の人材と県内企業をマッチングする活動を行っていました。実際にマッチングする件数も数多く、「副業兼業の聖地とっとり」というキャッチコピーが生まれるほど、県外人材活用の動きは広く浸透しています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_02.jpg" alt="写真：田中大一">
    <figcaption class="c-figure_caption">イッポラボ合同会社<br>
      代表　田中大一氏</figcaption>
  </figure>

  <p>――BIPROGYは、どのような意義を感じてこのプロジェクトに参加したのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">木村</span>BIPROGYのメンバーは、中国支店長の藤原、広報部の塚越、香山、グループマーケティング部に所属する私の4名です。私は鳥取県出身で、それを知る塚越に声をかけてもらいました。自分の地元に関わり、貢献し得るプロジェクトというだけで心が動かされましたし、普段はスタートアップとの事業連携を推進しており、地域の課題解決に実務の経験も生かせると思い、即決しました。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_03.jpg" alt="写真：木村瑞貴">
    <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 グループマーケティング部<br>オープンイノベーション推進室　木村瑞貴</figcaption>
  </figure>
  <p><span class="speaker">香山</span>私は昨年までBIPROGYのバドミントンチームに所属し、選手として活動をしていたので会社員としてはまだ1年目です。新しいことにどんどんチャレンジしたいと考えていたので、良い機会だと思い、参加を決めました。</p>

  <p>――イッポラボはどのような事業を展開されているのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">田中</span>弊社は、「自信が持てる子どもを育成する」をミッションとして、主に3つの事業を行っています。木製の玩具やカード教材の製作・販売を行うプロダクト事業、リアルとオンラインで子ども向けの運動授業を行う運動スポーツ事業、そして社会課題に関心のある学生や教育関係者を対象にしたインドやフランスでの海外スタディプログラムです。売り上げの一部を使って、開発途上国の子どもたちに筆記用具を無償で提供する国際協力活動も行っています。</p>

  <p>――ドラフト会議でBIPROGYとマッチングした経緯を教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">田中</span>都市部の10チームからエントリーがあり、弊社を含めた鳥取県内の企業10社が、それぞれ希望する都市部側1チームを指名する形式でした。プロ野球のドラフト会議と同様に、複数の県内企業が同じ都市部チームを指名した場合には、くじ引きで決定します。幸運にも、他社と指名が被ることなく、BIPROGY側もイッポラボと組みたいとのご意向であったことから私たちイッポラボとBIPROGYは“相思相愛”でマッチングしました。</p>
  <p>BIPROGYを指名した理由は、手掛ける事業内容や企業の規模に魅力を感じたのはもちろんですが、一番の決め手は、メンバーに事業のターゲット層として考えていたお子さんを持つ女性が参画していたことです。当時は、子ども向けのオンラインレッスンのスキームを生かして、大人向けの運動や英会話のプログラムを展開していきたいと考えていました。事業に関するアドバイスだけでなく、ユーザー目線のリアルな意見も伺えるのは大きなポイントでした。</p>
  <section class="l-section">
    <h3>「とっとりメジャーリーグ」ドラフト会議の様子</h3>
    <figure class="c-figure c-figure_w600">
      <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_04.jpg" alt="写真：「とっとりメジャーリーグ」ドラフト会議の様子">
    </figure>
  </section>

</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">BIPROGYのアセットを生かしてプロジェクトを推進</h2>
  <p>――マッチング成立を経て、どのように取り組みを進めていったのでしょうか。</p>
  <p><span class="speaker">香山</span>2024年7月のドラフト会議でマッチングし、9月から協業がスタートしました。週1回、1時間のオンラインミーティングを通して、イッポラボが抱える経営課題について意見交換を繰り返し、BIPROGYのアセットを生かした3つの取り組みを進めていきました。1つ目は中長期ビジョンの検討、2つ目はオンラインレッスンのブラッシュアップ、3つ目はリアルイベントの開催によるオンラインレッスンとのシナジー効果の検証です。</p>
  <p><span class="speaker">木村</span>1つ目の中長期ビジョンの検討については、鳥取県に拠点のある企業という点の大切さについて議論を重ねました。当初、イッポラボは県外に拠点を移して事業を拡大することを視野に入れていたのですが、それでは競合も増えてしまいます。第三者の視点から、鳥取県発の企業というユニークネスが企業価値につながるという考えをお伝えしました。</p>
  <p>また、イッポラボがオンラインで行う運動授業は1回あたり子ども2～3名の少人数が中心でしたが、人数の拡大を検討されていたので、2つ目のオンラインレッスンのブラッシュアップも支援しました。実証実験としてBIPROGYの社員にも協力を募り、15人ほどが参加するオンラインレッスンを2回行いました。ここでは、1人の講師が、少人数で実施するときと同様に生徒全員のポーズや動きを確認し、あえて子ども向けと同様な声掛けをしながら円滑にコミュニケーションを取れるかどうかを検証しました。期せずして子ども向けの接し方が場を和ませ、従業員に好評だったため、従業員向けプログラムとして展開できないかという気づきがありました。</p>
  <p>その後、それらを検証するため、社内公募でBIPROGYグループ社員を対象としたオンラインレッスンを追加で3カ月実施してもらうことにしました。従業員向けのプログラムとするためには納得感のある導入プロセスを経た方が良いと感じ、人事部の健康経営担当と連携して社員のウェルビーイングを目的とするプログラムに位置付けるなど、組織を超えた連携にもつながりました。日頃の業務でスタートアップを含め、さまざまな企業、パートナーと連携している経験が、このようなピボットやスピード感のある動きにつながったのではないかと感じています。</p>
  <p><span class="speaker">香山</span>3つ目のリアルイベントの開催によるオンラインレッスンとのシナジー効果の検証に向けて実現したのが、「親子でエンジョイ！ ファミリーバドミントン」です。イベントの運営はイッポラボが担当し、バドミントン選手としての経験則なども交えつつ、プログラムはBIPROGY側で検討しました。</p>
  <section class="l-section">
    <div class="c-box -border">
      <h3 class="u-mt0">小学生の親子を対象にバドミントン体験イベントを開催<br>
      元選手から基礎を学び、トップレベルの技を間近で体感！</h3>
      <p>2025年3月20日、米子市の皆生（かいけ）市民プール横トレーニングホールで「親子でエンジョイ！ ファミリーバドミントン」が開催されました。香山未帆さんと日本代表経験のある上田拓馬さん（BIPROGYバドミントンチーム元選手、現社員）がコーチを務め、25家族（約40名）の親子が参加。憧れの選手を前にして緊張した面持ちの子どもたちでしたが、太鼓のリズムに合わせて楽しくウォーミングアップを始めると次第に笑顔に。</p>
      <figure class="c-figure c-figure_w600">
        <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_05.jpg" alt="写真：太鼓のリズムに合わせて楽しくウォーミングアップを始める子どもたちとコーチ">
      </figure>
      <p>バドミントンタイムでは、正しいラケットの握り方や打ち方などの基礎を学び、床に落ちたシャトルをラケットですくい上げる“格好良い小技”にもチャレンジ。最初はうまくできなかった子も、香山さんに「ラケットの横をうまく使ってみて」と直接アドバイスをもらうと大成功！ はにかみながらハイタッチを交わして喜んでいました。</p>
      <figure class="c-figure c-figure_w600">
        <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_06.jpg" alt="写真：コーチにアドバイスをもらう子どもたち">
      </figure>
      <p>コーチと直接ラリーができるチャレンジタイムが始まると、会場のボルテージは一気にアップ。コートの前後を広く使う上田さんのショットに食らいつく子や香山さんを相手に力強い長打のラリーを見せる子に、周りからは声援が沸き起こっていました。イベント終盤では、コーチ同士でスピード感あふれる本気のラリーも披露。威力のあるスマッシュやフェイントへの対応力など、気迫あふれるプレーはまさに圧巻。コートをぐるりと囲んで見守る子どもたちは、その光景に目を輝かせていました。</p>
      <figure class="c-figure c-figure_w600">
        <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_07.jpg" alt="写真：コーチとラリーをする子どもたち">
      </figure>
      <p>トークショーでは、上田さんと香山さんがバドミントンを始めたきっかけやトップ選手時代の喜びや苦悩、そしてバドミントン競技の魅力について語りました。時間いっぱいになるまで質問も飛び交い、最後の写真撮影では子どもたち全員が充実の笑顔を見せていました。</p>
      <figure class="c-figure c-figure_w600">
        <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_08.jpg" alt="写真：上田さんと香山さんのトークショー">
      </figure>
      <figure class="c-figure c-figure_w600">
        <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_09.jpg" alt="写真：子どもたちとコーチの集合写真">
      </figure>
    </div>
  </section>

  <p>――BIPROGYとの共創を通して、どのような手応えを感じましたか？</p>
  <p><span class="speaker">田中</span>まず、企業として進むべき道が明確になりました。マッチング前は、会員数が肝となるオンライン事業を手掛ける中で、子どもが少ない鳥取県内で事業を続けることに不安を覚えることもありました。しかし、BIPROGYと意見を交わす中で、地元の企業だからこそできることがあり、鳥取県で起業したからには地域に貢献することに意義があると考え直しました。</p>
  <p>何より、子どもたちにバドミントンを楽しんでもらえた今回のイベントは大成功でした。鳥取県の子どもたちにトップレベルの技を間近で見る機会を提供できたことは、1つの地域貢献につながったと感じています。ビジネスの観点から、参加者の7割が新規の方だったことも大きな成果でした。魅力あるリアルイベント参加がイッポラボとの接点となり、オンラインレッスンの入会を検討するきっかけになればうれしいです。</p>
  <section class="l-section">
    <div class="c-box -border">
      <h3 class="u-mt0">BIPROGY Illuminating Tottori’s Potential</h3>
      <div class="c-imageUnit -imageL" data-grid-col="*-*-1">
        <div class="c-imageUnit_image">
          <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_10.jpg" alt="写真：谷中修吾氏" width="200">
          <p class="c-imageUnit_image_caption">BBT大学 教授／INSPIRE 代表理事<br>谷中修吾氏</p>
        </div>
        <div class="c-imageUnit_text">
          <p>鳥取県の週1副社長プロジェクト「とっとりメジャーリーグ」は、副業・兼業・プロボノに強い意欲を持つ企業・団体の皆様が、3カ月にわたって週1で鳥取県内企業の事業成長を支援するプログラムです。2024年度に第1期を開催しました。</p>
          <p>ソーシャルマインドに溢れる企業・団体の参画が切望される中、主催チームを構成するINSPIREの私（BBT大学〔編注：BBT（ビジネス・ブレークスルー）大学：通信制で経営学士が取得できる大学〕 教授）は、主催招待枠でBIPROGYさまに参画を懇願しました。</p>
          <p>なぜならば、これまで数々の協業機会をいただく中で、BIPROGYさまが社会のエコシステムの創出に対して本気で取り組んでいる姿勢を体感していたからです。</p>
          <p>結果、BIPROGYさまは、鳥取県から世界に向けて教育事業に取り組むイッポラボさまとの協業に至り、わずか3カ月で事業を飛躍させる機会を創出されました。快挙です。今、BIPROGYさまは、鳥取において“可能性を照らす光”になっています。</p>
          <p><i>この物語は終わらない。鳥取をもっと輝かせるために。</i></p>
        </div>
      </div>
    </div>
  </section>

</section>

<section class="l-section">
  <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">「とっとりメジャーリーグ」のコミュニティを活用し、さらなる成長を目指す</h2>
  <p>――「とっとりメジャーリーグ」への参加を通じて、どのような成果を感じていますか。</p>
  <p><span class="speaker">木村</span>BIPROGYは10年先の未来に向けて進む方向性として「Vision2030」を掲げ、さまざまな企業や地域との共創によって社会的価値を創出していきたいと考えています。「とっとりメジャーリーグ」では、都市部の10チームと鳥取県内の企業10社、ジャンルも規模も多様な合計20社の新たなコミュニティができました。2024年12月に成果発表会と懇親会があり、参加企業の皆さんと親睦を深めたことでさらに“仲間意識”も芽生え始めています。今後、コミュニティ内で生まれる新たな共創の可能性にも期待しています。</p>
  <p><span class="speaker">香山</span>より多くの企業と共創を進めるには、企業としての認知度も重要です。「とっとりメジャーリーグ」への参加、そして今回のようなイベントを開催できたことは、BIPROGYを知ってもらう良い機会になったと感じています。また、今回イッポラボの国際協力活動を通じて、BIPROGYのバドミントンチームからインドの子どもたちにバドミントンのラケットを数本寄贈しました。イッポラボのフットワークの軽さゆえに国際協力につながる活動ができたことに感謝しています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_11.jpg" alt="写真：インドの子どもたちと寄贈したバドミントンのラケット">
  </figure>

  <p>――イッポラボの今後の展望を教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">田中</span>まずは、リモートワーカーに向けた運動のオンラインレッスンを展開していきます。BIPROGY社員を対象にした実証実験で、社会人向けのレッスンも面白いという新たな気づきがありました。省スペースで体を動かすレッスンであれば、運動不足になりがちなリモートワーカーの需要は高いと見込んでいます。</p>
  <p>また、子ども向けのリアルイベントも定期的に開催していきたいです。今回のイベントでは、「たった1回の経験が子どもの人生を変える」ということを改めて実感しました。国内トップレベルの選手と出会うことで、子どもたちは「バドミントンをもっと頑張ろう」「こんな選手を目指したい」と感じたと思うんです。より多くの子どもに価値のある体験を提供すべく、鳥取県内の各地でも開催したいです。ぜひ今後も、BIPROGYと一緒にイベントを継続していきたいと考えています。</p>
  <figure class="c-figure c-figure_w600">
    <img src="/article/major-league-tottori/20250618_mlt_12.jpg" alt="写真：バドミントンのラケットとシャトル">
  </figure>

  <p>――最後に、鳥取県の魅力について教えてください。</p>
  <p><span class="speaker">香山</span>初めて鳥取県に来た時は、美味しい海鮮がリーズナブルに食べられることに驚きました。今回のイベント会場が米子市の皆生温泉の近くなのですが、温泉も、参加してくれた子どもたちの笑顔も素敵でした。来る度に魅力が感じられる県です。</p>
  <p><span class="speaker">木村</span>何事もポジティブに変えるのがうまい県だと思います。例えば、全国で人口が最下位ということは、県内では“ネタ”のように話しますし、2013年頃までは「スターバックスがない唯一の県」だったことから、「すなば珈琲」というコーヒーチェーンが誕生しています（笑）。人口の少なさを逆手に取って、県外人材の活用を進めている所も鳥取県らしいと感じています。</p>
  <p><span class="speaker">田中</span>鳥取県は人口少ない分、一人ひとりの行動によるインパクトが大きいとされます。実際、私が鳥取県にUターンして起業した時は、県内の多くのメディアに取材していただきました。一人の役割が大きい分、やりがいを感じられる環境だと思っています。これからも鳥取県発の企業として、事業成長と地域貢献を図っていきたいです。</p>
</section>

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                        <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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                      </div>

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<section class="l-section">
  <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
  <ul class="c-textList">
    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.major-league.tottori.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">副業兼業アクセラレータープログラム「とっとりメジャーリーグ」</a></li>
    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://ippolab.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">イッポラボ合同会社</a></li>
  </ul>
</section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>法人への売電における非化石証書の活用を促す――環境価値管理サービス「Re:lvis（リルビス）」 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/relvis_gifuden/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2942</id>
        <mgmt-id>2429</mgmt-id>
        <published>2025-06-11T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-10-29T06:20:22Z</updated>
        <summary>岐阜電力が、調達から割り当てまでの複雑な業務をSaaSで一元管理</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/06/20250611_rg_00-thumb-1260x840-15377.jpg" length="1137189" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DX" /><category term="SDGs" /><category term="カーボンニュートラル" /><category term="サステナビリティ" /><category term="事例" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>地球温暖化対策の切り札といわれるのが、エネルギーの脱炭素化だ。化石燃料を含めたエネルギー全体のうち、電力は8割を占めているため、カーボンニュートラルを達成するには、太陽光や風力などCO<sub>2</sub>を排出しない非化石電源で作られた電力へのシフトが不可欠である。非化石電源による発電で生まれた電力の環境的価値を証明する「非化石証書」の流通に関して、BIPROGYでは環境価値管理サービス「Re:lvis（リルビス）」を提供している。Re:lvisを導入し、脱炭素を推進する岐阜電力に話を聞いた。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">非化石証書の調達・管理を効率化するSaaSサービス</h2>

                <p>非化石証書は日本卸電力取引所（JEPX）の非化石価値取引市場でオークション方式によって購入できる。小売電気事業者は非化石証書を購入することで、供給する電力のCO<sub>2</sub>排出量を実質ゼロと見なすことができ、環境負荷の軽減を目指す事業者は再生可能エネルギーへのシフトを対外的に説明できる。</p>

                <p>しかし、非化石証書を入手して活用するには複雑な手続きが必要であり、それが大きな負担になっている。そのため、BIPROGYでは環境価値管理サービス「Re:lvis（リルビス）」を提供し、非化石証書の流通と活用を支援している。</p>

                <p>Re:lvisはJEPXの会員である小売電気事業者や仲介事業者、需要家が非化石証書を入手して活用するためのプロセス全体をサポートするSaaSサービスで、非化石証書の調達から入札、割り当てまでの業務をデジタルの力で効率化する。小売電気事業者の場合、まず非化石証書と電気をセットで取引先に提供する再エネメニューの契約情報を集約し、電力供給量から非化石証書の購入量を算出する。次に、必要な非化石証書をどのような手段で調達するかという証書調達計画を策定し、非化石価値取引市場のオークションや相対調達によって必要な非化石証書を調達する。さらに調達した非化石証書を管理し、対象となる取引先に割り当てていく。</p>

                <p>これまでは、こうした一連の業務プロセスはExcelシートなどを駆使して手作業で対応してきたのが実態だ。負荷が大きく、ミスが発生する可能性も高い。工程が複雑なため属人化しがちで、内部統制上も問題があった。Re:lvisを活用すれば、一連の業務プロセスがシステム化され、デジタルによる一元管理が実現できる。契約先に対する電力供給量から非化石証書の必要量を自動で算出し、調達した非化石証書の情報を一元管理して、割り当て結果もPC画面上で共有できる。Re:lvisはこれまでBIPROGYが行ってきた非化石証書関連業務のノウハウが生かされたサービスで、すでに複数のJEPX会員に採用されている。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/relvis_gifuden/20250611_rg_01.png" alt="非化石証書調達に関するBIPROGYの展開領域図">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGYは非化石証書の利便性向上に向けた活動を推進しており、非化石証書の調達・入札・割り当てを支援している</figcaption>
                </figure>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">脱炭素を推進する岐阜電力が初期ユーザーに</h2>

                <p>Re:lvisの初期ユーザーの1社が、2016年に設立された岐阜電力である。「電気の地産地消」を掲げ、岐阜県を本拠として電力供給事業を開始し、愛知県、三重県、長野県、静岡県へと対象エリアを広げ、現在では中部エリア全体をカバーしている。</p>

                <p>同社の最大の特徴は、脱炭素を全面に押し出していることだ。同社の常務取締役である小林穣氏は「2022年度の調整後排出係数は0.016(kg-CO<sub>2</sub>/kWh)で、2023年度にはゼロを達成しました。電力の供給先を当社に切り替えるだけで、需要家はCO<sub>2</sub>の排出量を大幅に削減できます」と話す。電力を100％再生可能エネルギーにする「RE100プラン」も提供している。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img alt="写真: 小林穣氏" src="/article/relvis_gifuden/20250611_rg_02.jpg" width="600">
                  <figcaption class="c-figure_caption">岐阜電力株式会社 常務取締役<br>小林穣氏</figcaption>
                </figure>

                <p>背景には同社の設立経緯が関係している。同社を設立した代表取締役の下田平真樹氏は、以前から再生可能エネルギーの発電事業を手がけ、一般家庭約9000戸分の年間消費電力量に相当する太陽光発電量30MWを誇る企業の代表取締役でもある。下田平氏が自然エネルギーのさらなる利用のために設立した同社が脱炭素を掲げるのは当然の流れだ。</p>

                <p>脱炭素への貢献を訴求する同社の契約先には、警察署や学校、文化施設、福祉施設などの公共施設が多い。「全体の6～7割が公共施設で占められています。民間施設では、金属加工業や食品加工業、窯業、土木建築など、多種多様な業種業態に関わっています」（小林氏）</p>

                <p>同社では、大手発電事業者から固定価格で仕入れる相対契約先、複数社からの特定卸供給、24時間365日調達可能なJEPXという3つの調達方法を組み合わせることで、安定した供給を実現するとともに、コストを追求し、低価格で電気を供給することを目指している。</p>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">JEPXが提供する非化石価値取引システムへの自動連携機能が決め手に</h2>

                <p>岐阜電力は2024年4月にRe:lvisを導入した。「以前は私一人で、すべて手作業で非化石証書を調達し、割り当てていました。扱う金額が大きい上にJEPXの制度が非常に複雑なため、従業員に作業を割り振ることが難しかったのです」と小林氏は語る。</p>

                <p>当時の契約数は約4000で、非化石証書の割り当ては約100件だった。1件の需要家に対して太陽光や風力など複数の契約があり、顧客管理データベースから対象を抽出して非化石証書の調達量を算出し、オークションで調達した後は発電所と需要家をひも付けて非化石証書の割り当てを通知していたという。</p>

                <p>「Excelファイルが40MBになるほどのデータ量で大変な作業でしたが、それ以上に苦慮していたのが制度やルールに対する対応でした。毎年変更になる制度やルールをチェックし対応しても、それが正しいのかどうかを確認する術がなく、常に不安がありました」（小林氏）</p>

                <p>悩んでいた小林氏がRe:lvisを知ったのは、2022年の暮れに参加したBIPROGY主催のWebセミナーだった。当時はまだ製品名はなく、ユーザーインタフェースも開発途中の段階であった。</p>

                <p>「これではExcelで管理するのと負荷が変わらない」と判断した小林氏のところに、翌年2月になってBIPROGY担当者から連絡が入った。「セミナーの感想を伝えると、今後の方針を教えてくれて、製品を試してみないかと持ちかけられました。私は新しいことに取り組むのが好きなので、求めるサービスへと開発を進めてもらうためにも、トライアルをやってみようと思いました」と小林氏は当時のやりとりを振り返る。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/relvis_gifuden/20250611_rg_03.png" alt="調達・入札・割り当ての業務を支援するSaaSサービスの流れ">
                  <figcaption class="c-figure_caption">Re:lvisは非化石証書の管理業務をデジタル化することで効率化し、調達・入札・割り当ての業務を支援するSaaSサービス。制度改正にも追随し、利用者の負担を大幅に軽減する</figcaption>
                </figure>

                <p>それから約1年間、BIPROGYと小林氏とのやりとりは続いた。最新バージョンをトライアルし、要望をフィードバックして改善するという形だ。小林氏は、「要望をしっかり取り入れてくれたので、実務でもExcelを利用することから徐々にRe:lvisを利用することにシフトしていきました」と語る。23年末には導入を決定。「JEPXのシステムが変わったことも導入を後押しする要因になりました。BIPROGYが変更内容を確実に把握し、対応を理解していたことが大きかったです。JEPXのシステムともシステム連携しており、作業の効率化にもつながりました」と小林氏は言い、JEPXが提供する非化石価値取引システムとのシステム連携機能が決め手になったことを強調した。</p>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link4">業務の効率化だけでなく事業価値向上にも貢献</h2>

                <p>「Re:lvisを本格的に使い始めたら大きな成果が出ました。工数は従来の10分の1になりました。調達のプロセスを上長がWebで確認できるので、何千万円という入札でも従業員に安心して任せられるようになり、責任の所在も明確になりました」と小林氏は語る。</p>

                <p>今後は営業上の効果も見込める。従来の仕組みでは手続きの確実性を優先しなければならず、営業を積極的に進められない状況だったが、調達や割り当てのシステム上の課題がなくなったことで、安心して顧客に非化石証書の活用を案内できるようになった。「価格だけではなく付加価値もわれわれの武器になりました」（小林氏）</p>

                <p>同社の業績は順調に推移しており、現在契約数は6000を超え、非化石証書の割り当て件数は約400件になる。それでも作業負荷はほとんど変わらない。同社ではオリジナルの「CO<sub>2</sub>フリー証書」を作成して契約先に提供し、非化石証書の活用を後押しする工夫を取り入れている。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w400">
                  <img class="u-border" src="/article/relvis_gifuden/20250611_rg_04.jpg" alt="CO2フリー電気ご利用証明書">
                  <figcaption class="c-figure_caption">岐阜電力が発行する「CO<sub>2</sub>フリー電気ご利用証明書」。CO<sub>2</sub>フリー電気を岐阜電力から購入することで、再生可能エネルギーの導入や省エネルギー活動を推進し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みに協力していることを証明している</figcaption>
                </figure>

                <p>「現在は固定価格買取制度（FIT）の非化石証書だけを扱っていますが、今後カテゴリーを拡大していく予定です。調達プロセスはますます複雑になりますが、Re:lvisがあるので対応できます。顧客にさまざまな価値を提供することで、当社の事業価値を高めます。BIPROGYはそのためのパートナーです」と小林氏はBIPROGYへの期待を語った。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w400">
                  <img src="/article/relvis_gifuden/20250611_rg_05.jpg" alt="写真: 小林穣氏">
                </figure>

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                  <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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                    <li class="categoryList_item">
                      <a href="https://terasu.biprogy.com/carbon-neutral/">
                        カーボンニュートラル
                      </a>
                    </li>

                    <li class="categoryList_item">
                      <a href="https://terasu.biprogy.com/sdgs/">
                        SDGs
                      </a>
                    </li>

                    <li class="categoryList_item">
                      <a href="https://terasu.biprogy.com/sustainability/">
                        サステナビリティ
                      </a>
                    </li>

                    <li class="categoryList_item">
                      <a href="https://terasu.biprogy.com/dx/">
                        DX
                      </a>
                    </li>

                    <li class="categoryList_item">
                      <a href="https://terasu.biprogy.com/case/">
                        事例
                      </a>
                    </li>

                  </ul>
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              </section>

              <section class="l-section">
                <h3 class="c-titleLvThree">詳しく知りたい</h3>
                <a href="https://www.biprogy.com/solution/service/environmental_value.html" class="c-box -border moreInfobox" target="_blank">
                  <div class="moreInfobox_imgbox">
                    <img src="/article/relvis_gifuden/20250611_rg_06.png" alt="Re:lvisロゴ画像" width="240">
                  </div>
                  <div class="moreInfobox_textbox">
                    <h4 class="moreInfobox_title">非化石証書の調達・管理効率化支援<br>Re:lvis（リルビス）</h4>
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        <title>金融DX時代のデータ活用人材育成──BIPROGYと地銀の新たな挑戦 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/dx-regional-bank/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2941</id>
        <mgmt-id>2432</mgmt-id>
        <published>2025-06-04T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-06-04T01:00:19Z</updated>
        <summary>大垣共立銀行、山梨中央銀行、百五銀行が語る「ビジネス力強化実践プログラム」の活用ポイントとこれから</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/06/20250604_drb_00-thumb-1264x840-15363.jpg" length="550609" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DX" /><category term="クラウド" /><category term="データ活用" /><category term="事例" /><category term="地方創生" /><category term="金融" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>「データ活用」の重要性が高まる中、金融機関におけるデータ活用人材の育成が大きなテーマになりつつある。BIPROGYでは、これまでも「BIPROGYデータ活用チャレンジ」の実施など、地方銀行（以下、地銀）をはじめとする各種金融機関のデータ活用人材の育成支援に取り組んできた。2025年1月からはさらに一歩踏み出し、データ分析の入門者向けに「ビジネス力強化実践プログラム」の提供を新たに開始した。プログラムの初回には、BIPROGYのオープン勘定系システム「BankVision」を採用する地銀3行（大垣共立銀行、山梨中央銀行、百五銀行）が参加。約3カ月間の実践を経て、成果共有会が3月6日に開催された。その背景にはどのような課題意識があり、どんな成果が得られたのだろうか――。参加行のキーパーソンやBIPROGYの担当者を交え、手応えや今後の展望などを聞いた。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[                      <section class="l-section">
                        <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">「データ×ビジネス」で課題を解決する新たな人材育成プログラム</h2>
                        <p>全国の地銀では、金融DXの進展に向けて、自行および関係機関が保有するデータの活用が経営課題になっている。BIPROGYは、金融機関のデータ活用支援のため、一般社団法人 金融データ活用推進協会と協力して「BIPROGYデータ活用チャレンジ」を開催するなど、地銀におけるデータ活用人材の発掘と育成を支援してきた（参考「<a href="/article/talk-fdua/">地方銀行の未来を担う「データ活用人材」を発掘せよ！</a>」）。</p>
                        <p>この取り組みを一歩進める形で、2025年1月からは「ビジネス力強化実践プログラム」の提供を開始。3月6日には、3行の担当者とBIPROGY担当者による成果共有会が開催され、プログラムに対する各行の感想や課題についてフィードバックがなされるとともに、今後に向けた展望が共有された。</p>
                        <figure class="c-figure c-figure_w600">
                          <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_01.jpg" alt="写真：柴谷智之">
                          <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 ファイナンシャルサービス第三事業部<br>
                            営業三部 S-BITS企画室　柴谷智之
                          </figcaption>
                        </figure>

                        <p>BIPROGYファイナンシャルサービス第三事業部 営業三部S-BITS企画室の柴谷智之は、「ビジネス力強化実践プログラム」の背景を次のように話す。</p>
                        <p>「これまではコンペティションなどを通じてデータ活用への機運を盛り上げ、データ分析や機械学習ができる人材の育成に注力してきました。ただ、DXをビジネスの成果に結びつけるためには、業務部門の担当者自らがビジネス上の問題を整理し、データを活用してそれらを解決可能な課題に変換する力が重要です。各種取り組みの結果分析や、参加行さまへのヒアリングなどを通じて、こうしたスキル獲得に苦慮されている姿が浮かび上がりました。そこで、業務部門の担当者さまが体系的にデータ活用のスキルを身につけられるプログラムを企画しました」</p>

                        <section class="l-section">
                          <h3>データ活用推進における課題と解決に必要なスキルセット</h3>
                          <figure class="c-figure c-figure_w800">
                            <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_02.jpg" alt="図版：データ活用推進における課題と解決に必要なスキルセット">
                          </figure>
                        </section>

                        <p>「さまざまなご支援を通じて感じるのは、DX推進部門にいるデータサイエンティストの分析力を強化するだけでは、ビジネス上の成果につながりにくい面があるということです。データ活用の加速には、現場業務に精通した業務部門の担当者さまが、分析すべきデータの選定に携わることが重要です。その際の目利き力を高めてもらうことも本プログラムの狙いの1つです」（柴谷）。</p>
                        <p>データ活用に必要とされるスキルセットは、「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」「ビジネス力」の3つとされている。「ビジネス力強化実践プログラム」では、特にビジネス力の強化に重点が置かれている。</p>

                        <section class="l-section">
                          <h3>課題解決に必要なスキルセット（イメージ）</h3>
                          <figure class="c-figure c-figure_8600">
                            <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_03.jpg" alt="図版：課題解決に必要なスキルセット">
                          </figure>
                        </section>

                        <section class="l-section">
                          <h3>「ビジネス力強化実践プログラム」がカバーする領域（概要）</h3>
                          <figure class="c-figure c-figure_w800">
                            <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_04.jpg" alt="図版：「ビジネス力強化実践プログラム」がカバーする領域（概要）">
                          </figure>
                        </section>

                        <p>柴谷は「今回、ご参加いただいた3行はAIモデルの構築や機械学習に意欲的に取り組んでいらっしゃいます。『現場の業務課題とデータ分析をいかに結びつけるか』という関心も高かったのではないかと感じます」と話す。各行の担当者も同様の期待感を持っていたようだ。</p>

                        <figure class="c-figure c-figure_w600">
                          <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_05.jpg" alt="写真：伊藤啓氏">
                          <figcaption class="c-figure_caption">株式会社大垣共立銀行 IT統轄部<br>
                            調査役　伊藤啓氏
                          </figcaption>
                        </figure>

                        <p>「データを使ってビジネスインパクトを出すには、データサイエンティストの育成やデータエンジニアリングなどのスキル獲得だけでは不十分です。新たな価値を生むには、『データを現場の課題に即してどう活用するのか』を企画するビジネス力が必要不可欠。今回のプログラムが1つの解決策を提示してくれるのではと思って参加しました」（大垣共立銀行 IT統轄部調査役・伊藤啓氏）。</p>

                        <figure class="c-figure c-figure_w600">
                          <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_06.jpg" alt="写真：古屋豪氏">
                          <figcaption class="c-figure_caption">株式会社山梨中央銀行 経営企画部 DX・イノベーション推進室<br>
                            DX推進チーム 主任調査役　古屋豪氏
                          </figcaption>
                        </figure>

                        <p>「これまではデータ分析手法を中心とした行内研修を行ってきましたが、日常業務になかなか定着しないという課題がありました。このプログラムは業務部門が業務課題を整理し、『データで解決する課題を特定する』スキルが身につく内容であり、そこに魅力を感じて参加しました」（山梨中央銀行経営企画部DX・イノベーション推進室主任調査役・古屋豪氏）。</p>

                        <figure class="c-figure c-figure_w600">
                          <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_07.jpg" alt="写真：角賢二氏">
                          <figcaption class="c-figure_caption">株式会社百五銀行 経営企画部<br>
                            IT戦略課 課長代理　角賢二氏
                          </figcaption>
                        </figure>

                        <p>「データドリブンな組織に変革していくことが現在の大きな経営課題の1つです。このため、百五銀行では、行員一人ひとりにとってデータ活用が身近な存在になる施策をさまざまな形で展開しています。今回の取り組みは、業務部署の行員を主な対象としてデータ分析課題の見つけ方や分析計画の進め方などの習得を目的としています。この点に魅力やメリットを感じました」（百五銀行経営企画部IT戦略課課長代理・角賢二氏）。</p>
                      </section>

                      <section class="l-section">
                        <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">共創で磨かれる実践知──成果共有会で見えた次のステップ</h2>
                        <p>1月中旬からスタートした「ビジネス力強化実践プログラム」。3行の業務部門や経営企画部門、データ分析担当部門などに所属するデータ分析の初学者が参加した。2月14日にはオンラインによる集合研修とワークショップが開催された。集合研修では、問題の洗い出しと分析計画表（フレームワーク）の書き方などの方法論を学習し、その後、各行ともに1チーム約5人で構成される2チームに分かれてワークショップを行い、事前に選定した問題を議論してデータ活用の実行計画を作成する体験をした。</p>

                        <section class="l-section">
                          <h3>開催スケジュール</h3>
                          <figure class="c-figure c-figure_w800">
                            <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_08.jpg" alt="図版：ビジネス力強化実践プログラムの開催スケジュール">
                          </figure>
                        </section>

                        <p>3月6日に開催された成果共有会では、まず各行の担当者からワークショップでの成果やその感想が共有された。また、成果物についての評価や時間配分の見直し、講義内容の難易度の高さなど、さまざまな改善点についても忌憚のない意見が出された。</p>

                        <section class="l-section">
                          <h3>オンライン集合研修とワークショップの概要</h3>
                          <figure class="c-figure c-figure_w800">
                            <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_09.jpg" alt="図版：オンライン集合研修とワークショップの概要">
                          </figure>
                        </section>

                        <section class="l-section">
                          <h3>オンライン集合研修とワークショップの様子</h3>
                          <figure class="c-figure c-figure_w800">
                            <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_10.jpg" alt="図版：オンライン集合研修とワークショップの様子">
                            <figcaption class="c-figure_caption">オンライン集合研修とワークショップでは、業務上の問題の中身や解決に向けて関係する担当部署、時間軸などの点を明らかにし、目標値、現状と目標とのギャップ、それらの要因、改善すべき課題のポイントを明確にして具体的な解決策の立案などが行われた。さらに一歩踏み込み、解決に向けた費用などを想定して評価し、解決策の優先順位付けをした分析計画表の作成も実施された</figcaption>
                          </figure>
                        </section>

                        <p>大垣共立銀行の伊藤氏は「参加者の業務部門がさまざまであり、広範な問題を検討材料としてスタートしたので時間的に厳しい面がありましたが、最後までやり切ることができました。成果物の評価としては、最後は急仕上げになったことから、5段階で4という感じです。参加者がつまずいた部分を改善して、参加者が十分検討できるようにしていけば、より良いアウトプットを出せると思います」と振り返る。</p>

                        <p>山梨中央銀行の古屋氏は「成果物の評価としては5段階評価で5です。ワークショップの中で十分に仕上げられたかどうかは別として、業務に活用できる可能性は十分にありますし、課題の洗い出しや分析につなげられない理由も明らかにできました。また、これまで属人的になっていた業務を平準化するためのヒントも得られました」と評価する。</p>

                        <p>営業店からの参加メンバーで活発な議論ができたと語るのは百五銀行の角氏だ。「駆け足な面もありましたが、共有会での発表までこぎつけることができました。成果物は5段階評価で4です。中には業務で活用できる可能性があるものもありました」と語る。</p>

                        <figure class="c-figure c-figure_w600">
                          <img class="c-figure_img" src="/article/dx-regional-bank/20250604_drb_11.jpg" alt="写真：馬渕康輔">
                          <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 市場開発本部 データ＆AIサービス部 <br>
                            RINZAサービス室　馬渕康輔
                          </figcaption>
                        </figure>

                        <p>ワークショップの講師を務めたBIPROGY市場開発本部データ＆AIサービス部RINZAサービス室の馬渕康輔は、「フレームワークの中で一番難しいところは、『なぜそうなっているのか』という真因を探り出す部分です」と話し、こう続ける。</p>
                        <p>「このフレームワークは、ビジネス上の目標から出発し、『現状→問題→要因→真因→課題→解決策』の順に問題を深掘りし、適切な解決策を導きます。真因が曖昧になれば、その解決策も必然的に曖昧になります。真因が明確になれば、具体的な解決策もイメージしやすくなります。そのため、真因の深掘りが重要なポイントです。扱う問題が多いと、解決策のパターンも増えるので、ワークショップの時間内では議論しきれないという面はあったと思います。今後は、こうした点も含めてプログラムのブラッシュアップを図っていきます」</p>

                      </section>

                      <section class="l-section">
                        <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">データドリブンな組織文化への変革、継続的な学びが開く未来</h2>
                        <p>今回のプログラム参加によって、各行は、データ活用をビジネス力の強化につなげるためのヒントを得たようだ。今後も継続的に活用して、ビジネスにおけるデータ活用を推進したいという意見も多かった。</p>
                        <p>古屋氏は「全体を通して非常に効果的なプログラムでした。今回は本部の企画担当を対象に参加メンバーを募集しましたが、こうした方法論を銀行の中でもっと広めると同時に、今回立案した施策を実際に実施して効果を検証することで取り組みの輪が広がると感じました」と語る。</p>
                        <p>伊藤氏は「データ活用の担当として、今回得られた学びをブラッシュアップし続けたいと思います。また、データ活用に携わる機会の少ない部署や経営層もデータとビジネスの関係性を知っておくべきですので、社内の情報発信を強化していきます。データを活用する文化の醸成はこうした一歩から始まるのではないかと感じています」と話す。</p>
                        <p>角氏は「プログラムは非常に良い内容でした。金融庁もデータ活用を推奨していますし、本部行員を中心にデータ分析に慣れ親しんでおくことが大切です。データ活用が今後の銀行の強弱を決める要因にもなると捉えていますので、この活動を継続していきたいですね」と語った。</p>
                        <p>「BIPROGYデータ活用チャレンジ」がきっかけで誕生した「ビジネス力強化実践プログラム」。参加行からのフィードバックなどを踏まえ、さらなる強化ポイントが見えてきた。BIPROGYは金融機関向けのデータ活用人材の育成支援としてさまざまな取り組みを実践していく予定だ。BIPROGYが提供するデータ活用人材育成の支援に今後ともご期待いただきたい。</p>
                        <div class="articleKeywordList">
                          <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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                        </ul>
                      </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>アクティブシニアと地域の事業者をつなぐライフデザインサービス「Pocket」 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/shizuoka-pocket/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2929</id>
        <mgmt-id>2433</mgmt-id>
        <published>2025-06-02T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-08-27T01:36:33Z</updated>
        <summary>ふじのくに物産×BIPROGY：静岡市の実証実験から読み解く地域連携の未来</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
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        <categories><category term="DX" /><category term="事例" /><category term="地方創生" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>「人生100年時代」を迎え、よりアクティブにいきいきと生活を楽しみ、豊かな人生を送りたいと考えるシニア世代が増えている。この思いを実現するため、地域の事業者とアクティブシニアを結んで新たな価値を創出するライフデザインサービス「Pocket」の実証実験が静岡県で進んでいる。本プロジェクトは静岡経済同友会の静岡創生アクセラレータ・プログラム「テイクオフ静岡」に採択され、2022年から第1フェーズでコンセプトを検証、2024年9月からはビジネスモデルの検証や認知拡大に向けた第2フェーズが進行している。BIPROGYはプロジェクトの立ち上げ当初から参画し、地域商社であるふじのくに物産と共に実証実験に取り組んできた。実証実験を経て、Pocketはどのように地域から期待され、どんな展望が見えてきたのだろうか。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">アクティブシニアのニーズに地元の事業者との連携で応えたい</h2>
                <p>――「Pocket」に取り組むきっかけはどんなことだったのでしょうか。</p>
                <p><span class="speaker">西村</span>ふじのくに物産は、地域を面白くしていこうと2017年に立ち上げた地域商社です。地元のものを集めて付加価値をつけて売り出そうとトライアルを続ける中で、地域にある多様なサービスを共創の形でつなぎ、付加価値をつけてもっと面白くしてご提供できないかと考えました。その1つとして焦点を当てたのが、年齢を重ねても仕事や趣味などに意欲的に取り組み、健康意識や自立意識が高い「アクティブシニア」向けのサービスです。</p>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/shizuoka-pocket/20250602_sp_01.jpg" alt="写真：西村やす子氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">株式会社ふじのくに物産<br>
                    代表取締役　西村やす子氏</figcaption>
                </figure>
                <p>現代は、お金や健康の管理、生きがいづくり（趣味や遊び）などアクティブシニアのさまざまなニーズに対応したサービスが数多く提供されています。しかし、必ずしもアクセスしやすいとは限りません。自分が求めるサービスにたどり着けなかったり、信頼できるサービスかどうか確信が持てなかったりするケースが多々あります。そこで、アクティブシニアが地元の信頼できる事業者と接点を持ち、コミュニケーションを図りながら自分に合ったサービスを納得して選べる仕組みをつくりました。それがライフデザインサービス「Pocket」です。このプラットフォームを利用して事業者同士が連携することで、アクティブシニア一人ひとりのライフプランに寄り添ったサービスを提供できると考えました。</p>
                <p>私は、もともと司法書士として多くのシニアの方々の相談に乗ってきました。その中で、相続や遺言だけでなく「もっと楽しみながら人生を送りたい」といったご相談も多くいただきました。しかし、一事業者だけではそのようなご要望のすべてには対応しきれないと感じていました。アクティブシニアの多くもスマートフォンやパソコンを使ってさまざまなサービスを探すことが一般的になってきましたし、親の問題（例：生活支援や介護、経済的な問題）を考える子ども世代にとっても関連情報が気軽に入手できるデジタルプラットフォームは必要です。</p>
                <p>Pocketという名称には「洋服のポケットのように必要なときに必要なものが“入っている”存在であり、困ったときに身近で気軽に使える便利なサービスでありたい」という思いが込められています。</p>

                <section class="l-section">
                  <h3>地域共創型プラットフォーム「Pocket」のコンセプトと特長</h3>
                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img src="/article/shizuoka-pocket/20250602_sp_02r.jpg" alt="画像：地域共創型プラットフォームのコンセプト">
                  </figure>
                </section>
                <p>――BIPROGYはどのように関わってきたのでしょうか。</p>
                <p><span class="speaker">高木</span>当社は、ICTサービスの提供にとどまることなく、社会課題の解決の取り組みを加速させ、社会的価値創出企業に変革しつつあります。その軸の1つが地域創生です。静岡エリアにおけるふじのくに物産さまの活動は、まさにそこに貢献するものだったので、当初からディスカッションに参加させていただきました。</p>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/shizuoka-pocket/20250602_sp_03.jpg" alt="写真：高木伸彰">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 静岡支店長　高木伸彰<br>
                    （所属は2025年3月取材当時のもの、取材はWeb参加）</figcaption>
                </figure>
                <p><span class="speaker">篠塚</span>当時、私は地方銀行向けに各種のシステムやサービスを提供する部署に所属していました。地方銀行の顧客の多くは地域の事業者であり、その方たちの役に立つ支援方法を模索していました。その際、当社の静岡支店長（当時）からPocketの話を聞き、皆さんの気持ちに共感して、参加させていただくことになりました。</p>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/shizuoka-pocket/20250602_sp_04.jpg" alt="写真：篠塚和子">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 ファイナンシャルサービス第三事業部<br>
                    イノベーション推進部サービス企画一室　篠塚和子</figcaption>
                </figure>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">試行錯誤しながら形を変え、求められるプラットフォームに</h2>
                <p>――2021年11月に「テイクオフ静岡」のプロジェクトに採択されました。その後、2022年8月からスタートする実証実験の第1フェーズではどんな取り組みをしたのでしょうか。</p>
                <p><span class="speaker">西村</span>以前から地域の同業者の集まりはありましたが、異業種が広く集まる仕組みはありませんでした。そこで、市場調査も兼ねて、お金や相続、健康、美容といった切り口でアクティブシニアのニーズを検証する実証実験を行ってきました。テイクオフ静岡への応募は、PRの一環としての意味合いもありました。</p>
                <p><span class="speaker">知久</span>私が以前勤めていた静岡新聞社でも、メディアとして団塊世代を対象にした企画を試みましたが、ニーズを掴みきれませんでした。団塊世代は人口が多く、マーケットとして重要です。しかし、価値観やライフスタイルがとても多様であり、一括りにしたアプローチが難しい世代でもあります。だからこそ、地域の事業者が連携して一人ひとりに寄り添ったサービスを提供することが必要だと考えています。</p>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/shizuoka-pocket/20250602_sp_05.jpg" alt="写真：知久昌樹氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">株式会社ふじのくに物産<br>
                    取締役　知久昌樹氏</figcaption>
                </figure>
                <p>いわゆる「タンス預金」としてお金を眠らせるのではなく、自分の趣味や生きがいの実現にお金を使うことは、生き生きと余生を過ごすための1つの選択肢です。その実現に向けて、Pocketは地域の事業者が連携し、アクティブシニア一人ひとりのライフスタイルにフィットしたサービスを提案するための仕組みづくりを進めています。</p>
                <p><span class="speaker">篠塚</span>実証実験に参画する地域の事業者が展開するサービスをPocketから提供できるようにするほか、イベントで認知を広げる活動にも、ふじのくに物産さまと一緒に取り組んでいます。準備から実行の各フェーズにおいて役割分担しながら進めてきました。また、PRに活用するコンテンツを掲載するWebサイトの構築・運営や、Pocketをアクティブシニアにわかりやすく伝えるためのロゴ作成などの業務を、BIPROGYが担当しています。近年、アクティブシニアによるSNSの利用が広がっていることから、Pocket公式LINEやInstagramの活用を、ふじのくに物産さまが担当されています。</p>
                <p><span class="speaker">西村</span>BIPROGYは、これまでも数多くのプラットフォーム構築を手がけており、豊富な経験を持っているので、その力を今回も大いに発揮してくれています。プラットフォーム事業はすごく難しいと感じます。「共創」という言葉は素敵ですが、「一緒に価値をつくる」感覚はまだまだ地域経済に浸透していないと感じます。たとえ共感してくれる方がいても、その方が所属する組織に協業や共創の文化がないために参加できないこともありました。この状況を打破するにはある程度の時間も必要です。第1フェーズは、地域の事業者にまず共創を経験してもらう、利用者にもサービスを認知してもらう段階として捉え、第2フェーズではさらなる利用者の拡大と地域事業者の理解促進を図るためのトライアルを重ねています。</p>

                <section class="l-section">
                  <h3>「Pocket」が提供する価値（地域事業者向け）のイメージ</h3>
                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img src="/article/shizuoka-pocket/20250602_sp_06.jpg" alt="画像：提供価値（地域事業者へ）">
                  </figure>
                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img src="/article/shizuoka-pocket/20250602_sp_07.jpg" alt="画像：Pocketコミュニティに参加する事業者のPocket体験">
                  </figure>
                </section>

                <section class="l-section">
                  <h3>「Pocket」が提供する価値（アクティブシニア向け）のイメージ</h3>
                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img src="/article/shizuoka-pocket/20250602_sp_08.jpg" alt="画像：提供価値（地域アクティブシニアへ）">
                  </figure>
                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img src="/article/shizuoka-pocket/20250602_sp_09.jpg" alt="画像：PocketのユーザーのPocket体験">
                  </figure>
                </section>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">生活者目線のイベントと並行して知識を提供する「大人の学校」を開設</h2>
                <p><span class="speaker">篠塚</span>当初、静岡市の伊勢丹にブースを開設してPocketに参加された地域の事業者のサービスを紹介したのですが、アクティブシニアの方々にあまり来てもらえませんでした。紹介したサービスが終活に偏っていたため、利用者側もなかなか自分事として捉えにくい面があったためと考えています。</p>
                <p>そこで、次に松坂屋静岡店で開設した「Pocket! Salon」というブースでは、人生を楽しむためのイベントを企画しました。その後、Pocketに関心を持つ層も確実に増加し、事業者が提供するイベントへの参加者も増えてきました。今は、ミニセミナーの形でいろいろな体験ができる機会を提供し、アクティブシニアの具体的なニーズが見えてきたと感じます。</p>
                <p><span class="speaker">西村</span>当初、広くシニアという想定でサービス提供を考えていました。ただ、60代でも70代でも“自分は若い”と感じる人は自分のことをシニアだと思っていないんです。だから、「シニア向け」として捉えると、その時点でサービスの提供側と受け手側に壁が生まれます。この点は、第1フェーズの初期に感じました。</p>
                <p>もう1つわかったのは、健康に関する情報や、生活・住まいに関連するさまざまな法律を知らない人が意外に多い、ということです。情報がないことで人生は損をするケースがあります。これは司法書士としての経験則からも言えることです。そこで実証実験のメニューの1つとして、「大人の学校」を開始しました。これは、定年直後でこれからのことを考える人たち向けに、さまざまな知識を提供する場です。BIPROGYやPocketに参画する地域の事業者とディスカッションしながら試行錯誤をしてきた成果だと感じます。</p>
                <p>――2024年9月からの第2フェーズでは、どのような取り組みをしているのでしょうか。</p>
                <p><span class="speaker">西村</span>アクティブシニア向けにわかりやすいセミナーを開催してPocketのファンを増やしています。例えば、食の専門家に毎日の健康をテーマに話をしてもらったり、美容の専門家に手の美しさを維持する方法を教えてもらったり。セミナーは、参加者がすぐにメリットを感じられる内容です。</p>
                <p>並行して、事業者に積極的に関わってもらうために「昼間開催の親睦会」のようなイベントを企画し、事業者との接点づくりも行っています。さらに、イベントの場だけでなく、Pocketを通じた個別相談も入ってきているので、アクティブシニアと事業者をつなぐ試みが奏功しつつあると感じます。現在のところ、主に集客を目的とした体験型のイベント企画に力を入れていますが、今後は事業者主体によるセミナーの実施など積極的に参加・関与できる仕組みを整備していく予定です。また、松坂屋のブースは婦人服売り場にあるので、ふらりと立ち寄った方が資料を読まれたり、イベントのチラシを見てくれたりして、問い合わせも増加してきました。</p>
                <p><span class="speaker">篠塚</span>松坂屋では、空き家周りに詳しい不動産業者と司法書士が連携し、空き家問題に関する個別相談会を開催しました。多くの方にご参加いただき、ご好評をいただいたことから、その経験を生かし、現在はミニセミナーと個別相談の2本立てでイベントを継続しています。</p>
                <p><span class="speaker">西村</span>例えば、保険の選び方や家のリフォームの相談先がわからないために、知り合いに頼るしかなかったり、費用の仕組みを知らないまま依頼してしまったりするケースもあります。Pocketのさらなる展開には、「利用者が必要とする情報により容易にアクセスできるか」という視点でのプラットフォームづくりが大きなポイントになると感じます。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link4">地域で高まる期待に応える共感プラットフォームに</h2>
                <p>――今後の展開についてお聞かせください。</p>
                <p><span class="speaker">高木</span>私は部署異動の関係から2025年3月に静岡を離れることになります。このため、お世話になった地域の企業さまに挨拶回りをしています（編注：取材時点）。その中で、「Pocketはどうなっているの」とよく尋ねられます。「認知度の向上段階」というお話がありましたが、Pocketは地域に確かに浸透しつつあると感じます。今後もサービス内容をさらに充実させていく必要はありますが、本格稼働前からすでに地域から高い期待が寄せられています。</p>
                <p><span class="speaker">知久</span>Pocketを、アクティブシニアの生活をワンランクアップさせることや、その子どもたちが親に関することを気軽に相談できるプラットフォームにしていきたいと考えています。そのために、一般的なシニア向けサービスにありがちな“よろず屋”的なサービスではないと広く発信することが重要です。つまり、シニアが日常生活で直面する困り事や要望に幅広く対応する「何でも屋」ではなく、Pocketは「人生をより豊かに過ごす」という視点から質の高いサービスを提供しているというメッセージを発信していきたいと考えています。私自身、昼間に楽しく過ごせる場所が欲しいと感じます。Pocketを基点に仲間と情報交換し合い、交流の場を持つことで、アクティブシニア層が増えると思います。全国的な傾向ですが、静岡県も人口が減少しています。しかし、Pocketを通じて、多くのシニアが生き生きと暮らせる街として若年層から注目されれば、その魅力が活気を生み出す原動力になっていくと考えています。</p>
                <p><span class="speaker">西村</span>人口減少が加速する中、かつてのような大きな市場成長は期待できず、最近ではユーザーが商品やサービスを選ぶ際に口コミや実際の体験を参考にするケースが増えているとされます。しかし、企業側のマーケティングは、こうした消費者行動の変化に十分な対応ができていないと感じます。今、社会に求められているのは「共感」を軸に、人々がより深くつながるサービスです。Pocketは、この“共感によるつながり”を具体的な形にするためのプラットフォームでもあります。アクティブシニアをはじめとした生活者と地域の事業者が互いに共感し合い、支え合う関係を築くことで、人と人、人と地域をつなぐ新しい価値を創出していくはずです。その実現に向けて今、BIPROGYをはじめとして、多くの方々に支えられながら、一歩一歩前へ進み続けています。</p>

                      <div class="articleKeywordList">
                        <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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    </entry>

    <entry>
        <title>男性育休がもたらす組織風土変革と家族の絆──イクボスと育休取得社員による対談 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/childcare_leave_2/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2927</id>
        <mgmt-id>2425</mgmt-id>
        <published>2025-05-14T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-10-29T06:27:43Z</updated>
        <summary>連載「パパ育休を本音で語り合おう。仕事、組織、家族の実際のところ」第2回</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/05/20250514_cl2_00-thumb-1260x840-15329.jpg" length="713603" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DE&amp;I" /><category term="サステナビリティ" /><category term="パパ育休を本音で語り合おう" /><category term="働き方改革" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>2022年10月から産後パパ育休の制度が始まり、2025年4月から出生後休業支援給付金が開始されるなど、男性の育休取得推進に向けた法整備が進んでいます。BIPROGYでは2024年度よりマテリアリティとして男性育休についてのKPIを掲げ、取得推進に取り組んでいます。今回は、男性の育休取得が組織にもたらす価値について、イクボスと育休取得者が語り合いました。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">育休を取得して初めて分かることがある</h2>

                <p>――おふたりの担当業務などをお聞かせください。</p>

                <p><span class="speaker">稲葉</span>私は経営企画部の部長を務めています。当部は経営戦略の立案と実行、モニタリングなどをメインミッションとしています。私には高校3年生と1年生の子どもがいますが、子どもたちが生まれた当時は男性の育休取得が一般的ではなかったので、私自身は取得経験がありません。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/childcare_leave_2/20250514_cl2_01.jpg" alt="写真：稲葉啓輔">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 経営企画部
                    <br>部長 稲葉啓輔</figcaption>
                </figure>

                <p><span class="speaker">田中</span>稲葉さんと同じ経営企画部で、経営方針の社内浸透と営業部門支援を担当しています。現在はテレワークが中心で、出社は週1日程度です。子どもは1歳と3歳の2人おりまして、2人目が生まれた2024年3月から2カ月間育休を取得し、5月の復帰と同時に営業部門から現部署に異動となりました。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/childcare_leave_2/20250514_cl2_02.jpg" alt="写真：田中裕太郎">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 経営企画部 経営企画室
                    <br>田中裕太郎</figcaption>
                </figure>

                <p>――田中さんが育休を取得したきっかけを教えてください。</p>

                <p><span class="speaker">田中</span>3年前に1人目が生まれたときは、勤続10年で取得できるリフレッシュ休暇を利用して2週間休み、育休は取得せずに育児をしました。2週間だけでしたが、0歳児の育児は夫婦2人でもすごく大変だと気づきました。そのため、2人目の妊娠が分かったとき、上の子も含めた2人の対応を考えると、家事も育児も手が回らなくなると思い、前回よりも長く育休を取らないといけないと思いました。出産予定日の1カ月前に当時所属していた営業部門の上司に育休を取りたい旨を伝えたところ、快諾してくれました。</p>

                <p>――育休中はどのように過ごしましたか。</p>

                <p><span class="speaker">田中</span>1人目のときはコロナ禍だったため、出産の立ち会いも入院中の面会もできず、出産および産後における妻の大変さを実感できませんでした。2人目のときに立ち会えたことで、出産は体への負担が大きく、産後も十分に休めないことを目の当たりにして本当に大変なことなのだと実感しました。</p>

                <p>育児は妻が下の子、私が上の子を主に面倒を見ながら、家事は妻が料理、私がそれ以外を担当しました。実際に経験したことで、育児と家事を両方こなすことの大変さがようやく分かりました。子どもと常に接する時間をつくれたことで、育児への理解も深まりました。2カ月という期間はあっという間でしたね。</p>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">育休は親の成長機会。広がる視野と高まる生産性</h2>

                <p>――復帰するタイミングでの新しい部署への異動に不安はなかったですか。</p>

                <p><span class="speaker">田中</span>復帰の時期がちょうど当社の新たな経営方針（経営方針2024-2026）が動き出すタイミングと重なり、新部署への異動も同時だったので、不安を感じる余裕もないほど慌ただしかったですね。新しい上司となる稲葉さんとは初対面でしたので、どんな方なのかという期待はありました。</p>

                <p><span class="speaker">稲葉</span>私が経営企画部に異動し、経営企画室を取りまとめる立場になった直後に田中さんが復帰したので、室内の新体制構築の最中でした。チーム全体で助け合える環境があったことが、スムーズな受け入れにつながったと思います。</p>

                <p>――育休でメンバーが増減することは、上司からすると大変ではないのでしょうか。</p>

                <p><span class="speaker">稲葉</span>確かに短期的には戦力減となりますが、長期的に見ると明らかなメリットがあります。育休取得者は、仕事以外の社会的なかかわりが増えるためか、視野が広がり、他者への共感力が高まる人が多いと感じます。さらに、育児との両立のために時間管理が徹底され、生産性も向上します。組織全体にとってプラスの変化をもたらしてくれると実感しています。</p>

                <p><span class="speaker">田中</span>育休中に見える世界が広がったと感じています。産後の行政手続きの大変さや地域の子育て支援団体のありがたさは強く実感しました。子育てを通じて今まで見えていなかった部分が見えたことは、今後に生きてくると思います。</p>

                <p>働き方も大きく変わりました。以前は仕事を残業して対応することもありましたが、2人目が生まれてからは子どものスケジュールを優先し、業務時間内に仕事を終える進め方を意識するようになりました。</p>

                <p>――育休取得と評価・昇進についての不安はありましたか。</p>

                <p><span class="speaker">田中</span>1人目のときは、マネージャー昇進への影響を懸念して育休取得を躊躇しました。特に20代の若手社員は、「キャリア形成の途中で育休を取得してよいのか」という不安を感じるかもしれません。</p>

                <p><span class="speaker">稲葉</span>当社の人事制度では、育休取得を理由とした評価の不利益は明確に禁止されています。上司として、復帰後の業務成果を公平に評価することを心がけています。</p>

                <p>育休は決してブランクではありません。育休中に自己研さんに励む社員もいますし、育児経験を通じて柔軟な思考や新たな視点を得る人も多くいます。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/childcare_leave_2/20250514_cl2_03.jpg" alt="写真：稲葉と田中">
                </figure>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">育休から始まる組織改革。多様性を生かすリーダーシップへ</h2>

                <p>――BIPROGY社内における男性育休に関する変化をどのように感じていますか。</p>

                <p><span class="speaker">稲葉</span>私の世代にもパパ育休という選択肢があれば、取得していたと思います。現在は経営企画部のような内勤部署だけでなく、営業部門などでも男性の育休取得が当然の文化として定着しつつあります。</p>

                <p>最初に育休取得に挑戦した社員や、それを支えた上司、チームメンバーの尽力があって、今があるのだと思いますが、「パパ育休が当たり前」の環境はとても良いことだと思います。当社のマテリアリティにも男性育休について明記されるなど、特にここ2～3年で大きな変化を感じています。</p>

                <p>上司として心がけていることは、「育休取得は当たり前のことだよ」という雰囲気づくりです。多くの社員は周囲への負担を懸念して遠慮がちですが、1人の不在で機能しない組織こそが問題です。その調整が上司の重要な役割だと考えています。</p>

                <p><span class="speaker">田中</span>育休経験者として、後輩たちには「育休は取った方がいい。何も問題ないよ」というメッセージを伝えていきたいですね。身近に経験者がいることで不安も薄らぎ、取得のハードルも下がると思います。そうやって育休取得経験者を増やしていきたいです。</p>

                <p><span class="speaker">稲葉</span>育休取得者のキャリアアップも重要な指標です。田中さんのような若手社員がマネージャーに昇進していくことで、制度の実効性が証明されます。数年後には、組織長の大半が育休経験者という組織になっているはずです。そうでなければ是正が必要でしょう。</p>

                <p>育児に限らず、介護や病気の治療など、さまざまな制約の中で働く社員がいます。そういった人財が働きづらくて離職してしまう環境では、組織の持続的な成長は望めません。多様なバックグラウンドを持つ社員が活躍できる組織づくり、それこそがリーダーの役割だと考えています。</p>

                <p>――これから子どもを持つ社員へのアドバイスをお願いします。</p>

                <p><span class="speaker">田中</span>育休取得を強くお勧めします。産後育児の大変さを夫婦で一緒に体験することで、妻への感謝が深まりましたし、子育てを通じて社会のことに気づく機会も多くありました。効率的に働かざるを得ないため仕事への考え方や進め方も変わり、結果的に家族との時間を増やせたことで絆も強まりました。育休中に子どもの成長だけに寄り添えた時間は、かけがえのない財産です。</p>

                <p><span class="speaker">稲葉</span>育休をキャリアのブランクではなく、成長の機会として捉えてほしいですね。組織内だけの経験では、時として成長が停滞することもあります。そういうときは、社外での学びを増やすように意識しています。そういった意味で、育休は新たな視点や価値観を得られる貴重な機会だと考えています。
                </p>
                      <figure class="c-figure c-figure_w300">
                        <img src="/article/childcare_leave_2/20250514_cl2_04.jpg" alt="写真：稲葉と田中">
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                    </section>
]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>男性育休がもたらす組織風土変革と家族の絆──育休を取得した男性社員3人による座談会 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/childcare_leave_1/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2926</id>
        <mgmt-id>2425-3</mgmt-id>
        <published>2025-04-25T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-10-29T06:22:59Z</updated>
        <summary>連載「パパ育休を本音で語り合おう。仕事、組織、家族の実際のところ」第1回</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/04/20250425_cl1_00-thumb-1260x840-15316.jpg" length="1037805" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DE&amp;I" /><category term="サステナビリティ" /><category term="パパ育休を本音で語り合おう" /><category term="働き方改革" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>2021年の育児・介護休業法改正にともない、2022年10月から産後パパ育休の制度が始まり、2025年4月からは出生後休業支援給付金がスタートするなど、男性の育休取得推進に向けた法整備が進んでいます。BIPROGYでは2024年度よりマテリアリティとして男性育休についてのKPIを掲げ、男性社員の育休取得を推進しています。今回は、育休を取得した3人の男性社員が、その経験から感じたことについて語り合いました。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[                    <section class="l-section">
                      <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">男性社員が育休を取得する機運の高まり</h2>

                      <p>――現在の担当業務と育休取得についてお聞かせください。</p>

                      <p><span class="speaker">松下</span>パブリックサービス第二本部で、鉄道会社向けのシステム開発プロジェクトに携わっています。BIPROGYには2022年にキャリア採用で入社しました。子どもは2人で、下の子が生まれたときに育休を取得しました。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/childcare_leave_1/20250425_cl1_01.jpg" alt="写真：松下友洋">
                        <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 パブリックサービス第二本部
                          <br>鉄道サービス一部 第二室 主任　松下友洋</figcaption>
                      </figure>

                      <p><span class="speaker">高田</span>事業開発本部で新規事業企画を担当しています。当社の金融分野のノウハウを活用し、事業会社に金融サービスを組み込むことで生活者の利便性向上に寄与する「エンベデッド・ファイナンス」のサービス提案をしています。2012年に新卒で入社し、14年目になります。子どもは2人で、それぞれの出生時に育休を取得しています。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/childcare_leave_1/20250425_cl1_02.jpg" alt="写真：高田文平">
                        <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 事業開発本部 事業推進一部
                          <br>事業開発プロジェクト 主任　高田文平</figcaption>
                      </figure>

                      <p><span class="speaker">柳沼</span>インダストリーサービス第一事業部でギフトカードのグループマネージャーを務めています。システムだけでなく物流や販売促進など幅広い領域に関わっていて、営業の部署ではありますが、企画やマーケティングの側面も持っている部署です。2013年入社の13年目で、子どもは2人、2人目が生まれたときに5カ月育休を取得しました。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/childcare_leave_1/20250425_cl1_03.jpg" alt="写真：柳沼桂甫">
                        <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 インダストリーサービス第一事業部
                          <br>営業一部 第三営業所（2G）GM　柳沼桂甫</figcaption>
                      </figure>

                      <p>――育休を取得しようと思ったきっかけについて教えてください。</p>

                      <p><span class="speaker">松下</span>1人目のときはBIPROGYに入社する前で、男性の育休取得者が周りにおらず、テレワークが中心だったこともあり、育休は取得しませんでした。2人目のときは生まれる前から取ってみたいと思っていたところ、上司から背中を押してもらえたので、生まれて半年後のタイミングで3カ月取得しました。ちょうどプロジェクトが本番稼働を迎えた後の時期だったことと、下の子は離乳食の開始時期、上の子は幼稚園入園と家庭においても良いタイミングだったので、妻とも話し合って決めました。</p>

                      <p><span class="speaker">高田</span>1人目が生まれた直後の2020年に2カ月間育休を取得しました。当時はまだ社会的に男性育休が浸透しておらず、社内でも男性社員が積極的に育休を取得する雰囲気ではなかったのですが、妻の希望を聞いたり、上司に相談したりしながら、育休取得を決めました。</p>

                      <p>育休中にコロナ禍に突入し、復帰したらフルリモートになったので、育休前後で大きく環境が変わったことを覚えています。2人目のときは、1人目のときよりさらに妻の負担が大きくなるだろうと思い、3カ月間育休を取得しました。</p>

                      <p><span class="speaker">柳沼</span>1人目のときは経験がなかったため、育児の大変さが分からず、周囲にも育休を取っている男性社員がいなかったので、育休について考えませんでした。2人目のときは、1人目の経験から子育ての大変さが分かり、周囲にも育休を取得する男性が少しずつ増えていたので、育休取得に積極的になりました。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w300">
                        <img src="/article/childcare_leave_1/20250425_cl1_04.jpg" alt="写真：赤ちゃんにミルクを飲ませる柳沼">
                        <figcaption class="c-figure_caption">赤ちゃんにミルクを飲ませる柳沼。上の子を公園に遊びに連れていくことも多い</figcaption>
                      </figure>
                    </section>

                    <section class="l-section">
                      <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">収入や支出の変動は想定しておきたかった要素</h2>

                      <p>――育休取得に当たり、業務の引き継ぎや育休中の準備はどのように進めましたか。</p>

                      <p><span class="speaker">松下</span>携わっていたプロジェクトが本番稼働を迎えたタイミングだったので、業務の引き継ぎはそれほど大変ではありませんでした。不安だったのは育休中の収入面ですね。3カ月くらい何とかなるだろうと思って、あまりシミュレーションしていなかったのです。育児休業給付金が直近半年の給料の67％というのは知っていたのですが、初回給付されるまでに2カ月ほどかかったので、少し焦りました。育休中は家族みんなで外出する機会が増え、いつもより出費が多くなったことも想定外でした。</p>

                      <p><span class="speaker">柳沼</span>給付される額は給料より少ないですが、その分引かれる税金などの額が減るので、いつもの80％くらいの収入だなという感覚でした。ただ、5カ月休んだのでボーナスへの影響が大きいと後になって気づきました。出勤日数が少ないため当然なのですが、想定しておければ不安感は薄らいだと思います。</p>

                      <p>上司には妻が安定期に入ってすぐに相談し、お客さまにはできるだけ影響が出ないように調整し、休みに入る直前にお伝えしました。引き継ぐメンバーに対してはマニュアルを作って数カ月間並走しました。業務が整理されたので、組織としても改善できて良かった点があったと思います。</p>

                      <p><span class="speaker">高田</span>私も妻が安定期に入ってから上司に報告しました。育休は2カ月と3カ月だったので新しくメンバーを入れて引き継ぐのではなく、チームメンバー3人に少しずつ私の業務を受け持ってもらいました。みんな快く引き受けてくれてありがたかったです。</p>
                    </section>

                    <section class="l-section">
                      <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">役割分担を決めれば、家事・育児がうまくいく</h2>

                      <p>――育休中はどのように過ごされましたか。</p>

                      <p><span class="speaker">松下</span>育休中に何をやるかを具体的に妻と話し合うことなく、育休に入りました。自分では積極的に家事・育児を担っていたつもりだったのですが、2週間くらいして、「私の負担が変わっていない」と妻に言われました。分担が曖昧だったので、先に気づく妻が動いていたのです。そこで、家事をA・Bの2グループに分けて、週替わりで分担するサイクルを作りました。すると、お互いの担当と状況が見えて、うまく回るようになりました。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w400">
                        <img src="/article/childcare_leave_1/20250425_cl1_05.jpg" alt="写真：松下家の家事分担表">
                        <figcaption class="c-figure_caption">松下家では家事の分担表を作成。役割の明確化だけでなく、相手の状況を知ってお互い協力し合えるようになったという</figcaption>
                      </figure>

                      <p><span class="speaker">高田</span>わが家は共働きなので、育休前から家事に取り組んでおり、料理や掃除などをしました。育休中に新たにやったのは保育園へのお迎えで、手順書を作って妻の承認を得ましたね。</p>

                      <p>以前から子育てアプリを使ってミルクをあげた時間やおむつを替えた時間などを夫婦で共有しており、育休中もアプリが役に立ちました。上の子が保育園から帰ってくると、その日の気分で「ママがいい」「パパがいい」と遊び相手を指名してくるので、空いた方が家事をしていました。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w800">
                        <img src="/article/childcare_leave_1/20250425_cl1_06.png" alt="画像：高田家の新生児育児スケジュール">
                        <figcaption class="c-figure_caption">高田は新生児育児スケジュールをExcelで管理していた。<br>月齢ごとに少しずつ対応が変わっていくのをシートに分けて整理。印刷してリビングに貼っていたという</figcaption>
                      </figure>

                      <p><span class="speaker">柳沼</span>私も、妻と家事や育児を効率良く進められるように分担するという考えだったのですが、妻は効率を上げるよりも一緒に子育ての時間を共有したいというスタンスだったので、最初はすれ違いがありました。でも、話し合ってお互いを理解し、絆が深まったと思います。四六時中、家族4人で一緒にいて、にぎやかに過ごしましたね。</p>
                    </section>

                    <section class="l-section">
                      <h2 class="c-titleLvTwo" id="link4">子どもの「初めて」の瞬間に立ち会える</h2>

                      <p>――復帰後、仕事への向き合い方などに変化はありましたか。</p>

                      <p><span class="speaker">柳沼</span>一緒に働くメンバーやお客さまなど、関わる人たちそれぞれに事情があることを、より考えられるようになりました。一人ひとりが抱える背景に配慮するという気持ちが大きくなったと同時に、周囲にサポートしてもらった分をお返ししていきたいと思うようになりました。</p>

                      <p>BIPROGYは制度が整備されているので、恵まれている環境だと思います。育休を取る人だけではなく、サポートする周りのメンバーの負担を組織として軽減するような仕組みがあると、育休取得が一層進むのではないかと思います。</p>

                      <p><span class="speaker">高田</span>テレワークが進んだことで、仕事と家事・育児の両立がしやすくなったのはありがたいですね。子どもが生まれてからは、少しでも家事・育児の時間を増やせるように、仕事の効率を考えて働くようになりました。</p>

                      <p>男性はあまり家庭の話をしない人が多いと思うので、社内でも子育ての悩みなど、もっと子どもの話をしたいなと思うようになりました。保育園の条件など自治体によって制度が違うことを知り、政治に対する興味が増しました。</p>

                      <p><span class="speaker">松下</span>業務により出社がメインの時もありますが、育休中に育児の大変さを実感したので、週2日くらいはテレワークをして、通勤時間を育児・家事に充てるようにしています。育休中に一通り家事を覚えたので、復帰後も家事の戦力になっています。</p>

                      <p>――育休を取得して良かったと思うことをお聞かせください。</p>

                      <p><span class="speaker">松下</span>毎日子どもと一緒に遊べるのが良かったですね。家事をいかに早く終わらせて、子どもと外に遊びに行くか、その楽しさを育休中に覚えました。0歳児の成長は面白く、日々できることが増えます。育休を取ったからこそ、初めて寝返りを打つ瞬間やひとり座りをする瞬間を見られました。会社が男性の育休取得を推進していますし、育休経験者が増えていってほしいですね。</p>

                      <p><span class="speaker">高田</span>私もずっと子どもと一緒にいられるのがうれしかったですね。家事全般を把握できたことで、今後妻が家を空けることがあっても、生活が成り立つという安心感や自信を持てたことも良かったと思います。</p>

                      <p>自分のためにも家族のためにも、育休は取った方が良いと思います。取得する前にパートナーと話し合って、役割分担や育休中の過ごし方について会話しておくと、育休期間をより有意義に過ごせると思います。</p>

                      <p><span class="speaker">柳沼</span>「妻をサポートする」というスタンスではダメだと気づき、主体的に育児にかかわるマインドに変わりました。育休中に育児経験を積めたことが、復帰後の家庭生活にも生きています。仕事にも良い影響が出ているでしょう。周囲のサポートに感謝しながら職場の人間関係も大事にし、仕事も家庭も充実させることで、より良い生き方ができると思います。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/childcare_leave_1/20250425_cl1_07.jpg" alt="写真：柳沼、高田、松下">
                      </figure>

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                      </ul>
                    </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>大阪・関西万博がついに開幕。「2050年の自分」と出会う未来のヘルスケア革命 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2925</id>
        <mgmt-id>2416</mgmt-id>
        <published>2025-04-09T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-10-29T05:53:53Z</updated>
        <summary>「大阪ヘルスケアパビリオン」で育まれる思いと技術を次世代につなぐ</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/04/20250409_osk_00-thumb-1260x840-15305.jpg" length="363470" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DX" /><category term="データ活用" /><category term="ヘルスケア" /><category term="事例" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>2025年4月に開幕が迫る「2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）」。テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。ポストコロナ時代の新しい社会像に向けて、健康への関心が益々高まる中、注目を集めるのが大阪府・市の「大阪ヘルスケアパビリオン」だ。パビリオンには多くの知恵とアイデアが結集され、「いのち」と「健康」の観点から、健康・医療に関する先進的な取り組みや近未来の暮らしを体験できる展示が行われる。今回、大阪ヘルスケアパビリオン出展総括課長の山縣敦子氏をゲストに迎え、JR西日本の武田善憲氏、博報堂の岩宮克臣氏、PHROの浦田千昌氏、BIPROGYの三宅裕昭が会期中・会期後の取り組みを踏まえた未来のヘルスケア体験の姿を語った（写真：「大阪ヘルスケアパビリオン」前にて／2024年11月末撮影）。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[                    <section class="l-section">
                      <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">大阪ヘルスケアパビリオンで未知の体験を</h2>

                      <p>――まずは大阪ヘルスケアパビリオンの概要についてご紹介ください。</p>

                      <p><span class="speaker">山縣</span>「大阪ヘルスケアパビリオン」は、「いのち」と「健康」の観点から、健康・医療に関する先進的な取り組みを紹介し、2050年の未来社会を体験していただく場です。まずは自分の身体を知り、意識を変革することで、“生まれ変わる”きっかけになることを願い、テーマに「REBORN（リボーン）」を掲げています。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/20250409_osk_01.jpg" alt="写真：山縣敦子氏">
                        <figcaption class="c-figure_caption">公益社団法人 2025年日本国際博覧会大阪パビリオン
                          <br>出展総括課長　山縣敦子氏</figcaption>
                      </figure>

                      <p>――大阪ヘルスケアパビリオンでは、どのような体験ができるのでしょうか。</p>

                      <p><span class="speaker">山縣</span>メインとなる「リボーン体験ルート」では、「ミライのヘルスケア」を体験していただき、未来の自分に出会うことができます。来館者はまず「カラダ測定ポッド」と呼ばれるブースに入ります。そこで、写真やセンサーを用いて髪や脳、心血管など、身体に関する情報を測定します。</p>

                      <p>次に「ミライのライド」に乗車し、測定した情報を基に作成された「25年後のじぶん（アバター）」に会いに行きます。「シニア世代になった自分は見たくない」という声もありますが（笑）、未来の自分に出会うことは、25年後にどんな自分でありたいかを考えるきっかけになります。</p>

                      <p>また、「リボーンチャレンジ」エリアでは、新たな技術開発に取り組む大阪の中小企業やスタートアップ441社が週替わりで展示を行います。その他にも、アトリウムでは「ミライの人間洗濯機」や、iPS細胞による自ら動く「心筋シート」などを展示する予定です。また、「ミライのエンターテインメント」を体感できる施設「XD HALL」や大阪・関西の料理人による調理実演やおいしく健康的なフードなどを味わえる「ミライの食と文化」エリアも用意しています。来場者は未来の自分とのバーチャルな対面や、近未来の都市生活体験を通じて、自身の生活や健康について新たな気づきを得ることができます。開催が近づくにつれ、このような未知の体験への期待と関心が高まっていると感じています。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/20250409_osk_02.jpg" alt="写真：「大阪ヘルスケアパビリオン」内の様子">
                        <img class="u-mt10" src="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/20250409_osk_03.jpg" alt="写真：「大阪ヘルスケアパビリオン」内の様子">
                        <figcaption class="c-figure_caption">「大阪ヘルスケアパビリオン」内の様子。館内には、DNAの二重らせんを意識したらせん階段のような柱が屋根を支え、いのちの輝きを感じる意匠が大きな特徴の1つになっている</figcaption>
                      </figure>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/20250409_osk_04.png" alt="イメージ画像：「カラダ測定ポッド」配置予定ブース">
                        <figcaption class="c-figure_caption">「カラダ測定ポッド」が配置される予定のブースも着実に準備が進んでいる。上記がその完成イメージの一例となる（提供：公社 2025年日本国際博覧会大阪パビリオン）。</figcaption>
                      </figure>
                    </section>

                    <section class="l-section">
                      <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">「ミライのヘルスケア」を実現する「カラダ測定ポッド」を開発</h2>

                      <p>――大阪ヘルスケアパビリオンで使われる「カラダ測定ポッド」は、JR西日本が開発されたと伺いました。その経緯をお聞かせください。</p>

                      <p><span class="speaker">武田</span>JR西日本は、博報堂の協力のもと、駅を基点とするヘルスケアマネジメント支援「ステーションヘルスケア」に取り組んでいます。その一環として、パビリオン内に設置される「カラダ測定ポッド」を大阪ヘルスケアパビリオンのご関係者さまと連携して開発しました。これは、個人の健康状態を測定・可視化し、記録する装置です。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/20250409_osk_05.jpg" alt="写真：武田善憲氏">
                        <figcaption class="c-figure_caption">西日本旅客鉄道株式会社 デジタルソリューション本部
                          <br>ソリューション営業企画部 WEST LABO事業共創
                          <br>課長　武田善憲氏</figcaption>
                      </figure>

                      <p><span class="speaker">浦田</span>「カラダ測定ポッド」では、心血管・筋骨格・肌・髪・脳・視覚・歯の計7つの項目を測定できると聞いています。このように7つの項目を1か所で同時に、しかも約5分という短時間で測定できる装置はないと思います。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/20250409_osk_06.jpg" alt="写真：浦田千昌氏">
                        <figcaption class="c-figure_caption">一般社団法人プレシジョンヘルスケア研究機構
                          <br>代表理事　浦田千昌氏</figcaption>
                      </figure>

                      <p><span class="speaker">武田</span>浦田さんのおっしゃる通り、「カラダ測定ポッド」はこれまでにないもので、開発は簡単ではありませんでした。複数の項目を測定するため、各測定機器が干渉しないように設計し、さらに大人から子どもまでどんな体型の方でも測定できるようにする必要がありました。試行錯誤の末、2023年に試験機が完成し、その後も検証を重ねて本番機の製造にこぎつけました。</p>

                      <p>――大阪ヘルスケアパビリオン内のデータ連携には、BIPROGYのパーソナルデータ連携基盤「Dot to Dot」が使われています。どのように活用されているのでしょうか？</p>

                      <p><span class="speaker">三宅</span>「<a href="https://biz.dot2dot.life/" target="_blank">Dot to Dot</a>」は、もともと企業間のデータ連携をサポートするデータ流通プラットフォームで、パビリオン内の各エリア間のデータ連携・活用にも使用されています。例えば、来館者が「カラダ測定ポッド」で測定すると、データが連携され、測定データを基に体の状態をランク付けしたフィードバックが得られます。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/20250409_osk_07.jpg" alt="写真：三宅裕昭">
                        <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社
                          <br>事業開発本部 事業推進三部長　三宅裕昭</figcaption>
                      </figure>

                      <p>また、パビリオン内の「ミライのヘルスケア」エリアでは、食品、ヘルスケア機器、製薬などさまざまな分野の協賛企業がブースを出展します。来館者は、「カラダ測定ポッド」で得られた測定データに基づいて個別化されたサービスを受けることができます。これらは「<a href="https://biz.dot2dot.life/function#:~:text=Dot%20to%20Dot%E3%81%AE,%E7%89%B9%E9%95%B7" target="_blank">Dot to Dot</a>」によるデータ連携で実現しています。</p>

                      <section class="l-section">
                        <h3>大阪ヘルスケアパビリオンにおける「Dot to Dot」の活用イメージ</h3>
                        <figure class="c-figure c-figure_w700">
                          <img src="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/20250409_osk_08.png" alt="画像：大阪ヘルスケアパビリオンにおける「Dot to Dot」の活用イメージ">
                          <figcaption class="c-figure_caption">「Dot to Dot」は、パーソナルデータの活用とプライバシー保護の両立を実現し、企業間でのパーソナルデータ共有と企業同士の共創を促す仕組みとなっている。</figcaption>
                        </figure>
                      </section>
                    </section>

                    <section class="l-section">
                      <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">セルフマネジメントによるヘルスケアをレガシーとして残したい</h2>

                      <p>――万博後も未来に継承したい「レガシー」として、どのような取り組みを推進していきますか。</p>

                      <p><span class="speaker">武田</span>これまで駅は通過点でしたが、今後は多くの人が集まる利点を生かし、皆さんの生活を支える場所にしていきたいと考えています。そこで、万博開催を機に、「カラダ測定ポッド」の技術を活用した新しい取り組み「ステーションヘルスケア」を始動します。</p>

                      <p>データをアプリで見返しながら、通勤やお出かけのついでに測定を繰り返すことで、些細な体の変化にも気づきやすくなります。また、2025年3月には大阪駅の中央コンコースに「DotHealth Osaka」をオープンさせ、万博の会期中はその中で「カラダ測定ポッドStation版」による測定を体験できるようにします。これらの取り組みが、多くの方々にパビリオンを訪れていただくきっかけになることを期待しています。</p>

                      <p>万博のレガシーとして、私たちは「ステーションヘルスケア」を通じた新しい健康づくりの文化を根付かせたいと考えています。駅を単なる通過点ではなく、誰もが気軽に健康管理できる場所として発展させることで、次世代に向けた持続可能な社会インフラを築いていきます。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w800">
                        <img src="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/20250409_osk_09.png" alt="画像：会期後のレガシーとして目指される「ステーションヘルスケア」構想">
                        <figcaption class="c-figure_caption">会期後のレガシーとして目指される「ステーションヘルスケア」構想。生活者が日々の日常生活の延長の中で、負荷なく健康管理／健康対策が可能な環境構築に向けて取り組みが進んでいる</figcaption>
                      </figure>

                      <p><span class="speaker">岩宮</span>少子高齢化が進む今、健康管理の重要度は増しています。「カラダ測定ポッド」で測定するだけではなく、継続的な実践が大切です。「継続性につながる要素は何か？」を思案し、たどりついた答えは「セルフマネジメント」でした。日常生活の中で好きなタイミングで計測し、健康状態の変化を把握できれば、それが面白みとなって継続性につながると考えたのです。</p>

                      <figure class="c-figure c-figure_w600">
                        <img src="/article/2025osaka-pavilion-healthcare-life-design/20250409_osk_10.jpg" alt="写真：岩宮克臣氏">
                        <figcaption class="c-figure_caption">株式会社博報堂 関西支社
                          <br>マーケットデザインビジネス推進局 ビジネス開発部
                          <br>チーフビジネスデザイナー/DXコンサルタント　岩宮克臣氏</figcaption>
                      </figure>

                      <p>先ほど武田さんの話にもありましたが、「カラダ測定ポッド」で気になる数値があればそのまま駅ナカでオンライン診療を受け、処方薬はロッカーで待ち時間なく受け取れるなど、駅を基点にさまざまなサービスを展開したいと考えています。広範囲のデータ連携が必要になりますので、BIPROGYの力を借りながら、生活者が安心して使いやすいサービスを目指しています。</p>

                      <p><span class="speaker">三宅</span>BIPROGYとしては約5年前からデジタルを活用した生活者の健康管理を支援しています。その中で、地域住民を巻き込んだ取り組みも行ってきましたが、活動の継続性が課題でした。健康管理の第一段階として、日常の中で「健康状態を知る」機会を持たなければ、生活者にとって有益な情報にたどり着くことができず、健康管理を継続することが難しいのです。しかし、「カラダ測定ポッド」が駅に常設されれば、私たちが感じていた第一段階の課題が解消されます。JR西日本、博報堂、PHRO、BIPROGYの目指す世界観が一致し、大阪ヘルスケアパビリオンの取り組みに関われたことは、大きな前進だと感じます。</p>

                      <p>――PHROはレガシーにどのように関わっていきますか。</p>

                      <p><span class="speaker">浦田</span>「カラダ測定ポッド」で測定した自分のデータで気になる数値があったら、「これはどうすれば良いんだろう？」と疑問を抱かれると思います。病院に行くほどではないものの、自分で改善を試みたいという方々に、次のアクションを提案するのが私たちの役割です。</p>

                      <p>具体的には、不足する栄養素や食事、日常生活で取り入れやすいトレーニングなどのアドバイスを行います。私たちは街頭で骨密度や握力の測定を行いますが、参加者同士で結果を見せ合いながらすごく盛り上がるんです。そして、その場で「骨密度を上げるにはどうしたらいいの？」と必ず聞かれ、アドバイスを行うと皆さん真剣に聞き入ってくれます。</p>

                      <p>計測が最終目的ではなく、「計測して知りたい」との欲求を高め、生活者が興味のある状態でお話しすることが行動変容につながるのだと思います。万博で「ミライのヘルスケア」を体験して終わりではなく、健康管理を継続することが健康寿命の延伸につながるはずです。</p>
                    </section>

                    <section class="l-section">
                      <h2 class="c-titleLvTwo" id="link4">大阪・関西万博をヘルスケア文化の起点に！</h2>

                      <p>――2025年4月に開幕を迎える大阪・関西万博、そして未来社会のヘルスケアに懸ける期待をお聞かせください。</p>

                      <p><span class="speaker">武田</span>ヘルスケアが日常に根付くことで、社会課題の解決にもつながります。例えば、忙しくてケアができず、生活習慣病やメンタルヘルスの問題に至った人を減らすことができれば、人手不足に悩む企業や地域医療にとっても大きなメリットです。主要な駅だけでなく、ヘルスケアの支援が不足している地域でもITやネットワークの力を活用して新たな支援を提供していきたいと考えています。</p>

                      <p><span class="speaker">岩宮</span>ジムでの運動、服薬、健康食品の購入など、日常のさまざまな行動に関わる企業が「カラダ測定ポッド」で測定したデータを取得し、生活者のヘルスケアを支援していく――。生活者はこうした支援を受けることで、自身の健康を楽しみながら管理できるでしょう。万博の開催は、こうしたセルフマネジメントを実現するために動き出す絶好のタイミングだと思っています。</p>

                      <p><span class="speaker">浦田</span>「カラダ測定ポッド」で測定したデータに加え、運動や服薬といった日常の行動がデータ連携されていつでも把握可能な状態であれば、病院受診の際も「今の自分」に適した治療を医師に判断してもらいやすくなります。治療方法はもちろん、食べ物や運動など、その人に合うものは千差万別。データを基に自分と相性の良いものを選んだり、見つけたりすることが楽しくなれば、生活者の健康への興味もより高まるのではないでしょうか。</p>

                      <p><span class="speaker">三宅</span>今、改めて再認識しているのが、万博は「文化」を発信する場だということです。2050年の未来社会に向けて、セルフマネジメントにより病気を予防することが当たり前となる文化を創る必要があると考えています。2050年には、生活者が駅で普通に自分の健康管理をする時代になり、「これはいつから始まったんだろう？」と疑問に思いネットで検索したら、「ヘルスケアの新たな文化は2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンから始まった」と分かる。そんな未来の実現を願っています。</p>

                      <p><span class="speaker">山縣</span>大阪ヘルスケアパビリオンは、展示を含めると450社を超える企業の最新技術とアイデアが詰まった唯一無二の存在です。圧倒される展示内容によって未来社会を体験できますので、会期中は一人でも多くの方に足を運んでいただきたいです。また、大阪府・市としても、パビリオンでの取り組みを皆さんとともに、レガシーとして残していきたいと考えています。特に、手軽に健康情報を把握でき、パーソナライズされたサービスを提供できる「リボーン体験」が社会実装されれば、健康寿命と平均寿命の差を縮める大きな一歩になると考えています。</p>

                      <p>大阪ヘルスケアパビリオンでは、「いのち」や「健康」をテーマに、子どもから大人まで楽しみながら未来の可能性を感じられるさまざまな体験を提供します。これらの体験を通じて多くの方々が健康への意識を高め、その小さな変化が大阪から日本へ、そして世界へと広がることで、より健康的で持続可能な社会の実現につながっていく──。「REBORN」という名称には、そのような未来への願いと可能性が込められているのです。</p>


                      <div class="articleKeywordList">
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                    </section>]]></content>
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    <entry>
        <title>サントリーHDと居酒屋がコラボ──「仕掛学」で実現した行動変容 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/tech2025-5/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2923</id>
        <mgmt-id>2418</mgmt-id>
        <published>2025-03-31T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-03-31T01:00:19Z</updated>
        <summary>連載「進化するBIPROGY総合技術研究所」第5回</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/03/20250331_t5_00-thumb-1260x840-15287.jpg" length="1263318" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="マーケティング" /><category term="事例" /><category term="研究開発（R&amp;D）" /><category term="進化するBIPROGY総合技術研究所" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>BIPROGY総合技術研究所（以下、総研）は、先端技術研究にとどまらない幅広い分野の研究を展開している。その1つが「仕掛学（しかけがく）」だ。仕掛学は大阪大学大学院経済学研究科の松村真宏教授が提唱する、人の行動を変える「仕掛け」を対象にした新しい学問分野である。遊び心をくすぐるような、ついしたくなる「仕掛け」によって自覚的な行動変容を促し、結果的に問題が解決することを目指している。そのような「仕掛け」の成功事例として、総研とサントリーホールディングス デジタル本部、都内に複数店舗を展開する居酒屋チェーン「ちゃい九炉」が協働で実施したPOP施策がある。店内の随所に配置された「あれ」という文字が大きく印刷されたPOPは、来店客の興味を引き、注文数の増加につながった。さらに、POPに印刷されたQRコードは、今後のデジタルマーケティング展開への布石となっている。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[                                  <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">「遊び心」を入り口に、人の行動変容を促す</h2>

                <p>人間の行動原理は単純ではない。損得勘定や論理的判断、正当性の有無だけでは、行動を変えるきっかけとならないことが多い。ポイ捨てが多い場所に「ポイ捨て禁止」と書いた看板を立てたところ、さらにポイ捨てが増えてしまったという事例がある。ポイ捨てが悪いことだとは誰もが分かっているだろう。しかし、そのような看板が立てられたことで、そこにゴミを捨てる人が多いという目印になってしまったわけだ。</p>

                <p>「世の中にある問題の多くは、人の行動が原因となって起きています。そのような問題を解決するためには、原因となっている行動を何らかの方法で変えてもらう必要があります。仕掛学は大阪大学大学院経済学研究科の松村真宏教授が提唱する新しい学問分野で、人に行動を変えることを強制するのではなく、ついしたくなる『仕掛け』を行動の選択肢として用意することで、自覚的な行動変容を促し、結果的に問題が解決することを狙っています」と、総研の齊藤哲哉は説明する。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-5/20250331_t5_01.jpg" alt="写真：齊藤哲哉">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所<br>共創デザイン室 上席研究員<br>齊藤哲哉</figcaption>
                </figure>

                <p>総研では、「数理による課題解決」と「多様な人智による協働・共創のデザイン研究」という2つの研究領域を中心とした研究開発活動を進めている。共創デザイン室に所属する齊藤は、松村教授のゼミの別名である大阪大学シカケラボにあやかって、研究チームに「BIPROGYシカケラボ」という名前を付けて仕掛学に関する研究開発を進めている。</p>

                <p>齊藤が掲げる目標は「仕掛学の社会実装を通じて、誰もが楽しく社会課題を解決できる世の中を実現する」ことである。その核心は「遊び心」にある。「誰もが少し離れた場所からゴミ箱に向けてゴミを投げ入れたことがあると思います。そこで、ゴミ箱の上にバスケットゴールを仕掛けてみたらどうでしょうか。遊び心をくすぐられてゴミをシュートしたくなりますよね。ゴミをバスケットゴールに向けてシュートすることで結果的にゴミがゴミ箱にきちんと入り、ポイ捨てがなくなります」と齊藤は語る。</p>

                <p>このような仕掛けは世の中に数多く存在するが、良い仕掛けが満たすべき要件について、松村教授は次の3つをあげている。誰も不利益を被らない「公平性」、強制されずについやってしまう「誘引性」、仕掛ける側と仕掛けられる側で異なる目的を持つ「目的の二重性」だ。先のゴミ箱の例では、ゴミ箱の上にバスケットゴールを置いても誰も嫌な思いをしないという「公平性」、バスケットゴールがあればシュートしたくなるという「誘引性」を満たしている。さらに、仕掛ける側にはポイ捨て問題を解決したいという目的があるが、仕掛けられる側はポイ捨てしないようにするという意識はなく、バスケットゴールがあるからゴミをシュートしたくなるというように、お互いの目的がずれており「目的の二重性」が果たされている。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w800">
                  <img src="/article/tech2025-5/20250331_t5_02.png" alt="仕掛けによる「ついしたくなる行動」で結果的に問題を解決">
                  <figcaption class="c-figure_caption">仕掛学では「公平性」「誘引性」「目的の二重性」の3要件を満たす「仕掛け」によって、強制することなく自覚的な行動変容を促し、結果的に問題を解決する
                  </figcaption>
                </figure>

                <p>BIPROGYシカケラボは名古屋大学オープンイノベーション推進室との共同研究で仕掛学の社会実装を推進している。成果の1つが「仕掛け」のアイデアの創出を支援する「Prismワークショップ」である。Prismワークショップの「Prism」は、BIPROGYという社名が光の屈折・反射によって生じた光彩をテーマにした造語であることに由来している。これまでに10社以上の企業・団体に対して「仕掛け」による問題解決を支援してきた。その代表例が、サントリーホールディングス デジタル本部との「楽しい居酒屋プロジェクト」である。</p>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo">Prismワークショップで「つい見たくなる」POPを着想</h2>

                <p>サントリーホールディングス デジタル本部の山本祐輔氏は、「飲食店向けのPOPを数多く提供していますが、飲食中のお客さまの目にとどまりにくいという課題がありました。単に商品をアピールするだけでなく、楽しんでいただけるPOPづくりを考えていたとき、当社のグループ会社から『BIPROGYが仕掛学を研究している』という話を聞き、何かヒントがつかめるかもしれないと思いました」と振り返る。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-5/20250331_t5_03.jpg" alt="写真：山本祐輔氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">サントリーホールディングス株式会社<br>デジタル本部<br>山本祐輔氏</figcaption>
                </figure>

                <p>きっかけをつくったのは、BIPROGY インダストリーサービス第二事業部の細田智佳だ。「当社にはサントリーグループに定期的に当社の取組みをご紹介する機会がありました。新たな価値提供を探っていた際、BIPROGYシカケラボが提供する仕掛学の紹介資料と出合い、ソリューションベースではない、一味違った当社の取り組みとして興味を持っていただけると直感しました。研究段階のためPrismワークショップが無償で実施できることもあり、『ぜひお気軽にご参加いただけませんか』とお声がけしました」</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-5/20250331_t5_04.jpg" alt="写真：細田智佳" class="u-border">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 インダストリーサービス第二事業部<br>営業一部 第一営業所<br>細田智佳</figcaption>
                </figure>

                <p>細田の上司であるBIPROGY インダストリーサービス第二事業部 営業一部 部長の亀井潤一郎は、「細田が仕掛学をお客様にご紹介したところ、評判が良かったので、自分自身も興味を持ちました。仕掛学の考え方やPrismワークショップはお客様の心をつかむと確信しました。今後はBIPROGYの価値を訴求するツールとして、ビジネスにいかにつなげるか、営業の立場として力を入れていきたいと思います」と意気込む。</p>

                <p>2024年7月、山本氏ら十数名のサントリーグループ社員がPrismワークショップに集まった。本社およびIT・飲食部門などのグループ会社から参加者が集い、齊藤と名古屋大学の共同研究者がファシリテーターとして進行を担当。サントリーホールディングス本社で開催された1日がかりのワークショップは、今までに出てこなかったようなアイデアが次々と生まれる場となった。</p>

                <p>齊藤は当日の様子をこう説明する。「参加者には身の回りにある仕掛けだと思うものを撮影してくるという事前課題を出すことで、『仕掛け』に対する感度を上げる効果を狙いました。そのうえで、午前は仕掛学の考え方や事例を知ってもらい、自身が見つけてきた仕掛けが良い仕掛けかどうかを『仕掛けのからくりシート』を埋めて確認することで『仕掛け』に対する理解を深めてもらいました。午後は2チームに分かれ、『仕掛けのからくりシート』を使って、問題解決につながる『仕掛け』の着想に挑戦してもらいました」</p>

                <p>チームごとに着想した「仕掛け」を発表した後、ワークショップの締めくくりとして実施された投票で、「遊び心がある」「なるほど感がある」仕掛けとして選ばれたのが、山本氏が提案した「あれ」だけを記したPOPだった。「活発な意見交換の中で、さまざまな発想が飛び交い、とても刺激的でした。『あれ』というアイデアは、実際に出張先の居酒屋で体験した『わくわく感』からヒントを得ました。常連客だけが知る秘密のメニューに興味をそそられ、思わず注文してしまった経験を生かしました」と山本氏は説明する。</p>

                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img src="/article/tech2025-5/20250331_t5_05.png" alt="「仕掛け」のからくりを解き明かす">

                    <figcaption class="c-figure_caption">齊藤が考案した「仕掛けのからくりシート」。問題が解決する理想的な「仕掛け」になっているかを確認できる</figcaption>
                  </figure>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo">「今日の『あれ』は何だろう」──常連客を魅了する仕掛けの成功</h2>

                <p>「あれ」というPOPの実験場所を探していた山本氏は、「社内の営業担当から『ちゃい九炉の店長さんなら面白がってくれるはず』という提案を受け、すぐにお願いに向かいました」と振り返る。</p>

                <p>都内を中心に展開する居酒屋チェーン・ちゃい九炉。その浜松町芝大門店で店長を務める川野晃義氏は、企画への参加を即決した。「お話を聞いて面白いと思いました。サントリーが提供してくれたPOPにちょっとしたメッセージを添えて店内に貼り、常連さんの顔を思い浮かべながら、どんなメニューを『あれ』にしようかと考えました。値段はできるだけ抑えようと思い、当店の枝豆より安い290円に設定。『あれ』の中身は毎日変えて、時には1000円相当の料理を提供する特別な日も設けています。料理の原価は変動しますが、290円という価格は固定です」</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-5/20250331_t5_06.jpg" alt="写真：川野晃義氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">ちゃい九炉 浜松町芝大門店
                    店長<br>川野晃義氏
                    </figcaption>
                </figure>

                <p>
                  2024年10月から始まったこの実証実験は、約3カ月半で来店客1760人中187食の注文を記録。来店客の実に1割以上が「あれ」を注文したことになる。川野氏は「『あれ』を毎回注文される常連さんも現れ、皆さんに楽しんでいただいている様子なので、この企画は当面続けようと思っています」と手応えを語る。実証実験は早くも本格展開のフェーズに移行したといえそうだ。</p>

                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img src="/article/tech2025-5/20250331_t5_07.jpg" alt="居酒屋「ちゃい九炉」店内の黒板メニュー">

                    <figcaption class="c-figure_caption">居酒屋「ちゃい九炉」店内の黒板メニュー。290円の「あれ」は日替わりの内容で、QRコード付きのPOPで客の興味を引く仕掛けとなっている
                      </figcaption>
                  </figure>

                <p>
                  サントリーホールディングスは、この成功を自社製品の販売促進やアプリのダウンロードなどにも活用したいと考え、POPにQRコードを組み込んだ。山本氏は「QRコードを読み取ると、クラウド上のWebサイトに遷移し、ちゃい九炉店長のイラストとメッセージが表示されます。現段階ではシンプルな仕組みですが、今後は商品情報なども掲載できる基盤として活用できないかと考えています。デジタル本部以外の各部署と連携しながら、効果的な展開方法を模索していければと考えています」と、デジタルマーケティングへの展望を語った。
                </p>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo">企業活動全般への「仕掛学」展開に期待高まる</h2>

                <p>「サントリーグループには公共施設の管理業務を担う企業もあり、そうした事業領域にも仕掛学の考え方を応用できる可能性を感じています」と山本氏。「楽しい居酒屋プロジェクト」の成功は、グループ全体での「楽しい現場プロジェクト」への発展の布石となりそうだ。</p>

                <p>齊藤も手応えを感じている。「今回の実証実験では、すべてのPOPにそれぞれ異なる手書きの絵やメッセージが添えられていたり、『あれ』が何種類もあって日替わりになっていたりと、より『遊び心』がくすぐられるように現場で工夫がされていたこと、さらに1カ月の実証実験の後も継続して仕掛けられていることを知って、とてもうれしかったですし、大きな励みにもなりました。今回得られた知見を生かし、より多くの現場での実践を重ねていきたいと考えています」</p>

                <p>さらに齊藤は、Prismワークショップを通じた仕掛学の学術的深化にも意欲を示す。理論と実践の両輪で、この新しい学問分野の可能性を広げていく考えだ。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-5/20250331_t5_08.jpg" alt="写真：今回の話者たち">
                </figure>

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                    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/com/tech/" target="_blank">BIPROGY総合技術研究所</a></li>

                    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.shikakeology.org/pdf/SIG-TBC-014-11.pdf" target="_blank">齊藤哲哉、 成田尚宣、 栗本英和. Prismワークショップ：「仕掛け」の着想を支援するワークショップの設計と実践. 第14回仕掛学研究会 2024.</a></li>
                  </ul>
                </section>

              </section>
]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>データで実現する「観光まちづくり」の新戦略 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/miyoshicity-hiroshima-data-utilization/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2924</id>
        <mgmt-id>2423</mgmt-id>
        <published>2025-03-28T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-03-28T01:00:19Z</updated>
        <summary>広島県三次市が示す“観光マーケティングDX”の実践</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/03/20250326_my_00-thumb-1260x840-15296.jpg" length="476593" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DX" /><category term="データ活用" /><category term="事例" /><category term="地方創生" /><category term="官公庁・自治体" /><category term="観光" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>インバウンド観光の回復により、国内の観光産業が活況を呈している。多様化する観光客のニーズを的確に把握し体験価値を向上させるには、「データに基づいた観光客動態の把握」が不可欠だ。BIPROGY総合技術研究所（以下、BIPROGY総研）は、2021年度から2023年度末まで、中国地方の自治体、観光協会、DMO（観光地域づくり法人）、観光事業者と共に、IoTセンサーを利活用した「観光マーケティングDX」の実証実験を行った。本稿では、実証実験に参加した三次市の小山知秀氏、三次観光推進機構の名越陽介氏と福本雅也氏、そして実証システムの社会実装を手掛けたデータクレイドル代表理事の大島正美氏をゲストに迎え、BIPROGYのプロジェクトメンバーである松本太郎も交えて、取り組みの成果や今後の展望を聞いた。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">データ利活用で地域の観光産業を支援</h2>

                <p>――「観光マーケティングDX」とはどのようなプロジェクトでしょうか。</p>
                <p><span class="speaker">松本</span>BIPROGY総研では、2016年からオープンデータの活用を出発点として、地域におけるデータ利活用の研究に取り組んできました。2018年からは、さまざまな研究フィールドの中でも、地域経済の重要な柱の1つである観光分野に焦点を当て、研究を進めてきました。</p>

                <p>現在、観光客のニーズが「モノ消費」から「コト消費」へと移行し多様化していますが、自治体側の把握が追いついておらず、効果的な施策を打ち出せていないという課題があります。そこで、データに基づく観光客の動態把握と施策の意思決定を支援する「観光マーケティングDX」プロジェクトを開始しました。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/miyoshicity-hiroshima-data-utilization/20250326_my_01.jpg" alt="写真：松本太郎">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 市場開発本部 データ＆AIサービス部
                    <br>RINZAサービス室 スペシャリスト　松本太郎
                    <br>（実証実験当時はBIPROGY総研に所属）</figcaption>
                </figure>

                <p>――中国地方で実施したデータ利活用の実証実験について教えてください。</p>
                <p><span class="speaker">松本</span>2021年度から2023年度末にかけて、40以上の自治体、観光協会、DMO、観光事業者と連携し、観光領域におけるデータ利活用の実証実験を行いました。BIPROGYとのつながりが深い中国地方で参加を呼びかけ、賛同していただいた自治体・団体で展開しました。三次市（※）さまもその1つです。</p>


                <ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbNormal">
                  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※</span>三次市：広島県北東部に位置し、3つの川が合流する盆地に広がる自然豊かな都市。江戸時代から続く鵜飼や「霧の海」の景観で知られ、農業や観光が主要産業。ピオーネやワインなどの特産品を有し、風土に根付いた「妖怪」文化を生かした「三次もののけミュージアム」など、魅力あふれる観光資源を持つ</li>
                </ul>

                <p>本取り組みでは、観光施設の出入り口での通過人数を計測する人感センサーと、観光客の顔画像から性別・年代を推定するAIカメラを設置し、データをクラウド上に集約する仕組みを構築しました。これらを利活用して観光客の動態把握と施策への反映を検証しました。各地域では意思決定に必要なデータが不足し、データを分析する人材も不足している状況です。その解決に向けて私たちは、地域の方々が自立的にデータを利活用できる持続可能な観光経営の実現を目指しています。</p>


                <section class="l-section">
                  <h3>実証実験の対象エリアとマーケティングへの適用イメージ</h3>
                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img class="u-border" src="/article/miyoshicity-hiroshima-data-utilization/20250326_my_02.png" alt="実証実験では、施設に設置したセンサーから収集したデータを、実証実験用に開発した可視化ツールやMicrosoft Excelなどを用いて分析。">
                    <img class="u-border u-mt10" src="/article/miyoshicity-hiroshima-data-utilization/20250326_my_03.png" alt="地域の担当者とBIPROGYの担当者が共同で分析を行い、観光マーケティングの意思決定支援への有効性を検証した">
                    <figcaption class="c-figure_caption">実証実験では、施設に設置したセンサーから収集したデータを、実証実験用に開発した可視化ツールやMicrosoft Excelなどを用いて分析。地域の担当者とBIPROGYの担当者が共同で分析を行い、観光マーケティングの意思決定支援への有効性を検証した</figcaption>
                  </figure>
                </section>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">データを基点に新施策を展開する三次市</h2>

                <p>――三次市ではどのように実証実験を進めたのでしょうか。</p>
                <p><span class="speaker">小山</span>三次市では、三次観光推進機構（みよしDMO）を中心に、市内の観光業を担う多様な関係団体と行政が協力しながら、観光客の受入体制整備やマーケティング・プロモーション、観光資源開発などに取り組んでいます。その中で、従来から観光施策の展開に必要な統計調査に課題を抱えていました。例えば、特定の観光地点に統計が偏ってしまうことやコロナ禍で対面調査ができないことなどです。その他にも統計上の事務手続きの作業量の多さなどを解決したいと考えていました。</p>

                <p>こうした背景から実証実験に参加し、3カ所の観光施設に人感センサーを設置しました。これまで屋外施設では来訪者数を断片的にサンプル調査するしかありませんでしたが、今回の取り組みによってリアルタイムに正確な人数が把握できるようになりました。また、年間を通じた人流データがあれば、翌年以降の動向予測がしやすく、オーバーツーリズム対策にも利活用できます。さらに、データに基づく施策立案だけでなく、来訪者数や通行量を事業の効果測定に用いることができる点も大きな利点です。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/miyoshicity-hiroshima-data-utilization/20250326_my_03.jpg" alt="写真：小山知秀氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">三次市 産業振興部
                    <br>商工観光課 観光振興係 係長　小山知秀氏</figcaption>
                </figure>

                <p>――実証実験の効果や手応えは感じられましたか。</p>
                <p><span class="speaker">名越</span>人感センサー設置場所の1つ、「霧の海」で有名な高谷山展望台では、朝の6～7時が最も来訪者が多いことが判明し、その時間帯にキッチンカーを出店する新たな試みを実施しました。出店の事前告知が不十分で大きな売り上げにはつながりませんでしたが、「データに基づく施策展開」という貴重な経験を得ました。</p>

                <p>観光施策の意思決定は「経験と勘」に頼ることも多いのですが、入社3年目で異業界からの転職者である私には、その知見が不足しています。しかし、正確なデータがあれば、根拠に基づく効果的な施策を立案できます。データ利活用は、観光人材の育成にも貢献すると考えています。</p>


                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/miyoshicity-hiroshima-data-utilization/20250326_my_04.jpg" alt="写真：名越陽介氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">一般社団法人 三次観光推進機構
                    <br>マーケティング＆プロモーション部門 スタッフ　名越陽介氏</figcaption>
                </figure>

                <p><span class="speaker">福本</span>私も異業種から転職し、入社して間もないので、三次市で実施される全てのイベントを把握しきれていない状態です。しかし、実証実験期間中に、データ上で突出した数値を分析することで企画展の開催や観光客の動きを知るなど、地域に不案内でもデータから多くの学びを得られました。</p>


                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/miyoshicity-hiroshima-data-utilization/20250326_my_05.jpg" alt="写真：福本雅也氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">一般社団法人 三次観光推進機構
                    <br>マーケティング＆プロモーション部門 スタッフ　福本雅也氏</figcaption>
                </figure>

                <p><span class="speaker">小山</span>データに基づく正確な来訪者数を「効果」として示せるようになり、新規提案がしやすくなりました。三次市は近隣市と比べ宿泊客が少ないという課題があり、高付加価値な観光資源づくりを推進中です。観光関係事業者との協議においても、実証実験で得たデータを検討材料として利活用しています。</p>

                <section class="l-section">
                  <h3>機器の設置場所の紹介</h3>
                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img src="/article/miyoshicity-hiroshima-data-utilization/20250326_my_06.png" alt="三次市内の各施設に設置したカメラやセンサーの一例">
                    <figcaption class="c-figure_caption">三次市内の各施設に設置したカメラやセンサーの一例（資料：三次市）</figcaption>
                  </figure>
                </section>

                <p><span class="speaker">松本</span>まさにデータ利活用の効果の1つが、合意形成の促進です。他の自治体では、来訪者数データの提示により、観光地への喫茶店誘致に成功した例もあります。</p>

                <p>――実証実験を通して、どのような気づきがありましたか。</p>
                <p><span class="speaker">松本</span>結果について各自治体・団体から聞き取りを行うと、経験に基づく印象と実態に意外に“ズレ”があることが判明しました。しかし、観光業界では経験と勘も重要な要素です。「この時期にこんなイベントを」というアイデアに対し、データで精査・補完することで、より説得力のある施策立案が可能になります。</p>

                <p>重要なのは、「地域をどうしていきたいかのビジョン」と 「課題解決への意志」を持ってデータに向き合うことです。データから課題を見いだすのは容易ではなく、明確な問題意識がなければ、データは単なる数字の羅列に終わります。「宿泊客を増やしたい」といった具体的な目標を念頭にデータを利活用することで、課題の抽出や新たな施策の立案につながるのではないでしょうか。</p>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">地域団体との協働で実証システムの社会実装を実現</h2>

                <p>――今後どのように成果を生かしていきますか？</p>
                <p><span class="speaker">松本</span>実証実験終了後も、約40の自治体・団体が有償サービスとしての導入を希望しています。本取り組みの価値に着目したのが、BIPROGYと地域データの利活用に取り組んできたデータクレイドルです（参考「<a href="/article/ict-machidukuri_city-kurashiki/">データを活用して人づくりと仕事づくり まちづくりを推進する倉敷市の挑戦</a>」）。同社が実証システムの社会実装を推進しています。</p>

                <p>――データクレイドルは実証実験を継承するサービスとして、「観光dataeye（データアイ）」を展開しています。</p>
                <p><span class="speaker">大島</span>私たちデータクレイドルは、データを利活用した地域課題の解決とデータ活用人材の育成を目指し、実証実験後もデータの継続的な蓄積が重要だと考えています。各観光施設のデータを地域全体で共有するという仕組みも前例がなく、地域のデータ利活用をさらに加速できるのではないかと期待を寄せています。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/miyoshicity-hiroshima-data-utilization/20250326_my_07.jpg" alt="写真：大島正美氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">一般社団法人データクレイドル
                    <br>代表理事 総務部 地域DX推進室室長　大島正美氏</figcaption>
                </figure>

                <p>こうした考えから、BIPROGYと共に実証実験システムの有償サービス化を進め、2024年8月に「<a href="https://kanko-dataeye.jp/" target="_blank">観光dataeye</a>」をリリースしました。これは中国地方の5県を結ぶ広域観光データプラットフォームで、データの蓄積と地域間での共有を実現します。データクレイドルの既存サービスに実証実験の成果を組み込むことで、コストを抑えたサービス提供が可能になりました。</p>

                <p>――これからの展望をお聞かせください。</p>
                <p><span class="speaker">名越</span>現在は、私たち三次観光推進機構がデータを有効に活用して施策を検討する段階ですが、市内の事業者さんや地域の方々が「データを利活用したマーケティング」を実践する次のステージへ、早期に移行したいと考えています。</p>

                <p><span class="speaker">福本</span>桜や紅葉のシーズンに限らず、年間を通じて三次市を訪れる観光客を増やす施策を展開していきたいです。観光客の増加は、さらなるデータ蓄積と利活用につながります。</p>

                <p><span class="speaker">小山</span>三次市に多くの観光客が訪れ、楽しんでいる実態をデータで地域の方々に示していきたいですね。経済の活発化により「観光分野にも参入しよう」と考える事業者も増えるでしょう。観光に関わる人が増えることで、三次市の魅力も広がっていくはずです。</p>

                <p><span class="speaker">大島</span>今後は「観光dataeye」導入自治体への支援に加え、データの利活用やノウハウを共有するユーザー会を設立したいと考えています。自治体間の連携もサポートしていく予定です。ユーザー会には、ぜひBIPROGYにもアドバイザーとして参加していただけると心強いです。</p>

                <p><span class="speaker">松本</span>これまで、BIPROGYはさまざまな領域でDX支援を行ってきました。観光領域においても、本取り組みで得た知見を生かし、観光DXの推進に貢献したいと考えています。また、地域課題と深く関わるデータクレイドルと連携することで、BIPROGYの高度なデータ利活用技術を、より多くの地域に最適な形で提供できるよう努めていきます。 今後は観光客の基本属性に加え、地域のデータや観光事業者が保有する移動ルートや消費額、滞在時間などを「観光dataeye」に集約して掛け合わせることで、観光客動態把握の精度を高めることが重要です。圏域を超えた連携も視野に入れており、三次市の先進的な取り組みが、山陰から中国地方全体へ、さらに全国へと波及することを期待しています。</p>

                <div class="articleKeywordList">
                  <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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                </div>
              </section>

              <section class="l-section">
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                        <li class="categoryList_item">事例</li>
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                        <li class="categoryList_item">官公庁・自治体</li>
                        <li class="categoryList_item">観光</li>
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                        <li class="categoryList_item">AI</li>
                        <li class="categoryList_item">IoT</li>
                        <li class="categoryList_item">Technology Foresight</li>
                        <li class="categoryList_item">研究開発（R&D）</li>
                        <li class="categoryList_item">進化するBIPROGY総合技術研究所</li>
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                <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
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                  <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/solution/theme/airinza.html" target="_blank">データ＋AI 活用支援ソリューション「Rinza®」</a></li>
                </ul>
              </section>]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>新たな防疫対策の最前線──「リアルタイム下水監視システム」の挑戦 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/uniadex-sewage-dx/" />
        
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        <published>2025-03-26T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-10-29T05:29:44Z</updated>
        <summary>都市の下水から感染症の予兆を探るデジタル時代の公衆衛生イノベーション</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
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        <categories><category term="DX" /><category term="オープンイノベーション" /><category term="事例" /><category term="医療" /><category term="官公庁・自治体" /><category term="研究開発（R&amp;D）" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>新型コロナ禍を契機に、感染症の流行予測と早期対応が社会の注目を集めている。この関心の高まりを受け、ユニアデックスは東北大学や仙台市などと共に、2021年度から「感染症適応社会を実現するリアルタイム下水監視システムの開発研究」（国土交通省事業）に参画している。下水中の感染症関連物質を分析し、地域の感染症動向を把握するシステム開発を進めてきた。2024年度からはIoT技術との融合により、リアルタイムモニタリングの実現を目指している。その狙いや展望について、プロジェクトをけん引する東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授とユニアデックスの柿澤至倫に話を聞いた。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">下水から読み解く都市の健康──タンパク質解析の挑戦</h2>

                <p>──2021年度から「感染症適応社会を実現するリアルタイム下水監視システムの開発研究」がスタートしました。プロジェクトの背景と目的についてお聞かせください。</p>

                <p><span class="speaker">佐野</span>新型コロナを契機に、下水中の病原体を調べることで、地域の感染状況や拡大傾向を把握できるということが広く認知されました。従来の疫学調査よりも早期に流行状況を検出できるため、医療体制の整備や防疫対策の実施までに時間的余裕を持つことができます。また、下水から得られる情報は病原体に関するものだけではありません。地域全体の健康状態を継続的にモニタリングすることで、より効果的な公衆衛生対策の実現が可能になります。その可能性を最大限に活用しようと考えたのが、このプロジェクトの出発点です。</p>


                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/uniadex-sewage-dx/20250326_usd_01.jpg" alt="写真：佐野大輔氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">東北大学大学院工学研究科<br>下水情報研究センター センター長<br>土木工学専攻 教授 佐野大輔氏</figcaption>
                </figure>

                <p>しかし、病原体調査には技術的な課題がありました。下水中のウイルスをはじめとする病原体は濃度が低いため、遺伝子を抽出するには「濃縮」という作業が必要です。現在はこの作業のために下水を実験室まで運ばなければならず、多大なコストと時間がかかっています。そこで私たちは、「下水処理場で直接情報を収集できないか」と考えました。</p>

                <p>着目したのが、下水中のタンパク質です。病原体は低濃度でしか存在しませんが、疾病に特異的なタンパク質は比較的高濃度で存在しています。このタンパク質を測定することで、地域の感染症発生状況を把握でき、しかも濃縮処理が不要なため、サンプルの採取・輸送にかかる時間とコストを大幅に削減できます。さらに、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザウイルスやノロウイルスによる感染症や、糖尿病や癌などの疾病も追跡可能です。これらのタンパク質を下水中の「バイオマーカー（病理学的状態を客観的に測定・評価可能な指標）」として定量的かつ連続的にモニタリングしていくことが、本プロジェクトの重要なポイントです。</p>


                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/uniadex-sewage-dx/20250326_usd_02.jpg" alt="写真：柿澤至倫">
                  <figcaption class="c-figure_caption">ユニアデックス株式会社 ソリューションマーケティング本部
                    <br>企画開発部 イノベート室 上席スペシャリスト
                    <br>柿澤至倫
                  </figcaption>
                </figure>


                <p><span class="speaker">柿澤</span>このプロジェクトでは、仙台市のエンジニアリング企業など5社が連携して技術開発を進めています。ユニアデックスはIT企業として、データ分析と可視化を担当し、私自身は当社側のプロジェクトリーダーを務めています。2021年度の国交省事業を皮切りに、2022年度には内閣官房下水サーベイランス事業で「下水情報共有DXプラットフォーム」（※1）の構築にも参画しました。</p>

                <ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbNormal">
                  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※1</span>下水情報共有DXプラットフォーム：内閣官房による「ウィズコロナ時代の実現に向けた主要技術の実証・導入に向けた調査研究業務」（令和4年度）の個別研究テーマとして採択された実証事業</li>
                </ul>

                <p>さらに2024年度からは「令和6年度国土交通省B-DASHプロジェクト（FS調査）」の採択事業として「リアルタイム感染症動向把握のための下水バイオマーカーセンサの開発」に取り組んでいます。このプロジェクトでは、感染症関連のタンパク質を検出するセンサー技術開発とIoT技術の融合により、リアルタイムモニタリングの実現を目指しています。当社からはデータサイエンティストとクラウドエンジニアが参画し、データの分析・抽出に向けたモデル化とクラウド化を推進しています。</p>

                <section class="l-section">

                  <h3>プロジェクトが目指す「感染症適応社会」の姿</h3>

                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img src="/article/uniadex-sewage-dx/20250326_usd_03.png" alt="感染症適応社会の姿">
                    <figcaption class="c-figure_caption">「リアルタイム感染症動向把握のための下水バイオマーカーセンサの開発」が目指す社会の姿。東北大学が開発するセンサー技術と、ユニアデックスが構築する情報共有システムにより、感染症の発生を素早く感知し、地域社会に向けて情報発信する仕組みの確立を目指している（令和6年度国土交通省B-DASHプロジェクト採択事業）。</figcaption>
                  </figure>

                </section>



                <p>──2021年度からの研究で直面した課題や、プロジェクトの進展をお聞かせください。</p>

                <p><span class="speaker">佐野</span>プロジェクト開始当時、タンパク質に着目するという方向性は定まっていたものの、具体的にどのタンパク質を指標とすべきか、手探りの状態でした。まずは、下水中のタンパク質を網羅的に分析しました。その結果、仙台市内の新型コロナ患者数と強い相関を示すタンパク質を特定し、具体的な研究ターゲットを定めることができました。</p>

                <p><span class="speaker">柿澤</span>研究を進める中で、大きく2つの課題に直面しました。1つは、下水中のタンパク質濃度と公表される感染者数との間に生じる時間的なズレです。感染から発症までの潜伏期間や感染者数の集計作業などの影響により、時間差を考慮した相関モデルの構築に苦心しました。もう1つの課題は、2023年5月の新型コロナウイルス感染症の5類への移行です。感染者数の発表間隔が長くなったことで、予測モデルの再構築を迫られました。</p>

                <p>現在は開発の過程で得た知見を生かし、システムの高度化を進めています。具体的には、従来オフラインで行っていたモデル作成とデータ入力の作業を、クラウド上で自動化するシステムの開発に取り組んでいます。データの入力から可視化まで、自動処理で実現できる仕組みの構築を目指しているところです。</p>

                <p>──プロジェクトを通じて、特に印象に残っているエピソードはありますか。</p>

                <p><span class="speaker">佐野</span>東北大学では新型コロナ以前から、下水中のノロウイルスを検出することで感染性胃腸炎の広がりを検知する研究を行っていました。仙台市との信頼関係や知見を生かし、内閣官房プロジェクトへの参画が実現しました。プロジェクトでは、ユニアデックスさんに情報共有基盤システムの開発を担当していただき、Web上での迅速な情報共有が可能になりました。研究の進展を大きく後押しした基盤システムの完成は、今でも印象深い出来事として記憶に残っています。</p>

                <p>また、データサイエンスとの出合いも貴重な経験でした。土木工学を専門とする私たちの研究室では、AIに関する知識が十分とは言えない状況でした。ユニアデックスさんのデータサイエンティストから、機械学習について直接指導を受けることができたことで、研究の新たな可能性が開けました。</p>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">下水はさまざまな情報の宝庫。その価値の認知を広めていきたい</h2>

                <p>──これまでに得られた具体的な成果や反響をお聞かせください。</p>

                <p><span class="speaker">佐野</span>最も重要な成果の1つは、タンパク質の利用に関する研究成果を学術論文として発表したことです。特許も申請中なのですが、論文は英語での発表となったため、国内での認知度はまだ十分ではありません。今後は国内の研究者向けの情報発信も積極的に行う必要があると考えています。</p>

                <p>実は私たちは2017年頃から、ノロウイルス研究の一環として下水中のノロウイルス濃度をWeb公開し、関心のある方々にメール配信も行っていました。この取り組みを発展させ、新型コロナ禍では週次で情報発表を実施したところ、多くのメディアに取り上げていただき、大きな反響を得ることができました。</p>

                <p><span class="speaker">柿澤</span>当社の主な成果は、先ほど触れたデータ入力・可視化システムの開発です。仙台市の地図上に、市内の下水処理場とその上流のポンプ場における濃度データを可視化できるシステムを構築しました。</p>

                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img src="/article/uniadex-sewage-dx/20250326_usd_04.jpg" alt="下水処理場から採取されたサンプル保管の様子" class="u-border">
                    <img src="/article/uniadex-sewage-dx/20250326_usd_05.jpg" alt="保管の様子を説明する佐野大輔氏">

                    <figcaption class="c-figure_caption">下水処理場から採取されたサンプルは-79度で厳重に保管される。研究室には下水中のバイオマーカーを解析するための各種分析機器が配置されている</figcaption>
                  </figure>
  

                <p>──最後に、社会実装に向けた課題と展望についてお聞かせください。</p>

                <p><span class="speaker">佐野</span>現在の最大の技術課題は、下水中のタンパク質を効率的に分析できるセンサーの開発です。現状のプロトタイプは自動販売機ほどの大きさがあり、小型化とコスト削減が必要です。また、以前からの屋外設置では耐候性に課題があったため、改良版では屋内設置を検討しています。</p>

                <p>ただし、特に東日本大震災後に建設された下水処理場は津波対策のため水密性が高く、センサーの通信に必要な電波が届きにくいという新たな課題も発生しています。その点についてはユニアデックスさんと共同で解決策を探っているところです。</p>

                <p>
                  欧米では下水中のウイルスを対象としたモニタリングが実用化されています。しかし、冒頭で触れたようにウイルスは低濃度であるため、サンプルの採取・濃縮処理が必要で、リアルタイムでの監視が困難でした。一方、私たちが注目する下水中のタンパク質は高濃度で存在するため、処理場で直接センサー検出が可能です。このタンパク質を物理センサーでリアルタイムに検出し、疾病の発見や感染拡大の予測に活用する取り組みは、世界でも例のない画期的なものです。完成すれば、日本発の革新的技術として世界に発信できると考えています。</p>

                <p>
                  技術面の整備に続く課題は、この取り組みの価値をいかに社会に理解していただくかです。得られる情報の価値を認識していただければ、社会実装は自然と広がっていくでしょう。今後、東北大学は、「国際卓越研究大学（※2）」の認定第一号として、新しい研究大学の姿を発信していきます。その1つとして、今回の取り組みも仙台市から広く発信して、導入する自治体が増えていけばと願っています。
                </p>

                <ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbNormal">
                  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※2</span>国際卓越研究大学：グローバル競争力の強化に向けて、経済・社会に変化をもたらすような卓越した研究の展開・成果活用が見込まれる大学を認定する制度。東北大学は、2024年11月8日にその第一号として認定された</li>
                </ul>

                <p><span class="speaker">柿澤</span>感染症の拡大時期は関心が高まりますが、平時のデータ運用の費用をどう確保していくかが、社会実装における大きな課題です。下水は「人間活動のすべてが含まれている情報の宝庫」とされます。毎日データが更新され、かつ個人を特定できない匿名性を持つ特徴があります。つまり、全住民の健康状態を継続的にモニタリングできる可能性を秘めています。</p>

                <p>さらに、疾病の早期発見だけでなく、生活習慣病やストレス関連の指標も把握できるため、予防医療への貢献も期待できます。喫緊の課題である医療費削減にも寄与するはずです。今、鳥インフルエンザをはじめとする新たな感染症の脅威が続いています。</p>

                <p>次なるパンデミックが起きる前に、この技術の社会実装を実現し、より強靭な社会システムの構築を目指していきます。2025年1月まで私も議論に参加していた「産業競争力懇談会（COCN）」でも、産学で下水サーベイランスの社会実装促進について活発な議論が行われました。改めて、さまざまな知見を持つ専門家が知恵を出し合って議論する必要性を実感しました。数々の課題を乗り越える挑戦と、それによって提供できる価値を常に見据えて、前進していきます。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/uniadex-sewage-dx/20250326_usd_06.jpg" alt="写真：今回の話者たち">
                </figure>

                <div class="articleKeywordList">
                  <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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                <section class="l-section">
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                <section class="l-section">
                  <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
                  <ul class="c-textList">
                    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.uniadex.co.jp/news/2021/20210519_sewage.html" target="_blank">感染症適応社会を実現するリアルタイム下水監視システムの開発研究を開始</a></li>
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                    <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="http://www.cocn.jp/report/fa11181fbd83dd94fe302e0107d22a114b85a398.pdf" target="_blank">【新たな感染症に対するレジリエントな社会システムの実装】「産業競争力懇談会（COCN）」</a></li>
                  </ul>
                </section>

              </section>
]]></content>
    </entry>

    <entry>
        <title>「女性の働きやすさと健康への向き合い方」の理想って？ ～日本と台湾の違いから考える～ - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/marbleme/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2921</id>
        <mgmt-id>2333</mgmt-id>
        <published>2025-02-26T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-02-26T01:47:14Z</updated>
        <summary>台湾在住ライター・近藤弥生子さん×働く女性のためのデジタルサードプレイス「marbleMe」</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/02/20250226_mm_00-thumb-1260x840-15268.jpg" length="518837" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="DE&amp;I" /><category term="サステナビリティ" /><category term="働き方改革" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>近年、月経に伴う身体的・心理的不良や更年期症状など、女性特有の健康課題が働く女性にとって深刻な問題であることが表面化され始めた。BIPROGYは、そんな働く女性たちを支えるためのデジタルサードプレイス「marbleMe」を提供している。今回は、台湾在住のノンフィクションライターとして、女性の働きやすさなどをテーマに情報発信を行う近藤弥生子氏を迎え（取材当日はオンライン参加）、marbleMeの担当者2人が鼎談。台湾は、女性のトップリーダーが国を率いるなどアジア各国の中でも女性の社会進出先進国としての地位を確立しつつある。こうした背景を踏まえつつ、台湾における女性の働き方や生き方、そして健康課題への向き合い方を参考として、女性がより自分らしく生きられる社会の実現に向けたヒントを探っていきたい。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">働く女性が互いに悩みを相談し合えるデジタルサードプレイス「marbleMe」</h2>

                <p><span class="speaker">丹波</span>皆さま、本日はどうぞよろしくお願いいたします。BIPROGYで「marbleMe」を担当している丹波です。marbleMeは、世代、職種、業界の垣根を越えた、働く女性同士がつながるコミュニティサービスです。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/marbleme/20250226_mm_01.jpg" alt="写真：丹波早雪">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社
                    <br>戦略企画部 事業開発第一センター　コミュニティビジネスプロジェクト
                    <br>丹波早雪</figcaption>
                </figure>

                <p><span class="speaker">松本</span>丹波と同じくmarbleMeの担当をしているファミワンの松本です。今回は、台湾の女性の働きやすさの秘訣を切り口の1つにしながら、女性がより自分らしく生きられる社会の実現に向けたヒントを深掘りしていければと考えています。まずは改めて、近藤さんが台湾でお仕事をされるようになった背景について伺えますか？</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/marbleme/20250226_mm_02.jpg" alt="写真：松本彩乃 氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">株式会社ファミワン
                    <br>経営企画部 / アドバイザー
                    <br>松本彩乃 氏</figcaption>
                </figure>



                <p><span class="speaker">近藤</span>私は東京の出版社で勤務後、結婚した相手の駐在に同行する形で2011年2月、30歳で台湾へ移住しました。現地のデジタルマーケティング企業に勤務し、その後離婚。およそ6年間のシングルマザー経験を経て、台湾人と子連れ再婚し、独立、次男を出産しました。前デジタル大臣のオードリー・タン氏へのインタビューがコロナ禍で注目され、オードリー氏関連の書籍を日本と台湾で4冊出版しました。台湾の文化や暮らしに関するエッセイや、台湾式EQ（Emotional Intelligence Quotient：心の知能指数）についての書籍も執筆しています。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/marbleme/20250226_mm_03.jpg" alt="写真：近藤弥生子 氏">
                  <figcaption class="c-figure_caption">近藤弥生子 氏
                    <br>（台湾よりオンラインで参加）</figcaption>
                </figure>



                <p>台湾にも当てはまりますが、地方では近くに悩みや価値観を共有できる人が少ないという状況に置かれている方もいるかと思います。そのような方にとって、marbleMeのようなオンライン上でつながりができるサービスは、孤立を防ぐ意味でも大切だと思います。</p>

                <p><span class="speaker">松本</span>テーマ別のチャットやオンライン上の座談会、ライブ配信イベントなど、さまざまなサービスを用意していますが、誰かの悩みに対して、過去の経験を語り合ったり、励まし合ったりと、対話を通して自助関係ができており、元気をもらえたとの声もいただいています。</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>日々言葉を交わし合えるサードプレイスがあるのは、本当に心強いですよね。私は音声配信プラットフォームで有料会員向けのコミュニティを設けていて、オープンチャットでのやり取りや、オフ会を催しています。そこでは、普段なかなかできない自己開示、例えば過去のつらい経験、夫婦関係の悩みなど深い話ができるんですよね。marbleMeは、企業が運営していることで安心感や信頼感もありますね。</p>


                <section class="l-section">
                  <h3 class="c-titleLvThree">「marbleMe」のシステム画面（例）</h3>
                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img src="/article/marbleme/20250226_mm_04.png" alt="「marbleMe」のシステム画面" class="u-border">
                    <figcaption class="c-figure_caption">「marbleMe」は、働く女性のための企業横断型コミュニティ。<br>2023年の10月にサービスが始まり、医療アプローチだけでは解決できない、女性特有の健康課題やライフプランに関する悩みの言語化、解決につながる行動変容を「対話」でサポートしている</figcaption>
                  </figure>
                </section>

              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">自分が健やかでいてこそ仕事ができ、家族や友人をも幸せにできる</h2>

                <p><span class="speaker">丹波</span>日本はまだまだヘルスリテラシーが低調な傾向にあり、marbleMeの普及などを通じてその向上を図っていければと考えています。台湾は日本に比べてヘルスリテラシーが高いと聞いていますが、どのような理由があると思われますか。</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>私が日々関わる台湾人のヘルスリテラシーは本当に高いと感じます。その背景には、主体性の高さがあると思います。例えば、日本に比べて特に若者の投票率が高いように「自分たちの社会は、自分たちで決める」という考えが根付いています。そして、この意識はヘルスリテラシーにも通じているように思います。「自分を一番大切にできるのは自分」というメンタリティを、台湾の人たちは持っているのです。だから、仕事や会社よりも、自分の健康が優先されるべきものだと考えています。</p>

                <p><span class="speaker">丹波</span>日本では、「自分を犠牲にして働くのが当たり前」という風潮がまだ存在している部分もありますね。</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>台湾だと、例えば採用したばかりのスタッフでも、出社初日に生理休暇を取っても何も思われませんし、家族の看病のために休むのも普通のことです。自分自身が健やかでこそ仕事ができ、そして家族や友人を幸せにできる。この考えの背景の1つには、「中医学（東洋医学）」の影響があると考えられます。中医学では、心身のバランスを重視し、病気の予防に力を入れます。例えば、食生活に気を配る、内臓を疲れさせないなど、健康を意識した生活習慣が浸透しています。月経ケアや産後ケアの重要性についても、ジェンダーに関係なく社会全体に広く認識されています。</p>

                <p><span class="speaker">松本</span>台湾は2022年のジェンダーギャップ指数で世界35位と当時116位の日本を大きくリードしており、学ぶべき点が多いように思います。また、日本ではジェンダー意識に関して世代間ギャップも大きいという声が多いのですが、台湾でもそうした世代間の差は存在するのでしょうか？</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>私個人の意見ですが、台湾にもアップデートされていないジェンダー観の人はいます。そこには年長者を敬う儒教の考え方も強く影響していると思います。そうした中でも多様性のある社会が実現できているのは、EQの高さ、つまり「心の知能指数」の高さゆえだと思います。日本では、男性と女性、年長者と若者など、異なる立場の人々が対立構造になりやすい傾向があります。しかし、台湾では、各々の意見や立場を否定することなく認め合い、共存していく意識が高いのです。これには歴史的な背景もあるでしょう。また、政府や企業の意思決定層に女性の割合が増えていることも関係があると考えます。</p>

                <p><span class="speaker">松本</span>台湾では「クオータ制（議席の一定数を女性に割り当てる）」の導入により、女性議員数が4割を超え、男性議員の質も上がったとニュースで拝見しました。このクオータ制のように、台湾にあって日本にないジェンダーギャップ解消のための良い仕組みはありますか？</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>公務員が関わるプロジェクトの男女比率をチェックする機関が効果的だったとオードリー・タン氏もおっしゃっています。海外訪問や学術会議、さらには幼稚園から大学の先生まで男女比率を提出しなければならず、そのデータがオープンにされているので市民も見ることができます。これによりジェンダー比率が社会に与える影響力を公務員が認識し、意識改革の促進につながりました。</p>

                <p><span class="speaker">松本</span>なるほど。世代間のギャップを埋めるような仕組みもあるのでしょうか。</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>地方自治体から中央政府まで、あらゆる組織が「リバースメンター制度」を導入しています。若手が自身の専門分野に関して年長者に助言する制度なのですが、成人年齢が引き下げられたのもこの制度から出てきた提案でした。</p>

                <p>また、政府が運営する、「Join」というオンラインプラットフォームでは、選挙権を持たない18歳以下の若者や、私のように台湾で暮らしている外国人でもメールアドレスと台湾の電話番号さえあれば政策に対する意見を投稿できます。投稿意見に対して60日以内に5000人以上の賛同が集まれば、政府の担当者は何かしらの回答をすることになっています。実際、高校生の呼びかけでタピオカ店ではプラスチック製のストローやカップの使用が禁止され、脱プラスチックが前進するなどの成果も出ています。</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/marbleme/20250226_mm_05.jpg" alt="写真：鼎談の様子">
                </figure>

                <p><span class="speaker">松本</span>台湾の若者は、投票率の高さも含めて日本と比べて社会問題や政治に意欲的な印象を受けます。</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>日本では、声をあげても聞いてもらえない、自分の力では社会は変わらないと感じる若者も多いのかもしれません。台湾の場合、リバースメンター制度では若者が自分にも影響力があるという実感につながっていますし、「Join」の例のように1つの意見から社会が変わっています。このように、若者が成功体験を積み重ねていることが、日本との違いだと思います。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">女性の働きやすさのカギは「人は人、自分は自分」という価値観</h2>

                <p><span class="speaker">丹波</span>台湾は女性の社会進出率も高いですよね。ご自身が実際に働いていて、日本にいたときと違うことや働きやすさを感じるのはどのような点ですか。</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>私がシングルマザーとして台湾で働くことを選んだのは、家庭でも職場でも、女性だからとの理由で役割を押し付けられないからでした。お茶くみから力仕事まで、どんな仕事であってもジェンダーに関係なく得意な人がやればいい、という考え方が浸透しています。また、台湾では家事などをアウトソースすることが肯定的に捉えられています。例えば、子どもを預けて夫婦でデートに行くことも一般的です。</p>

                <p>こうした考え方の背景には、台湾の人々が持つ「人は人、自分は自分」の価値観があります。彼らは「バウンダリー（自分と他人との境界線）」がはっきりしていて、他人が自分とは考え方の異なる発言や行動をしても、それはその人の考えであって、自分の考えを尊重してもらうように、他者の考えもその人のものとして受け止めることができています。</p>

                <p><span class="speaker">丹波</span>「人は人、自分は自分」の価値観、とても素敵ですね。少し話は戻りますが、台湾では女性の健康課題の中でも、特にどういった問題に関心が高いでしょうか？</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>まず、知っていただきたいのが「産後ケア」です。台湾では中医学の考えから、出産を「体質を整える大きなチャンス」と捉えています。そのため、産後ケアセンターが充実しており、手厚いケアを受けることができます。産後1週間は漢方茶で体のデトックスを行い、2週目からは栄養たっぷりの食事をとるといった感じで産後ケア食が組み立てられています。その間、生まれたての子どもはずっと預かってもらえて心身の休息が取れます。台湾の女性が年齢を重ねても元気な理由の1つにこの産後ケアがあると思います。</p>

                <p>私自身も台湾で出産してこの産後ケアを受け、冷え性が改善されました。印象的だったのは、「産後はしっかり休むのがあなたの仕事だよ」という言葉です。日本では、産後もすぐに家事や育児に追われる女性が多いですが、台湾では産後の休息を重要視し、周りのサポート体制も整っています。</p>

                <p><span class="speaker">丹波</span>とても素晴らしいですね。産後ケアの他、「月経ケア」も大事なものだと認識されていると最初にお話されましたがいかがでしょうか。</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>月経の際には、体を温めることはもちろん、出産同様「身体を整える機会」として老廃物も一緒に排出する漢方をとることが多いですね。こうした漢方はコンビニでも手軽に購入できるほど、台湾の女性たちにとって身近なものとなっています。</p>

                <p>また、生理に関する社会的認識を底上げする観点では、2022年に20代の若者たちが立ち上げたNPO団体によってオープンした「月経博物館」は日本のメディアからも注目されていますね。生理の構造や生理用品の展示の他、「生理の貧困」や「生理の偏見」「生理の不平等」などの社会問題にも取り組んでいます。幅広い世代が訪れていて、来場者の約4割が男性というのも特筆すべきポイントです。さらに、前館長も男性。「彼女の生理がつらそうだから、もっと理解したい」と大学生の頃に訪れたことがきっかけだったんですよ。</p>

                <p>台湾では、女性はもちろん男性も月経ケアへの意識が高いように感じます。「生理中に体を冷やすのはご法度」の意識は男女共通で、職場でも生理で辛そうな女性がいると男性がブランケットを持ってきてくれたり、逆に、生理中にキンキンに冷えたビールを飲んでいる私を見てぎょっとしている人がいたり（笑）。私の夫も、私に生理がくると鍋にたっぷりのぜんざいを作ってくれます。</p>

                <section class="l-section">
                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img src="/article/marbleme/20250226_mm_06.jpg" alt="月経博物館の様子：外観">
                    <img src="/article/marbleme/20250226_mm_07.jpg" alt="月経博物館の様子：1F">
                    <img src="/article/marbleme/20250226_mm_08.jpg" alt="月経博物館の様子：月経用品の展示エリア">
                    <figcaption class="c-figure_caption">月経博物館の様子。<br>（上）オープンな印象を受ける外観。<br>（中）1階は月経について学べるギャラリーになっている。<br>（下）月経用品の展示エリア。親子連れも訪れやすい場づくりがされている。
                      <br>（写真提供：小紅帽 WITH RED）</figcaption>
                  </figure>
                </section>

                <p><span class="speaker">丹波</span>確かに日本と比べて、生理に対する男性の理解がはるかに社会に浸透していますね。</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>日本の男性は、生理について関心はあるけれど、「話すチャンスがない」「つらいなら助けてあげたいけど、声をかけることで嫌がられないか心配」といった気持ちの人もいると思います。男女で対立構造にはせず、理解しようとしてくれる男性に対して、惜しみなく教えて話し合っていくことが大切だと考えます。</p>

                <p><span class="speaker">丹波</span>生理に対してもオープンに話せる環境がつくられていて、改めてヘルスリテラシーの高さを感じました。日本では、生理痛で休みたいと思っても言い出しにくい現状があり、marbleMeでも、「そもそも使っていいか分からない」など生理休暇の取得に悩む女性たちの声が多いんです。</p>


                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/marbleme/20250226_mm_09.jpg" alt="写真：鼎談の様子">
                </figure>


                <p><span class="speaker">近藤</span>実は、世界で初めて生理休暇を導入したのは日本だと、月経博物館の創設者の方から伺いました。取得率は低いようですが、日本でこのテーマに真剣に取り組んだ人がいた事実は希望になりますよね。しかし、周りに気を使って休みが取れない現状を変えるためにも、自分のことを後回しにしてギリギリまで働かなくてもいいような仕組みを、企業側が考える必要もあるのではないでしょうか。</p>

                <p><span class="speaker">松本</span>そうなんですね。日本では、「一生懸命働くこと」が美徳とされる風潮が残っている部分もありますが、日本が世界で初めて生理休暇を導入したことを知って、きっかけさえあれば社会のムードが一気に変わる可能性を秘めていると感じました。</p>

                <p><span class="speaker">丹波</span>ロールモデルが一人でも増えれば、「自分も使おう」と思える人が増えていくはずなので、まずは自分が率先して生理休暇を取得することで、周りの人にも「使ってもいいんだ」と思える環境をつくっていきたいです。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link4">marbleMeを通じて自分らしく生きられる社会の実現に貢献したい</h2>

                <p><span class="speaker">丹波</span>marbleMe内で交わされている悩みを見ていると、バウンダリーという概念やヘルスリテラシーの重要性に気付いていない人も少なくありません。だからこそ、marbleMeが積極的に情報発信を行い、このプラットフォームを行動変容や意識の向上につなげていける場所にしていきたいと思いました。また、サービス立ち上げ時から、社会全体がジェンダーや性別役割分業にとらわれず、自分らしく生きられる社会の実現に貢献したいとの思いを抱いており、引き続き尽力していきたいです。</p>

                <p><span class="speaker">松本</span>今回のお話を通して、「I'm OK, You're OK.」の考え方、つまり相互肯定の大切さを改めて実感し、対立ではなく対話、周りを頼っていいことなど、今回教えていただいたことをより多くの方々に広めていきたいと強く感じています。また、今後もmarbleMeを活用いただくことで、ユーザーの皆さんにとって「自分らしさ」を改めて考え直す、大事な時間になればと考えています。そして、「これでいいんだ」と自分に自信を持てる場所をつくり上げていきたいです。</p>

                <p><span class="speaker">近藤</span>日本で昭和の時代に生まれ育った私は、知らず知らずのうちに「こうすべき」といった固定観念に縛られていたり、「普通はこうだから」と他人と比較して自分を追い込んだりしていました。しかし台湾に来て、人々が自分軸で生き生きとしている姿を見て、私自身の考え方も大きく変わりました。離婚やシングルマザーの経験もしましたが、今はとても幸せ。この価値観を持つことができてよかったと感じています。</p>

                <p>台湾には「鑽牛角尖（ジュアンニィゥジィァオジィェン）」ということわざがあります。これは、物事に対してどんどん思い詰めてしまうことを意味し、EQの低い行為とされています。また、現状を変えようとせず、ひたすら我慢して自分を幸せにしないこともEQが低いとされています。</p>

                <p>自分を幸せにできるのは自分だけです。外の世界に出ることで見えてくる全く新しい価値観もあると思うのでmarbleMeのようなサードプレイスを見つけて、自分の悩みを相談することは、セルフケアの大きな一助となるはずです。そして、疲れたらぜひ台湾に来て羽を伸ばしてみてください！</p>

                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/marbleme/20250226_mm_10.jpg" alt="写真：今回の話者たち">
                </figure>


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    <entry>
        <title>研究員と会える！ 話せる！「R&amp;D Meetup Days 2024」開催 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/tech2025-4/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2918</id>
        <mgmt-id>2417</mgmt-id>
        <published>2025-02-19T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-06-20T01:51:31Z</updated>
        <summary>連載「進化するBIPROGY総合技術研究所」第4回</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
        <link rel="enclosure" href="https://terasu.biprogy.com/assets_c/2025/02/20250219_t3_00-thumb-1260x840-15256.jpg" length="757121" type="image/jpeg" />
        <categories><category term="Technology Foresight" /><category term="研究開発（R&amp;D）" /><category term="進化するBIPROGY総合技術研究所" /></categories>
        <leadText type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[<p>BIPROGYの豊洲本社にある「BIPROGY LOUNGE」において、2024年10月8日に「R&D Meetup Days 2024」が開催された。このイベントは、BIPROGY総合技術研究所（以下、総研）によるR&amp;D成果の利活用推進を目的に2004年度から継続的に開催されてきたもの。今回は、社内だけでなく、社外に向けて広く一般公開され、“会いに行ける研究員”をテーマに催された。会場の各ブースでは、日頃の研究内容や成果について講演や体験型展示、ポスター展示などの他、研究員たちと来場者との活発な意見交換が行われた。本稿では、講演の模様や展示内容についてお伝えしていく。</p>]]></leadText>
        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link1">超専門家集団として自らの手でワクワクする未来を創造していく</h2>
                <p>「R&amp;D Meetup Days 2024」では、総研センター長の香林愛子による講演や各ブースで研究員たちが日頃の研究活動や成果を伝える体験型展示、ポスター展示が行われた。本稿では、まず講演内容、そして各ブースでの展示の順番で紹介していきたい。</p>

                <p>総研は2006年1月にBIPROGYグループのR&amp;Dを担う組織として設立された。現在、総研の総員は40名、うち博士号保有者が12名、2023年度の論文採択数は8本、同年度の学会発表や講演は50件を超えるという。</p>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-4/20250219_t3_01.jpg" alt="写真：香林愛子">
                  <figcaption class="c-figure_caption">
                    BIPROGY株式会社
                    <br>総合技術研究所 センター長 香林愛子
                  </figcaption>
                </figure>
                <p>香林は総研について「私たちのミッションは、中長期の競争力の源泉となる技術を育て、それらを社会に実装することを通じて、人や企業、社会の課題を解決することにあります」と語った。そして、今年度に制定した総研のPurpose「超専門家集団×ワクワクする未来の創造」を紹介。「卓越した専門性を推進力に、テクノロジーの可能性を最大限に引き出すことで、さまざまな未解決課題を解決し、人々を笑顔にする新しい価値を生み出していきたい」と強調する。</p>
                <p>総研はこれまでの18年間で多くの実績を残してきた。2012年のMITメディアラボなどとのコモンセンス活用研究や、2014年のJAXAとの衛星データを用いた太陽光発電予測研究、2015年の国立情報学研究所との「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトなどだ。内閣府が主導する「戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）」の「DIVP（Driving Intelligence Validation Platform）」研究開発プロジェクトへの参画実績などもある。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link2">数理の力と多様な人智による共創によって社会課題解決を図る</h2>
                <p>「私たちの強みは『数理』であり、数理とは数学を道具として使うことです。数学的アプローチによって、世の中の事象や課題をコンピューターで扱えるようにモデル化し、計算・分析・シミュレーション等によって、企業や社会の未解決課題を解決に導くことができます」と香林。その例として、自動運転のシミュレーションの他、根拠のある応答を行えるAIや、賢いCADシステムの実現、量子計算シミュレーションなどの幅広い適用領域を挙げる。</p>
                <p>また、社会課題解決には、さまざまなステークホルダーとビジョンを共有し協働・共創することが不可欠である。そこで、総研が新たに注力するテーマが「多様な人智による協働・共創のデザイン研究」だ。〈社会の問題や課題に対して目指す方向性へ想いを同じくする者らが集い、良質なコミュニケーションのもと、挑むべき課題とその答えとなるビジョンとを見いだして社会に具現してゆく〉――こうした共創の起こるコミュニティが参加者らの想いを成し遂げる場として機能し成長するための理論的な枠組みや、実践的な運用モデルのデザイン、デジタルテクノロジーによる促進について探究している。人間の行動変容を促す「仕掛学（しかけがく）」を応用した問題解決にも期待する。</p>
                <p>「数理の力を応用することはもちろんですが、共創デザインの文脈から、心理学、認知科学、社会科学などの知見もフル活用し、社会課題解決を加速させていきたい」と香林は語った。</p>
                <section class="l-section">
                  <h3 class="c-titleLvThree">「R&amp;D Meetup Days 2024」の会場風景</h3>
                  <figure class="c-figure c-figure_w600">
                    <img class="c-figure_img" src="/article/tech2025-4/20250219_t3_02.jpg" alt="写真：「R&D Meetup Days 2024」の会場風景01">
                    <img class="c-figure_img" src="/article/tech2025-4/20250219_t3_03.jpg" alt="写真：「R&D Meetup Days 2024」の会場風景02">
                  </figure>
                </section>
                <p>最後に香林はその思いをこう締めくくった。「講演の最後のスライドに掲げた『さぁ、この星に終わりのない物語を』超専門家集団として、ステークホルダーの皆様とともに創っていきます」。今、総研の取り組みは新たなステップに進もうとしている。以下では、その一端を解説していきたい。</p>
                <section class="l-section">
                  <h3>会場展示テーマの一覧</h3>
                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img class="c-figure_img" src="/article/tech2025-4/20250219_t3_04.png" alt="図版：会場展示テーマの一覧">
                  </figure>
                </section>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link3">ピックアップ1「CPSの安全性・セキュリティの向上」</h2>
                <p>自動運転やスマートホームなどの社会実装が進むにつれて、サイバー空間と現実空間がダイレクトにつながるようになる。これは、私たちの利便性が向上する一方で、サイバー空間で何か問題が発生した場合、現実空間にも大きな被害が及ぶことを意味する。このため「CPS（サイバーフィジカルシステム）」（※1）の安全性やセキュリティの向上が求められている。</p>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-4/20250219_t3_05.jpg" alt="写真：福島祐子、青木善貴">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所 数理エンジニアリング室<br>
                    主席研究員 福島祐子（写真左）、同上席研究員 青木善貴</figcaption>
                </figure>
                <p>総研では、この社会的ニーズに応えるために2つの方向からアプローチしている。1つは、事故がどのように発生するのかを示すことによって、リスクを早期に発見し事故を未然に防ぐための安全分析手法である「STAMP（スタンプ）」（※2）の適用研究だ。そしてもう1つは、人の認知活動を扱うモデルを用いてシナリオを作成し、機能の不整合や不具合の早期発見を効果的に行う「モデル検査」（※3）である。</p>
                <ul class="c-notice -numeric u-fsSmall u-mbLarge">
                  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※1</span>CPS：Cyber-Physical Systemの略。サイバー空間と現実空間（フィジカル空間）を融合し、データ収集や解析等を通じて最適化を図るシステム。自動運転では各種情報を解析して安全性を高めるプロセスを改善し、製造業などでは生産設備の各種データを解析して生産プロセスを最適化するなどで活用されている</li>
                  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※2</span>STAMP：Systems Theoretic Accident Model and Processesの略。2012年にマサチューセッツ工科大学教授のナンシー・レブソン氏が提唱した安全性解析手法。航空宇宙産業や自動車産業などで広く利用される</li>
                  <li class="c-notice_item"><span class="c-notice_mark">※3</span>モデル検査：システムの検証手法の1つ。ハードウェアやソフトウェア設計などでシステムの状態を網羅的に検査し、仕様を満たすかを確認する技術</li>
                </ul>
                <p>STAMPによる安全分析を研究する福島祐子は、「海外ではSTAMPの適用事例が増えていますが、日本国内では広がっていないので、今後も研究に取り組んでいきます」と語る。</p>
                <p>また、モデル検査の適用を研究する青木善貴は、「システムをモデル化して検証することで、複数のユーザーインターフェイスの間で機能の不整合を見つけ出すことができます。さらに、モデル化する際に人の認知活動を加えることで、より精度を上げようと試行しています」とその現在地を語る。</p>
                <p>システムの安全性を高めるには、早い段階においてリスク、不整合、不具合を発見し、対処する必要がある。ましてや、影響が甚大となるCPSにおいては、いうまでもないことである。したがって、これはCPSの実用化を推進する上でも重要なテーマといえる。10月11日には、STAMPのバイブル的な書籍の日本語版『<a href="https://www.kyoritsu-pub.co.jp/book/b10087058.html" target="_blank" class="c-linkIcon -external">システム理論による安全工学―想定外に気づくための思考法STAMP―</a>』が発行された。BIPROGYからは福島・青木・沖汐の3名が翻訳に参加している。この日本語版の発行によって、日本国内におけるSTAMP適用の拡大が期待されている。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link4">ピックアップ2「価値循環で目指す社会課題解決」</h2>
                <p>事業による社会課題解決における大きな課題は、社会的価値と経済的価値の両立だ。エコシステムの参加者が事業を通して何らかの価値の還元を受けられなければ、中長期に活動を継続していけず、社会課題の解決に結びつきにくい。</p>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-4/20250219_t3_06.jpg" alt="写真：山田勉、丹羽南">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所 共創デザイン室<br>
                    上席研究員 山田勉（写真左）、丹羽南</figcaption>
                </figure>
                <p>総研では、この課題を解決するため「価値循環」に着目した新手法の開発に挑んでいる。その1つが、異なる分析視点によるモデルを組み合わせる手法だ。「ロジックモデル」で事業構想を可視化し、それを「ステークホルダーバリューネットワーク（SVN）」に変換して事業構想内の価値循環を検証する。この過程で、価値循環が創出できなければロジックモデルに戻り検討を繰り返し、事業構想の課題を発見、対処していくイメージだ。</p>
                <section class="l-section">
                  <h3>適用事例（地方都市におけるモビリティデータ活用構想）</h3>
                  <figure class="c-figure c-figure_w800">
                    <img class="c-figure_img" src="/article/tech2025-4/20250219_t3_07.png" alt="写真：地方都市におけるモビリティデータ活用構想の適用事例">
                  </figure>
                </section>
                <p>山田勉は、「ロジックモデルは内閣府の推奨するEBPM（証拠に基づく政策立案）でも推奨されているフレームワークで、事業への投資から最終的に目指す成果までの道筋を可視化します。SVNはシステム思考による分析手法で、ステークホルダー間の関係を明らかにするものです。事業企画段階で2つのフレームワークを相互に補完しながら活用することで、社会課題解決と事業継続をどのように実現させるかの検討が容易になります」と話す。</p>
                <p>また、共同研究者の丹羽南はこう続ける。「現在、こうした手法をいくつかの実案件で試行・検証しています。ロジックモデルとSVNを活用することで事業構想における改善ポイントが明らかになり、価値循環が設計しやすくなります」と効果を語る。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link5">ピックアップ3「自動運転評価プラットフォーム（DIVP）」</h2>
                <p>「自動運転評価プラットフォーム」であるDIVPは、各種センサーと走行環境を仮想空間に忠実に再現し、自動運転の安全性評価を目的にシミュレーションを通じて自動運転制御を解析するものだ。政府の戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）の一環として2018年から産学官連携のオールジャパン体制で開発に取り組み、BIPROGYも当初から参画してきた（参考「<a href="/article/vdrive-tech/">すべての人に移動の自由と笑顔を。円滑で安全な自動運転を実現する</a>」）。</p>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-4/20250219_t3_08.jpg" alt="写真：中邨博之、尾島良司">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所<br>
                    数理エンジニアリング室 主席研究員 中邨博之（写真左）、<br>
                    主席研究員 尾島良司
                  </figcaption>
                </figure>
                <p>総研は、電磁波を使って自動車と外界との関係性を明らかにするレーダーのシミュレーター開発に参加している。尾島良司は「電磁波はボールが壁に当たって跳ね返るような分かりやすい反射はしません。『電磁波が何かに当たると電気が流れ、電気が流れると電磁波が発生する』ことで反射します。波なので干渉しますし、どのような反射になるかは対象物の形状で変わってきます」と振り返る。この電磁波の反射計算には「物理光学近似」と呼ばれる手法を利用したという。</p>
                <p>ただし、すべてを物理光学近似で計算することは現実的ではないため、測定値を当てはめることもしている。「電磁波が届く範囲全てを計算するのはとても大変です。雨による散乱と減衰等の後処理も必要でした」と尾島は続ける。実測値との一致性検証には終わりがなく、試行錯誤がまだ続いている状況だという。</p>
                <p>尾島と一緒に研究に取り組む中邨博之は、「広く捉えると自動運転、運転支援の一部ですが、DIVPの特徴は、さまざまな道路状況や気象条件などを考慮した上でセンサーへの入力をきちんとシミュレートできる点にあります。その大きな利点は、単に現実と似た結果を出すだけではなく、物理法則に基づいた結果を出せること、また、シミュレーション結果と実測値との差異を評価することによって、シミュレーション手法をより高精度なものに改善していけることです。精度の高い自動運転の実現にはさまざまな技術が必要になりますので、レーダーの分野でよりよい自動運転の実現に貢献したいと考えています」とこの研究の意義を語った。</p>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo" id="link6">ピックアップ4「量子コンピューティング技術」</h2>
                <p>「画期的な演算処理が可能になる」と期待される量子コンピューティング。総研では独自の研究に取り組んでいる。量子コンピューターの構成は、「アニーリング方式」と「ゲート式」に大別される。アニーリング方式は組み合わせ最適化問題（最適化したいものが定義されているにも関わらず、選択肢の数が膨大であるために最適解を得ることが困難な問題）に特化されたシステムであるが、総研では、より幅広い領域の問題解決に利用可能なゲート方式に関するソフトウェア開発の一環として、テンソルネットワークに関する技術発掘および獲得を行っている。</p>
                <p>研究に取り組む川辺治之は、「量子コンピューティングはBIPROGYグループの技術戦略における注力技術テーマの1つであり、ゲート方式の量子コンピューターのソフトウェア開発に取り組むことで、当社グループにおいて量子コンピューターに精通した人材を増やすことを目指しています」と語る。</p>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-4/20250219_t3_09.jpg" alt="写真：川辺治之">
                  <figcaption class="c-figure_caption">BIPROGY株式会社 総合技術研究所 数理エンジニアリング室<br>
                    主席研究員 川辺治之
                  </figcaption>
                </figure>
                <p>現在は、国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）の共創の場形成支援プログラムに採択された「量子ソフトウェアとHPC・シミュレーション技術の共創によるサスティナブルAI研究拠点（SQAI）」に参画し、共同研究も進行中だという。</p>
                <p>「量子機械学習を目指すSQAIは、幅広いテーマを扱っています。その中で、私たちは従来の古典コンピューターやGPU上で量子計算のシミュレーションを行うために、テンソルネットワーク技術を利用したアルゴリズムの確立に向けて、各種の研究開発や検証を行っています」と説明する。こうしたシミュレーションが実行できれば、量子コンピューターがなくてもその性能や問題点を評価できるという。というのも、現時点における量子コンピューターのハードウェアでは、量子ビット数や量子ゲート数に制限があり、実ビジネスに適用できる規模の量子コンピューターで実行してみてから問題点が明らかになると大きな手戻りが生じるためだ。</p>
                <p>「そこで総研では、量子コンピューターが実装される前に、シミュレーションによってその問題点を発見することを目指しています。それができれば、量子コンピューターの実用化に大きく貢献できます」と川辺は語る。総研の手がける研究によって、量子コンピューターのもたらすインパクトをより大きなものにできる可能性があり、今後に期待したい。</p>
                <figure class="c-figure c-figure_w600">
                  <img src="/article/tech2025-4/20250219_t3_10.jpg" alt="写真：R&D Meetup Days 2024の開催案内">
                </figure>
              </section>

              <div class="articleKeywordList">
                <div class="articleKeywordList_title">この記事のキーワード</div>
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              </div>

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                    </div>
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                </div>
              </section>

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                <h3 class="c-titleLvThree">関連情報</h3>
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                  <li class="c-textList_item"><a class="c-linkIcon -external" href="https://www.biprogy.com/com/tech/" target="_blank">BIPROGY総合技術研究所</a></li>
                </ul>
              </section>
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    <entry>
        <title>私の本棚 第12回 - BIPROGY TERASU</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://terasu.biprogy.com/article/book_review_12/" />
        
        <id>tag:terasu.biprogy.com,2025://15.2917</id>
        <mgmt-id>2422</mgmt-id>
        <published>2025-02-13T01:00:00Z</published>
        <updated>2025-02-13T04:39:18Z</updated>
        <summary>Purpose経営</summary>
        <author><name>BIPROGY TERASU編集部</name></author>
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        <categories><category term="私の本棚" /><category term="経営" /></categories>
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        <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://terasu.biprogy.com/"><![CDATA[              <!--CMSコンテンツここから-->

              <!-- 書評 本棚 検索用ワード-->
              <p>
                初心者必読の本から上級者向けの本、「座右の書」などを推薦者のコメントとともにご紹介するコーナー。第12回のテーマは、「Purpose経営」です。価値ある一冊に巡り合う一助となれば幸いです。
              </p>
              <section class="l-section">
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                        <img src="/article/book_review_12/20250213_br_01.png" alt="写真：川端絵美" width="200" height="200">
                      </figure>
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                        <dt class="c-profile_name">
                          今回の推薦者
                        </dt>
                        <dd class="c-profile_text">
                          人的資本マネジメント部<br>部長<br>
                          川端絵美
                        </dd>
                      </dl>
                    </div>
                  </div>
                  <h2 class="c-titleLvFour">推薦者コメント</h2>
                  <p>
                    近年、SDGsやESGの文脈から企業の経営において理念の重要性が見直されています。当社グループでも、2021年に理念体系の見直しと共に新たにPurposeを策定し、現在もその浸透活動を継続中です。一筋縄にはいきませんが、奥が深くやりがいのあるPurpose浸透。社員を巻き込みながら一歩一歩進む上で、私がよりどころとする3冊をご紹介します。
                  </p>
                </div>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo">
                  理念経営2.0<br>
                  <span class="u-fs20">──会社の「理想と戦略」をつなぐ7つのステップ</span>
                </h2>
                <div class="c-imageUnit -imageL" data-grid-col="*-*-1">
                  <div class="c-imageUnit_image">
                    <a href="https://www.diamond.co.jp/book/9784478114506.html" target="_blank"><img src="/article/book_review_12/20250213_br_02.png" alt="書評書影画像：理念経営2.0──会社の「理想と戦略」をつなぐ7つのステップ" width="200" class="u-border"></a>
                  </div>
                  <div class="c-imageUnit_text">
                    <p>
                      グループのPurposeを、どうやって社員一人ひとりにとって身近なものにしていったらいいのか――。そんな問いに悶々とする日々に読んだ一冊です。以前の私にとって、Purposeは「上から組織の隅々まで浸透させるもの」でしたが、「みんなでPurposeを囲みワイワイと語り合うもの」「対話を通じてじわじわと愛着が高まっていくもの」という捉え方に変わるきっかけとなりました。「自分の人生の中で何かしらの意義を感じながら働くこと、そしてそれを一人ではなく、Purposeへの共感を分かち合える仲間と共に行うこと、それこそが企業で働く喜びである」と認識できたのは、大きな収穫でした。理念を中心に据えた組織運営の実践方法や、企業事例が豊富に紹介されており、理念浸透やインナーブランディングに取り組む方はもちろん、自分と会社の関係性について考えてみたい方にも広くお薦めします。
                    </p>
                    <p>
                      ［著］佐宗邦威<br>
                      ［出版社］ダイヤモンド社<br>
                      ［発行年月］2023年5月
                    </p>
                  </div>
                </div>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo">ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」</h2>
                <div class="c-imageUnit -imageL" data-grid-col="*-*-1">
                  <div class="c-imageUnit_image">
                    <a href="https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/2021/9784532324124/" target="_blank"><img src="/article/book_review_12/20250213_br_03.png" alt="書評書影画像：ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」" width="200" class="u-border"></a>
                  </div>
                  <div class="c-imageUnit_text">
                    <p>
                      ソニーの元CEOである平井一夫氏が自身のリーダーシップや経営戦略を通じて、ソニーを含め3度の事業再生を成し遂げた経験を詳細に記した書籍。先に紹介した『理念経営2.0』では、組織や個人が「どこから来てどこに向かっているのか？だからいま何をするのか？」を語るナラティブの重要性が語られており、それを体現する経営者である平井氏に行き着きました。平井さんは「KANDO（感動）」をキーワードにソニーを牽引されましたが、この短い一言には見事にナラティブが詰まっています。また、社長だった6年間で70回以上も社員との対話を実施されるなど、常に現場の意見に耳を傾ける平井さんの魅力があふれる一冊です。ちなみに、平井さんには当社グループのマネジメント層向けにご講演をいただき、Purpose経営の実現にはリーダーのEQ（心の知能指数）の高さが不可欠であると力強い激励をいただきました。
                    </p>
                    <p>
                      ［著］平井一夫<br>
                      ［出版社］日本経済新聞出版<br>
                      ［発行年月］2021年7月
                    </p>
                  </div>
                </div>
              </section>

              <section class="l-section">
                <h2 class="c-titleLvTwo">
                  学校の「当たり前」をやめた。<br>
                  <span class="u-fs20">──生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革</span>
                </h2>
                <div class="c-imageUnit -imageL" data-grid-col="*-*-1">
                  <div class="c-imageUnit_image">
                    <a href="https://bookpub.jiji.com/book/b383104.html" target="_blank"><img src="/article/book_review_12/20250213_br_04.png" alt="書評書影画像：学校の「当たり前」をやめた。──生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革" width="200" class="u-border"></a>
                  </div>
                  <div class="c-imageUnit_text">
                    <p>
                      一見、Purpose経営とは縁が遠そうな変わり種の本もご紹介します。カリスマ校長として知られる著者が、千代田区立麹町中学校で「宿題・定期テスト廃止」や「固定担任制から全員担任制への転換」など、従来の学校教育の慣例や制度を根本的に見直し、子どもたちが自律的に学び、成長できる環境を目指した改革の実例をまとめた書籍です。その中で私が注目したのは、学校の「最上位目標」を生徒、教員、保護者などのステークホルダー全員で共有している点。生徒同士の対立があっても、最上位目標で同意できるかを自分たちに考えさせ、対話をさせ、問題解決に導きます。最近、著者の講演を聞く機会があったのですが、「最上位目標は組織の構成員全員が一人残らず腹落ちしている必要がある。そうでない目標は既に目標ではない」との言葉に衝撃を受けました。多様性が高まる組織運営のヒントを得たい方や、お子さまの教育や自律について考えたい方にもぜひ読んでいただきたい一冊です。
                    </p>
                    <p>
                      ［著］工藤勇一<br>
                      ［出版社］時事通信社<br>
                      ［発行年月］2018年12月
                    </p>
                  </div>
                </div>
              </section>

              <div class="c-profile">
                <h3 class="c-profile_title">
                  プロフィール
                </h3>
                <dl class="c-profile_definition">
                  <dt class="c-profile_name">
                    川端絵美（かわばた えみ）
                  </dt>
                  <dd class="c-profile_text">
                    2017年にキャリア採用で入社。組織開発全般を担当し、マネジメント育成、1on1の推進、エンゲージメント向上などに取り組み、2024年度から現職。先般公開した「人財戦略レポート2024～「志」×「Purpose」で価値を創出するわたしたちのストーリー～」では、グループ全社員に期待する人財像として「志追求型人財」を掲げている。前職はコーチング会社にて、各業界のリーダー約150人の1on1コーチングを担当。
                  </dd>
                </dl>
              </div>

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                    <a href="https://www.biprogy.com/pdf/com/human_resources_strategy_report2024.pdf" class="c-linkIcon -pdf" target="_blank">BIPROGYグループ　人材戦略レポート2024</a>
                  </li>
                </ul>
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